35 星降る海岸に纏わるエトセトラ
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>>175
えへへ。 勝っちゃんは、えーとね。 うん。 「素直じゃない」子だから。 仕方ないんだよ。
[これでも難しい語彙を使ったつもりでいる。]
(176) Xiwong 2011/08/23(Tue) 00時半頃
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……団十郎も聞いたのか。
[困ったように小さく笑う。]
さっきまで歩き徹しだったんでな、夜まで倒れないように。 弟が帰るのに、自分が倒れてちゃ安心して帰れないだろうからな。
……内心、時が止まればいいのに、と。子供染みた事を思っているよ。別れを受け入れるつもりだったが、やはりすぐには受け入れられんようだ。
団十郎。お前は、海岸を見張るのか?
[仁右衛門との約束を守るのか、と。 かち割り氷を取る団十郎の目を見て言う。]
(177) kuryu 2011/08/23(Tue) 00時半頃
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>>176
素直じゃないこ? 単純に、私の事どうでもいいって想ってるんじゃないの?
[どうも、そんな気がしないでもない]
勝君、私には優しくしてくんないし
(178) rhino 2011/08/23(Tue) 00時半頃
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……受け入れるって、おめえなあ……。 弟だろ、たったひとりの。 そりゃあもともとは違ったかも知れねえが、兄弟になってからはずうっと、あいつがおめえの生き甲斐だっただろ。
[氷をがりがり噛み砕きながら、無愛想に言う。 一平太が残る決心をしたことは、黙っているつもりだった 父母に勇気を貰ってくる彼が、自分で伝えたいだろうから。
それに、あまり動じているように見えない朧に、ちったあ気を揉みやがれという、意地悪な気持ちもあった]
あ?海岸?
…………ああ。行くつもりだぜ。
[小さくなった氷を、飲み込む]
(179) roku 2011/08/23(Tue) 00時半頃
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>>178
えっ? そうなんだ。 あたしには、すごく親切にしてくれたけど……。
(180) Xiwong 2011/08/23(Tue) 00時半頃
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>>180
そうだよ きっと、勝君は夕ちゃんが好きなんだよ だから、優しくするんだ
[子供らしく、安易な発想で話をしてみた]
(181) rhino 2011/08/23(Tue) 01時頃
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……始めはな、仁右衛門との約束だから、仕方ねえって思ってた。 それから、どうやらこの村からいなくなる奴がいるってわかってから、邪魔して引き留めてやろうって思ってた。 で、今は……。
[未来人、が、一平太の他に幾人いるのか、誰なのかは知らない。 でもきっと、それぞれに悩み、結論を出したのだろうから]
……帰る奴がいるってんなら、最後まで見届けてやりてえからな。 俺あ、海岸に行くぜ。
ああ、頼んどいて悪いが、子供らを近づけるなってやつは、ナシにしてくれ。
[じっと、朧の目を見返して答える]
(182) roku 2011/08/23(Tue) 01時頃
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そうだな。生きがいを含め、あらゆる物を一平太に絡めていた。 ……昨日の夜の姿は、人には見せられん。
一平太も大人とまではいかないだろうが、もう子供じゃない。 最終的には一人で、なんでも。決めないといけないんだ。 決まりを破るにしても、守るにしても。
一平太の生きる道を、私が縛っては。駄目なんだよ。 だから。私は一平太に選ばせた。好きなようにしろ、と。
[間違っているのだろうか、と俯き、目を細めた。]
……そうか。 それなら。どうか、帰る者の邪魔はしないでやってほしい。 帰るべき場所があるのなら、帰らせてやろう。
(183) kuryu 2011/08/23(Tue) 01時頃
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……そうか。ありがとう。
[団十郎の言葉>>182を聞けば、ふと笑みを浮かべ。 半分溶けて氷水になったものを口に含み、立ち上がる。]
さて。私は見回りに戻るよ。 ……私も、夜には海岸に行くつもりだ。
[それじゃ、な。と、ゆっくり歩き始めた。]
(184) kuryu 2011/08/23(Tue) 01時頃
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おみつは、おめでとうの抱擁は一平太に任せた。
may-schnee 2011/08/23(Tue) 01時頃
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[もごもご。 何かを誤魔化すように話題を変えて。]
えっと。 今の内に、抜け出したほうがいいのかな? まだ明るいけど……。 どこかで、夜まで待たなきゃいけないのかな。
(185) Xiwong 2011/08/23(Tue) 01時頃
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[話題を帰る様子に、くすくすと笑って あえて、話題の転換に乗った]
そうだね、抜け出しちゃおうか? 未来に行く前に、挨拶したい人はいない? すぐに戻って来るのは、きっと難しいから 行ってきますくらい、言おうか?
(186) rhino 2011/08/23(Tue) 01時頃
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日向は、>>-557 おらほの時代不人気かなしいなwww
ebine 2011/08/23(Tue) 01時頃
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―村の傍の墓場―
[墓石は丁寧に磨かれていた。きっと、兄が訪れたのだろう。 白い花を墓前に供えて、一度日が高くなり始めた空を見上げた。青い。何処までも、青い空]
――――……父様。母様。今年も御戻りになるのでしょうか。
[「精霊伝説」は、未来人の時間旅行の口実でもあっただろうが。 それでも人が、その星空に先祖が戻ってくることを願うのならば、全てが嘘にはならないと想う]
私は、何も、打ち明けることの出来ないまま。 貴方達はお亡くなりになってしまった。 私を最期まで実子と信じ……。 それは今ではもう、取り返しのつかないことです。
[風が吹き込み、白い花弁を散らしていく]
それでも私にとっては、父母は、貴方達しかいないのです。 何の言い訳にもならないかもしれないけれど。 本当の父様と母様だと、思っていました。…今でも思っています。
(187) nekosuke 2011/08/23(Tue) 01時頃
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朧様は、…兄様は、 こんな私を自慢の弟だと言ってくれました。
そう。私にとっても。 何時だって、どんなときだって、朧様は自慢の兄様でした。 私が望んで押しつけた縁を、 あの方は、貴方達は、受け入れてくださいました。
それだけでは、ないのです。 私、この村で、大切な人が沢山出来ました。
みんな、みんな、―――――…宝物です。
(188) nekosuke 2011/08/23(Tue) 01時頃
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戻らないって言ったら。……兄様は、呆れるでしょうか。 それとも自分で考えて決めたことなら、 許してくれるかな…。
あれだけ大騒ぎしておいて、ちょっと、格好悪いな…。 でも、格好悪い位は大丈夫。
それでも私は、ここで生きていきたいから。
[祈りは静かに流れる]
父様、母様。私をまだ、息子として認めてくださるなら。 ――――――…どうか応援していてください。
(189) nekosuke 2011/08/23(Tue) 01時頃
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……そうか。 そうだよな。
[昨夜の姿は、と聞けば頭を掻いて]
おめえが何だか落ち着いて見えたから、あんまり悩んでねえのかと思っちまった。 そんなわけ、ねえのにな。 ……悪かった。 おめえは、やっぱり、あいつの兄貴なんだな。
[座ったまま、ぺこりと頭を下げた]
……ああ。海岸で会おうぜ。夜にな。
[立ち去る朧を見送る。 結局、一平太の結論は知らせていないままだ**]
(190) roku 2011/08/23(Tue) 01時頃
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一平太は、源蔵に飛びついた。(もはや定期!)
nekosuke 2011/08/23(Tue) 01時頃
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>>186
明さまには、行ってきますって言いたいな。 せんせにも……。 あれ、どこに行っちゃったんだろ。
[きょろきょろ周りを見回すけれど。 源蔵の姿はなかった。]
(191) Xiwong 2011/08/23(Tue) 01時頃
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>>191
せんせーは多分、ぺーたに会いに帰ったんだよ だから、お家でからくり弄ってるんじゃないかな どっちから、行こうか?
[とりあえず抜け出そうと、手を差し出した]
(192) rhino 2011/08/23(Tue) 01時頃
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>>192
そうなの? どっちでもいいよ。
[源蔵と一平太とのいきさつは知らないけれど。 からくりをいじりに帰ったと言われれば、そうなのだろうと思う。 朝顔の手を握って。]
(193) Xiwong 2011/08/23(Tue) 01時半頃
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>>193
じゃ、先にせんせーの方、行こうか? 明様への挨拶は、日が落ちそうになってからの方がいいよ 母さんに見つかると、困るもんね?
[手を握ってもらったから 嬉しそうに、歩き始めた]
(194) rhino 2011/08/23(Tue) 01時半頃
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おみつは、ひろしー*
may-schnee 2011/08/23(Tue) 01時半頃
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―鳩渓堂―
[一平太が団十郎を探しに出た後。からくりが完成したにも関わらず、寄合所へは戻らずに。それとは別の部品を、ちまちまと弄っている]
お祖母様、やっぱり僕は間違っていますかね。 でも、どうしてでしょうね。あんなに想い悩んでいたことなのに、今はとても、さっぱりした気持ちなんです。
[祖母に語りかけるように。何度も組み立てようとしては諦めた、それらに向かって呟いて]
(195) heinrich 2011/08/23(Tue) 01時半頃
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おみつは、色々落ち込んできた…ぐす。
may-schnee 2011/08/23(Tue) 02時半頃
おみつは、あと10で独り言600だねー。真昼。
may-schnee 2011/08/23(Tue) 02時半頃
おみつは、あ。ひろしー。(ぎゅうぎゅう)
may-schnee 2011/08/23(Tue) 02時半頃
おみつは、しかも休暇中なのに、今日はお茶しか作って?ない…
may-schnee 2011/08/23(Tue) 03時頃
おみつは、あー!
may-schnee 2011/08/23(Tue) 03時頃
おみつは、おめでとー!!
may-schnee 2011/08/23(Tue) 03時頃
おみつは、おやすみなさい。志乃。ありがとう。
may-schnee 2011/08/23(Tue) 03時半頃
おみつは、では、そろそろ(もう一度)休みます。
may-schnee 2011/08/23(Tue) 04時頃
おみつは、お話出来て、元気が出ました。ありがとう。あと、色々聞いちゃってごめんなさい。おやすみなさい**
may-schnee 2011/08/23(Tue) 04時頃
博史は、おやすみなさーいこちらもねるですー
10347 2011/08/23(Tue) 04時頃
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(>>170 ↓訂正します訂正させて下さいorz↓) 『ほんとに勝手ばかり言って、すまないけれど。 この村が本当に にいさんの帰る場所になればいい―― おこがましいかもしれないけれど、何となくこうも思ってのお願いよ。
ほら、 もちつもたれつ、御近所付き合い、 村へ混じるためには、それ位しないと、ってね。
これが最後の便りになるわ。 今までいっぱい迷惑をかけて、ごめんなさい。 そして、ありがとう。 お元気で。
紫苑にも、今までありがとうって伝えてね。
日向』
(196) ebine 2011/08/23(Tue) 08時頃
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―祭りの夜―
[小さな村ではあるが、年に一度のこの日だけは、精一杯の飾り付け、いくつもの出店、そして多くの人出で華やいでいる]
お、焼き鳥か、旨そうだな。ねぎまと、んー、皮をくれ。 いや、酒はまだ飲めねえんだ。今年は役員なんでな、あんまり酔っ払っちまうとまずい。 おう、ありがとよ。
[焼き鳥を囓りながら、一応役員らしく、騒ぎを起こしている者や迷子がいないか、注意を払って歩いている]
さて、源蔵先生のからくりはどこかね……はは、人だかりができてら。
[探すまでもなく見つかったそれへ近づいて、人垣の頭の上からひょいとのぞき込む]
(197) roku 2011/08/23(Tue) 19時半頃
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……羽衣の、伝説。
[精巧なからくりで現された、伝承の四つの場面]
『綺麗ねえ……』 『羽衣、何でできてるんだろう?すごーい』 『おい見てみろ、これ動くぜ!』
[人々が感嘆の声を上げる中、船大工は四基め……最後の場面に見入っている。 ただひとり、空を見上げる青年の姿]
先生……。
[どんな気持ちで、これを作っていたのか。 源蔵自身の生い立ちを思う。 一平太との別れの予感に怯えていた彼の姿が、寂しげな青年の背に重なる]
(198) roku 2011/08/23(Tue) 19時半頃
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ガキの頃は、天女ってなあずいぶんと薄情だって思ったもんだが。 ……あっちには、あっちの事情があるんだろうな。
[一平太は、羽衣を捨てることを選んでくれたけれど、 源蔵の祖母は、もうこの村へ舞い降りることはなかった]
……でも、天女は、記憶までは消していかなかった。
[源蔵の祖父も、家族も、祖母のことを忘れはしなかった]
それが、救いかね。
(199) roku 2011/08/23(Tue) 19時半頃
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[明之進と、語ったことを思い出す。 これまでにも、海岸から未来人たちは帰って行ったという。 村人の、自分たちに関する記憶を消して]
……どんな連中、だったんだろうなあ。 寂しがることもできねえってのは、寂しいもんだ。
『――だけが』
[ふと、脳裏をよぎる声]
『――るなら――残さ――』
…………?
[それは遠い、遠い、記憶の断片]
(200) roku 2011/08/23(Tue) 19時半頃
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『二度と会えなくなるなら、何も残さない方がいいだろう?』
(おい、何言ってやがる)
『よくあることじゃないか。俺のことは忘れて、もっといい人をみつければいい』
(おめえは、寂しくねえのかよ。悲しくねえのかよ)
『――悲しいからこそ、さ。あいつの悲しみごと消してやれるなら、その方がいい』
(ふざけんな、無かったことにしようってのか)
『無かったことには、ならないよ。俺の悲しみは、残るから。――俺だけが背負って済むなら、それが一番いい』
(201) roku 2011/08/23(Tue) 20時頃
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な……んだ、今の。
[こめかみを手で押さえるようにして、ふらふらと人混みから離れている]
……っかやろ。 あいつって、誰だよ。ああちきしょう、思い出せねえ。
……ぶん殴ってやったかどうかも、思い出せねえや。
[顔をしかめて、ふるり、頭を振った]
(202) roku 2011/08/23(Tue) 20時頃
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―旅館― [どうやら役員になったらしいとか、休んだとか。 それぞれが違う事を言っている。
こちらの端末じゃなくて、一平太の時航機が絡んで伊綱が役員になったのを知る]
あー、でもさっき見てきたんだけれど おみつは居なかったんだよなあ。
んー。 何も挨拶もしないのもなあ。
[考えた末に、伊綱の部屋に潜り込んで 適当なものに ありがとう そして _____ 大林 勝
二の句が浮かばない、いや書けなかった]
まっ、このままでもいっか。 [そのままにして、旅館を出る。向かうは、星降る海岸]
(203) aga 2011/08/23(Tue) 20時頃
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おみつは、あれ、やっぱり居ないのかな?
may-schnee 2011/08/23(Tue) 20時半頃
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―星降る海岸― [祭は顔出さずに来た。 意思が鈍りそうな気がしたからだ]
えーと、帰るためにはせんこーからこれをやれって言われてたな。
[時限ロックのかかったファイルを開ける]
な、なんだこれ。 ほんとにこれやらなくちゃなのかよ。
今までの人もやってたら…しかたねえ。 やーぁーってやるぜ!
(204) aga 2011/08/23(Tue) 20時半頃
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――お祭り当日夜:星降る海岸――
ちょ…
[悪戯に簪を抜き取られると、纏めていた髪が一気に解けた。 それは潮風に吹かれて波のようにさらさらと揺れる。]
――…成程、折角見送りに来た僕に対してそういうことする訳ね。
[じとーっとした目で勝丸を見つめて、ふっと微笑んだ。]
まぁ、いいや。 許してあげよう。
僕はかっちんよりも遥かに大人で寛大だから。 それに―――― ある意味、お相子だし、ね。
[処分してない赤茄子のことを思い浮かべる。]
(205) may-schnee 2011/08/23(Tue) 20時半頃
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