29 Sixth Heaven
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― >>117 ―
うん……じゃあ、行こっか。
[話を終えこちらへとやって来たムパムピスの表情に、 少し心配そうな顔をしてチャールズ達を一度振り返った]
ムパムピスお兄ちゃん、大丈夫? なんだかとっても、哀しそうな顔……。
[気遣う事が余計に負担になったりしないだろうか。 そんな戸惑いもない交ぜになりながら。 彼の歩調に合わせてスティーブンの待つ部屋へと向かったのだった。 その際にお腹の音を聞いてしまい]
後で、台所で何か食べなくちゃだね。
[情けない顔で謝るのには、ちょっとだけ微笑んだ]
→ 現在へ ―
(122) 2011/04/19(Tue) 23時頃
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―待機室―
……いいえ。 横になったのに、お休みになられず 此方へ視線をくださるのだなと
[瞬く瞳を黒檀色は静かに見遣ると]
ペラジー? 眠いわけでないなら、傍にいらっしゃいませんか。 夫人が会話をお望みなのです。 出来るなら、彼女の手が届く場まで。
[怠惰の器に対して、試すような頼みを向ける]
(123) 2011/04/19(Tue) 23時頃
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男の嫉妬は身ぐるしいっすよー?
[プレイボーイといわれてにこりとラルフを見やり ただ、本人は緩く首を傾げてる。]
あんまり頭柔らかくして そこの、軟派系頭脳労働者になるのもあれですが ……足して二で割るといいかもしれないっすね? 憂さ晴らし、八つ当たりぐらいなら オレでも聞けますよ……宗教談義はついていけませんが
[息はくベルナデットに翠を細めて 最後の皿を棚にしまい水周りを付近で拭う]
……さて、オレはマーゴと一緒に スティーブン先生のありがたいお話を 聞かなきゃいかんので、名残惜しいですがこの辺で
[そうして、皿を洗い終えれば 一つお辞儀をするのは道化師のそれ]
(124) 2011/04/19(Tue) 23時頃
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紹介するのは構わないんですが顔はどうでしょうねえ。
[なにせ居場所は自分の中。顔など24時間一緒にいるラルフにもわからない。]
まあ……出られれば、ですね。何事も。
[ふっと、顔を伏せ、2秒。くるりベルナデットを振り返り。]
そう、思いつめてもいいことなんかないんですよたいてい。 それはともすれば偽善にすらつながる。
……大好きですけどね、偽善。僕は。
(125) 2011/04/19(Tue) 23時半頃
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―微回想:待機室―
……放送の入った、少し後から。です。
[姿を見て居ながら声をかけて居なかった事に、 何故かバツの悪さを覚えながら。 けれど嘘をつく事もできず、問い>>89には素直に答え。]
結構、見える物見たいです。 ぼやけてて、誰だか判別するのにはじっと見ないとわからないみたいですけど。
[話を逸らすかのように、モニターに見える映像について、 見えない彼女へと説明をした。 何か問われれば、見えたままを素直に言葉に乗せただろう。]
(126) 2011/04/19(Tue) 23時半頃
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なに、覆面でも被ってんの?その友人?
[出しなにラルフの言葉にくすくす笑う ……ただ、顔を伏せる様子には 先程までの嫌な空気を思い出し 軽く息を吐いた。]
……偽善とか善とか、うっとーしーなーも〜 細かく分類わけすんの、皆好きね。
[ベルナデットにラルフが口にした言葉に 頭脳労働者は理屈型ばっかでいけねぇと 軽く愚痴一つ零して台所を後にする]
(127) 2011/04/19(Tue) 23時半頃
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[ペラジーの問いに、ゆっくりと耳を傾けた後]
もっと、前のことを、お願いできますか? あなたは、元から……その、こうだったのかと、聞いてみたくて。
[口調は自然と彼のように、緩やかなものに]
わたくしは……ええ、さほど、変わっておりませんから。
[先刻のチャールズの言葉を繰り返す。その声は重く]
(128) 2011/04/19(Tue) 23時半頃
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―待機室―
…? たくさん食べたから、疲れた。けど ――まだ、眠くない。から。
[黒檀を写したあおが、もう一度、ゆるやかに瞬く。 ――視線を向けた事は、そんなに不思議だろうかと言いたげな色は やはり、常よりも反応が色濃い事の自覚は無いようで。
次いだ言葉に毛布の上で横になったまま。かくん。と再び首が傾ぐ。返事は、無い。 …もぞ、と僅かに身じろいで、寝返りを一度だけ打って。 ――たっぷりの沈黙を経てようやく 緩慢な動きで身体を起こした。
一緒に毛布を引き摺って、ぺたり、と素足が床を叩く音。 長い時間を掛けて漸く近くまで寄ると、再びぺたりと座りこんだ。]
(129) 2011/04/19(Tue) 23時半頃
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[頭を撫でられた。 殆ど目線が変わらないので、違和感も感じたが]
…足して、2、ですか。 難しいです。私も、百合の花でもお持ちすればよかったかしら。
[ラルフ=薔薇の人という刷り込みは抜けていないらしい。 偽善という言葉には胸がいたくもあるけれど]
やはり…、難しいですね。
[そうとしか、言えそうになかった]
(130) 2011/04/19(Tue) 23時半頃
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―待機室― [メインルームしか見えない壁に映された場所には、 今は誰も映らない。 トニーの暴食を見ずに居るのは、ある意味不幸中の幸いか それとも]
……ああ、いい子ですね ペラジー
[幼子に言うような低く柔らかな音で紡ぐほめ言葉。 ようやく近づいたペラジーの気配は パピヨンにもわかるくらい近くにある。 >>128彼女が彼に問う答えは確かに気になっているので 男は重い彼女の音に答えるだろうペラジーの様子を伺っている]
(131) 2011/04/19(Tue) 23時半頃
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……わたくしが、あの方の"視"ているものが得られぬと識ったとき。 わたくしが、あの方と、あの方との恵みを失ったとき。 わたくしは、どうしようもなく理由を求めました。どうしてこのような災いがわたくしに降り掛かるのかと。 どうして、わたくしが、わたくしだけが、と。
[告悔のように、あるいは独り言のようにぽつりぽつりと言葉を続ける。 夫のことはいつも、あの方、と告げて名は呼ばない。名を呼ぶことさえ自らの身には恐れ多いと。 少し乗り出していた身体を戻す。 腰を抱くチャールズの手にもたれかかるように、ふたたびその身を長椅子に沈めた]
やがてそれは、わたくしが賎しい存在だからだと。穢れているからだと。そう思い至りました。 いえ、そう思いたかったのでしょう。賎しい考えから逃げるために。
今なら、そう考えてしまうのです。様々なものが耐え切れぬ、この場所では。 ……傲慢。ああ、わたくしにふさわしい言葉ですわ。
[深く、息を吐いた]
(132) 2011/04/19(Tue) 23時半頃
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まあ、フィリップのいうとおりですよ。 深く考えなくてもいい。感情のまま、おもむくまま。
[いうなり、唐突にその頬を撫でる。]
他人の手が温かい、それくらいは覚えておいてもいいんじゃないですかね。 それだけでも違うものです。
ま、僕の手は温かいふりだけ、かもしれませんが。 落ち着いたら大部屋にどうぞ。トニーたちの姿も見れますし。
[笑って、台所を去っていく。]
(133) 2011/04/19(Tue) 23時半頃
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― 個室11 ―
[気のつく、と言われてぱちりと灰青色が瞬いた]
そう、かな。 でも、そう言ってもらえるのは嬉しい……かな。
[それを褒め言葉としっかり受け取った様子で。 トニーの話をした時に彼が動きを止めたの気付くと、 スティーブンを見上げるようにして]
うん……ペラジーお兄ちゃん以外は、皆。 ペラジーお兄ちゃんの前の器も、かな。 1年しか一緒じゃなかったから、 そんなにいっぱい仲良くなれなかったけど。
(134) 2011/04/19(Tue) 23時半頃
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― 台所→個室11号 ― [台所を立ち去る前に聞こえた百合の花。 その単語と発想を思い出して小さく笑う。 その言葉には、”ま、気軽に声かけてよ”と 難しく捕らえる様子に苦笑して手を振った。 >>133は見てないけど見てたら 裏手突っ込みぐらいはしたかもしれない。]
[それはさておき辿り着いた11号室 まさか、自分がスティーブンの個室を 訪ねることになろうとは 少し前から思いもよらぬ急展開と思いつつノックする]
スティーブンのおっさん、いる?
(135) 2011/04/19(Tue) 23時半頃
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…「こう」? ん、と。 …あんまり、思いだせない んだけど。
[実の年齢には明らかに相応しくない幼子に向ける様な褒め言葉>>131に、 ――気分を害する様子も無く、黒檀を見たまま、一つだけ頷いて。 続く女の問いを咀嚼するように。こくり、こくり。と、再び何度か浅く頷いた。]
…え、っと。 ――学校に行ってて、とうさんと、かあさんと…、おとうとが、いて。 …ともだちと、あそんだり、してた。
[たしか。 と付け足すその記憶は、酷くうろ覚えらしい。 忘れた訳ではないのだけれど、思い出そうとすると―― 直ぐに面倒になって、…どうしても思い出せない。
ただ、器として――呼ばれるまでは。 ありきたりとも言える極普通の生活を送っていたのだけは、充分に伝わったか。 これで聞きたい事の答えになるのか判らないと、かくり、首を傾ぎながら。]
学校にいくのも。あそぶのも、すき だった。
(136) 2011/04/19(Tue) 23時半頃
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―微回想:>>119―
――……、ぅ。
[>>119縋るようにして顔が近づけば、 少しだけ呻くようになり、気恥ずかしさも混じってか顔が赤くなる。 けれどそれを止める事は無い。
囁きには、一度目を伏せ。 ……顔を上げれば、表情は先程>>115と同じような。 そんな顔のまま、言葉を落とせば身を離したのだった。*]
(137) 2011/04/19(Tue) 23時半頃
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[>>132秘めていた思いを零す声が、間近に聞こえる。 あの方、というのが彼の夫で 恵みというのが、生れ落ちなかった子であったと 知っている]
――…ベイル夫人
[長椅子の傍らに、まるで妻と寄り添うような近さで 体重が半身にかかると、そっと腰を抱く手を滑らせ 肩を引き寄せる]
何時も通り、非難も、批判も、意見もいたしませんよ。 私はただあなた方の話を聞いて差し上げる事しか出来ませんが 少しでも心穏やかになれるなら いくらでも、この身を割きましょうね。
[黒檀色は陰りを帯びたまま、其の視線が ふくよかな胸元をすべり、下肢を眺める。 それから一度首を振ると、無理矢理のように ペラジーがうろ覚えの記憶を引き出す様子へ意識を向けた]
(138) 2011/04/19(Tue) 23時半頃
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―個室11―
いえ、大丈夫。 ……お腹が空いていた、みたいで。 ありがとう。
[>>122気遣いには、へらりと誤魔化すような笑みを見せ。 ……祈りに反して鳴ったお腹を、逆に利用した。
そうして個室に辿りつけば、ぺこりとスティーブンに頭を下げて。 幾つかあるうち、椅子を一つ借りて腰掛ければ、 二人の話を静かに聞きつつ、フィリップの来るのを待っていた。]
(139) 2011/04/19(Tue) 23時半頃
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[ノックの音と声に、扉の方へ視線を向ける]
フィルも、来たみたいね。
フィル、皆いるよ。
[そうして、開いたままの戸口へとひらひらと手を振ってみせた]
(140) 2011/04/19(Tue) 23時半頃
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あなたの ……父親と母親は、今はどうなさっているのでしょう。 別れの日 彼らに何といって出て来たのですか……?
[ペラジーに家族が居た、と聞いて。 脳裏に妻子の顔が浮かぶ。 傍らの夫人に、擡げかけていた欲は 静かに波が引いた]
(141) 2011/04/19(Tue) 23時半頃
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ムパムピスは、ノックの音に、視線を其方へ向けた。
2011/04/19(Tue) 23時半頃
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2011/04/20(Wed) 00時頃
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― 個室11 ― [開いたままの戸から見えるのは マーゴ、ムパス、スティーブン。 マーゴの小さな手が言葉と共に呼びかける。]
わりぃ、遅くなった。話はどの辺まで?
[そう面々に向かって言葉を発しながら 行儀よく座るマーゴの隣にたって]
(142) 2011/04/20(Wed) 00時頃
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―個室11―
―――…。
[マーゴの答えに、 ほんのわずか眼を細めたようだ。 だが、続いた前の器の話しには、表情は常のように。]
…君は、ギルバートを知っていた。 少なくとも7年より長く――器として、居ることになる、か。
[10年。その区切りを思うムパムピスはどんな顔をしていたろうか。]
ペラジーの、前の器とは、どんな ―――
[問いかけたとき、 フィリップの声がした。 開いたままの扉まで行き]
どうぞ。まだ、話しは始まっていない。
(143) 2011/04/20(Wed) 00時頃
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ひゃっ!?
[頬に伸ばされた手に、驚いて小さく声をあげた。 女子修道院に女学校、世界は閉鎖的で しっかりとした意思を持ってからというもの 男とのふれあいなどないに等しかったのに] …お、おぼえて、おきます…。
[真っ赤な顔で俯いたまま蚊の啼くような声で告げる。 そのまま、台所から去っていく二人を見送ったあと へなりとその場所にへたりこんだ]
………〜っ…
[どうやら、驚いたどころではないらしい]
(144) 2011/04/20(Wed) 00時頃
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…? なか、いいね。
[共に引っ張ってきた毛布を引き寄せ抱えながら、 近い距離で触れる二人に、ぱちりと、瞬いた。
知人なのかと問いの意味なのか。 …夫婦の様な、その距離の近さを示しての言葉か 足りない言葉で、その真意までは計り知れないが。]
――、…わかんない。 7年 うちに 帰ってないから。
[今、両親が如何しているのかと。 その問いには、暫しの空白の後にふるりと首を振った。]
いつもみたいに。いってきます、って。
(145) 2011/04/20(Wed) 00時頃
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フィリップは、スティーブン>>123に翠は濃紺を見据え頷く。
2011/04/20(Wed) 00時頃
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7年……そっか、そんなになっちゃうんだ。 ギルバートお兄ちゃん達が此処を出ていってから。
私は……8年、のはず。 もうすぐ9年にも近いのかな。
ヘンリエッタは、赤い巻き毛の女の子で。 外に出たい、もう疲れた、って。 最後の方は毎日のように言ってたらしいわ。 私、まだ小さかったし新しい器だったから。 あまり見ない方が良いって遠ざけられてて、 そんなに詳しく知ってるってわけじゃないんだけど。
[当時を思い出して、少し痛々しげな表情になる]
(146) 2011/04/20(Wed) 00時頃
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横になるよりも、何もしないよりも、すき、でしたか?
[ペラジーの日常に耳を傾ける。 ぺたりと進む音や覇気のない声は、それとはかけ離れたもので。複雑そうに、見えぬ眼を瞬かせた。 "接続"されていない状態でもこうならば。ふたたび繋がれたなら、彼は。 そして、自分は]
…………。
[想像してかぶりを振る。思いは綴れぬまま口をつぐんだ。 それでも仲が良い、という言葉には微笑んで、さらに身を寄せる。 彼の視線には気づかない。欲情など湧かない。ただ、自身が欲するままに、ぬくもりを求めているだけ]
(147) 2011/04/20(Wed) 00時頃
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―個室11― [一度廊下の方を見てから、 すぐに続くものがないようであれば、扉を閉じる。 強い翠色がスティーブンを見ていた。 マーゴの語るヘンリエッタの様子に 僅かに目を伏せた。 ギルバートは――と。呟きかけて、今は止め。]
…では、話そうか。
まず、マーガレット。 私は君に謝らなければならない。 私は、君に嘘をついた。
[謝罪から始まるそれは、彼らにどんな印象を与えるか。]
(148) 2011/04/20(Wed) 00時頃
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……ありがとうございます。
[独白に返る応えはいつもの言葉。>>138 嬉しそうに唇を緩めるも、どこか物足りなさも感じて。 帽子の縁をすいと上げる。するりとした額と、透いた蒼が露わになる]
けれど、わたくしは。 このままで、いいのですよね……?
[平時のような遠慮がちなものではなく、そのまま同意を求めるような語調。 見えぬ瞳でずれた視線を、それでも彼に向けながら問うた**]
(149) 2011/04/20(Wed) 00時頃
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[仲が良いと言われて、眉を下げた顔で笑った]
私と夫人はずいぶん前からの、知人です。 こんなところでお会いしたい方では、ありませんでした。
[七年。 彼が口にした年月に、笑みは消える]
…………
[いつものように家を出て それきり七年。 彼がそうなら、これからつながれるだろう自分は何年? パピヨンが口を噤むのと同時、己もまた口を閉ざす。 身を寄せた彼女の肩を、慰めるように軽く撫ぜる。 指先から伝わる感触は、己の欲を擽るもの。 小さく喉が鳴った]
(150) 2011/04/20(Wed) 00時頃
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― 個室11 ― [何かの話の途中、だったのだろう。 大部屋でも名前が出ていた”ヘンリエッタ”という 少女の話をマーゴが口にする。 ヘンリエッタが器、ギルバードが……そのこの 担当管理者、と、言うことだろうか?]
[スティーブンが戸を閉ざす。]
[話そうか。] [その言葉にはマーゴの隣に立ちながら、頷く]
…………?
[軽く、片眉を上げる。 一度、マーゴを見、また視線はスティーブンに戻す 話が見えないこともあり マーゴの肩に左手を添えつつ ただ、黙っていた]
(151) 2011/04/20(Wed) 00時頃
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