219 The wonderful world -7days of SAIGAWARA
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[夢も、 思いも、 …… 刹那の華の命でも。
何時かは喪くなるものなのだから、此の時から態々醒める必要も感じない、と、先を考える事は ── 辞めていた。
(短い華の、更に短い夢なれば。
今暫らくの、心休める静謐くらいは、
生き様が如何とあれど、赦されるだろう。)
幻と消えるのを愁うのは青年も同じ事だったが。
そこに落とされた言葉に、少し目線を伏せたが、起き上がるのにつられて跳ね上がり、気にしないようにと頭を振るのが先だった。
それから、一拍、二拍、と間の空いてから、言葉を溢すように落とす。]
… 嗚呼、恨んでやろうかと思った。
私だけが遺されたなら、赦すまいと思った。
だが、君が慮ってくれたのだとは分かったから。
こうして君と同じ所に居れるものだから、
そんな八ツ当りめいた感情は忘れてしまった。
[余分に付け足してしまってから。
ついついと軽くなってしまったらしい口を鎖す。
何かを言いかけた隣の“君”が、先を飲み込んで仕舞えば態々尋ねる事もしない。
(夢が醒めないで欲しいのは、青年とて同じ事、)
静謐に落ちるのは、二人分の存在の僅かな音ばかり。
それが、事前に先生が精製陣を壊した事で此方に黒い雑音が湧かないからだとか、そんなものを考えられない程には思考が巡っていない。
その内に追加報酬を狙った死神などに追われるのかもしれないが、未だ先の話。]
…… 嗚呼、折角だ。
何にも急かされず追われずの内に、
此の街を君と話しながら歩くってのも悪くない。
[誰も気が付かないのなら、人目も喧騒も気にしないでも善い。
そうやって散歩なんぞ提案したのは、単に思い付きだ。]
[行き当たりばったりなんかとは無縁だったものだが。
或る意味、死んでいると云う現状を飲み込んで受け容れているからこそ、責任やら何やらを忘れて言葉にできるというのはあっただろう。]
(此れが譬え霞朧の幻でも、
君が居てくれる夢だってなら。
─── 随分と粋な事をする、とは思うが。)
[頷くなり、同意なりが返るなら、漸く座ったままの腰を上げて、と、道を歩き始めるだろう。
今度こそは、きちんと“君”の横に並んで。]*
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[ 此方の問いかけに、彼はどう、答えたのやら。 ヒナと一緒に>>66彼の様子を伺っていれば>>68 ]
えーつまんねぇ。
[ 不満げに漏らしつつも、 その表情はくつくつと興味深げに笑っていて。 ]
(@53) 2017/06/24(Sat) 08時半頃
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おっと。
[ 不意に鳴った通知に、 悪いなと断りを入れてから端末を開く。
そこにあったのは、いつもどおりの変わらない 彼女の文面>>33 絶対に負けることなどないという、 『魔術師』としての彼女の自信に満ちた言葉。 ]
…。
(@54) 2017/06/24(Sat) 08時半頃
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[ 瞳を閉じて端末を握り締める。 それから再び瞳を開けると、端末を閉じて 彼らのほうを、向き直る。 ]
ま、いいさ。 ひとつだけ、教えておく。
結局のところ、最後に物を言うのは 能力の強さでもなんでもない、 前に進もうとする、『意思の力』って奴さ。 心の有り様、と言い換えてもいい。 ようはマブスラと一緒だな。>>3:@75 [ 少なくとも、俺はそうして生きてきた。 灰色の交差点で目覚めてから、ずっと。
“あいつ”の手を離してからはずっと いつか、俺を殺せるような そんな圧倒的な意思と力を持った“誰か”が 現れればいいと、そんなことを思って生きてきた。 ]
(@55) 2017/06/24(Sat) 08時半頃
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弱点とか、どんな能力をもってるか、よりもさ。 アンタたちがこれから先を生きていく世界で、 どんなふうに生きていきたいかのほうが、 『魔術師』を打ち破るためには必要だ。
[ だから、覚悟は決めておけ。 ろくでもない、だけど、沢山の顔を内包する、 遠くて近くてごちゃまぜな>>40 このせかいで、生きていくために。]
(@56) 2017/06/24(Sat) 08時半頃
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……なぁ、負けんなよ? 少なくとも、アンタらは独りじゃない。 一連托生のパートナーがいるんだからよ。
[ 迷いが、ないわけじゃない。 ここから先に彼らが進もうとすることは つまり鳴李かこいつらのどちらかが命を落とすということ。
こいつらはともかく、 鳴李は二人を生かしておこうとは絶対しないだろう。
なんだろうな、俺だってずっとそうして生きてきたはずなのに。 老若男女なんて関係なく、楽しく人を殺して生きてきたはずなのに。 …どうにも、こいつらといると調子が狂って仕方ない。 ]
(@57) 2017/06/24(Sat) 08時半頃
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[ ――ただ、“生きてほしい”と思ってしまった。
“あいつ”以外の参加者に対して、 生まれて初めて、そんなことを思った。
この二人が、生きてゆく未来を見てみたいと>>49 この灰色の世界で、初めて夢らしい夢をみた。 ]*
(@58) 2017/06/24(Sat) 09時頃
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― 十王マルチシアター ―
そんじゃま、いこうか?
[ あくまで軽い口調で、そんなことを口にする。 まさかここに来て「どこへ?」なんてことは 言わないだろう?
十王マルチシアターの建物内へ。
今日は保守点検日>>#1ということで 辺りに人の気配はない。 正直、鉄パイプを持ったまま建物内に入るのは 流石に面倒なことになりかねないから、 このへんは実にありがたい。 ]
(@59) 2017/06/24(Sat) 09時頃
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[ 案内板を確認して、 向かうのは地下五階まで行けるエレベーター。 エレベーターホールまで行くとちょうど先日、 西エリアで集人たちと一緒に出会った 少年たちの姿が見えただろうか>>67
彼らの一人が、エレベータを開けば、 飛び出してきたのは一匹のサイノイズ>>#3 ]
それじゃ、俺が送っていけるのはここまでだ。
[ 突進してくるそのノイズに鉄パイプを翳す。 同時に重力の力場を形成して、足止めを食らわせる。 そう長く持つとも思わないが、 全く時間を稼げないということはないだろう。 少なくとも、四人がエレベーターに乗り込む程度の時間くらいは。 ]
(@60) 2017/06/24(Sat) 09時頃
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行ってこいよ。 なぁに、「ここは俺に任せて先にいけ」って 一度行ってみたかったんだよな…っと。
[ 再び突進してきたサイの角を避けると、 その角へ渾身の力を込めて鉄パイプを振り下ろす。]
早くいけ!! こいつを片付けたら、……ま、 あとは俺は俺のやりたいことをやるさ。
[ そう言って肩をすくめてみせる。 もしも彼らがもたつくようなら、 無理やりにでもエレベーターに乗せて 先へと進ませようとするだろう。
彼らがエレベーターに乗ったなら、 じゃあなと軽く手を振って、それを見送った。 ]**
(@61) 2017/06/24(Sat) 09時頃
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― コキュートスJ付近 ―
[丈司の体調も戻ったようで、展望台に戻るのは危険と判断し、ひとまず外へ。
ノイズの数が明らかに多い。流れ?のようなものを感じた。
感覚としか言いようがないのだが、格闘術とかの時の気の流れのような、そんなものを何故かここでも感じた]
…あっちから?
[東へ向かうノイズの大群は、西から来ている。
これ以上西へと行けるというのだろうか。
試しに、少し物陰から姿を出してみる。
ノイズたちはどうも何か目的地があるようでこちらを意識することはないらしい]
ねぇ、ちょっと行ってみようか。
[西の、その奥へ行こうと、丈司に言う。
彼が恐怖を感じたのならば、自分だけでも行って、大本を確かめたいが、さて]*
[…あっちから?
彼女の言葉にノイズの流れを目で追えば
西のさらに奥から向かってくるのが少年にも確認できた。]
…うん
[行ってみようかと言われれば
ノイズ達に気づかれないように小さく、けれどはっきりと意思を持った声で相槌を返す。
元よりこの混沌の元凶を探していたのだ。進むしかない。
今のところノイズ達がこちらを意識する事はなさそうだが、この先に何があるのかはわからない。
細心の注意を払いながら移動を開始しただろう。*]
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― 回想/“戸隠流生”の記憶 ―
[ 物心ついた頃には、既に家の中は冷えきっていた。
父親は仕事ばかりで、殆ど家にいつくことがなかった。 いたところで、いつも自分を遠巻きに見ては、ため息をつくばかり。 俺は、それがどうしようもなく嫌だった。 祖父も似たようなものだったけれど、それ以上に厳格な人で。 俺は、あの人のことが苦手だったんだろうか? あの人に怒鳴られるのが怖くて、幼い頃はいつもビクビクしていたように思う。
祖母は、元々身体の弱い人だった。 俺が物心ついたときには、すでに離れに篭もることが多かった。 顔も知らない俺の母親は、どうやらその血を継いでしまったらしい。
俺の記憶の中にあるのは、 陽の当たらない離れの一室で、 一体の人形を抱き寄せて愛でる祖母の姿。 子供ながらに、それはとても薄気味悪いものに思えた。 ]
(@62) 2017/06/24(Sat) 13時半頃
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[ あれは、俺が五つかそこらの頃の記憶。
庭に咲いていた花がとても綺麗だったから。 …祖母に、見せてあげたいな、と思った。
女の人は花が好きなんだと、 誰か大人に教わったことを鵜呑みにしたんだと思う。
花を手折って、それを離れに持っていって。 そうして、祖母の部屋に持っていったとき。
――パン、と。 頬を打たれた。]
(@63) 2017/06/24(Sat) 14時頃
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[ …正直、訳がわからなかった。 喚く祖母を周りの大人たちが押さえつけて。 そうして俺は、外に出された。
あとで大人たちの話を盗み聞きしたところによれば、 祖母は、“娘”を苛めようとしてきた悪いモノを 追い出そうとしていた、らしい。 “娘”というのはあの人形のことなんだろうと、 子供心にも理解はできた。
同時に、思った。 ――ああ、祖母の中に“俺”はいないんだ、 大切な“娘”を傷つけるだけの“何か”でしかないんだ、って。
それが、幼い頃亡くなった祖母に対する最初で最後の思い出。 ]
(@64) 2017/06/24(Sat) 14時頃
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[ 六歳のとき、新しい“母”ができた。 俺にとっては、初めての母親だった。
新しい母親は、祖父が連れてきた遠縁の女性で、 その人には、俺と同い年の男の子がいた。 その子は俺の“兄”になった。
兄は総じてとても優秀で、 そして何より聞き分けが良い子だった。 血の繋がりはなくても、父も祖父も 彼のことをとても可愛がっていた。
血の繋がりはなくても、 彼らは間違いなく『家族』だった。 仲睦まじい、絵に描いたような理想の『家族』。 それが、あの家に対する親族たちや世間の評価。
まぁ、“俺”はそんな『家族』を ただ見ていることしかできなかったのだけど。]
(@65) 2017/06/24(Sat) 14時頃
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[ 勉強も、運動も。それ以外でも。 何をしても、どれほど努力したところで。 結局、俺は兄には敵わなかった。 どうすればよかったのかは、正直今でもよくわからない。
ただひとつだけ確かなのは、 父にせよ、新しい母にせよ。祖父にせよ祖母にせよ。 俺は家族の誰かにとっての“一番”になんか 決してなれなかったということだけ。
同時に、こんな自分を生むために、母は死んでしまったのかと、 それがずっと、不甲斐なくて、情けなくて。 顔も知らない母に、申し訳なくて仕方なかった。 ]
(@66) 2017/06/24(Sat) 14時頃
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[ ――誰でもよかった。
誰かに愛されてみたかった。 誰かに認めてほしかった。 「ここにいていいんだ」と、誰かにそう言われてみたかった。
裏を返せば、それは結局、 誰にもそんなふうにされたことはないということ。 愛して欲しい人にも、それ以外にとっても、 愛してもらえるだけの“価値”が、俺にはなかった。 ただ、それだけのこと。 ]
(@67) 2017/06/24(Sat) 14時頃
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[ そんな自分でも、人並みに“誰か”を好きになったことはある。 初めて人を好きになったのは、高校のときのクラスメートの女子。
高校一年の夏、そのクラスメートの女子に 誘われて、兄の代わりに一度だけ他地区のイベントに 参加したことがあった。 ――それが、あの真夏の日の、音楽の祭典。>>1:@20
真昼間から盛り上がるロックにビート、 色んな音で溢れかえる、コロシアムに響く音楽は それまでの自分が見たこともないような、 華やかで、そしてなにより命の音に溢れた世界だった。
あのときは、兄の代わりに誘われたなんて、 そんなことも忘れて夢中になったっけな。
そうして、時間は瞬く間に過ぎて。 日没後のアリーナに現れたのは一人の歌い手。>>1:@21]
(@68) 2017/06/24(Sat) 14時頃
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[ 普段のイベントでは滅多に顔を見せない“彼”が、 今回のイベントでは珍しく素顔で参加すると、 それを見たくて、今回のイベントに参加したんだと 歌と歌との合間に交わされた、彼女の会話で知った。
それまで、“彼”のことは殆ど知らなかったけれど。 でも、遠目に見える“彼”の姿と、そしてそれを見つめる彼女の視線に…少しだけ、ちり、と胸を焼かれるような思いがした。 それはたぶん、“嫉妬”と呼ばれる類のもの。
――もし、仮に兄がいなくても。 彼女が、自分をこんなふうに見ることはないんだろうなと そういう、うまく言葉にならない気持ち。
結局のところ、俺は“兄”の代用品でしかなくて、 それでさえ、一度遠目に見ただけの“誰か”にすら及ばない>>4:@128
…馬鹿馬鹿しいって、思うだろう? でも、そんなたった一度のことが後々大きく響いたのだから、 世の中っていうのは、本当によくわからない。 一度死んでからの俺は、あの時見た“彼”の姿になっていたのだから。 ]
(@69) 2017/06/24(Sat) 14時頃
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― 7th day/十王マルチシアター ―
『prrrrrrr...』
[ いつものコール音のあと、ピッと相手が出れば。]
よぉ、そっちの準備は万端か? 今、そっちに四人エレベーターからそっちに向かったぜ。
[ いつか見た、ケーンの代わりに 鉄パイプで突進してくるサイノイズをいなしながら ]
「負けるなよ」って言っておいたから、 たぶんあいつら、本気でかかってくるぜ。
[ 気ぃ抜くなよな、と 揶揄いとも激励ともつかぬ言葉を吐いて ]
……なぁ、鳴李。 昨日の話、覚えてるか? >>6:@121>>6:@123
(@70) 2017/06/24(Sat) 14時頃
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アンタの強さは、俺が一番よく知ってるつもりさ。
[ 死神になってからこのかた、 自分の一番近くにいたのは電話口の彼女だった。 何度となく続くゲームの中でスコアを競い合ってきた。]
…だからこそ、だ。 アンタは強いけど、そのぶん他の奴らを置いて 一人で先に行こうとしてるように見える。 ……へっ。 俺が言っても、説得力はねえだろうが、な…ッ!
[ 突進して来たライノの角を鉄パイプで横薙に叩く。 重力操作で重みを増したそれが、ガツッと音を立てて その巨大な角にヒビをいれさせた。 ]
(@71) 2017/06/24(Sat) 14時頃
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[ タンッ、と床に着地して 目の前のライノ相手に鉄パイプを片手で構える。 ]
俺はな、自分のことは自分で決める。 ずっとそうしてきた。 だが、他の奴らのことはどうしようもねぇ。
[ それは、たとえば他の死神たちのことだったり。 自分が今回殺したあの少女と男のことだったり。 “あいつ”のことや、そして今、 電話で話をしている相手のことだったり。 ]
だから、アンタのことをどうこうは言えないさ。
(@72) 2017/06/24(Sat) 14時頃
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[ どうして、自分以外の奴らが 思い通りにならない他人が、 この世界にいるんだろうと思ったことはある。>>2:@44
自分とは違う、別の意思を持って この世界を生きていこうとする者たち。
どうして、かつての自分は そんな奴らを大切だと思ったのか。 俺はずっと、それがわからずにいた。]
(@73) 2017/06/24(Sat) 14時頃
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[ どうして、自分以外の奴らが 思い通りにならない他人が、 この世界にいるんだろうと思ったことはある。>>2:@44
自分とは違う、別の意思を持って この世界を生きていこうとする者たち。
どうして、かつての自分は そんな奴らを大切だと思ったのか。 俺はずっと、それがわからずにいた。]
(@74) 2017/06/24(Sat) 14時頃
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それで、昨日の続きなんだがな。 このゲームが終わったら…ああ、いや。 別にフラグじゃないからな?
そのときには…まぁデートでもなんでもいいんだが、 …色んな話を、しようぜ。 今まで、話してこなかったことも、全てさ。
[ 一番自分に近い位置にいた彼女ではあるけど、 それでも彼女を懐に入れたことはなかった。 自分の中身も、本心も、晒したことは一度もなかった。 ]
俺とアンタは一連托生の“パートナー”ではないけど。 でも、俺はアンタを一人にするつもりはない。 そこんとこ、忘れんなよ?
(@75) 2017/06/24(Sat) 14時頃
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[ 電話口の相手の反応はどうだったか? そろそろ、集人たちが到着した頃合かもしれない。
それじゃあな、と電話口の彼女に 声をかけてから通話を切る。 そうして再びライノに向き合えば。 ]
さぁて、待たせたなァ? 遊んでやるよ、本気でかかってきな。**
(@76) 2017/06/24(Sat) 14時頃
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