278 冷たい校舎村8
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[ 友だち。と呼べる人間が、 いつの間にかそれなりにできていて、 礼一郎はそれに気づいたとき、ゆっくりと息をする。]
(1192) nabe 2020/06/29(Mon) 20時頃
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[ 礼一郎はたぶん、ふつうに生きていけるのだ。]
(1193) nabe 2020/06/29(Mon) 20時頃
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[ ふつうに。毎日楽しく、笑って。]
(1194) nabe 2020/06/29(Mon) 20時頃
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[ それが、歪であれど影の落ちるはずの昼間の話。]
(1195) nabe 2020/06/29(Mon) 20時頃
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[ ……夜の話もしようか。]
(1196) nabe 2020/06/29(Mon) 20時頃
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[ ときどき、礼一郎の生活圏に妹が現れて、 声高に礼一郎を糾弾する。という夢を見る。]
(1197) nabe 2020/06/29(Mon) 20時頃
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[ 正夢にはならない。けど、]
(1198) nabe 2020/06/29(Mon) 20時頃
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[ 糾弾してくれないかな。と、礼一郎は思う。 妹じゃなくてもいい。そのことを知っている誰かが。]
(1199) nabe 2020/06/29(Mon) 20時頃
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[ ……じゃないと忘れちゃいそうだよ、俺。]
(1200) nabe 2020/06/29(Mon) 20時頃
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(1201) nabe 2020/06/29(Mon) 20時頃
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[ これからの人生が、礼一郎は少し怖い。 怖い。の含む意味が、少しだけ増えた。]
(1202) nabe 2020/06/29(Mon) 20時頃
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[ まだ先の長い旅路。 せめて前方に残された分くらい、 正しく、胸を張って生きていたいんだよね。]
(1203) nabe 2020/06/29(Mon) 20時頃
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[ それで何が許されるわけじゃなくても。]
(1204) nabe 2020/06/29(Mon) 20時頃
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[ ……日が傾き始めている。]
(1205) nabe 2020/06/29(Mon) 20時頃
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[ はじめてバイト代が振り込まれたころだった。 全額そのまま封筒に移し替えながら、電話をする。 妹の代理人からもらった名刺を久々に取り出して。]
(1206) nabe 2020/06/29(Mon) 20時頃
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[ 償うべきとはわかっているが、 償いたいと思っているわけじゃない。 その方法もわからないでいるうえ、 重ねた15年は何も変わらない。消せない。]
(1207) nabe 2020/06/29(Mon) 20時頃
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[ 堂々巡りもつつがなく継続中。]
(1208) nabe 2020/06/29(Mon) 20時頃
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[ ……いや、つつがなくねえんだわ。]
(1209) nabe 2020/06/29(Mon) 20時頃
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[ さすがに、一か月ちょっとじゃあな。 先に音を上げたのは礼一郎だったかもしれない。
だとすれば礼一郎はほんの少し悔しい。 ……別になんの勝負でもないんだけどさ。
そこそこ横暴な礼一郎が、 返事を待ちもせず玄関から出たら、 ちょうどバイト帰りらしい隣人と鉢合わせた。
どっか行くの。と言われて、 礼一郎はふつうに、友だちんとこ。って言う。 友だちの話をする。くらいの仲にはなっていて、 つまり彼は大学生になった礼一郎の友人だ。]
(1210) nabe 2020/06/29(Mon) 20時頃
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[ そいつは礼一郎の顔を見て笑った。 いいなあ、たのしそうだね。ってにっこり。]
(1211) nabe 2020/06/29(Mon) 20時頃
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[ そうなんだよね。]
(1212) nabe 2020/06/29(Mon) 20時頃
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[ 声に出そうとして、喉でつかえた。]
(1213) nabe 2020/06/29(Mon) 20時頃
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[ そうなんだよね。 どうすりゃいいんだよ。 礼一郎だって変わりたかった。]
(1214) nabe 2020/06/29(Mon) 20時頃
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[ でも、やり直しがきかねえんだから、 取り戻せないものもあるんだからさ、 この先どう生きるか、感情ではなく行動を、 自分の手が届く範囲で定めていくくらいしか、 礼一郎にはもう思いつかないんだよ。なあ。]
(1215) nabe 2020/06/29(Mon) 20時頃
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[ それが今後の正しいやり方なんじゃないの。]
(1216) nabe 2020/06/29(Mon) 20時頃
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[ 礼一郎には信じることしかできない。]
(1217) nabe 2020/06/29(Mon) 20時頃
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[ 言葉に詰まった礼一郎に、 友人は不思議そうな顔をしている。 礼一郎はゆっくりと笑みを浮かべた。]
(1218) nabe 2020/06/29(Mon) 20時頃
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そうだよ。 楽しすぎて怖いわ。
(1219) nabe 2020/06/29(Mon) 20時頃
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[ わはは。ってどちらともなく笑っていた。 気のいい隣人は明日の出欠を気にしてくれて、 礼一郎はもしかすると頼むかもって笑う。 じゃあまたねってあたりまえに手を振って、 その瞬間から、礼一郎は足早に歩き出している。]
(1220) nabe 2020/06/29(Mon) 20時頃
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[ バタンと扉の閉まる音が背後でした。 鍵の閉まる音が耳に届く前に、 礼一郎は地面を蹴って駆け出している。
恐ろしい何かから逃げ惑うなんて、 礼一郎にはまったく似合わないはずなんだけどな。 小心者の礼一郎が易々と正しく生きていくには、 それなりに息がしづらい、やってらんない世界だった。 それが現実ってやつだった。
罪からも、過去からも、自分からも、 逃げようったってそうはいかないから、 たまにはそうやって行き場のない気持ちを抱えて、 逃避の真似事をしてでも生きていこうよ、礼一郎。]
(1221) nabe 2020/06/29(Mon) 20時頃
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