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──………… あり が とう、
[ 嘘だ って 最初は思った。
だって私はあの人を"おにーさん"と認識していたから
そもそも選択肢から外れているわけだ。
シーシャが私のシュシュを見て、
まさか?と思ったことも知らない訳で。
だから 少しずつ話される、
何時かの日の出来事が耳に届いて、
それを理解していく度に、
私は 段々 ぽかん、と して
やがて絞り出すみたいに 告げた
ずっと言いたかった、私、
……初めての、私の プレゼント、
なんでシーシャ おねえになってるの、
そりゃ、見つからないわけだよ…
[ 力の抜けた笑みを浮かべて、
あれはヤンチャしてた頃の私です なんて
恥ずかしくて言えなかったから、
遠回しの、だったけれど。
あまりに波瀾万丈な七日間だったから、
その パートナー、だったから
分かってくれる、かな。
伸べられた手に乗る、何時かの青色を
指先で摘まんで 再び私の手に戻す。 ]
……最後に 言えて良かった。
[ ぽつん、と 呟き* ]
【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ>>130 やった!一匹ぶよった!! (134) 2017/06/24(Sat) 22時半頃 |
【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ[でも噛み付いた牙は通らない。 (136) 2017/06/24(Sat) 22時半頃 |
【人】 覆面嫉妬団 ミルフィクマはぶよぶよになったけど、 (143) 2017/06/24(Sat) 23時頃 |
【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ量が!!!!多いよ!!!!! (147) 2017/06/24(Sat) 23時頃 |
【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ大丈夫じゃ、ないよ! (155) 2017/06/24(Sat) 23時半頃 |
【人】 覆面嫉妬団 ミルフィは…はい! (158) 2017/06/24(Sat) 23時半頃 |
【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ>>156 (163) 2017/06/24(Sat) 23時半頃 |
【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ[7日間に逢った死神たちを思い出す。 (164) 2017/06/24(Sat) 23時半頃 |
― 少し前 ―
[ノイズの大本らしきところを見つければ
それと同時に自分を呼ぶ声
――任せて?
[もうへまはしない。だって、一緒に帰るんだから。一緒に生きるんだから。
丈司の頭に手を優しくぽん、と置いた後、振り向かずに大本の仁へと駆けていく。
あたしは、前だけを見ていればいい。後ろは、あの子が守ってくれるから]
[進行を邪魔するノイズのみを沈め、陣の壁のもとへ。
もちろん、そこまで到達するのに自分の力だけでは無理なことはわかっていた。
己の背後で咲くサルビアの花は、なんと雄々しく、美しいことだろうか]
―――……
[生への約束、想いは鋼に代わり、障壁となるものすべてを打ち砕く。
硬質化した脚はそのまま陣の中央に延ばされ、壁ごと貫き、ノイズごと葬り去られたことだろう]*
メモを貼った。
[ 問いかけてみたけれど、
確信なんか全然なかった。
ただ、同じ物を持ってた、
同じ年頃の女の子で、
…… その持ち主を知らないってだけで。
でも、振り絞るな声で告げられたお礼に、
ようやく、あの日の少女の姿が ―― 重なった ]
いや、ちがっ ……
あれその …… 事情があって!
アタシは最初からこうだったの!
[
思わず口を出る弁解めいた言葉。
「 道路に転がってて危なそうな人だったから、
身バレしたくなくて演技しました 」
なんて、言えるはずもない。
それに、男口調で話したのが知られたの、
…… 恥ずかしいし。
金髪のあの子がアナタだって、分かったけど、
アタシの事も、どうか内緒にしててね ]
【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ……記憶がなくても。 (169) 2017/06/25(Sun) 00時頃 |
[
それから、零された呟きに“最後”を知る。
―― リョウ、が。
消え去ってしまいたいと願っていたこの世界に
それでも居た理由が自分にあったなんて、勿論知らない。
でも、それも達成された。
あとは来るべき時に、別れを告げるだけ。
それで彼女との七日間はお終い。
そうして二度目の喪失を迎えて、
彼女の望み通り、彼女を忘れず生きていく。
そうしようと、決めた ]
[ ―――― はず、だったんだけど、な ]
…… あのね、リョウ。
アタシも誕生日なの。明日。
[ ぽつり、零す。
多分、と付け足したのは、
繰り返されるゲームの中で、
今日が“いつ”かがよく分からなくなったからだ。
死んだ日の翌日が、その日、だった ]
でもね、アタシの家族、みんな死んじゃって、
祝ってくれるのはダイレクトメールくらい。
だから、一人でいいお店行って
美味しい物でも食べようかなって思ってたのに、
お金、アナタのドレスに全部使っちゃったわ。
[ しかもそのドレスももう使い物にはならない。
死んだからいいや!って散財したけど、
生き返れるとなったら話は別だ ]
生き返っても、アタシ、
独りぼっちで、何もない寂しい誕生日よ。
だから …… だから、リョウ。
アナタに使ったドレスの代わりに、
アタシの誕生日、祝って頂戴。
[ 彼女の願いを一つも叶えられないから。
彼女の人生の責任も負えないから。
だから無責任に彼女の手を引っ張れない。
―― そんな“大人”な思考は引っ込んだ。
あの日、道路に転がっていた少女が、
目の前にいるリョウと知ったから。
( ひったくるように、
プレゼントを抱えた彼女の姿が目に焼き付いて )
孤独な少女を、孤独のまま終わらせたくないと
思ってしまったから ]
【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ>>162 (173) 2017/06/25(Sun) 00時頃 |
[手が伸ばされようとしていた事すら知らないのは盗られてしまったからこそだろう。
だが、同時に、嘘だとかを気にせずに誰かと距離を詰めようとできた所以でもあった。
だからこそ、先生が負い目を感じるならば、それは本来青年自身も感じるべきものなのだ。
(誰も“自分”を掬い上げてはくれないと。
声を上げもしなかったのに、勝手に思っては、
如何しようともしなかったのだから。)
そうして、先生がその先行きごと手放そうとした事を、未だ、半ば夢心地の青年は知らないのだ。]
プレゼントなんていらないから。
明日、おめでとうって言って。
生き返って、祝って。
[ まるで“子供”の我儘だ。
だけど、もうそれくらいしか
彼女を引き留める術を知らなくて。
下がった眉と不安げな目で、
きっと情けない表情になっているだろうけど、
それでも真っ直ぐにリョウを見つめた ]*
【人】 覆面嫉妬団 ミルフィく…クマ!!ぶよぶよになっちゃえ!!! (174) 2017/06/25(Sun) 00時頃 |
[
瞬間、蒼い光が走ったかと思えばすぐに陣は活動を停止し無残な破片へ変わり果てた。
もうこれで西エリアからまっくろなノイズが発生するという事もなくなるはず。]
…やった!
[その様を見届ければ
頭上に咲き誇るサルビアを揺らしながら少年は彼女のもとへ駆け寄っただろう。*]
【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ―――ひゃぁっ!! (184) 2017/06/25(Sun) 00時半頃 |
【人】 覆面嫉妬団 ミルフィふぇ…っ? 何……??? (188) 2017/06/25(Sun) 00時半頃 |
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