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─ 暫し前、… ─
…やっ、べ……!!
[戦場は無理矢理、メイド喫茶へと移される。
細かい遮蔽物の多いこのステージはただでさえ苦手だというのに、
しかもアイリスの超必殺は、この場所限定。
自分の辰次は攻防一体のスピード特化型。
大振りの重量級相手にはかなりの強さを誇るけれど、広範囲爆撃型のアイリスとは相性が悪すぎる。
ヤンファとカリュクスの援護を受けても、ダメージは着実に蓄積して…]
[咄嗟に苦し紛れに放った辻風も、殺到する蝶の群れを相殺しきれない。
目の前が赤く染まる。
あぁ、いつもそうだ…結局、俺って……]
…痛、ぇ………
[キラキラと輝く電子信号の流れ。
天の川のようなその中を、気がつけば漂っていた。
身体中痛くて、それ以外の感覚はひどく遠い。
ボロボロの着物一枚の姿は、リアルの自分に少し近くなっていたけど、
元々、辰次は自分に似てるから使ってたんだからあんまり変わんねぇや。
ちょっと身長が足りなくて、シッポ頭が少し長めなだけくらい。]
…ゴメン、な……
[遠くなる意識の中で、泣きそうな声が聞こえたような気がして…
気がつけば神社の参道に居たのは、自分の亡骸がそこに葬られたからなのだろうか?
ぼんやりとそこに佇む姿は、和装だからか何故か周りにしっくりと溶け込んでいる。]
―夜の海岸―
おまえの、かちだ …――
[隕石の降り注ぐ中、ひらめく死神の鎌。
もう、動けない。
身を切り裂く刃に、それでも戦士は笑った。]
…へ?
なにこれ?
[福引券10枚渡されて、きょとんとした。
どうやら、戦闘不能後の観戦モードでもNPCの一部は反応するみたい。]
(しにたくないと、思っていたはずなのにな…)
[倒れた男の唇が満足気に笑っていたことを
死神と呼ばれた男は知るだろうか。
そうして意識は沈む。]
…… ぁ?
[気がつけば、男は己の肉体の横に立っていた。
データの塊でしかないそれを
肉体と呼んで良いのかはわからないが。]
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…うぉぉぉ……なにこれ、ラインナップすげぇぇ!!!
まいど季節イベントには気合入ってるけど、景品充実しすぎてんだろ!!
[福引屋に並ぶ景品に、思わず目がキラキラ。]
おばちゃーん、とりあえず一枚ー!
[39をひいてみた。]
…しんだら、こうなんのか…
[自分を見下ろすというのも不思議な気がする。
自分と言っても、キャラクターだが。
見下ろす男は、服装だけは"ガストン"だったが
ずっと細身だった。
フードを後ろへおろし、ぼさぼさ頭をかいて]
ほんとに、俺が死んだみたい だ…
[呟いて、苦い顔をした。
倒れるように眠っているズリエルへ手を伸ばすが]
…触れない、か。そりゃそうか…
ズリエル… ありがと、な。
["終わった"男には、ずっと渦巻いていた
理由のない苛立ちや攻撃衝動はなくなっていた。
ダメージの痛みも、体中の違和感もなく。
ただ、仲間たちへの申し訳なさはあったのだが。]
…も…なんも、できねえや…
[倒れる二つの身体の横へ座り込み
見守っていた。
小鬼は此方に気付いているのか、そうでないのか。
眼の前で手を振ってやればぴくりとはしたのだが。]
[ヤンファがやってくれば目を細めただけ。
あの、身を焦がすほどの憎悪はなんだったのだろう。
邪魔で仕方なくて、殺したくて…
記憶にぞっとして、左腕を握りしめた。]
… あー… ごめんな。
こわかった、ろ。
…なんでああなったか、俺も、わかんねえけど…
[きっとこの声も届かないのだろうが。
ズリエルの傍らに腰掛けた小さな姿に謝罪した。]
[飛んできた夏祭りのお知らせ。
イベントごとには興味はあったが
死亡した自分には参加はできないだろう。
残念に思いながら
拾えないチラシを覗き込んでいた。
ズリエルが目を覚まし、その顔色が幾分か
ましになっていることにホッとして]
… いーよ、そんなの。
ほっといてくれれば。
[ガストンの身体はボロボロで痛々しいかもしれないが
あの傷は全部自分から仕掛けてもらったものだ。
自業自得だろ、と投げやりに吐き捨てた。]
……
["ガストン"が波に流されていく。
ガストンは、終わった。
そして自分は、もう出られないのだろうか。
このまま、中途半端にここに、閉じ込められるのか。
嫌な想像に顔を歪めるが
其れ以上のことは何もできない。]
…グロリアとか…ラルフ、とか。
ゲイルも… どっかに、いんのかな。
[放送によると、辰次もらしいが。
会えるのかもわからないが
ひとまず誰かに会えそうなのは…
考えて、目を閉じる。
次の瞬間、男は神社にいた。]
メモを貼った。
[まさか最初に目撃するのは、ヴェラのパンツを確認するベネットだと、誰が考えただろうか。]
………… アンタ………
[こいつに自分はやられたのか。
いや、トドメはズリエルではあったが。
表情はとても複雑な物。]
…へんたいだー。
[人形のパンツに拘るベネットに、思わず棒読みで掛ける声。
いや、多分届かないんだろうけど。]
… そういうまつりなのか?
[動揺のあまりひどい勘違いした。]
ナユタも、浴衣なのか。
意外と似合うんだな。
[そして目を逸らした。]
[ベネットはフィギュアが好きで
パンツを確認するのが信条らしい。
ひどい情報をインプットしつつ]
くじびきか…
[羨ましげに見ていると
NPCから差し出されるチケット。]
いいのか?もう俺は、HP残ってないんだが…
…ってか、アンタらは俺がみえんのか。
[死後(でいいよな?)初めて
自分にちゃんと反応してくれる存在に
ちょっと感動してしまった。]
…ヤンファは、どうだったんだろうな…
[謝罪したとき、
グロリアたちがどうしているかは
わかっていないようだったものの、
此方の声が、少しでも届いていたのだろうか。]
おばちゃん、くじ引かせてくれ。
[どこかで見たような手を持った
白いおばさんに話しかける。
声に応えてくれるのがNPCとはいえ
ちょっと嬉しい。
その正体になんて、気付かず。]
[景品だと渡されたのは、
30.たまこちゃんのすぺさる団子[[1d 30]]
31.ロクヨン・ヤンファアイドルバージョンリアルフィギュア
49.ロクヨン都市伝説集
の三つ。]
……ラインナップ考えたの、誰だ……
[団子はおいしそうだが。
フィギュアは使い道がない。
飾る場所もないし…]
ベネットだったら…
こういうのも、パンツ覗くのか…
[へんたいだ。
中の人の性別は知らないし。]
[都市伝説集を開いてみる。]
…… え。
…… マジ?
…… 都市伝説…だよ、な…?
[思わず周囲を見回し、肩を震わせた。]
…あっれ、ガストン?
[くまちゃんフード姿が半透明なのを見つけて、目をぱちくり。]
アレか、お前も死んだ…ん?
じゃ、他の奴らも…どっかに居るのかな…。
[ゲイルは何処へ行ったんだろう。心配になった。]
[アイドルフィギュアを誰かに
押し付けてしまおうかとも思ったが
よくみるとナユタが持っているものと同じらしい。]
…どうしよう。
[困っていると、声をかけられて
大げさなほど肩が跳ねた。]
っっ―― え、…辰次…?
[そういえば、死んだとアナウンスが。]
…あー… いるのかも、な…
俺は、アンタに会ったのが、初めてだが…。
………。
がおー。
[なんとなくベネットぐるみをガストンぐるみで襲ってみた。
そこはかとなく、破廉恥。]
そう、だな。
…ああ、あいつらにも、謝らなきゃなあ…
[やらかした事を思い返して、青くなった。
意識操作から解放されてしまえば
たまに映画やゲームで見るようなグロにしか
耐性のない大学生にはきつい絵だった。
自覚まで時間をおいたから、まだマシだが。]
辰次…なんか、雰囲気違う…?
[ちょっと中の人よりになったなんてわからないが
少しの違和感をえて。]
おいなにしてる
[ぬいぐるみとはいえ。
そもそも襲いかかったが自分は撃退されて、
いやそうじゃないそれはこいつは知らないはずで。
あれなにかひどいことをした気がするのはなんだ。]
ん?くまたんほしい?
[折り重なった状態のまま、ガストンに差し出した。]
いらねえよってか重ねるなばか!
[そのまんま渡されてもどうしろと!
思わず頭に拳骨振り上げた。]
うあー、もう…… はー…
[拳は当たったかどうか。
がしがし、頭をかく。
自分はゲイルにひどいことをした。
それを見た辰次の怒り狂い方からして
何かあったんだろうと、
復讐まで、想像していた。]
… こんなんでいーのか…
[それともコレが一種の嫌がらせなのか。
ダメージがないとはいえないが。]
ぎゃん。
[なぐらりた]
…まー……お互いこんなんだし、
今更どーだって話でもないかなー…って。
いや、やるってんなら、やるけど、さ?
[刀は流石にないけど、拳だけでもその気になれば渡り合える。]
これが、観戦モードなのか?
無事 ……
生きてた時よか、マシな気分じゃあある…か…
[ヤンファの言葉に、首をかしげて。
幽霊みたいなこの状態も、一応正常なのか。]
ヤンファにだけは、声が届く…のかね。
ん…ちゃんと聞こえては、ないのか。
[ため息。
ベネットがぞわっとしてようがしらん。
やったのは俺じゃない。
辰次のせいだ。俺は知らん。]
…それも、そうか…
やれるんなら、そりゃ、…やりたいが。
[変な苛立ちも衝動も。
解放された今なら、スッキリやれるのではないか。
握ってみた拳は、ガストンよりは小さく見えて
変化に気づき、自分ぺたぺた。]
…あー…コレでやって、おもしろいのかね。
…ってより。ここでやりあうより先に
ゲイルとか探したほうが、いいんじゃねえの。
[今は割合冷静だった。]
え、何。ヤンファきこえてんの??
[おーい、って手を振ってみた。]
…あ、そうか。ゲイル…
グロリアとか、ラルフとかも…どっか居るのかな。
[姿を探して、ふわり。**]
[去って行くなら、辰次を見送って。
ヴェラやベネットが無事を喜んでいるらしいのを
複雑な顔で見た。]
辰次が、だよ、な?
[顔をしかめる。
見境のない、戦うだけの獣のようだった、
一方的に襲いかかった自分が無事で喜ぶなんて。
そんなまさか。]
[フクザツな気分を誤魔化すように
白いおばさんへまたくじを頼む。]
もう5回… や、いいや。
全部ひく。7回。
アイテムは、あいつらと共通だろう?
なんか、いいもんが当たったら…
[回復アイテムよりフィギュアのほうが多そうだが。
まあ気にするまい。]
[当たったのは
4.ロクヨン・ナユタぬいぐるみ
5.ケロみちゃんドリンクミラクル[[1d20 ]]
11.ロクヨン・アイリスリアルフィギュア
35.メアリー&ソフィアの紅茶缶
27.ケロみちゃんドリンク[[1d 5]]
28.ロクヨン・ガストンぬいぐるみ
50.モナリンモナカ
だった。]
……回復アイテム、あるし…うん。
紅茶…淹れられんのか?
[二つのぬいぐるみ。
先ほど重ねるなんてした
どこかのばかのせいで、やや目を逸らしつつ。
持って行って頼んだら淹れてくれるのだろうか。]
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[食べ物が当たったとはいえ
死んでいるのに食べられるのだろうか。
そもそもゲームの中で食事というのも
おかしな感覚はするのだが。
聞いてしまった。]
………… とるにとす?
[凝視。]
[仮面の下がこうなってるなんて。
謎と称して作ってないのかと思い込んでいた。]
…… しらなかった…
[なんで恥ずかしがってんのかはわからなかったが。
細かい作り込みに、今回の騒動でガタ落ちしていた
運営に対する評価がちょっとあがった。]
[さて、この当たったものを活用できそうな人へ
プレゼントでもできれば…
思いながらきょろきょろしていると
……ほしい、のか?
[手元の景品を見つめ。]
侘びのなにかに、なれば。
アンタは、俺がちょっとは見えるんだっけか?
やるよ。
[近寄って、眼の前で振ってみた。
よくわからなさそうなら
頭にぺふっと乗せてやろうか。
自分は触れられなくても、アイテムならば。]
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うまく渡せたらしい。ほっとした。
メモを貼った。
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…どういたしまして?
[自分はもう読んだし。
内容を思い浮かべるとぞっとする部分もあるが
そこはそれ、と頭から追い出す。
回復アイテムは黒の仲間と。
ズリエルにも、届けたいのだが。]
…みっつ…
[明らかに足りなかった。
そっとリアルフィギュアを加えれば足りる。
うん、と頷いて、もらってどうしろとという
自分がまさに思ったことから目を逸らした。]
[一番すごそうな団子をズリエルに渡したいと
そう思うのは裏切りにあたるのだろうか。
回復量はランダムだし…
と、誰ともなく言い訳をして。
1,ケロみちゃんドリンク[[1d 5]]
2,ケロみちゃんドリンクミラクル[[1d20 ]]
3,ロクヨン・アイリスリアルフィギュア
4,ロクヨン・ヤンファアイドルバージョンリアルフィギュア]
ナユタには3を。4は持ってるみたいだし。
[神社にきたらしい、ズリエルを見れば
肩をたたこうとして、空ぶる。
団子の包み紙で触れようとすれば、渡せるのだろうか。]
ヤンファ。これ、ズリエルに渡せるか?
あと、ナユタにこれ。
[アイリスリアルフィギュア。
適当に手にとったらそれだった。
喜ぶかどうかは知らない。あえてかんがえない。]
マーゴには2 1なら2を、2なら4を。
[ということで、渡したいものは決まった。
決め方がなげやりすぎるとか受け付けません。]
…うん。きにしねえ。
[思い切りはいいほうです。
アイリスにケロみちゃんドリンク
マーゴにはヤンファフィギュア
トルニトスにはケロみちゃんドリンクミラクル。]
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[アイテムは無事届けられたらしい。
マーゴとナユタに心のなかで手を合わせつつ
謎の達成感を感じていた。**]
メモを貼った。
―回想・夢の中の八丁堀―
[意識を移したゲームの中でも人は夢を見るのだろうか。
夢の中でも夢を見るんだから、それはきっと出来ることなんだと思う。
私は八丁堀で、ガストンさんと戦っている。
上、右、右斜め上、P 繰り出すのはアリヴァーレ。
遠距離でも届く狙撃用コマンド。
彼も距離を詰めてきて、そのかわりに銃撃の攻撃判定は高くなる。
近くにその身体が来たなら右から左まで下半周をぐるりと描きそしてもう一度右、Pでフィンターレの発動。]
…かかりましたねッ!
[フェイント技。
引き抜いたトリガーは巨体に幾らかの攻撃を与えられたはず。
けれど此方も相当の痛手を負っている。]
[苦痛に顔を歪ませても声は上げない。
それは此処へ来た固い意志が唇を固く結ばせているだけのこと。
こんなに攻撃を食らう事が痛いだなんて。
切り裂かれる事が怖いだなんて。
それなら私が64まで育てる間に死んでいったゲイルたちはどれほど痛くて怖かったんだろう。
“囮技”なんてプログラムされているゲイルの気持ちは、どんなものなんだろう。
経験した事のない痛みと目の前の、敵。
対峙しながらその技の発動を試みた。
使うのなら、ここしかない。]
[誰を庇う為の“囮技”だったんだろう。
それは誰でもなくて、誰でもあったんだと思う。
私が技を上手く使えていたなら、バグが思うとおりに働いてくれていたなら
ガストンさんが黒なのか白なのかがわかる。
黒ならそれを誰かに知らせたらいい。
白なら彼を仲間だと云う確証にすればいい。
そしてなんとか生き残るみんなが、一人でも多く無事に外に出られたなら。
私一人死んだところで、きっと何も変わらないから。
命と引き換えに役に立てるのなら、それで、構わなかった。]
フェルマ… きゃ、っ!!!
[技の発動を試みたけれど、結局ドジな私はそれさえも上手くいかなくて。]
―回想・八丁堀―
……ぁ。
[飛び散る赤のエフェクト。
嗅覚にまで及ぶ操作は鉄の錆びた匂いを撒き散らしながら。
あまりの痛みにがばりと起き上がったそこは、みんなが埋葬してくれたその場所だった。
ぼんやりとする脳に流れてくるのはその後の情報。
それは滝のように流れ込んできて。
翠の瞳からはたはたと雨が降る。
八丁堀もまだきっと、小雨が降っている頃のこと。]
[ベネットさんが危険だと察知してくれていたことも
マーゴちゃんが制止をかけてくれたことも
トルニトスさんがゲイルの遺体を大事にしてくれたことも
ミケくんがNPCの布をかけてくれていたことも
ヴェラさんが弔うのを手伝ってくれたことも
アイリスちゃんがカップを掲げてくれていたことも
ヤンファちゃんが助けにくれていたことも]
辰次、くん…。
[彼がとってくれた行動も、そして今どうなってしまっているのかも。
八丁堀のステージの隅。
埋められたそこにはカリュクスちゃんの雪がまだ少し残っている。]
―現在・八丁堀―
[欄干から覗き込む自分の姿が水に映る。
それはゲイルの恰好をした自分自身になっていた。
似たような黒の、だけどふたつのミツアミになった長い髪。
白衣は引きずるくらいに長くなってしまっている。
いつもと変わらない視界、低くてゲイルのものとは程遠い。
体もゲイルみたいにお色気担当が出来るほどのものじゃないから、白衣の前を止めて少し隠した。
眼鏡はどうしてか見当たらない。
なくても歩けるのは、これがまだゲームの世界だからなんだろう。]
役立たずは、私だよ、ヤンファちゃん。
[結局技を発動させられなかった。
散々泣いて赤くなった瞼をまた擦る。
イベントを伝える電子音にぼんやりと空を眺めた。]
―現在・神社隅―
[そして見上げていたはずの空が繋がっていたのか
気がつけば神社のステージの隅に立っていた。
辰次くんがやられてしまったせいで飛ばされてしまったのか…。]
………お祭り?
[電子音が伝えてきたイベントだろう。
辺りは夏祭り一色のようになっていて。
きょろきょろと、誰かを探すように私は歩き始めた。]
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[きっと探してくれているであろう辰次くん。
出逢えるか、出逢えないか。
運命の輪はどちらを選ぶのか…。
奇数なら人波に擦れ違う、偶数なら出逢える。
⇒49(0..100)x1 ]
[運命はかくも悪戯に。
もしくはこれも白いひとつ目の起こすバグなのか。
それとも白衣を引きずっていてもゲイルと違う私では気付いてもらえないのが当たり前だったのか。
低い視界では辰次くんを捕らえる事が出来なくて、たどり着いたのは福引きやさん。
近くにはまだガストンさんが見えと思う。]
ガストンさんも、やられてしまったんですね。
[そう後ろからかけた声は、白衣を引きずる小さな私の声。
幾らか細身になっていたガストンさんは、どんな表情をしただろう。]
ズリエルさんがお二人と、ケロみちゃんドリンク…。
[ズリエルさんというPCそのものは、どこかホラー(グロ)めいた要素もあるし
ゲームのレーティングをぐんと上げた要因でもある為に気にいってはいたけれど。
少し離れた場所に置かれたぬいぐるみをちらりと見て。
おばちゃんへ視線を戻してみる。
勿論おばちゃんはにこにことしているだけで、取り替えてなどくれなかった。]
……心配かけて、いる、ん…ですよね。
[きっと探してくれているであろう姿を想像して零した言葉はガストンさんにも聞こえただろう。
まさか今し方までここに居たとは知らなかったから。
ふと、くまフードを下ろしてしまっている彼の方へと向き直って。]
あ、あ、の すみません、でした…っ!
[ガストンさんへと向かって、ぺこりと頭を下げる。
おさげはふわりと揺れた。]
無事…、じゃ、ない、けど その、無事でよかった…です。
あの時は…と、突然…戦いを挑んでしまって、その…ごめん、なさい。
[状況証拠しか、いや状況証拠にさえならない推測でしかなかった。
それでも白側が勝てるのならと、挑んだ戦い。
お互い傷つけて傷ついた。
ナユタくんに痛みを緩和させてもらっていたなんて知りもしないから
きっと痛くて苦しい想いは同じく味わったと思っていて。]
みんなで生き残る、生きて此処を出る方法を…探さなきゃ…いけなかったのに…。
[現状からの推測ただ一つで、彼を悪者に仕立ててしまった。]
くっ、やっぱ人多い…。
[人混みに呑まれそうになりながら、キョロキョロと辺りを探す。
アメリカンドッグに砂糖まぶしたのとか、大阪焼きと東京ケーキとか、いつのまにか受けとってた。]
…げぃ………
[人混みの中、チラリと見えた白衣の背中は、人の流れに流されて遠くなる。
呼ぶ事も出来ず、所在なげに差し出したままの手をゆっくり下ろす。
黒縁メガネは、大事そうに懐に収めてあった。]
辰次、くんにも…謝らなきゃ…。
[どこにいるのか、すれ違った彼。
その言葉をきいたガストンから、今さっきまでここに居た事を聞けるだろう。
そして私を探してくれていることも。]
わ、たし、探して、きます、ねっ!
[もう一度ごめんなさいと頭を下げて。
それから。]
ガストンさん、あり、がとう。
[頭を上げて向けた顔は柔らかく笑った。
まさか彼が小さな自分を見つけてくれていたなんて知らなくて。
ズリエルさんぬいぐるみ二人を抱えて、走り出した。]
[走り出す。
頭に聞こえてくるのは、活動を休止してしまったバンドの音楽。
容姿に似合わず大好きなロックに駆り立てられて。]
…、くん
[音量を上げろ と、彼らが歌う。]
…つ、 くん っ
[小さな声しか出せない私を駆り立てる。]
…――辰次、くんっ!!!
[大きく吸って、吐き出した声は届いただろうか。
もしかしたら死んでしまった私達の声を聞けるヤンファちゃんへも届いたかもしれない。
NPCの人込みの中、恥ずかしさで蹲るようにして座ってしまったけれど。]
[呼ばれた声に振り向く。
恥ずかしそうに顔を真赤にして蹲ろうとする姿。
少し違ったけど、分かったのは、やっぱり仕草が一緒だからだと思う。
なんかほっとしたのとかいろいろで、張り詰めてたものがふっつり切れるような。]
よかった。
…無事、っぽいじゃん。
あぁこれ、落としもん。
…やっぱ、掛けてたほうが似合うと思うぜ。
[大事そうに拾ってあった眼鏡をそっと差し出した。**]
たつ、じ…くん…?
[声は届いたみたい、だった。
そこにいたのは私みたいに辰次くんとは少しだけ違う辰次くんだったけれど。
わかったのは、変わらない優しさのせいだったのかな。]
あ、あっ…ありがとう…!
[死んではいるけど無事だったことも。
眼鏡を大事に持っていてくれたことも。
受け取ってかければやっぱり多くて少しずれてしまう。
指でなおしながら、辰次くんを見上げて赤いままに笑った*]
メモを貼った。
[アイテムは渡せたようだが
言葉が通じないのは、此方を見てももらえないのは
少し辛いな、と思いながら
会話する面々を眺めていると]
…、 ゲイル……?
[白衣を引きずって現れたのは
ゲイルではなかったが、ゲイルだと思った。
おかしな表現になってしまったが、そうとしか。
幼くなったような姿を見下ろすかたちになるか。
いやでも思い出す、武器を叩きつけたときの
苦悶の表情、声、そして染まった赤。
顔が青くなり、後悔でいっぱいになった。
なんと声をかけていいのか、迷って、迷って…]
っごめん!!!
[叫んだタイミングは、少女と重なったか。
謝られたことに驚いて、口をつぐむ。
彼女の表情に、告げられる言葉に
胸を刺される思いがした。]
……っ、ちがう、そうじゃない。
突然挑むだとか、みんなのこと
まるで考えてなかったのは、俺の方だ …!
アンタは、悪くない…!!
[矢継ぎ早に叫べば
彼女を萎縮させてしまうだろうか。
けれどゲイルが、自分が悪かったと
思い続けることは、耐え切れなくて。]
辰次… あいつなら、アンタを探しに行ったぞ。
さっきまで此処にいたから
まだそう、遠くへは行ってないはず…
[否定はちゃんと届いたのだろうか。
ともあれ、辰次を気にする様子が見えたら
わかっている事を伝えた。]
っえ、 ―― おかしい…よ、アンタ…
[謝罪どころか、礼の言葉?
柔らかな笑顔に、戸惑いしかうかばなかった。
辰次を探しにいくという彼女を
引き止めるつもりもなく、また見送ったが]
……なん、で…?
[ひどいことをしたのは此方なのに。
責められると。
なじられ、攻撃を受けても当たり前なのに。]
わかんね…
[NPCの邪魔にもならない隅へ座り込み
頭を抱え、弱々しい声をあげた。**]
メモを貼った。
[ありがとうと笑っていれば、ほんの少しだけ前のガストンさんを思い出した。
同じタイミングで謝ってから彼が息つく間もなく告げる言葉。
声の威圧に言い返せず、ただただしゅんとするしかなかったけど。]
きっと、何か、あったんだと思う。
[バグの介入か、それとも戦うという強い意志か。
同じ黒側を守るためか、わからないけれど。
でもただの悪い人には思えなかった。
私を見たときのあの青い顔は、悪いだけの人には出来ないし
ロクヨンのプレイヤーに、そんな悪い人がいるだなんて思いたくはない。]
次話す時に、ちゃんと…伝えなくちゃ。
[私のごめんなさいの意味は伝えた。
ありがとうの意味は、きっとわかってくれていないから。
それに伝えたい言葉もまだある。
云ったなら彼はどんな顔をするんだろう。
想像して、また少し笑った**]
メモを貼った。
…お、おぅ…ま、よかったさ。
[ゲイルに眼鏡を渡して、ちょっと照れたように目をそらした。
やっぱリアクションかわえぇなー、とか…そんな。]
…あぶね、っ!!
[ナユタの乱射する銃声。
もうHPなんて無いはずだったけど、それでも脊椎反射的にゲイルの手を引いて物陰へ避難する。]
…あいつ……
[何処か不安定な様子。やっぱりマスターインテリジェンス、とやらに命令されて動いてるんだろうか?]
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sol・la
ななころび
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