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メモを貼った。
火使いの男が怒鳴だということは、こちらからは丸わかりだった。
煙操作と発火能力ですね。了解です。
それなら…燻らせれば、パワーアップが見込めると…
[それから、コンポーザーがそれ以前にも変化をしていた事実を知る。
猫と熊。特に猫…小さな生物にもなれる事を確認。]
俺は北見圭一といいます。
それでは、よろしくお願いします。
[小津が名乗るのに、自分も名乗りを返して。
それから、後から現れたおそらく彼のパートナーにもぺこり礼
―――お……おわっ!
[火の玉の衝撃で、一瞬光球が大きく揺れ…今まで以上に強い光を放ち始めた事に気づいた。
光球は、バチバチと電流を纏いながら、力強い赤い炎となり輝いている。
目に見えるパワーアップ。]
ありがとうございます!!!
メモを貼った。
よーーし!それじゃ、輝にい!狐狩開始りだ!!
向坂先生、援護します!
道を開きますから、思い切りぶっぱなしてください。
[すれ違いざま、向坂にそんな声をかけながら。
狼に乗り狐火へと近づいていき…]
紀陸君、一旦狐からはがれろ!
一緒に落ちたら洒落になんねー!
[狐の動きを止めようとしている紀陸に鋭く声をかけ、大き目の2つの火の玉は狐本体に照準を合わせる。
残る二つが向かう先は…地面。
爆風により、炎を吹き飛ばそうと。
そうして、狐に接近する道を作ろうと。]
[ 突然、声が飛んできて、
振り返った先、見た顔に、
やっぱり、正しかったじゃないか、なんて。
口に出さなかったのは、正解かもしれない。
毛並みのよい獣
それに跨るひとも、その後ろに立つふたりのおとなも、
おれは、よくよく、とは言わないまでも、知ってる。
おれが殺した。
ポイント持ってそうで、強そうで、
最後に残られたら厄介だろうから、殺した。
他にもたくさん、消えてったはずの参加者は、
今、ここにはいなくて、……つまり、そういうことなんだって。]
そ、れ、じゃ……燃えて痺れろ化け狐ー!!!!
[全力+αの火の玉2発を狐に向かい放つ。
本来、照準合わせに若干の苦労が伴う所だが…淡い煙の膜がその動きを固定してくれた
赤い炎と雷が狐に向かって突き進む。
それと同時に青い炎の燃える地面に更に2発
こちらは、炎を割り、紀陸の逃げ道や、新たなる攻撃へと向かう道のりになれたか。]
[ 自分の殺した相手との再会に相応しい言葉を、
生憎、おれは知らなくて、
やっぱり、このゲーム中何度もしたみたいに、
ぺこり、と小さく頭を下げた。
駆ける獣と浮かぶ光球
ひらり、と、道を開けてみせただろう。*]
[炎の雷撃を放つとすぐに皆方の背に全力でつかまり…自分はチャージタイム。
彼が動くに任せて揺られながら、呼吸を整える事に専念した。]
[圭一が挨拶をし、そして、その能力をきいている。
その会話は耳にしながら、その言葉通り、キツネに化けた]コンポーザーと、その二人の攻防を睨みつけた。
そして、援護が約束してもらえれば、圭一をそのキツネのなるたけ近くへ、
獣ならではの俊敏さと、狼ならではのハンター能力で近づくことになるだろう]
そう、ですか。
[
きっと、僕には与り知れない領域なのでしょうか。
知りたい、と。そう思ったのは、気のせいではないのでしょう。
……ああ、本当に。
僕も今更気付かされて、驚いています。
雑音に埋もれたせかいの中でも、まだまだ、知らないことがあったなんて。]
[狐狩り。その言葉通りに、彼らの戦いの場へ狼は踏み込んだ。
そして、バウンドし、牙を剥いて、狐に寄り近づこうとする。
その際、翅男をチラリみやれば、圭一をみてもその表情に変わりないことを確認した。]
[
再び周囲の様子を感じ取れば、次々と人が集まってきていました。
少しの息苦しさを感じ、動きが鈍るのを感じます。
尾を振ってそれを取り払おうとした、その矢先に。
ええ、“見た”んです。
見てから対処できるような攻撃でもないのに。
今までは、全てを感じ取ることで凌いでいたはずが。
“九尾”が、その強烈な一撃を受けて、燃え上がりました。]
[ ── その後を追うように、地面を蹴った。
炎の消えた道
まっすぐ、その、化物に、突っ込んでくみたいに。
或いは、飛んで。きみのくれた力を駆使して。
どうにかして、近づきたかった。
炎を纏っていようが、電気を帯びていようが、
”触れたら”、なんとかなるって、
さっき、思ってしまったから、
煙の膜が、炎が、電気が、
狐の動きを阻害しているなら、
伸ばした手の届くところに、まだいるなら、
今度こそ、痛みも、なんにもない、
ただ、”動けない”ってだけの感覚で、
そいつを、捕らえてしまいたい。*]
ぐ……っ……!
[僕の姿が、崩れて行きます。
思ったよりも苛烈な攻撃だったことを、受けてから思い知ります。
次は何の姿になろうかと、考えて。
この状況から逃れるために、もう一度、“龍”に。]
ふふっ、ふ……ふふ……。
[何故でしょうね。笑いが込み上げてくるのです。
本当に、何故なんでしょう。
再び取った龍の姿は、どろりと溶けるような醜い姿。
ソウルを安定させる暇はありませんでした。]
[蕩けたぐちゃぐちゃの龍が、残滓を周囲に撒き散らしながら。
そのまま天へと昇り、地上を見下ろします。
僕の体力も大きく削られてしまいましたので、あまり長くは保ちません。
そして、僕を中心に雷雲を発生させて、
――雷鳴の後に、全てを焼き尽してやろうと、大地に向けて大雷を放つでしょう。
それが放たれるまで、数秒。
消え行く貴方がたに、何ができるでしょうか。*]
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(行け!)
[機動力として動く狼は、まずは、その攻撃に専念する。
煙と火に包まれた光弾は、かなりの威力をもつだろう。
だが、それでも、この街を一つ消し去る力には及ばないかもしれない。
だが、狼は、圭一の攻撃がより当たりやすいよう、飛び込み、
そして、相手からの反撃がくれば、飛びのくつもりだ。
圭一に危害は加わらぬよう、
八の尾っぽが間違ってもその柔肌を切り裂かぬよう。]
メモを貼った。
[それが着弾した時は、あきらかな変化が訪れた。
その狐の尻尾が飴細工のように溶け流れると、
またその存在は高貴な龍、だが今度は、まるで腐れ神のようになった]
(退くぞ)
[もちろん、悪予感しかしない。
見るからに醜悪な姿に、生理的嫌悪を覚えたか。
ともかく、生み出される雷電は、くらいたいものではもちろんなかった]
圭一をやや強引に揺さぶった状態になったかもしれない。**
メモを貼った。
―――………!!
[皆方の背の上で、暫く…呼吸を整えるために目を閉じていたが。
やっと落ち着いてきた所で目を開く。
狐狩りの狐は、見るも無残な姿になり…そして再び龍へ。
いや、龍のゾンビのような凶悪な姿へと変貌した。]
ちゃんとした形じゃねーって事は…やっぱ、ダメージ通ってる気がする。
気がするけど…うぅ…ビジュアルがえげつねー。それに…
雷なんて、人の真似して欲しくないんだけどなっ!
[上空に不自然なまでの黒い雲。軽口を叩きながらも、尋常じゃない力が集まっている事を肌でぴりぴりと感じる。]
――わかった。
[皆方にそう伝えると、緊急離脱の為か、今までにも増して強い揺れ。
姿勢を伏せ、全力でしがみついたまま、移動するに任せた。**]
(ダメージは通ってるだろう。
だが、こっちが落とされちゃたまらん。)
[まねしてほしくない、といった言葉には、苦笑い、は見えないだろうけれど]
(電流が走る経験、してみるか?
残念ながら本物は萎えるぞ。)
[なんて、無駄口叩きつつ、
また身を翻すと、ダッシュでなるべく龍から離れようと**]
メモを貼った。
[ ── 立ち止まれない、と思った。
確かに触れた、と思ったときに、
また、するりと逃げられるような感覚。
目前で、また、輪郭を失っていく化物に、
立ち止まれない、と、思って。
……何もしなきゃ、終わる命だ。
後を追うように、地面を蹴る。空に。
歪だろうが、醜かろうが、
”きみのためならなんだってする”って、
あのとき、この世界がはじまった瞬間から、
思った。思っていたんだから。]
[ ── 危機的状況の残り何秒だか。
そんな状況でも、おれにできるのは、
ただ、きっと地上から狙いを定めるきみに、
そのほか、なにかを試みる皆さんに、
少しでも役に立てなかろうか、と、
決して、丈夫じゃない翅で、
残滓の中、ソレを追いかけ、飛び上がり、
その、脚なり、どこかをつかもうと、
あの紋様の浮いた手を、まっすぐ、伸ばすことのみである。*]
.
メモを貼った。
[突如の加勢と、
それから、その主たち
僕は目を瞠りました。
正確には、そのうちの一人の顔に、です。]
き、北見さん……!?
[どうしてここに、なんて愚問でしょう。
彼らも、僕らと同じ目的で――
奪われた生の権利を、もう一度取り返すために来ている。
僕は、ちらりと、幼馴染の顔を
“いつも通り”のその顔に、何だか無性に、怒りとか、悲しみとか、
そういうのがないまぜになって。
けれども、それを吐き出すことはせず、怒涛の攻撃を受けて、
姿を崩す狐に、目線を向けたと思います。
油断はせず、盾を構えた兵隊を傍らに置いて、
照準を、その狐に合わせたままで。]
[苦しそうに、どこか愉快そうに笑って、
狐は、その姿を、先程までと同じ、龍に変えました
けれど、その姿は荘厳とは程遠く、
まるで溶けかけた雪像のように、崩れ、溶けた、醜いものでした。
それでも、その超越した力は失われていないらしく、
瞬く間に、周囲に暗雲がたちこめたでしょうか。]
[自分たちの手に負えない、自然の怒りに対して、
人間に出来ることは多くありません。
雷雨にしろ、吹雪にしろ、ただ、身を縮こまらせて、それが去るのを待つしかないのが常です。
けれども、目前の、龍の最後の足掻きに対しては、
ほんの数秒では、逃げることも、建物の中に隠れることも難しかったでしょう。
ですから、僕は、一か八か、といった調子で、
空に羽ばたいていく幼馴染の背を守るように――彼に仇なすもの全てを退けるように、
兵隊が、銃弾をがむしゃらに龍に向けて繰り出したでしょうか。
少しでも、ルイの手
[圭一と名乗った青年が、怒鳴の炎と合わさった電気の球を
魂を込めたような掛け声とともに放つ。
赤に、白に色合いを変える弾は、
狐の形をしたコンポーザーに真っ直ぐに飛ぶ。
それを躱されぬようにと張った煙の膜は、
狐の動きを阻害し、そして燃え上がった
! まだ動けるか……!
[強烈な一撃を喰らわせたかと思ったが、
コンポーザーは再び龍へと姿を転じ、空へと昇る。
ただし、その姿は先ほど見たものとは違い、
身体の輪郭はどろりと崩れ、その鱗片は地に落ちる]
[―― その直後。空に掛かる暗雲と轟く雷鳴。
マズイ。そう、直感で思った。
龍より離れる圭一と皆方を見やって、
そして空を飛ぶ類の姿を認めた]
類!無茶をするでないわ!
[空を飛べない男は地上より叫ぶほかない。
けれど、周囲にまだ狐が燃えた時の煙が残っているのを知り、
パイプからのそれと共に天へと昇らせる。
それが形成するのは、コンポーザーと同じ"龍"。
手を伸ばす類の狙いが何かは分からないが、
彼の目的が達成されるように、
そして、コンポーザーを逃がさぬようにと
白煙の龍は相対する龍に絡みつかんとした]**
メモを貼った。
[雷が放たれるまでに。
彼らは、最後の抵抗をしたでしょう。
僕も、まさか、これが最後の一撃になるだなんて。
そんなこと、考えもしませんでしたから。
崩れた醜い龍の体は、びちゃびちゃと飛び散りますが、それを抑えるだけの余裕がありません。
とうとう、直に触れたものですから。]
…………! !!
[体の芯へと、痺れが回る感覚。
それと同時に、龍は地へと堕ちました。]
[同時に、形作っていた雷雲は霧散して、
溜め込んでいた雷のパワーは周囲に飛び散ります。
僕の体は、地面に堕ちて、ぐにぐにと変化して。
何者にもなれなくなって、ひどく、苦しい。]
……ぐ……っ……う……。
さすが、です、ね。
くっ……ふふ。
[身を守るくらいの力はありますので、殺されることは、きっとありません。
ありません、が。
どんな攻撃をされても、抵抗はできないでしょう。*]
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