278 冷たい校舎村8
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そうだな。そりゃそうだった。>>532 簡単にあきらめるわけねえか。
………あー、うん。そうだな。 福住の言う通り、 ちゃんと一回話しておくべきなんだよな。 なんか……まあ、ちょっと怖くてな。
ありがとう。今度氷室に話聞いてみる。
[氷室の中で整理がついていないだけ、と 福住は言う。 そうであればいいと、辰美も頷いた。 本当に友達思いだよな!には無言で頷く。
お父様と呼べ。って言えばいいのか? ――それは違うアニメのキャラか。]
(547) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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おう。悩むことなく頼れよ。
[よーしパパがんばっちゃうぞー。じゃなくて。
闘志の固まった福住を見守っていると>>533 こちらも元気が出てきたので、それはいい事なのだが 辰美も辰美で、今しがた出た 福住の発言の処理に困っていた。]
ぜ、贅沢な、やつ…… 俺なんか好かれたこともなけりゃ ナンパも成功したことねえよ。ナンパはしないけどさあ。
[好きな子に好かれなきゃ意味ないとは。 モテるものは違うなあおい。]
(548) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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[全然関係ない所で氷室に引いてしまったが、 まあそれはそれとして、 福住の好きな人には興味があったので 何の抵抗もなく、辰美はそれを彼女に尋ねる。]
(549) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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[なるほど、オフレコな。 と辰美は合わせるように人差し指を立てて、 少しだけ微笑んだ。*]
(550) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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-- 現在/病院→駐輪場 --
[ 送る背中はみっつ。
くるりとこちらを向いた顔に首を傾ぐ。 ]
……うん。
わ、ありがとう。
[ カイロを差し出してくれるまなの姿に、
3年8組になったばかりの春を思い出す。
あのときは飲み物で今はカイロだな、と。
春もこっちのほうが涼しいよ、
と教えてくれたんだっけ。違うっけ。
たった八か月前のことがすごく遠くに思えた。 ]
[ 生きて積み重ねた十八年と数か月。
特に事故などなければ、
おそらく何十年かは続いていく。
他人の人生、あまり口出しするもんじゃないけど。
千夏は思う。
生きてたら、いいことあるよ、って。
紫織ちゃんの人生、
ここで終わらせないほうがいいよ、って。 ]
[ あつい缶コーヒーを指先でつまみながら、
教えられた方へと歩く。
たしかにすこしあったかいかもしれない。
そう思いながら、苦いコーヒーを啜る。
すこし寒さが和らいだころに、
自転車の鍵がポケットにないことに気が付いた。 ]
……鍵、さしっぱなしかも。
[ こんな真夜中。
自転車泥棒が出没するとは思わないけど、
手許に鍵がないのも不安で。
千夏は再び駐輪場へと戻る。** ]
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