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[ 隙を伺って息を潜めていた、というよりは、
たぶん、なんにも言えなかっただけだ。
── きみは、気づけば遠かった。
わからない。はじめは、隣にいたのに。
おれが進むのをやめたからかもしれない。
なにかを望むのも馬鹿らしいなって、
考えるのも、なにもかも、やめてしまったからかも。
いつからだろう、ネル。おれ、この世界がきらいだよ。
夢なんて、見なかったし、
世界の続きなんてのも、見たくもなかった。
きみの目に見える世界は遠いよ。
でも、おれにとっての思い出の欠片が、
今のきみの世界だというなら、
見てみたかった、とは、思ってしまうのだ。
……とっくに、あきらめたはずなのに。]
[ ひどく、息苦しいような気もして、
けれど、気を抜くことはできないと思った。
そう。考えることができるくらいには、
おれは、必死だったのだ。このゲームについて。
── 今だ、と思ったのは、
きみを守る存在がきちんとあることを、
ちゃんと、知っていたから
おれは、おれにできることをしよう、って、
地面を蹴って、ふわり と、音もなく飛んだ。
その獣の真上にきたとき、ぴたりと羽ばたくのをやめ、
翅なんか、なかったみたいに、おれは落ちる。
[ 落ちるだけだから、当然、
攻撃を避けるとか、するわけもなく、
ただ、おれは分かっていた。
翅さえ、燃えなければいいのだ。
死ななきゃ、それでいい。
熱が、肌を焼く感覚も、はじめて知った。
痛い、と、思わなかったわけではないけれど、
それで怯んで、獲物を逃しちゃ、意味が無い、って。
手を、伸ばした。
俺の能力は電気の塊の操作や投擲。
遠隔系ですが、チャージタイムがあるので連投は難しい能力です。
輝に……下の狼は、俺の叔父ですが、直接攻撃系なのでこの段階での接近戦は難しいと判断して、足代わりになってもらっています。
コンポーザーは状況によって形状を変えるようですので…気をつけてください。
前に俺達が見たときは鮫でした。
[自分達の能力を小津に説明しながら、狐に視線を向ける。
狐の周りには炎。
皆方の上で姿勢を整え直し、タイミングを伺った。]
[だが、圭一の驚いた声に、また龍を遠くに見れば、
それは龍でなく、キツネになっていた。
首を傾げる]
変化自在ってやつか。
で、キツネに化けた理由はなんだ?
[ただのバリエーションなのか。それとも]
![]() | 【人】 重層培養 イースター えっ!?何それ! (234) 2016/06/19(Sun) 00時頃 |
![]() |
だよな。
この状況を考えると、龍の方がぜってー強いと思うんだけど…
[皆方が首を傾げる様子に、自分も連動して首を傾げる。]
もしかして、俺の能力みたいに制限があったり、する?
あんますげーのには長い間変身していられないとか。
紀陸君のビリビリは効く様だな。
攻撃を繰り返したら削れるとか…
[狐は尻尾を切断し、炎の壁を作っている。
接近戦を避ける様子にそう判断。]
輝にい、ぎりぎりまで近づける?
壁を作っているなら…ふっとばす。
[意識を集中させる。
掌に、4個の光球が出現。
パチパチと弾ける音を立てながら少しずつ大きくなっていく。
自分と皆方の動きに追従させるように背後に浮かせた。]
[ 確かに触れた、と思ったけれど、
顔と、身体を上げたとき、
そこにいたのは、八つの尾を揺らす獣
── 効かないわけじゃない、と確信する。
同時に、”落ちた”とき、身体の前面にあった、
腕や、頬なんかの、むき出しの皮膚に、
引きつるような、感覚も、あって。]
── なにか、失ったのかどうかも、
わかんなかった。わかんないんだよ、おれひとりじゃ。
[ 結局のところ、おれは、なにを失って、
なにを代償にして、ここにいるのか、
それすら、よくわからないで、今こうしてる。]
……だけど、これから考えよう、って、
ネルも言ってくれたんだから、
きっと、それは、できるんじゃないか、って。
[ 思っちゃ、ダメなんだろうか。
炎の壁は、飛べば越えられるだろうか
考えたあたりで、きみの声
新しい足音や声
[そこへ新たな、参加者、らしき人物。
落ち着いた声の人物が近寄ってくれば、
威嚇していた口を隠すように、顔は項垂れて、でも、眼光はその男へ向く。]
(誰だ?)
[そして、圭一が丁寧に応対し、その名前を知ることはできただろう。
ふうん、と狼は頷くが、その武装は解除しない]
![]() | 【人】 重層培養 イースター わかってますよ、どんな意味か (244) 2016/06/19(Sun) 00時頃 |
![]() | 【人】 重層培養 イースター 私は、立ち止まるわけにはいかないんです! (245) 2016/06/19(Sun) 00時頃 |
![]() | 【人】 重層培養 イースター い"っ……ぎぃぃ!!! (246) 2016/06/19(Sun) 00時頃 |
無論だ。その為にここまで来たのだからな。
……しかしその狼が貴殿のパートナーなのかね。
[電気に、あとはおそらく獣化。
それが彼らの能力だと少年は語った。
しげしげと狼を眺めながらも
代わりに、こちらの能力を手短に話す。
発火能力と煙操作、そして自らの名を。
そして先ほどコンポーザーと対峙した時は
猫と熊の姿をしていたと]
[
言葉通り、光のような電気の球を生み出す青年を見て、
男は前方を見ながらパイプより煙を燻らせる。
それは何の形を成さぬまま、
不定形を保ったまま狐の周囲を取り巻く。
動くを鈍らせるための"膜"。
類や兵隊を操る少年、そして電気を操る青年が
攻撃を行うならば、それが外れぬよう動きを封じようと]*
―→ 南エリア / エコーシティ ―
[コンポーザーの姿を追って、南エリアを目指す。
途中で、傷ついた参加者たちを目にすることもあった。
すでに2度死した自分が、彼らに手助けをすることはできない。
心の中で彼らの健闘を祈り、その場を後にする]
……アイツは。
[小津の声
見知った姿が宙を舞うのが見えた。
忘れるはずもない、あの姿を。
包丁で腹を刺された時のあの痛みが、蘇った気すらした]
ざまあねえな。
俺を殺しておいて、死んだのかテメエは。
[ケッ、と唾を地面に吐き捨てて]
自分を殺した相手とも、協力しなきゃいけねえなんて。
本当に……趣味の悪いゲームだなァ。
[呟いてから、まだ高校生くらいの年頃に見えるその少年が。
背後に4つの光球を浮かばせるのを見遣った。
狼に姿を変えている彼の“叔父”が、
いつぞや由美子を庇ったあの青年であることに。
怒鳴は気付かない]
電気の能力……なるほど。
[ぱちん、と指を鳴らせば。
怒鳴の掌に火の玉が出現した]
これで少しは威力が増すだろう!受け取れ!!
[圭一に向かって火の玉を投げれば。
彼の操る光球と合体して、
さらにその光球の輝きが増すだろう*]
(了解、しっかり掴まっておけ)
[圭一からの依頼に、狼は答えると、その身をひらり、今来た男の前で翻した。]
(協力は歓迎する。
何かあったら言ってくれ)
[その姿は狼そのものであるから、
きっと、今まで男を知るものがあったとしても、気付かないだろう]
![]() | 【人】 重層培養 イースター あっ……!! (247) 2016/06/19(Sun) 00時頃 |
メモを貼った。
火使いの男が怒鳴だということは、こちらからは丸わかりだった。
煙操作と発火能力ですね。了解です。
それなら…燻らせれば、パワーアップが見込めると…
[それから、コンポーザーがそれ以前にも変化をしていた事実を知る。
猫と熊。特に猫…小さな生物にもなれる事を確認。]
俺は北見圭一といいます。
それでは、よろしくお願いします。
[小津が名乗るのに、自分も名乗りを返して。
それから、後から現れたおそらく彼のパートナーにもぺこり礼
―――お……おわっ!
[火の玉の衝撃で、一瞬光球が大きく揺れ…今まで以上に強い光を放ち始めた事に気づいた。
光球は、バチバチと電流を纏いながら、力強い赤い炎となり輝いている。
目に見えるパワーアップ。]
ありがとうございます!!!
メモを貼った。
![]() | 【人】 重層培養 イースター ひゃん!? (259) 2016/06/19(Sun) 00時半頃 |
よーーし!それじゃ、輝にい!狐狩開始りだ!!
向坂先生、援護します!
道を開きますから、思い切りぶっぱなしてください。
[すれ違いざま、向坂にそんな声をかけながら。
狼に乗り狐火へと近づいていき…]
紀陸君、一旦狐からはがれろ!
一緒に落ちたら洒落になんねー!
[狐の動きを止めようとしている紀陸に鋭く声をかけ、大き目の2つの火の玉は狐本体に照準を合わせる。
残る二つが向かう先は…地面。
爆風により、炎を吹き飛ばそうと。
そうして、狐に接近する道を作ろうと。]
[ 突然、声が飛んできて、
振り返った先、見た顔に、
やっぱり、正しかったじゃないか、なんて。
口に出さなかったのは、正解かもしれない。
毛並みのよい獣
それに跨るひとも、その後ろに立つふたりのおとなも、
おれは、よくよく、とは言わないまでも、知ってる。
おれが殺した。
ポイント持ってそうで、強そうで、
最後に残られたら厄介だろうから、殺した。
他にもたくさん、消えてったはずの参加者は、
今、ここにはいなくて、……つまり、そういうことなんだって。]
そ、れ、じゃ……燃えて痺れろ化け狐ー!!!!
[全力+αの火の玉2発を狐に向かい放つ。
本来、照準合わせに若干の苦労が伴う所だが…淡い煙の膜がその動きを固定してくれた
赤い炎と雷が狐に向かって突き進む。
それと同時に青い炎の燃える地面に更に2発
こちらは、炎を割り、紀陸の逃げ道や、新たなる攻撃へと向かう道のりになれたか。]
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