人狼議事


82 【薔薇村企画】 Contagio ―共鳴―

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[冷ややかな水を湛えた場所は雪ぎ場のようで。
水辺に膝を落としたサミュエルの背を見つめ、
聞こえた声に目を伏せる。]

 
 …………。

[それは、自分がラーマになってからもだろうか。
その時は、自分を置いていくつもりだったのだろうか。

聞きたいことはあって。
けれど言葉にはならなくて。


答えを聞くのが怖かったわけではない。
この神聖な場所に不似合いな思いを抱いてしまったから。

だからただ無言で、その背に額を預けた。]


メモを貼った。


【人】 心意六合拳 攻芸

――縁側――

  …………、

[ラーマと家の前で別れ、庭から入って縁側へと向かう。
 なんとか帰って来れたが、チアキは。


                 ―――…ぱきん、


 右腕が肘から砕け、地面に刀を持った手が転がる。

 ああ、もう。

 チアキのことを、両腕で抱きしめることが、できない。]

(294) 2013/05/18(Sat) 20時頃

【人】 心意六合拳 攻芸

  ………ただいま。

[返り血を浴びて、白銀の道着は赤く濡れたまま。
 水浴びをしてくるにも、そう時間は残されてなさそうで。

 傷を受けて抉れた脇腹を、抑えることもできない。
 ああ血腥さで、折角の食事が台無しになってしまう。
 折角、最期の食事なのに。

 ごめんな。

 首から頬までを黒石に変え、動く部分を歪めた。


 きっと、――――――――それは笑顔だったのだと思う。]

(295) 2013/05/18(Sat) 20時頃

【人】 心意六合拳 攻芸

[腰を縁側に据えて、用意してくれた食事を前にし、
 空に浮かぶ月と、チアキの横顔を見ながら口を開く。 ]

  ……きれいだな。

[そうして、最期の時を穏やかに迎えた。**]

(296) 2013/05/18(Sat) 20時頃

[背中に受ける感触と僅かな重みに振り返り、
片腕でドリベルを抱き寄せた。
こめかみと目元に唇を寄せる。]


 特別な場所 … ってこと。
 他にも、たくさんあるよ。


[夜になると光る花の咲く渓谷だとか、
陽の光が雨のように降り注いで見える洞窟、
泉にはいつも綺麗な蝶が集まっている。
…そんな話を、続けて。

村の周りの森や山だけでも、
熱心に探索しないと見つけられない場所は
きっとまだまだたくさんある。]


 全部、一緒に見に行こう。


心意六合拳 攻芸は、メモを貼った。

2013/05/18(Sat) 20時頃


心意六合拳 攻芸は、メモを貼った。

2013/05/18(Sat) 20時半頃


[サミュエルが病で死んでよかったと、
そんな最低なことを考えた。
それはラーマになるか問うた時にも抱いた想い。
抱き寄せる腕はきっとそんなことは知らないだろう。

落とされる口付けを赦しと錯覚してしまいそうで、
けれど目を瞑って享受する。]


 ……ちょっとずつの…楽しみにします。
 …一度に見たら……感動が薄れそうですから。

[挙げられるのは、想像し描くだけで煌く、
きっと本物はそれを越えるだろう場所。]


 …新しい場所も…たくさん見つけましょう。

[小さく笑んで、付け足した。]


[自分は戦で死ぬのだと思っていた頃、
強大な魔物に殺される予感を抱いていた頃、
ドリベルは死に際に手放そうと思っていた。

それはこの沢で何度か考えていた事。

自分にとって彼が唯一のラーマだと確信はあった。
しかし、彼にとって自分が唯一のライマーだと、
自らを過信する事は無かったから。

死に至る病の脅威を聞いて、
実際的な死を間近に感じるまでは。


それは、抱きしめてこんなに傍に居ても
ドリベル自身には告げていない数日前までの秘密。
それは今も色濃く残る、
死に伴ってしまったという罪の意識に繋がる思考。]


 うん。一緒に見つけていこう。
 ボクらの特別な場所を … たくさん。

 時間は無限にありそうだしね。


[笑ってくれるドリベルの目元へ
もう一度、口付けを。

楽しい想像に、胸を踊らせて。]


メモを貼った。


……うん。

[これからも、という言葉に頷いた。
涙のあとが残る兄の顔を、僅か眉毛を下げた笑みで見つめる。

しっかりと笑うと言ってくれたのだ、兄に恥じぬよう、
自分も笑えるようにならなければ。

晴れた日も、雨の日も。
胸を張って歩いて行けるように。]


[永い未来のことを少し話して。

穏やかな時間の中、
跳ねる飛沫や流れてくる木花を眺めたり、
風と森が奏でる囁きを楽しんだ。]


 ……また…季節が変わったらきましょうね。


[その時はまた、きっと別の顔を見せてくれるだろう。

太陽が傾く前には、村へと戻ろうか。]


 秋に染まる森も美しいよ。
 雪も。

 この身体なら
 冬でも、きっと寒くないだろうしね。
 

[帰路の間も軽く会話を交わして。

例えば行ってみたい場所や、
見てみたいもの、してみたい事について。
永遠の時間をふたりで過ごす計画。


森を抜けて再び村の道を歩く途中で、
弁当箱を抱えたチアキを見かけた。
包帯に面積が心なしか増えているような。]


メモを貼った。


……長居してしまったな。

[自宅の中から外に出てみれば、既に二人はいなかった。
待たせすぎてしまったから、仕方がない。]

……どこか、行こうか?

[兄へと話しかける。
残された時間をどう過ごそうか。]


メモを貼った。


 言っておくけど、私が恋しくなったからといって、わざと早く帰ってくるような真似だけはしてくれるな?

[からかうように笑いながら、弟と手を取り合って外に出てみれば、ドリベルとサミュエルの姿はもうなかった。]

 ……ん。
 あとから謝りに行かないと。

[申し訳なさそうに肩を竦め]

 どこへ……。
 なら、どこか風の気持ちよさそうなところ?


[見つけたチアキの行く先は、当然自分達と同じ方向で。
けれど自宅ではなく入っていくのはこちらの家。]


 …………。

[机の上に置かれたお弁当箱に、目を細める。
聞こえた言葉に、約束だったねと呟いて。
分からないという呟きと首まで広がった包帯の白に、
暗い予感が胸を占めた。

ただ、現実にならないことを祈る。
チアキには攻芸と一緒に元気に頑張っていってほしいから。]


 ……ありがとう…チアキ。いただきます。

[実際に口にすることはできないけれど。
大切に作られた、料理に込められた想いは必ず。]


……そんな事するくらいなら、
最初から戻るなんて言い出さない。

[からかわれて、苦笑する。
実際寂しくなりそうだから、良い返しが思いつかなかった。]

…ああ、いいな。行こう。

[先程の会話のせいか、外だというのに手は、離せなかった。]


― 自宅 ―

 
 あ。ひよこ豆。


[チアキが食卓に置いた弁当箱には
美味そうな料理が詰まっていた。
目ざとく豆料理を見つけて目を瞬かせた。


よく見れば、やはり増えている包帯。
包帯で覆われた下に何があるのか、
悪い想像が膨らみかけたが
首をゆるく振ってそれを払って。

頑張っている様子のチアキを見つめる。]




 美味そう。
 チィ。ありがとう。


[珍しく素直な礼の言葉をかけて、
去りゆくチアキを、見送っただろう。]


[繋がれたままの手に、嬉しそうにくすりと笑う。
 一部の村民にはもう勘付かれているだろうし、折角の時間を、あまり無駄にしたくもない。]

 どこがいいかな……。

[見上げた空は青い。]

 草原か、河原あたりなんてどうかな。


メモを貼った。


[二つ提示されて、少し考えて。

ん……じゃあ、河原、行ってみるか?

[河原の方が、草原より少し遠く。
村の中をゆっくり歩くために。]


― 自宅→ ―

[チアキが去っていった家で。
食卓に乗った料理が
否が応でも日常を思い出させて少し切ない。


昨夜、深く深く眠ったせいか、
まだ眠気も遠く。珍しく。


再び、村を歩いてみようかと。
ドリベルに声をかけてから、外へと。

宛てもなく、ゆったりと散歩を。]


 ん、行こうか。
 今日は天気がいいから、きっと川の水も気持ち良いだろうね。

[そう言ってから、ふと考えて]

 ……あぁ。
 私達は触れなかったか。

 けれど川のせせらぎを聞けるのは、嬉しいね。

[冗談めかし、少し笑う。
 歩くペースはゆっくりと、周囲の景色を楽しむように。]


[チアキの残していってくれたお弁当。
相変わらず手はすり抜けてしまうけれど、
心はいっぱいになったつもり。


誘われて三度外へと。
二人でゆったりと歩く散歩道は穏やかで。



風が少し悲しい気がするのは、
夜を迎えるからかもしれない。]


 …風邪を引いたりすることもないですし。
 ……星を見ながら眠るのも…いいかもしれませんね。

[果てのない星空を眺めながら。
思いついた言葉をそのまま口にする。]


―――――。

[その、散策の途中で。
楽しそうに食事をする一帯を見つけて。

チアキの包帯の範囲が、広がっているのを見る。
…隠しているようだ、と。

胸がざわついた。]


 いいね。
 でも、外じゃ いろいろ …
 … そういう事は、出来ないね。


[してもいいんだけど。と付け加え。

夕暮れ時から夜にかけての時間、
村のあちこちを歩いて回る。

眠るならどこが良いかと思案しながら。]


 なに?

[足を止めた弟と同じ方向へ視線を向ければ、空き地での、楽しげな食事の風景があった。]

 あぁ、チアキ達───

[楽しそう、と言おうとして、止まる。]

 …………。

[どこか、違和感がある。
 胸騒ぎがして、握った手の力が強くなる。]


[死者が生者に出来ることはなく。

そして仮に、生きていたとしても。
病が発症してしまえば、止めるすべはない。]

……楽しそうだな。

[元気そうに笑うチアキ。
発症していたとしても、していなかったとしても。
彼が、明るく過ごすと決めたなら…。

声は、思っていたより寂しげに響いたけれど。]

パン……食べてくれてる、な。

[泣きたくなる気持ちを耐えて、
強く握る手を、握り返した。


 ………    。

[ぱちり、と二度ほど目を瞬かせて。
しばらく。かなり。沈黙してから。]


 ……誰も見えないなら…いいんじゃないですか。

[俯きがちに呟いて。
慌てて打ち消すように、別の話題を振る。]


 ……ところ、で。
 …前髪切るとしたら…どうやったら切れると思います?

[鋏に触れないからどうしたものか。]


[沈黙の間は、同じように目を瞬かせながら
ドリベルの顔を見つめていた。]


 ………… いいんだ 。


[それは良いことを聞いた…とは言わないが
目を細めて唇には笑みを。
小さく呟きを返して、不穏なほどゆっくりと頷いた。]


 ホレさんを握った
 ケヴィンさんに切ってもらう … とか。


[触れられる刃物を思い浮かべてみれば
その発想にしか行き着かなかったが。

想像してみれば、実にシュールだった。]


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