人狼議事


219 The wonderful world -7days of SAIGAWARA

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[あと、どれくらいのノイズが残っていただろう。
 大体は弱らせた。ぜ、は、と肩で息をし
 冷え切った指先を喉で温めながら目にしたのは
 闇色ではない、ノイズ。
 こちらをジィと見つめては、近付いてくるそれ。
 手にした氷槍で地面に縫い付けたクマの頭を
 ブチ抜きつつも視線で追えば、一声鳴いたか。
 闇色のノイズ退治をしていると言うのに駆け寄って
 そして離れて、またこちらを見てる]


『……あいつ、呼んでるみたいだ。
 なんかの罠か?
 それとも……助け、呼んでる?
 こいつら、死神も襲ってたし、もしかして』


[死神の誰かを助けようと?
 そもそも、そんな仲間意識が
 ノイズと死神とに成立しているか否かなんて
 男は知る由もない。
 しかし、死神もまた襲われていた現状に]


   ……あいつ、追ってみよう。
   いざとなったら、俺連れて脱出、な?
   俺はまだ大丈夫だから、お前も無理すんなよ!


[そんな風に相棒に声をかけて、狐を追いかけ
 走り始めたのだった。
 追ってくる残党が居たなら、氷槍を射出し牽制し
 そのまま、足先は南へと]*


メモを貼った。


メモを貼った。


─ →南:黒の精製陣 ─

[狐に誘われるままに、相棒と共に
 サイガワラ区の反対側、南へと連れてこられ
 その最中にも闇色の雑音は遅いかかってくる。
 死神の数自体は、少なくなっている気がするのは
 気の所為だっただろうか?

 此方に襲いかかってくることはない狐。
 それが導く先は何か、と
 雑音をいなし、滅し、時に避けて逃げ出しながら]

   大丈夫か、豊原?
   ………無理はするなよ。

[それは、互いに言い聞かせていた言葉かも知れない。
 やがて先に男が目にしたのは、
 公園で見かけたものと同じか似通った紋様。
 闇色の雑音が生み出される様。
 そして]


   …………あいつ…………ッ!!!


[視線の先に、二人の死神。
 ギリ、と奥歯を噛み締め其方を睨みつけるものの。
 また生み出される闇色ノイズ。
 しかし、自身と相棒の仇に近づくには
 どうしても、その精製陣が、邪魔で。

 邪魔で、雑音も、雑音を生み出す精製陣も!]


   このぉっ、砕けろぉぉぉ!!!!


[怒りの咆哮と共に陣の真上に精製されたのは
 巨大な氷柱を思わせる氷の槍。
 それは、精製陣目掛けて真っ直ぐに落ちていき
 そこから今まさに生み出されようとしていた
 闇色の雑音をも巻き込んでバキバキと砕けながら
 その紋様を切り刻んで行く。

 バヂッ!!と、辺りに放電した様な音が、響いた]**


[
  (短い短い華の命。
   散る間際まで、満足の行く生であったのか、
   それすら見る事を赦されない個々の華。

   なれば、その刹那くらいは、
   儘、真白に彩を乗せられたなら、と。)


仄かに疵の名残は感じながらも、
降参宛らに振られた手と言葉と、余りにも己に正直であれたものだから、夢と思ったまま。]

 だとすれば、君が消えなくて良かった。
 恨むと同時に、空虚を感じただろうから。


[立ち上がっていた君の下駄が、軽く音を立てた。]


メモを貼った。


メモを貼った。


 
 嗚呼、余りにも忙しくて、
 静寂とは当分無縁だったから。

 今日一日くらいは赦されて善いだろう、て、

[明朗に笑うその姿を、眩しげに目を眇めて見上げたなら、腰を起こして立ち上がる。
招く君の横に添って、“行き当たりばったり”に付き合ってくれるらしいのに笑って返せば、はにかむでもなく言われた言葉に頷いた。]


 ……私の事?
 はは、そんな事で良かったら。

[それから、尚も行き当たりばったりを続けるように、「気になった道を適当に選んで行くでは駄目か、」などと言った。]*


メモを貼った。


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