97 wicked ROSE 【ハジマリの五線譜】
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音壁《ソニックウォール》展開!!
[けれど、拍数が足りない。 左手がストップに伸びた時だった。
見慣れた自分の左腕が宙を舞うのは 何千年存在して初めてだった。 低音に位置するパイプオルガンのパイプと 壁面の壁石の間に舞ったそれを一瞬呆然と見て]
(186) 2013/10/05(Sat) 21時頃
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[自分の近くにいたセシルは? 後ろにいたアルトとセレストは? パイプオルガンが半分はそのままだから 後方までは届いていないはず、 ある程度は緩和できたはず。 次の波が来る前に、展開し直さないと。]
ーーーーぅぐっ…………セっ
[そう考えながら 低音部を大破したパイプオルガンを見たのは、 左腕を上腕部から持って行った 衝撃で吹き飛ばされた床からだった。 焼きごてをもぎ取られた腕の付け根に 押し当てられるような熱さと痛みに、 響くから深く息もできず、浅く息を吸う。
もう一度、展開しないと。 パイプオルガンに、這う。]
(187) 2013/10/05(Sat) 21時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2013/10/05(Sat) 21時半頃
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[ 至上の天空――セレスト。それが彼の魂を育む名前の音色。 正しき名前は、違和感無くセレストの心に沁み入り。 チェレスタと云う旋律の器の《調律》を完了させる、最後の音《鍵》となる。
さあ、歌えるか?
やがて重ねた右手を解き、セレストを共に導く。 歌う為、清らかな筈の、純白の翼の暴走を圧し留める為に]
(188) 2013/10/05(Sat) 21時半頃
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[最早、世界の浄化と云う表向きの大命も取りこぼした様に。 世界中へ向けられる破壊の音色は。 凝縮、聖堂に襲い掛かるが。
調律を終えたばかりの天空の音色。 破滅と崩壊と絶望を、天空へ巻き上げるその旋律は。 少年の頬に、ざっくりと緋色の線を刻んだ程度に留まったが。
その時、崩壊するステンドグラスに照らされて舞う、紅い飛沫が視界に映る]
(189) 2013/10/05(Sat) 21時半頃
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[防御展開……と、 ーーーそれと、1小節の全休符を。
多くの音色に混乱した天使の様子に 一度、呼び戻す空白を。
彼がもう一度、自分の視線のみで 世界を《聴けるように》 ……きっと、イーシュが彼に見せたかった……
広大な世界《総譜》を]
(190) 2013/10/05(Sat) 21時半頃
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イ ――――ッ!!
[声奏でる喉笛をザクリと切断されたに等しい苦痛を感じた。 来る衝撃破、切裂かれる蔦と共に綻ぶ聖堂の壁石が、脇腹を掠める。 叫びそうな衝動を、短くない硬直とほぼ無音の叫びに変えて、数秒]
…… …… …………。
[察するに限界のある激痛を抱えて尚パイプオルガンに這う姿。 助け起す事、逃がそうとする事は少年にも出来る。 然し。
今《楽曲》に求められている旋律のメロディは それではない]
(191) 2013/10/05(Sat) 21時半頃
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ーーーやっべ……調整できねーじゃん
[這うようにして、長椅子にたどり着いて。 油汗滴らせながら口にした。 それは、調整部の破損か 調整するための左腕の負傷からか。
しかたなく、と言った面持ちで 胸部が切り裂かれたスータン、 そのうちポケットに右手を入れて。 ……切り裂かれていて便利だと、 痛みの合間に思う。
取り出したのは、一本の木の枝
ーーーーーー《指揮棒》]
(192) 2013/10/05(Sat) 22時頃
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イアンは、アルトを一度振り返り無事に笑んだ後、唇に指揮棒をあてる。”静かに”
2013/10/05(Sat) 22時頃
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……っふ、 ぁ…
[頭が、心が、魂が、ぐちゃぐちゃに掻き乱され かつてのように暴走する感情を、 鎮めるかのような沈黙《全休符》]
あ、ぅ……う、ああ……!
[世界を、世界は、浄化、光で満たし、全てを、あの時、世界が]
――――……इइशु
[共に見た世界は、あまりにも]
(193) 2013/10/05(Sat) 22時頃
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[胸部が切裂かれ、皮肉にも取り出し易くされたスータン。 其処から現れた細長い物は。
――――木の枝?
いや、"枝"と表現するのには美しく整いすぎている。 楽曲を奏でる全ての旋律の中。 唯ひとりのみに壮麗なる資格を赦されし物が手に出来る。 そう、それは指揮棒《ワンオン・コールタクト》]
(194) 2013/10/05(Sat) 22時頃
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《指揮棒》により、世界に命じる。 全てに1小節の全休符をーーーー
[音が君を悩ませるなら、少しの間だけ 静寂を君にあげるから、 どうか……]
(195) 2013/10/05(Sat) 22時頃
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オスカーは、イアンが聴かせる静寂の1小節と、唇に指揮棒を当てる姿に、唯じっと彼を見守る
2013/10/05(Sat) 22時頃
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[真っ白な雪景色を一緒に見て 綺麗だねって一緒に歌う。]
[やりたいこと、行きたいところ一緒に邪魔されたら 悔しいねって一緒に歌う。]
[活気あるバザールを一緒に歩いて 楽しいねって一緒に歌う。]
[大事に育てた木々が枯れるのを一緒に見たら 悲しいねって一緒に歌う。]
[夜闇、月明かりに一緒に影を伸ばして 寂しくないねって一緒に歌う。]
[閉じ込められて、一人ではできない たくさんの一緒に歌うこと。]
(196) 2013/10/05(Sat) 22時頃
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『 』
[それは柔らかく訪れた静寂の空白。 眠りを妨げる物無き夜の深さにも似た、思案の時間。 その静寂で、耳を澄ませる事も、瞳を広げる事も]
(197) 2013/10/05(Sat) 22時頃
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[漆黒の空に煌めく星が瞬くように 清らかな鈴の音が星屑の様に降り注ぐ
アルトが《調律》したチェレスタは 真の得て《至上の天空》の《旋律》を奏でる
《指揮者》の背後に立てば 彼は自分に《歌》を求めてくる それに抗えるはずはない
歌を彼のために歌を歌いたい 声《ヴォイス》を解放しようとした瞬間]
(198) 2013/10/05(Sat) 22時半頃
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[《浄化》の音色は《破壊》の音色に変わった>>182]
(199) 2013/10/05(Sat) 22時半頃
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[世界から、音が消える]
[世界《あらゆる音》の中に混ざっていた]
[かつての記憶、想いが、蘇る]
[それはずっと失われていた]
[ずっと封じられていた]
[心]
(200) 2013/10/05(Sat) 22時半頃
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[ ィ …… ――――]
[世界の静寂に倣うように、 滅びの音色はその音を弱めて行く]
(201) 2013/10/05(Sat) 23時頃
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神父様!
[衝撃波で後ろに飛ばされ 身体を床へ強かに打ちつけられる
天使の絶叫は一時しのぎの防御を 凌駕するほど強かった
ようやく起き上がった時に見えたのは 破壊された聖堂の飛礫で傷つく《楽人》と
低音部分が抉られるように大破した パイプオルガンへ這っていく《指揮者》の姿 そこにあったはずの左腕はなかった]
(202) 2013/10/05(Sat) 23時頃
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[大人しいはにかみ。繋がる指と指の間には、長い時の記憶が波のように行き来する。
触れ、黒髪を撫ぜる手。顕わになった額に、くちづけが落ちる。]
"ぽぉん――"
[降る音、やわらかく胸の中で広がる。 チェレスタにしては低い、けれど夜の黒に灯るあかりのような、いのちの音。 "鼓動"が、重なる。]
(203) 2013/10/05(Sat) 23時頃
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" 楽しい夢 優しい夢 それとも悲しい夢? "
" ふたりで夢を一緒に歌いたい "
" 晴れ渡る青 星の煌く夜 それとも灰色の雲? "
" 雨が降っても、同じ空の下で "
[アルトの歌声を、自らの音と合わせて調整しながら、楽人として奏者、調律者の存在を織り交ぜる。]
(204) 2013/10/05(Sat) 23時頃
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" 夢が響いている 月の綺麗な空 "
" 夢が醒めて仰ぐ 陽の眩しい空 "
" 目覚めるよ 朝鳥の声とハミングして "
" ぼくの歌で君を 果てない天空(そら)へ連れて行く "
[歌声は、次第に眩く星屑を鏤めた色に変わり。 転がるように、滑るように、軽やかになっていく。
そして。]
(205) 2013/10/05(Sat) 23時頃
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[セレスト-至上の天空-]
(206) 2013/10/05(Sat) 23時頃
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[あまやかな音が、そう呼んだのが合図。 スータンの首元に結んだままの、ぼろく穴だらけの白布がはためく。 抜けるような青空に吹く夏風のみどりのにおいをたっぷりとはらんで、ふわり、と]
(207) 2013/10/05(Sat) 23時頃
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[ば ――――さぁっ]
(208) 2013/10/05(Sat) 23時頃
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[白布は、輝かしいまでの翅に姿を変える。 漣、木漏れ日、そよ風、花弁の透ける色。 氷砂糖、歌うくちびる、ばらの頬。 この世界に満ちる様々を見せる遊色の薄翅が、十も、二十も、百も、千も重なった、光の翼。 その翼をたたえて、"セレスト"は恍惚にうっとりと目を細め。
あまりにうつくしく、笑う。]
(209) 2013/10/05(Sat) 23時頃
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アルト。
[黒翼舞う左手の鎖と真逆、しろい輝きを放つ翅を背に。 寄り添っていたぬくもりから、ゆったりと身を起こす。]
(210) 2013/10/05(Sat) 23時頃
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ありがとう。 ――うたえるよ。
[天使の声《チェレスタ》の音色で、まずはじめの一言、そう歌って。 朽ち欠けた大聖堂の、その滅びの隙間から、天空の名のまま、空へと舞いあがる。]
(211) 2013/10/05(Sat) 23時頃
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[青年は指揮棒を一度高くあげると 柔らかく動かし始める。
先ほど、アルトとセレストの共鳴する《音》に 感じた優しい記憶を。]
تخزين دية 《優しい記憶を》
[ーーーーーー奏でて]
(212) 2013/10/05(Sat) 23時頃
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A《ラ》――――――――
[天使の声《チェレスタ》の喉は、ただ一音を歌う。 原初の音。すべての始まりにして、すべてを構成する世界調律音。 赤子の泣き声、いのちの呼び声。
癇癪を起こす子を宥めるように、この世を指揮するオルガンの、音のひとつひとつを強めるように。 この世界で目覚めて、はじめに歌ったあの音を、高らかな諭しの福音のよう、空に響かせる。]
(213) 2013/10/05(Sat) 23時頃
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[至上の輝きを帯びて視える、聖堂から覗く天空から。 光の粒が、羽の形を模してふわりふわりと落ちてきた。
鼓膜を優しく震わせるのは、世界に満ちる光の音色。 薄い、薄い羽は硝子の様に、世界に広がる景色を映す。
そして、恍惚に酔う様な薔薇色の頬と旋律を奏でる唇で奏でる。 天空から奏でられる天使の声《チェレスタ》の、微笑の音色は。
――――うつくしい!!]
(214) 2013/10/05(Sat) 23時頃
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[《指揮者》は残った方の手に《指揮棒》を さらに、世界に《全休符》を命じた
たちまち《静寂の音》が世界を支配して 荒ぶる天使の《鈴の音》が《ディミヌエンド》する
ゆっくりと立ち上がり、《作曲者》の元に]
(215) 2013/10/05(Sat) 23時頃
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