82 【薔薇村企画】 Contagio ―共鳴―
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……何とも。難しい選択だ。
[特に、チアキには酷な選択に思える。 生き残ったとしても、副作用で腕や足が使い物にならなくなれば、ライマーになる夢は険しい物となるだろう。義手や義足をつけるという手もなくはない、が。]
命あっての物種だが。……悩んで当たり前だ。 攻芸にも、相談するといい。
[弟子にろくに助言が与えられないのも、歯がゆい。 何せ、自分も今、少なからず混乱し、戸惑っているから。]
(236) 2013/05/11(Sat) 19時半頃
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― →ケヴィン宅 ―
…………。
[外で流行っている病のことは噂では聞いていた。 しかし、改めてこの村の中でその名を聞くと、 冷たいものが襲ってくる。 あの病は、この村にもやってくるのだろうか。
小さく身震いし、一旦考えを放棄して服の中に押し込んだ。]
(237) 2013/05/11(Sat) 19時半頃
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……こんにちは。
[庭にある三人の影。 かけられる声>>224>>232にはどこか陰りがあり。 尋ねられる>>229声に、彼らも同じ話を聞いたと知る。]
……はい。会いました。 ホレーショーさん達も…聞いたんですね。
[チアキの持つ小瓶に一瞥を。 俯く彼に、いつもの快活さは見えなかった。]
(238) 2013/05/11(Sat) 19時半頃
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……如何にも。
[頭の上に金を乗せるのもまた修行になるだろうか。 別の意味で身構えながら、どのくらいの大きさの金なのかと 不安を抱えたが彼が手渡したのは、意外な事に小瓶だった。]
じぇっと?
[普通の風邪ですら伝説上の病気だと思っている男が 流行病の事など、知る訳もない。]
身体が砕けるとは…珍妙な……。
[至って真剣な口ぶりだったので、 おとぎ話ではないのか、大げさだなと言いたい気持ちを堪え、 口を挟まずにしながら。トレイルたちは何か話しただろうか]
(239) 2013/05/11(Sat) 19時半頃
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[小瓶を上着のポケットに仕舞うと、困ったような笑みを浮かべ。]
……それはそれとして、シーツはすまなかったな。 詫びに行こうかと思っていた所だ。
[ドリベルに話しかけ、話題の切り替えを図る。 何とか、陰鬱な空気を飛ばしたく。]
こちらには、何か用があったのか?
(240) 2013/05/11(Sat) 20時頃
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はい、相談……してみます。
[師匠の言葉に>>236、こくりと頷く。 その表情は、硬いまま。
聞えてきた会話で>>229>>237、 ドリベルもあの話を聞いたことを知った。 手の中の小瓶を握りしめて、道着の内ポケットに納めた。
滝に行く予定だったが、その気力が湧かなくて、 模擬刀をただ、ぎゅっと握りしめて、空を仰いだ。
攻芸が、村の中で彷徨っているのを知るのは、もう少し後の事。]
(241) 2013/05/11(Sat) 20時頃
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― トレイル宅前 ―
[若い男性の姿をしたラーマへ声をかける弟>>235が、裾を引く。近づいてくるもうひとつの影>>234が立ち止まるのを待って、先程の家で行った説明を繰り返す。 副作用のところで質問を得れば、自身の腕を見せただろうか。]
……たしかに、奇妙な病に思えるでしょう。
[ラーマの青年の言葉>>239を否定はしない。 最初の症例が出てからこの病が広まるまでは、話に上っても到底信じられなかったのだから。]
あなた達に大事な人がいるのなら、よく相談して決めてください。
[そっと弟の背に触れて、一言告げるとまた次の場所へと。**]
(242) 2013/05/11(Sat) 20時頃
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[空を仰いでいたが、シーツを聞こえれば、ぎくりとして]
う……っ、
[いつものように騒がなかったが、がくりと肩を落とした。 考えなければいけないけれど、今はどうしようもない。
片手で頬を叩いて、気を取り直す。]
そういえば、ドリベルはキリシマさんのところに 行ってたんだよね? 攻芸行ったでしょ?
[また、迷ってるんだよ。と少し空元気な声で笑った。**]
(243) 2013/05/11(Sat) 20時頃
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副作用…具体的にはどういう事が起こるんだ。
[>>242それに答えるようにフードをめくり腕を見せる 赤いフードを被った男に視線を向け。 肌の色は変哲も無いが、触れさせて貰うと――…]
!?
[筋肉の筋が、完全に伸びきっており動く形跡が無い。]
これは……。
[これが薬の副作用―― しかも実際に効果があるか解らない>>175らしい。 無言でそれを見ていたが、ひとつ息を吐き。]
―――結構だ。
[その小瓶を返した。 静かに告げ、彼らと別れまた歩き出す。]
(244) 2013/05/11(Sat) 20時頃
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[ケヴィンの声かけに>>240、]
シーツなら……トレイルさんにお願いしたので……。 …なら、パンを少しいただいても…?
[シーツの一件はこちらにもしっかり伝わっていたらしい。 詫びなど当然不要なのだが、 こちらも話題の切り替えのひとつとして。]
……今日は…鹿肉のお裾分けを。 それと……キリシマさんのところで…ソーセージが。
[預かってきた分を含めて、どうぞと包みを差し出した。]
(245) 2013/05/11(Sat) 20時頃
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――村内――
[武器であるラーマが、硬化して動かなくなる。 それは、主の手足として不足するという行為でしかない。
――――己は人ではない、武器だ。
病にかかり、砕けるのならばそれまでの事。 そうなった後には、チアキは新たなラーマと出会うだろう。
武器である限り、必要とされ続ける。 役に立たない鋼になど、なりたくない。]
(246) 2013/05/11(Sat) 20時頃
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[先代のラーマは普通の料理は出来るものの大雑把な性格で つまりトルドヴィンが来てからは腸詰めの質は飛躍的に向上した。 おかげで燻す匂いが村中に広まるとどこからともなく人が集まる。
多少細かすぎるが良いラーマが来たと思う。]
(247) 2013/05/11(Sat) 20時頃
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[見学に攻芸が来たときには模擬戦は、始まっていて 刀代わりの棒がハンデではあるものの結果はいつも通り。]
攻芸もしたければいつでも受ける。
[本職はライマーなので、戦うのは大好きだ。 大好きすぎてのめり込んだ結果が二本のラーマで、 三本目は折らないように努力している最中。 ラーマと共に命を落としたドリベルと違うのは 折れたときには既に獲物を討ち取っていた、ただそれだけ。]
(248) 2013/05/11(Sat) 20時頃
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甘ったれるな。
[>>112ライマーとしての経験も技量も足りないと感じるから サミュエルの言葉には怒りさえ覚える。 幾人ものライマーを見送って、ラーマとして出会い また見送って、残されて。 そんな中にやっとマシになった弟子を放り込む訳にも せっかくラーマとして戻ったドリベルを壊す訳にもいかない。 そんな想いは届いていないのだろう。]
(249) 2013/05/11(Sat) 20時頃
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[トレイルの言葉>>227を聞けば、笑顔で頷く。]
そうですね。 戻って、紅茶でも煎れましょう。
[先ほどケヴィンだけに出して、主には出せなかったからなと考えつつ。 こんな風だから過保護と言われるとは、自分で気付いてはいない。]
すみません、失礼しました。
[キリシマとトルドヴィンに声をかけながら、主と共に自宅へ。 差し出された手は、力強く握り返した。]
(250) 2013/05/11(Sat) 20時頃
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―自宅前―
[主と共に自宅へと戻ったが。 先ほど別れた攻芸が先に着いていれば、苦笑いが零れた。 が、共にいるフード姿を認めれば、その目がスッと細められる。]
あぁ――… えぇ、あのお二方が村長宅にて見かけた客人になります。
[トレイルの言葉>>234に頷き、自らもその様子を見守っていたが。 手招きされれば>>235、警戒しながら歩み寄った。]
(251) 2013/05/11(Sat) 20時頃
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体力が無さ過ぎる、寝すぎだ。
[見物人たちがどんな会話をしているかは聞き取れないが、 サミュエルが音を上げるまで扱き上げてやっと解放した。 真面目に鍛錬しないのに大物を狙う矛盾は 理解できなくて苛立ちすら覚えるが顔には出ないまま。 >>114情けない姿を見下ろして涼しい顔をしていた。]
考えずに体を動かせ。
(252) 2013/05/11(Sat) 20時頃
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[自分の師匠はもっと厳しかったし容赦も無かった。 だからこそ今の自分があるのだけれど。 その師匠もライマーとして死んでラーマとしても壊れてしまった。]
サボらずに毎日鍛えたらドリベルでも倒せるかもしれない。 今のままでは無理だがな。
[>>120理解は出来ないが弟子の願いは叶えてやりたい。 そのために必要なのは本人の努力しかないのだ。]
(253) 2013/05/11(Sat) 20時頃
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[手招きをされたので、用心もせずに近づく。 ジェームスと攻芸がいるのだ、用心などするだけ無駄だろう。
謎の客人に名は兄弟なのだろうか。 兄らしき方が「黒玉病」という奇妙な病気の話をしだす。
まるでおとぎ話のようなその病気。 身体が砕ける、とのくだりでぞくりと身震いが走り、 思わずジェームスの手を握りこんだ。]
……こなごな、に。
[口の中で呟いて反芻する。 副作用、については攻芸が尋ねたので>>244 ちらりとその腕を見る。>>242]
(254) 2013/05/11(Sat) 20時頃
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効く可能性、どのぐらい?
[尋ねたのはその一つだけ。 返答があってもなくても、それでもそれ以上は聞かず。
瓶を渡されれば、それを受け取ってしばらく眺めて 立ち去る二人を見送った。]
……家に、戻ろうか?
[隣にいるジェームスは、どんな顔だっただろうか。]
(255) 2013/05/11(Sat) 20時頃
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[副作用の程度を確かめ、小瓶を返した男>>244へ向ける視線に不満も非難もありはしない。それもまたひとつの選択だ。]
そうか。
[そうであれば、病の手が届かないことを祈るだけだ。]
(256) 2013/05/11(Sat) 20時頃
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うん…来てた。 ジェームスさんと…手合わせの約束してた……よ。 あと…トレイルさん達もきてたから… きっと果物もらって帰ると思う……。
[チアキの様子に多少気遣わしげな視線を投げながらも、 尋ねられたこと>>243へ返す。 料理のことを考えれば、少しは気もまぎれるだろうか。]
(257) 2013/05/11(Sat) 20時頃
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[ただし、チアキがもしその病にかかってしまったら――…
ぴたり、足を止めて空を見上げた。 彼はラーマとして転生出来る。 だが、転生出来るといえど、 その生き方はまるきり別のものになってしまう。]
…………。
[できれば、そうなって欲しくないものだ。 ―――…ただでさえライマーになる事を快く思わなかった。 あれは未だ、ヒトとして若い。
自分とチアキどちらかが必ず病に伏す運命にあるとしたら お願いだから自分を選んで欲しい、そう思う。]
――チッ。
[短く舌打ちを零し、歩みを再び進めた*]
(258) 2013/05/11(Sat) 20時半頃
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攻芸、鶏の卵を入れる籠が欲しいのだが。
[今使っているものはそろそろ壊れそうなのを思い出し 頭に山積みにしているものを指差して問うた。 幼くしてライマーになった彼も見送った一人。]
トレイルも稽古を?
[絶対に是とは言わないだろうが声をかけつつ思うのは 手加減せずに戦える相手のこと。]
ついでにソーセージを持ってゆけ。
[大方匂いにつられて来た一人だろう、 ちらりとジェームスを見るが何も言うことはなく。]
(259) 2013/05/11(Sat) 20時半頃
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[ドリベルの幼い頃はもっと可愛かった。 そんな思い出は心の中にしまっておいた。 トルドヴィンが拗ねるなら言ってみたけれど、 余計なことは言わないのが長生きの秘訣。]
(260) 2013/05/11(Sat) 20時半頃
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体力を持て余しているのなら、相手になろう。
[>>162程々というにはずれた返事をしてみる。 これで収まらなければトルドヴィンの氷の視線が突き刺さる。
知っているか、凄く痛いんだぞ。]
(261) 2013/05/11(Sat) 20時半頃
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[黒玉病の話を聞けば、顰めっ面となりながらも。 主の温もりを感じれば>>254、こちらからもぎゅっとその手を握りしめた。 フードに隠された手を見れば、スッと目が細まる。 渡された瓶を怪訝そうに眺めながらも、ただ、一言。]
――――忠告には、感謝する。 薬に関しては、考えさせて貰おう。
[冷静な声音で錬金術師達へと応えた。]
(262) 2013/05/11(Sat) 20時半頃
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[>>165かつてのジェームスだったら乗っていただろう。 若くて好戦的で、熱くなるけれど無謀ではなくて。 それを話しても良いのかは解らないから、 トレイルが何も言わなければ結局は黙ったまま頷くだけ。]
……。
[解散の流れになると随分減ったソーセージを見て、 家に戻ろとトルドヴィンを促した。 真面目に働いた後は腹が減る。
>>194ドリベルたちがケヴィンたちの家に向かうのなら ソーセージとローリエの葉は届けて貰うつもり。]
(263) 2013/05/11(Sat) 20時半頃
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− 稽古の最中 −
[サミュエルが大型の魔物を単独で倒したい理由は知らない。 だが彼の技能と獲物であるドリエルを見るに、相当の修練が 必要だろうと言う事は判る。 毒も誰かに頼ると言う事もしないと言うのであれば]
双頭獅子ですか。
[奇しくも主と考えは同じだった>>67 戦いも直ぐに浮かぶ。 主は動く必要すらない。 不規則な動きを見せる魔物は多いが、動物形態のモノは 攻撃パターンはある程度予想しやすい]
(264) 2013/05/11(Sat) 20時半頃
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[ふらりふらりと動き回って、特定の位置で止まればいい。 獅子が赤い顎を開けて飛びかかれる間合い。 そして主と私と双頭獅子が一直線に並ぶ位置。 獅子が飛びかかった瞬間、私は刃へと身を変える。 波打つ刃は優に1mを超える。 その切っ先を主は 違える事無く獅子の開いた口深くに突き入れるだろう。 そしてそのままもう1つの頭を裂く様に、横へ薙ぎ払えば終わる。 残るのは2つの頭が裂かれた躯のみ]
研究も大事ですよ。 相手の動き、間合い、攻撃のパターン。 全て叩き込んでいれば大体対処は出来ます。
[口惜しそうなサミュエルにそう声を掛けて、 室内に腸詰を持って戻って行った]
(265) 2013/05/11(Sat) 20時半頃
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