219 The wonderful world -7days of SAIGAWARA
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このぉっ、砕けろぉぉぉ!!!!
[怒りの咆哮と共に陣の真上に精製されたのは
巨大な氷柱を思わせる氷の槍。
それは、精製陣目掛けて真っ直ぐに落ちていき
そこから今まさに生み出されようとしていた
闇色の雑音をも巻き込んでバキバキと砕けながら
その紋様を切り刻んで行く。
バヂッ!!と、辺りに放電した様な音が、響いた]**
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―――!!!
[>>207 半ばノイズと化した少女が、とてつもない咆哮を放つ。 思わず耳を抑えてしゃがみ、再び目を開けると。
>>208 ノイズに変貌したメアリーの体が、こちらに向かって突っ込んできた。 高速。避けられない。]
え?え???………
(212) 2017/06/25(Sun) 01時半頃
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柔らかく…なっちゃえ!!!!!
(213) 2017/06/25(Sun) 01時半頃
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[
(短い短い華の命。
散る間際まで、満足の行く生であったのか、
それすら見る事を赦されない個々の華。
なれば、その刹那くらいは、
儘、真白に彩を乗せられたなら、と。)
仄かに疵の名残は感じながらも、
降参宛らに振られた手と言葉と、余りにも己に正直であれたものだから、夢と思ったまま。]
だとすれば、君が消えなくて良かった。
恨むと同時に、空虚を感じただろうから。
[立ち上がっていた君の下駄が、軽く音を立てた。]
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[自分のノイズは、人や死神には効かない。 当然、「死神であるメアリー」には効かないと知っていた。
ただ、目の前に見えたのが鶏の姿だったので。 回避する余裕や思考は浮かばなかったので。
柔らかく 柔らかく 柔らかく 柔らかく
心の中でひたすら唱えて。 飛んでくる身体と……ぶつかった。
そしてぶよぶよの羽を掴んだまま、背後へと数回転がった。*]
(214) 2017/06/25(Sun) 01時半頃
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―――え…今…… どう、なったの……
[羽を掴んだ手は離れ、メアリーの身体はそのまま 射程範囲外…3mを越える向こうへと離れていった。
劇場の床に背をつけたまま、 衝撃波が放たれる様子を見ていた。>>215>>217**]
(218) 2017/06/25(Sun) 02時頃
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嗚呼、余りにも忙しくて、
静寂とは当分無縁だったから。
今日一日くらいは赦されて善いだろう、て、
[明朗に笑うその姿を、眩しげに目を眇めて見上げたなら、腰を起こして立ち上がる。
招く君の横に添って、“行き当たりばったり”に付き合ってくれるらしいのに笑って返せば、はにかむでもなく言われた言葉に頷いた。]
……私の事?
はは、そんな事で良かったら。
[それから、尚も行き当たりばったりを続けるように、「気になった道を適当に選んで行くでは駄目か、」などと言った。]*
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