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【人】 忍者隊 ジェームス[自分は、この動きをよく知っている――? (247) 2013/05/18(Sat) 14時半頃 |
[兄の言葉に、ゆっくりと首を横に振る。
生きられないなら、せめて共に逝けるのは幸福だと、
自分も思ってしまったから。
さすがに、死因が違うことに対する不満までは思い至っていなかったけれど、その話を聞いても、兄を責める気にはなれない。逆の立場なら、もしかしたら考えていたかもしれないのだから。]
…………。
[兄の言葉を、黙って聞く。
いつの間にか、背も年齢も追い抜いてしまった自分。
年齢が少し下がっているのは、元の年齢差に戻りたいと、兄に甘えられる弟でありたいと、無意識に思っていたから。]
ごめんな……ありがとう。
[手を伸ばし返し、零れ落ちた涙を指の腹で拭う。
辛い思いを押し殺して、それでも笑ってくれる兄。
我儘を言っても、最後には許してくれる兄。
そんな優しい兄が、昔からずっと、好きだった。]
……必ず会える。
永遠は、ここにしかないのだから。
姿が見えなくても、声が聞こえなくても。
心は、常に、傍にある。
……腕一本と、腹だからな。
時間はかかるだろう。
[損傷箇所は少なくない。
長く過ごすのは、手が離せなくなって困りそうな。
かといって、短く過ごすのは、寂しい。
だから猶予は天にまかせる事にして。]
戻るまでは、ずっと、一緒に。
[顔を寄せて囁き、誓いの約束をするように、
口づけを落とす**]
ボクは、ドリーと一緒なら
どこでどうしたって幸せだからね。
[すれ違う人達の顔を何気なく眺め、
彼らの表情に悼みが見えると目を逸らした。
ほんの数日で、ずいぶん変わった。
仕事や戦闘で命を落とす者が出た時は、
その勇敢さを讃えて見送れるだけの
戦う者たちの覚悟と強さがあったと思う。
不意打ちに訪れた厄災に蹂躙されて
無力に奪い去られる時は、
どんなに強い者も打ち拉がれるのか。
これも死してはじめて知ったこと。]
この村に来てすぐ後。
森が好きで。 … ひとりでよく散歩した。
[村人たちとの穏やかな日々の営みに慣れず、
修行の合間に森に入っていた頃。
そんな話を、ぽつぽつと。]
メモを貼った。
……それ…僕も同じように返したら…どうするんです。
[その時はその時で、
目的もなしに歩いて行くのも楽しいのだろうが。
少しずつ村の中心から離れながら、
耳にするのはまだ出会う前の話。
サミュエルがどこから来たかも知らない。
すべてをもらったと言ったけれど、
過去まで踏み込んでいいものかと逡巡し。
返す相槌は曖昧なものとなったろう。]
どうしよう。 考えてなかった。
[とは言え目的のない旅に出るのも
悪くないかもしれないと考える。
ずっとこの村を見つめるのも良いけれど、
広い世界を見て回るのも楽しそうだ。
村外れを流れる川を、
源流に向かって遡って歩く。
踏み均された道と呼べるものが消えて、
木々の隙間の苔生した地面が広がる。
その上を、のんびりと。
昔話はこちらも曖昧に頷き、終わる。
もうすっかりただの過去だ。現に残した過去。
とは言え、訊かれなければ語らない。
それはきっとずっと変わらない。]
【人】 忍者隊 ジェームス[その棒術も、体術も、何もかもが懐かしい。 (254) 2013/05/18(Sat) 17時頃 |
【人】 忍者隊 ジェームス[腹に膝が向けば、肘を下げてその一撃を受ける。] (255) 2013/05/18(Sat) 17時頃 |
[指で涙を拭われた
それは昔、泣き虫だった弟に、自分がよくしていた仕草とどこか似ていて、懐かしいような照れくさいような気持ちになって、小さく笑った。]
ん……。
これからも、常に、傍に。
[晴れた日は朗らかに。
雨の日はひそやかに。
愛しいものへ、唄を届け続けよう。]
あぁ……。
[
ジェームスは3年、ドリベルなどたしか7年くらいかかっていなかったろうか。
……いやドリベルの場合、これほど時間がかかったのは、肉体的損傷からでないのは分かってはいるけれど。]
それまでに、しっかりと笑っておまえを送り出せるようになる。
それまでは………
[誓いの囁きに、目を細め……閉じる。
涙はまだ乾きそうにはないけれど、それでも、きっといつか……**]
メモを貼った。
メモを貼った。
【人】 忍者隊 ジェームス[攻芸の父の、他のラーマに対するのとは違う接し方は、感じていた。 (270) 2013/05/18(Sat) 18時半頃 |
【人】 忍者隊 ジェームス[足元を狙えば、強い手応えと共に攻芸の身体が崩れる。 (271) 2013/05/18(Sat) 18時半頃 |
【人】 忍者隊 ジェームス[助け起こした攻芸と共に、主二人の元へと戻る。] (272) 2013/05/18(Sat) 18時半頃 |
メモを貼った。
[道のない場所は、生身であったなら
歩くのも大変だったろう。
形ない存在であれば足場について気にせず、
足元の草木を心配する必要はない。
周りの光景を楽しみながら
やがて目的の場所へと辿り着けば、
そこに広がる有りのままの自然の形に息を呑んだ。]
……よく…見つけましたね。
[浮き立つ声で、なるほどとっておき、と。
村に長くいるからといって、村のすべてを
知り尽くしてるわけではないようで。
長い時間の中での楽しみを見つけた気分。]
[生前よりも軽やかに進む、森の中。
途中に見かけた動物たちは
第六感が優れているのか、堂々と傍へ行くと、
不思議そうな目を向けて駆け去って行った。
辿り着いた滝壺に近い川原は、
いつ訪れても変わらず静かでどこか厳粛だ。]
本当はさ、ちょっと、
ここで死にたいなって思ってた。
昨日の話じゃなくて …
いつか、死ぬなら って。
[川原の岩の上に屈み、
水流に手を差し入れてみる。
触れられない水には温度も感触も無い。]
【人】 忍者隊 ジェームス[攻芸が深めに礼をするのを見れば、思わず目を細める。] (287) 2013/05/18(Sat) 20時頃 |
[冷ややかな水を湛えた場所は雪ぎ場のようで。
水辺に膝を落としたサミュエルの背を見つめ、
聞こえた声に目を伏せる。]
…………。
[それは、自分がラーマになってからもだろうか。
その時は、自分を置いていくつもりだったのだろうか。
聞きたいことはあって。
けれど言葉にはならなくて。
答えを聞くのが怖かったわけではない。
この神聖な場所に不似合いな思いを抱いてしまったから。
だからただ無言で、その背に額を預けた。]
メモを貼った。
[背中に受ける感触と僅かな重みに振り返り、
片腕でドリベルを抱き寄せた。
こめかみと目元に唇を寄せる。]
特別な場所 … ってこと。
他にも、たくさんあるよ。
[夜になると光る花の咲く渓谷だとか、
陽の光が雨のように降り注いで見える洞窟、
泉にはいつも綺麗な蝶が集まっている。
…そんな話を、続けて。
村の周りの森や山だけでも、
熱心に探索しないと見つけられない場所は
きっとまだまだたくさんある。]
全部、一緒に見に行こう。
【人】 忍者隊 ジェームス[食事を終え、チアキの礼を聞けば、ゆっくりと頭を振った。] (299) 2013/05/18(Sat) 20時半頃 |
[サミュエルが病で死んでよかったと、
そんな最低なことを考えた。
それはラーマになるか問うた時にも抱いた想い。
抱き寄せる腕はきっとそんなことは知らないだろう。
落とされる口付けを赦しと錯覚してしまいそうで、
けれど目を瞑って享受する。]
……ちょっとずつの…楽しみにします。
…一度に見たら……感動が薄れそうですから。
[挙げられるのは、想像し描くだけで煌く、
きっと本物はそれを越えるだろう場所。]
…新しい場所も…たくさん見つけましょう。
[小さく笑んで、付け足した。]
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