212 冷たい校舎村(突)
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[ ……なにかを囲むような ひとの群れ。
と、思った。同じ制服を着た、何人か。 その中に、投げ出されたような、足が見えた。 足、というより、ソックス と 上履き。
それの浸った、赤い 赤い 真っ赤な──、]
── な っに、してんだよ!
[ 誰かが倒れている なら、運ばなければ。
立ち尽くしているクラスメートたちに、 割り込むように、強引に、前へ出て、]
(142) 2017/03/12(Sun) 18時半頃
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[ マネキン。
と、古辺は言ったんだった。 水野を追いかけたら、マネキンがいたよ。
……水野は、どこにもいなかったよ。
そう、続きが聞こえた気がする。]
(143) 2017/03/12(Sun) 18時半頃
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[ 冷たい廊下に投げ出された手足は、 明らかに、ひとならざるもののソレで、 そっとかけられたブレザーが、 まるで、死人に対する弔いのようだった。
何人かの眸が、そのひとめいたものに刺さる中、 理一の視線>>127が、揺れた。浮かぶ 戸惑い。
( なんだ これ )と、 感情も、表情も、半ば置いてけぼりに、 周囲を見回した視線が、ぶつかる。
── 言葉 は、なにも、浮かばなくて、
ただ、そのとき、凍っていた時が溶け出した ように、 再び、聴覚にすすり泣きが訴える。 イルミネーションの瞬きが、鉄臭いにおいが。]
(144) 2017/03/12(Sun) 18時半頃
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[ ──── 死の気配。 ]
(145) 2017/03/12(Sun) 18時半頃
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— 回想:わたしたちの適切な距離 —
[>>70>>71それまでに、悠ちゃんも恋に上手くいかなかったらしい話はたまに聞いていたので、 答えをはぐらかされても、合わせるように笑う。 もし上手く行ったなら教えてほしいなあ。なんて、それくらいは思うけどね。]
総合的に、ひとりが気楽。 今日の結論はそれでいいよね。
自分のいいところだけじゃなくて、良くないところも含めて全部認めてくれる運命の人。 なんて、そんな都合のいいやつ、ドラマにしかいないって。
[>>73>>74もしもの話。彼女だってわかってる、そんな楽な幻想はどこにもない。 人は夢見る理想に折り合いをつけて現実に妥協するもの。 妥協することを妥協しないのが、気ままに生きていくためのコツ。]
(146) 2017/03/12(Sun) 19時頃
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ハダカで、ねー。 裸の私だけを愛して、なんて、なんかの歌詞にあったよね。
……まあ。 お互いにハダカを見せ合っても恥ずかしくない関係とか、 そこまで行ってこそのカップルってやつ。かな。
[それは精神的な意味でもあるし、肉体的な意味も連想させる。 わたしが到達したことのないステージに思いを馳せることもあれば、 折角の磨かれた体型を持て余してると揶揄されることもたまにはある。
カラダだけの関係ってどうなんでしょうね。 そういうのはあんまり考えたことなかった。
わたしが求めているのはそういうのじゃないなって、それだけは分かるから。]
(147) 2017/03/12(Sun) 19時頃
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[悠ちゃんが、その服の下にどんな体を隠していたとしても、 わたしは絶対に否定しないよ、なんて、そんな言葉は吐けやしない。
本音を見せ合わない関係が一番楽だって、 わたしたちはお互いに分かっている。 と、わたしは思っているから。
ハダカなんてさ、醜いものなんだよ。 いくら綺麗な体に見えるように頑張ろうが、惨めさと情けなさは隠せないんだよ。 それは先生が教えてくれたこと。
だから、わたしは。 服を着こなすのが上手で、現実に折り合いをつけて生きていっているように見える、 入間 悠という同級生を、ほんのりと敬う気持ちがある。
文化祭で着ることになる衣装だって、彼女ならきっと似合うと思って作り上げた。 それはまた、別のお話。]
(148) 2017/03/12(Sun) 19時頃
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美大かあ。 別にそこまで興味はないかな……。 でも、進路も決めてないんだよね。全然。
[>>75彼女は気付いているのかもしれない、美術準備室で行われている何か。 補習にしてはあまりに長いそれを、問いただそうとしてくれない優しさ。]
ネル先生? いいんじゃない。 確かになんでも受け入れてくれそうなところ、あるよね。
あ、じゃあさ。 悠ちゃんみたいな女の子のこと、どう思ってるかとか、 補習の時にこっそり聞いて来てあげようか。
[それは、わたしは先生のことを何とも思っていませんよっていう口振りで。 虚言を受け止めて、思いついたことを率直に言ってみただけのお返事。*]
(149) 2017/03/12(Sun) 19時頃
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## ひとの死 というものにも、 気配があるのだと知ったのは、 文化祭の、少し後のこと。
祖母がもう、いよいよ と、 それを聞いたのは、 文化祭が終わった、ちょうどその頃。
見舞いに行くたびに、日毎に、 小さくなっていく ような、祖母の姿に、 俺は何も言えず、ただ、 できるだけ毎日、病室に通った。
祖母の病室には、 言葉にし難い、息苦しさが漂っている。 ##
(150) 2017/03/12(Sun) 20時頃
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## 少し年の離れたいとこ達の中で、 祖母にとって、一番下の孫だったからか、 末の娘のひとり息子だったからか、 随分と、甘やかしてもらったように思う。
いとこのにーちゃんねーちゃんには内緒 と、 小遣いやお菓子をもらって、 俺は、祖母によく懐いていた。
遊びに行くたび、 いとこ達のつけたしるしの上から、 俺の背丈を、丁寧に、鉛筆で柱に刻む。
大きくなったね と、あんまり嬉しそうに言うので、 俺は、せめてあと5cmほしいよ と、笑った。 ##
(151) 2017/03/12(Sun) 20時頃
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「 那由多の結婚式に出るまでは 死ねないねえ 」
(152) 2017/03/12(Sun) 20時頃
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## 俺の顔を見るたび、 あとは那由多だけだから と、 口癖のようにそう言って、
「 もうすこしだけ 待っていてください 」と、 そう、毎晩神さまにお願いしているのだと、
中学の修学旅行で俺の買って帰った、 ずず汚れた御守を手の中に、 いつも、穏やかに笑っていた祖母は、
結局、11月の終わり、 ひと際冷え込んだ朝、息を引き取った。 ##
(153) 2017/03/12(Sun) 20時頃
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## 祖母の葬儀の席で、 母は、幼い子どものように、泣いていた。
死 を理解できず、声をあげる我が子を、 懸命に宥めながら、涙をこらえるいとこがいた。
ああ、祖母の病室に漂っていたのは、 死 の気配だったのだと、ようやく理解する。
俺は、悲しみ よりも、 こみ上げる 居心地の悪さ に、 蝕むような 罪悪感 に、 父の隣に、ただ、突っ立っている。 ##
(154) 2017/03/12(Sun) 20時頃
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結局、俺は、泣くことも、誰と話すこともないまま、 喪主をつとめた伯父が、出棺のあいさつを終えて、 火葬場へと向かう祖母の小さな身体をおさめた棺を見送る。
そのとき、突然。
俺の人生は、 この瞬間の繰り返しなのだと知る。
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(155) 2017/03/12(Sun) 20時頃
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## あと10年、20年、 どんなに長生きしてくれたって、 どんなに、ばあちゃんが神さまに愛されていたって、 あの、最後のお願いが叶うことなんて、なかった。
身体いっぱいに満ち満ちて、 今にも溢れ出しそうな罪悪感は、 これからもずっと、俺を蝕む。ずっと。 ##
(156) 2017/03/12(Sun) 20時頃
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周囲が当たり前にしている期待をすべて この先ずっと踏み躙って生きていくのか
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(157) 2017/03/12(Sun) 20時頃
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……そのことに気がついた。 途端に、この先ずっと 人生が続くこと そのものに、どうしようもなく、嫌気がさして、 先のことなど、何も、考えたくなくなって、
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(158) 2017/03/12(Sun) 20時頃
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『 20人にひとり 』という数字の持つ意味
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(159) 2017/03/12(Sun) 20時頃
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## 皆の記憶になんて、5分と残らなかったかもしれない。
2年の秋頃。保健かなにかの授業の一環で、 壇上に立っているのは、外部から招かれた講師だった。
小ぎれいな格好をした中年女性が、言う。
『 20人にひとり 』 『 現代社会では、そのくらいの割合で、』 『 同性愛者が存在すると言われていて──、』 『 そう、クラスにひとりか、ふたりくらい 』
……その瞬間も、隣の誰かは、 まるで他人事って顔をして、時計ばかり 見ている。 ##
(160) 2017/03/12(Sun) 20時頃
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保田那由多にとっての日常とは、 誰もが持つ 当たり前 の感覚への、* 裏切り *
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(161) 2017/03/12(Sun) 20時頃
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PPP イルマは、メモを貼った。
2017/03/12(Sun) 20時頃
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平気…俺は。 [ "俺は" ね。 能久と保田に向けて、曖昧に笑う。 でも ほら、 この通り、血に塗れただけで 自分自身に外傷なんてどこにもない。 誰かが怪我をしているとすれば、 それこそ 水野――、のような マネキン。
大丈夫だって手を振れば、ほら。 彼女の血が 床に飛び散る。 ]
(162) 2017/03/12(Sun) 20時頃
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だから、 だいじょーぶ、だって。 歩けるし、怪我してねえし、 ……うろうろ、しないって。 [ そう 否定はしたけれど。 先生>>138の言うことは、聞きましょう。 どうやら"あれ"に会いに行くらしい 保田の言を受け取り。
保健室へと行き先を変更して、 階下へ向かう、その最中。 ]
(163) 2017/03/12(Sun) 20時頃
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―― 能久、 見たくないなら 無理に 見るな。 [ ―― あれは、精神によろしくない。 立ち止まっている能久>>139が 果たしてどうするかは分からないけれど、 見てしまった奴からの、言葉はかけておいた。
……あんな 死 なんて。 見て良いものじゃあ ないって* ]
(164) 2017/03/12(Sun) 20時頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2017/03/12(Sun) 20時半頃
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── 現在:3階渡り廊下 ──
[ 立ち尽くす。
古辺の衣服についた赤色の意味を、 ほかにも同じようになクラスメートを見て、理解する。
かけられたブレザー は、 誰かのきもちや優しさのあらわれのようで、 せめて安らかであれば と願う。
……これじゃ、マジで死体じゃないか。]
(165) 2017/03/12(Sun) 20時半頃
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[ きっと今、一番向き合うべきなのは、 目の前にある、この人形と惨状についてで、
けれど、何も、答えが出てこないから、 俺はぐるりと見回した先、 ブレザーの持ち主>>105を知って、
距離感 は、はかりかねるまま、 やたらに厚着してきた自分のブレザーを手に。]
(166) 2017/03/12(Sun) 20時半頃
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……さむそう だし、大和さん 俺、カーデとか、中、着込んできたから、 よかったら、教室戻るまででも、羽織っとけば
[ 現実から、目を逸らすみたいに、手を差し出す。
……だって、なんか、 女子にだけ寒い格好させてるの、 フツウに考えて、悪い気がして。 十分厚着してきたの、本当だし。]
(167) 2017/03/12(Sun) 20時半頃
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― 1F・保健室前 ―
[ ―― 正直に言えば、入れなかった。 保健室を血で汚して良いのか、 大真面目に考えてしまったからだ。
…だって、ほら たとえ保健室じゃあ なくたって 此処で長く過ごさなきゃいけないとしたら、 こういうベッドのあるところは 綺麗な方が、いいだろう。
そう思ってしまったから 暫く、立ち尽くして いる* ]
(168) 2017/03/12(Sun) 20時半頃
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[ 泣き声は止んでくれない ]
(169) 2017/03/12(Sun) 20時半頃
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[ ―― "あのとき"の俺は、泣いていた。 一瞬の衝撃と、長い痛みと。 道路でトラックと衝突、なんて そんな事故に巻き込まれて、 俺だけ生きてしまった、小学生のあの頃。
俺は全身の痛みなんて知るかと言わんばかりに 父さんと母さんを奪った相手を殴ったし、 泣きわめいて、返せって叫んだ。 伯父さんと伯母さんにたしなめられても、 ずっと ずうっと。
…俺にもこんな時代があったんだぜって、 言ったら クラスメートの奴らは どんな顔をするんだろうか。 ]
(170) 2017/03/12(Sun) 20時半頃
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[ 俺の手を止めたのは、 葬式に遅れて現れた、えとさんだった。 ]
(171) 2017/03/12(Sun) 20時半頃
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