情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
【人】 MNU機関 ジャニス
(128) 2015/06/06(Sat) 03時頃 |
【人】 MNU機関 ジャニス
(129) 2015/06/06(Sat) 03時頃 |
【人】 MNU機関 ジャニス
(130) 2015/06/06(Sat) 03時頃 |
【人】 MNU機関 ジャニス
(131) 2015/06/06(Sat) 03時頃 |
【人】 MNU機関 ジャニス
(132) 2015/06/06(Sat) 03時頃 |
【人】 MNU機関 ジャニス
(133) 2015/06/06(Sat) 03時頃 |
【人】 MNU機関 ジャニス
(134) 2015/06/06(Sat) 03時頃 |
【人】 MNU機関 ジャニス
(135) 2015/06/06(Sat) 03時頃 |
【人】 MNU機関 ジャニス
(136) 2015/06/06(Sat) 03時半頃 |
メモを貼った。
【人】 透明女子会 ヒナコ[新宿駅に降りて東口から歌舞伎町方面出口を出て見ると、息がしづらくなった。 (137) 2015/06/06(Sat) 09時半頃 |
【人】 透明女子会 ヒナコ[覚え違っただろうか。 (138) 2015/06/06(Sat) 09時半頃 |
【人】 旅団✡肘笠雨 ワタヌキ[新宿から池袋。池袋から目白。 (141) 2015/06/06(Sat) 12時半頃 |
【人】 旅団✡肘笠雨 ワタヌキ[忙しくやっているようだ。それで十分。 (142) 2015/06/06(Sat) 12時半頃 |
【人】 旅団✡肘笠雨 ワタヌキ[『笠井』と『彼』は、先輩と後輩という間柄だ。 (143) 2015/06/06(Sat) 12時半頃 |
【人】 旅団✡肘笠雨 ワタヌキ[笠井の墓標は少しは身を守る術になれたかい。 (144) 2015/06/06(Sat) 12時半頃 |
[俺は、10歳のとき、”失踪”した。
この話を誰に話しても信じてもらえないから、しなくなった。
”失踪”したときのことを覚えていないなんて―……
いや、正確には覚えているのだけど。
昔、俺は京都の六地蔵というところに住んでいた。
あのとき、母さんと一緒に梅田まで電車で遊びに行った。
六地蔵駅から梅田に行くには、宇治線に乗って中書島で京阪本線に乗り換え、それから京橋駅でJRに乗り換える必要がある。
小学生の俺にはちょっとした冒険だった。京都から大阪は、近いけどやっぱり遠い。
中書島で乗り換える京阪は、各停よりも特急のほうが多い長距離路線だ。
だから1駅の感覚も長いし、特急に乗れば尚更だ。暖かい車内の空気もあって、ガキの俺は眠りこけてしまった。
ふと目を覚ますと、車内の人が極端に少なくなっていた。いる人は全員が死んだように眠って動かない。
さっきまで、あんなに人がいっぱいで、通路に仕方なく居る大人もいたのに。
寝ぼけた頭が徐々にさえてくるとようやく、隣に母さんがいないことに気がついた。]
[子供ではあったけど10歳のプライドもあって、泣いたりせずとりあえず電車の別車両を探した。
頭から尻まで探したが、どうしても見つからない。
車内放送を掛けてもらおうと、運転席をノックしようとしたところで、俺は恐ろしくなった。
運転席に誰もいないのだ。]
きさらぎ駅……きさらぎ駅ーー…
[車内放送があって、ゆったりした減速後に電車が止まった。
全く聞き覚えのない駅名だったけど、運転手がいない電車が恐ろしくて、母親がいない電車が恐ろしくて、俺は逃げるように降りてしまった。
降りれば電話ボックスから家に電話が掛けられると思ったし。]
[駅で降りたのは俺だけだった。しかも駅は無人駅らしく、切符を入れる穴が空いた柱が改札の此方側にぼうっと立っていた。
切符を入れたら戻れない気がして、入れずに通過した。
普通は駅周辺にあるはずの公衆電話が見当たらない。それどころか、駅の外は山と、一面の原っぱが広がっているだけだった。
電車で戻ろうと思ったが、見つけた時刻表には何の記載もない。ただの白い表になっている。
俺はいよいよ心細くなって、泣いてしまった。母さんを呼んだけど、どうにもならない。]
[めそめそと泣いていると、遠くからトントン……トントン……という太鼓を叩く音が聞こえた。それから、シャン、シャンという合いの手のような鈴音も聞こえる。が、どこからしているのかわからない。
とりあえず、その時は一人ぼっちじゃないらしいことがわかって安心した。それから俺は伸びる線路を見て、これを辿れば帰れる、もしくは次の電車に見つけてもらえる、と閃くことができた。
母さんに会いたい。そう思って、俺は歩きだした。
しばらく歩くと、トントン、トントンという太鼓の音が近づいてきた気がした。
最初は自分が近づいているのだと嬉しくなったが、もうしばらくして、背後から追いかけるように近づいてきているのだと気づいた。
子供は得体の知れないものが怖い、そういう生き物だと思う。
俺は途端に怖くなって、沢山走った。線路の脇を、これ以上ないぐらいに走った。そして転んでしまった。
転んで膝をすりむき、恐怖で大泣きをした。俺は帰れないのだと思った。]
どうしたの、と声を掛けられた。
いつのまにか、線路のむこうに道路が併走するように作られていて、グレーの自動車から顔を出したおじさんに声をかけられたのだ。
そのトンネルは危ないよ、とも教えてくれた。気がついたらトンネルの前に跪いていた。
俺は安心感からまた大泣きしたけど、その知らない親切なおじさんの車に乗って、近くの駅まで送ってくれることになった。
これで大丈夫だ、もう帰れる。
そう思って窓の外を見ていた。知っている景色を探して。
でも、なんだか……どんどん山のほうに移動している気がした。
さっきまで親切だったおじさんは何も喋らなくなっている。
後部座席から、おじさんのハンドルを握る左手と、座席からはみ出た耳の後ろしか見えない。
いつのまにか外は真っ暗になっている。道の両脇にはぼんぼりのような灯りが浮いている。
おじさんが何かぶつぶつと喋りだしたので聞き返しても、同じ調子でぶつぶつと話している。
車が突然に止まった。まわりにぼんぼりがない。本当のまっくらだ。
おじさんが車から降りた。おじさんの重さの分、車がゆれた。
おじさんが車をまわって、自分の方に来ようとしているのがわかった。
俺は逃げ出そうと、ドアに手をかけて―――……
[気がついたら、俺は牧野駅のバスロータリーのオブジェの前に座っていた。
手にはあの時の切符を握りしめていた。
信じられるか?
あれから3年経っていたんだ。
その間の記憶が、全くない。
いや、なんとなく3年間の”穴”がある感覚は判る。
その間に経験した恐ろしいことを、恐ろしかった感覚を、特に孤独感を覚えている。
意識が戻って、最初に考えたのは、母さんのことだった。]
[警察に行き、自分の名前と、自分の家の住所を告げた。
捜索願が出ていたこともあって、どうにか親戚と連絡をつけることはできた。
母さんはさぞかし心配しているだろうと思ったら、
母さんは2年前に男といなくなったと聞いた。]
母さんは、俺を探してくれなかったの?
母さんは、俺を待っていてくれなかったの?
あんなに仲良く、毎日暮らしてたのに。
愛されていると思っていたのに。
父さんがいないから?俺が父さんの代わりになれないから?
それとも俺が父さんの代わりをしていたの?
その俺が居なくなったから――……
[俺には、極端すぎるほどの電車恐怖症だけが残った。]
―……あぁ、そうだ。
俺があの女にキレたのは。
失踪した家族を心配しない、あいつが許せなかったからだ。
心配してもらえないアイリスが、俺に思えたからだ。
[――痣女。
そのキーワードから、今朝の記憶がぼんやりと思い出された。
霜が降った窓を擦ってその向こうを覗いたようなの不鮮明さだが……]
[俺は、たぶん朝方に店を追い出され、新宿駅近くで座り込んでいたんじゃないだろうか。
早朝の新宿駅駅は足早に歩く人ばかりだ。自分と同じように地面にへたり込む人、死体のように転がってる人とゴミもあるが。
それらをぼんやりと眺めていたら、「なぎさ」――あの痣女が視界に入ったのだ。]
(俺はあいつを、……追いかけたのか)
[勇気いったろうなあ、と何故か客観的に自分を思う。記憶が断片的で、不確かだからだ。
駅に踏み入れるなんて、考えただけでも恐ろしかったろうに。]
(それから……どうしたんだっけ…… ホームに……)
[思い出せない。つかみ合ったような、気がする。あの女の顔と、痣ばかりが浮かぶ。]
(押……された?俺はあいつを掴んで、一緒に……)
[ホームから、落ちた?]
つきのみや駅、月の宮駅………
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
sol・la
ななころび
下記の場所以外では、人狼議事内キャラチップ
の利用を許諾しておりません。ご了承ください。
議事総合トップ
人狼議事lobby
人狼議事morphe
人狼議事cafe
人狼議事perjury
人狼議事xebec
人狼議事crazy
人狼議事ciel
SoyBean
Sangria
@hello_giji
@7korobi