158 Anotherday for "wolves"
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2015/05/18(Mon) 02時半頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2015/05/18(Mon) 02時半頃
[ ざららら、と潮騒のように草葉が舞う。]
……やっぱり、出られない か。
[ある程度まで進むと、足が引き戻される。
肉体はないのに痛みを感じるように。]
――見届けろ、という事、なのかね。
[ きな臭い匂いと共に、歩きだす。
アネモネが揺れていた。]
[風に乗って届く声。
盗み聞くつもりはなかったが
いつのまにか墓の近くに来てしまっていたようだ。
少女の咽び泣く声が胸に痛い。]
(君のお母さんもお父さんも、
殺してしまった…な)
[村医者はルパートの無実も何も、知らないから
何がどうなっているのかもまた知らないが。
向けられた刃のような言葉を思い出している。]
「さっき聞こえた、投票の話。
もしそんなものをするんだったら
わたしは先生が死んだらいいと思う。」
……人を呪わば、穴二つってな。
[それが皮肉なのか自嘲なのか、
影自身にもわからなかった。
ただ、もやもやと白く、胸に燻るものに
そっと手を当てて、空を仰ぐ。]
( ……そもそも、どうして…… )
[「裏切り者」の人狼は、人を殺す禁を犯し
その上、同族まで殺してまわっているのだろう。
――投票にて過ちを正せと、最初に言ったのは自分だ。
それが裏切り者たちを刺激することになって
教会に火災を起こさせ、
(あの時はそういえば、呼ばれていた気がするが。
死んだショックからか、上手く思い出せなかった。)
無関係な人々までも巻き込んだ とするなら。]
…………はァ。
馬鹿らしい……。
[……この体では、ヤケ酒も飲めはせんのだ。]
[死んでも尚色々と苛まれる事に
改めて自分の罪の重さを自覚しながら、
疲れ果てたかのように影は、再び森へ。
少し開けた場所に出ると、
幼い頃登った木の根に座り込む。
風に蒲公英の花が揺れる中、
影は、無い瞼を静かに閉じた。*]
― 昨日 墓地 ―
[ その場から遠のいてしまったふたつの足音
わたしは行く先を知るほうへ足を運びます。
ルパートさんが居るということは
族長様やオーレリアもどこかにいるかもしれないと
そんな小さな 期待と言ってしまっていいものか
複雑なものを胸に抱きつつ。
幾つかの声が聞こえたのは墓地のはしっこ
開いた穴と、その中で動かない骸が4つ。
包まれていて触れることはできなかったけれど ]
ルパートさん……。
[ さっき身を預けた彼なのだろうと、声を落とす。
サイラスが促して結果は聞かずに帰ってしまったけれど
”選ばれた”のは彼だったのかと 頭を垂れた。]
[ 先刻感じた 彼の手から拾った違和は。
ふ、と、何かが過るけれど わたしはそれに蓋をする。]
もうどうしようも、ないのだもの。
[ それが本当だったとて、わたしを撫でてくれた彼の手は
変わらないあたたかさだったのだから。
ひとつ、慈しむように ざらりとした袋を撫で
土が被さるおと達に重ねて うたを唄う。
また会う日まで また会う日まで
神の守りが 貴方のお側にありますように。
そんな、送別のうたは
声の無いラディの祈りに寄り添って
エルの悲壮な遠吠えをさいごに空へと消えた。]
……エル、
あなたの名前、喚べなくって…ごめんなさい。
[ ふっさりとした毛並みを抱きしめて。
せめてあの時。 ”彼”が名を教えてくれたとき。
口にしておけばよかったと、後悔ばかりが募る。]
せんせ、ありがとう。
[ わたしをここまで運ぶのも、土をかけることも
たぶん彼には辛いことだっただろうから。
抜けるような空も、見上げる姿も見えないけれど
固く握られた拳が、視えた気がした。 ]
[ ばさり、とたなびく外套のおと
いっつも上機嫌なようでいて、その向こうは霞んで
ほんとうのすがたが見えなかった 不思議な彼。
それでもいま、この人が”そう”ならないために
一番頼れるのはこのひとだったから。]
アル、おねがいがあるの。
…………せんせを、護って。
わたしと繋がっていたひとを…まもって。
[ 右手首のさらりとした絹糸に左手を被せ、
この糸が 彼と繋がってしまわぬように。
自警団の彼が一緒に住んでいるのなら心強いと、
小さな願いを言葉に乗せて、翻る足音を見送った**]
― 早朝 火事 ―
[ 赫く燃える教会、わたしの目にすら映るような。
雑多な野次馬たちは、わたしの友達の姿を隠して
焼けるおと、パチンと何かが弾けるおと、悲鳴
いまこの村を包んでいる不条理が ここに凝縮されて
擦れ、熱を持って、業火を吹く。 ]
族長様……。オーレリア…。
[ あの2人がころされたばしょ。はじまりのばしょ。
わたしなら、熱も感じず中へ行けたかもしれないのに
両親が出会った村が壊れてゆくさまを”視て”いられずに
鎮火に励むヒトとヒトオオカミとの間をすり抜けて
誰もいない家へと帰る。
昏いままのベッドで
何処かから聞こえた笑い聲に震えて 身を抱いた**]
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やっぱり、お前ら気が合ってるだろうが
[ジョスと猫の両者から手伝えといわれ 手を貸しながら、ブツブツと]
銀についてはジョスに同意だ 親方には悪ぃが…形見として持ってろとかいえん 化けて敵討ちてえなら止めねえけどな
[にやりと人の悪い笑みを浮かべて
遠い異国に伝わるお伽話には 飼い主の敵を討つ猫もいたが 飼い主と共に命を落としていたか
それを話してくれた人はもういない]
(187) 2015/05/18(Mon) 06時頃
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[>>156 渡した時の様子から 返せと抗議が来るかと思いきや 意外と素直な反応で]
昨日、マーゴへそれを渡したメアリーの所へ クラリッサ、ベネットと一緒にいってな どうやって手に入れたか聞こうとしたんだが
予想外にその話が広まってて 拾っただけなのに大事になって 驚いて泣いてたらしい
兎に角グレッグが会わせてくれなくってな… いきなり箱入りみたいになって 驚いたのは、こっちだ…あのじゃじゃ馬が
[と、その後の話を掻い摘んで]
(188) 2015/05/18(Mon) 06時半頃
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[>>166 穴がひとつでいいかの問いに]
昨日は処刑もなかった様だし それでいいんじゃねえかな?
[昨日の投票を思い出す 何かの事故が起きたのか 結果は無効になったという ならば、その筈]
って、そんな準備するとか嫌だぞ 落とし穴作ってる方がよっぽど楽しい
[まだ、レオナルドの話を聞いていない故 そんな軽口を叩く]
(189) 2015/05/18(Mon) 06時半頃
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[その後、サイラスが来て 何か話をしたのなら、それに返しただろう**]
(190) 2015/05/18(Mon) 06時半頃
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― 少し前 ―
[>>126焼失の鎮けさに似つかわしくない、 仄やかに、浮かびあがる喜色。 それにまた、 なにが可笑しいんだって。 なんでそんな色を浮かべられるんだって。]
[ 憎たらしさ、 妬み、 怒り、 そんなのがごちゃまぜになって。 ]
[ ひとつ塊になれば、
―― … こんがらがった、 綺麗じゃあないいろの、色水しか残らない。
そんな感情も ひとつ ひとつ、 打ち消し合って、段々と無色に戻って。 …… 何度も何度も、繰り返す。]
(191) 2015/05/18(Mon) 07時頃
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……へん。 そりゃあ、随分狡いこって。
[>>127それは、また。 鼻を鳴らしあげて、 非難するでも 抗議するでもなく、
窮鼠に噛まれた猫のよな、 おとなしさを孕むよで ちょっとずつ。 『いつも』を、積み重ねるよう取り戻してゆく。]
――― 負けそうな喧嘩も、 案外戦ってみれば、 おもしろいもんだけど、ねえ。
[そのなか 猫らしく、 本音のなかに、ちょっぴりの反抗を織り交ぜて。]
(192) 2015/05/18(Mon) 07時頃
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[普段、敏感な獣の嗅覚も、仄暗さに鈍る。 だから、『犬の飼い主』がなにを考えてるか。 そんなことは、わからないから、
……飼い主を失くした 迷い猫のような、黒い一匹は。 犬のように尻尾も振らず、 飼い主の代わりを求めることも出来ずに、 ひとりのせかいで、
『軽さ』を取り戻しながらも、表側。 … 誰かに懐くことは、諦めかけていた。
(だって。懐いても、 …… 呆気なく、居なくなるだろう。)]
[ それでも、普段らしくない、 迷い猫に構うよな姿は、 どこか あたたかくは、みえたなあ。 ]
(193) 2015/05/18(Mon) 07時頃
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[ 宿の主人、 飼い主の医師。
――― 順に思い浮かべて、
風吹くように現れては あそんでもらっていた、学者さえ。 居なくなったことは、まだ知らない。 ]
(194) 2015/05/18(Mon) 07時頃
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…… 酷いねえ、。
… もしかしたら、申し訳なさそうに 謙虚にしてるかもしれないじゃないか?
[ にぃ、とわらう顔を、蒼に収めて。 逆にアンタが弱味に増長してるじゃんか。
はん、っと、嘲れば。 そう言って、 引っ掻いてやろうかと思った、けど、 無駄に気を組むような、
そんな様に、 勘弁してさしあげよーか。]
――― … それに、一生なんてさあ、 そんなに面倒みてくれるつもりなのかい?
(195) 2015/05/18(Mon) 08時頃
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[代わりに、まるっきりの冗談を添えて、
いつもの、毒たっぷりな 有害でしかない笑みとは裏腹に。
浮かべるつもりもなかった、 ( …… 狗自身気付くことない。 )
閑かな、 そう、静かな。 そんな寂寥を。 ゆるうり、無理にあげた口に、浮かべた。 ]
[『働かなければこのまま』、とどやされりゃあ。]
…… 。 はいはい、
[すこうし 黙ったあと。 まだちょっぴり、うまく力の入らない足を 無理矢理 緩慢に、『よ』、とたたせ。]
(196) 2015/05/18(Mon) 08時頃
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[ふたつ、返事をしながらも。 白布を取る、その手前。 ―― 『 …… そりゃあ、ね、』
苦みを帯びた笑み混じりに、 一年前のいまごろを思い出して、
とおく とおくを、みる。 ]
無理矢理助けられたとは言え、 命の恩人の、飼い主だもの。
[ そこは、まあ、お気遣いに乗らせてもらうよ。 …… ――― ありがたく、さ。 ]
(197) 2015/05/18(Mon) 08時半頃
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……ふ。
[ やさしいようで、儚い笑みのいろが。 昏い 天の蒼を、しとり、と、染める。 随分とまあ、突き放されるのを覚悟で。 言ったもんだから、おおきな目を開いたけれど。]
…… やっぱり、意地悪なんだか、 やさしいんだか。
わっかんないなあ、 アンタ『も』さあ。 ( …… スティみたいに。 )
[ ‟意地の悪い”ということばを、 そのまま訂正するのは癪だから。
スティにしてたように、 皮肉を 嫌味を 織り交ぜ、 黒い柱の合間から 天を仰いで、 ―― 星のない蒼空を、 みた。]
(198) 2015/05/18(Mon) 08時半頃
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なら 『どうしても』 ――― 、 って、アタシの我儘に付き合えよ。
いい酒を飲むためならねえ、 案外、気前はいいんだ。
…… 酒くらい、奢るさあ。
[そんなことを、言って。
死者を偲ぶ酒を、 まだ 『全てが終わっていない』としても。
…… 生きてるうちに、 盃をあわせようと思うなら、 きっと おそらく、 それは許されるだろう。
… ま、怒られても、気にしないんだけどな。 *]
(199) 2015/05/18(Mon) 08時半頃
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[ 憎たらしいほどに、清々しい陽を浴びて。 かるく、 かるく。
…… 浮かび上がれた『借り』は、 酒の分ででも、チャラにさせてもらおう。]
[ こうして、『記憶を書き換えないでも』 まだ嘲ることのできる自分に。自分自身に。
どこか、安心できている、狗がいた。]
[>>155自重したよに、 留まる手には それをいいことに。
に。
『いつも通り』 ほくそ笑んでやる。]
(200) 2015/05/18(Mon) 08時半頃
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やだ。 アタシゃ、痛いのが趣味だとか そーいう嗜好は生憎持ち合わせてないからねえ、
… … それ以外もあった気がするけどなあ〜?
[ にやにや、 上っ面を、持ち上げて。 おっと 殴られてしまうまえに、]
… なあーんて、 『なかったこと』にしてやるよ。
[ ひらり、 ひらひら、 お手をあげて、痛いのは、勘弁と。 ひとみを、閉じる。
>>187気の利かない鴉に、 『まあ、気のせいってことでさあ』と、 ひとつ、適当なことばの球を放り投げた。]
(201) 2015/05/18(Mon) 08時半頃
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[合間。 渡した銀に、惜しむよう目を凝らせど。
>>166見下ろす灰色が あんまり真剣だったもんだから、 面食らっちまって。 少し悩んだ、けれど。
──はふり、息を吐く。 ]
……そこまでアンタらが言うなら、わかったよ。
[ただしな。>>187鴉の人のわるい、 相変わらずの笑みには、報復を忘れない。
目を細め、軽さと同時に 戻ってきた悪戯心に、早速 口元をへの字の『逆』に歪めてやった。]
(202) 2015/05/18(Mon) 09時頃
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……生憎、忠犬は忠犬でもさあ、 主の「仇を取る」役目を果たさない限り 死んでも死に切れないからねえ。
[ ゆらり、
ふらり、風のような戯言には 似つかわしくない、
熱するようで底冷えを誘う 本気のほのおが、蒼に過り、 ── すぐに、通り抜けた。 ]
それに、化けて仇を取る前に。
顔がわからないと 逆恨みで鴉の魂でも引っ張りそーだから、 ……大人しく、引くよ。
(203) 2015/05/18(Mon) 09時頃
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[犯人が、わからない以上。 星陣は、鴉を向き続けたまま。
軽やかな音に紛れてはいるが、 これも実のところ、冗談ではなくって。
それに、『脅した』鴉は気づいてても 可笑しくない気はするけれど、 さあて 狗は気に留めもしない。]
[>>188掻い摘んで話される中。 メアの名を聞けば、
…… 蒼は、苦渋を宿しながら、 ふうん と、通り抜ける音に ひとつひとつ 咀嚼してゆく。]
(204) 2015/05/18(Mon) 09時頃
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[>>201 どこか、ひねた物言いも何となく 先日までとは「違って」見える猫に 気のせいとはいいがたいのをどう返そうか
幾つもの修羅場や戦場を知っている元傭兵 それにしては、見せる顔が「素直」過ぎ ジョスランが放っておけないのも頷けて]
気のせいにしては… よく懐いてるぜ、仔犬ちゃん
[名残惜しげに、銀を見る猫にぼそり囁く]
(205) 2015/05/18(Mon) 09時半頃
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[>>203 逆恨みなる言葉に破顔して]
おい、それ…俺がやってねえと思ってるって いってる様なもんじゃねえ?
ったく、素直じゃねえな…お前
[その頭を撫でようと手を伸ばす]
(206) 2015/05/18(Mon) 09時半頃
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……そういや、あの子さあ。
ルーおじさんが…、処刑された日に。 スティを、悪魔呼ばわりしてたっけ。
[『死神』じゃあなく、『悪魔』。
やけに耳に残る悲痛が、 逆に、炎に焚き木をくべるように、 今となっては不快が増長されて止まない]
……そんなことを言う子こそが、 悪魔なんじゃあ、って思ったけど、
── アタシはな、 …少なくとも、スティを、…こんなっ…、 火刑にかけるような。
まるで、罪深い存在みたいな殺し方をするのは、 ……あの子以外に居ないと思ってるよ。
(207) 2015/05/18(Mon) 09時半頃
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