278 冷たい校舎村8
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[ 非難の意図のない言葉を、
礼一郎は黙って、最後までお利口に聞いている。]
……ま、俺。
自分のことで手一杯だしなあ。
[ いいんちょはそんな大した人間じゃないですよ。
というか、人間じゃない説も浮上してたっけ。
なんでもないことのように礼一郎は言う。
責められてるって、
もっとちゃんとやんなきゃって、
ちょっと前なら思ったかもしれないけどさ、
今、こうして現実に立っていること。
が、答えなんだよね、たぶん。]
自分のことと──、
あと、ほんのちょっとくらい?
そんくらいしか抱えきれないの、
向こうもわかってたんじゃねえかな。
……ふつうに余裕のない人間なもんで。
[ 向こうって誰だか知らないけどさ。
冗談めかして、礼一郎は言う。
残らせてはもらえませんでしたね。
でも、礼一郎は正しい選択だと思う。
連れ戻すとかできない、と言う綿津見に、
礼一郎は「 俺だって無理だよ 」と笑った。]
……つーか、
そんなのできる人なんて、
実際いないんじゃねえかな。
葉野が帰ってこない、とかじゃなくて。
[ 伝わる? って礼一郎は首を傾げたけど、
たぶん、これじゃ無理ですね。さて。
うーん、と唸りながら礼一郎は言葉を捻りだす。]
無理やり連れ戻したってさ、
ハッピーエンドにはならねえし、
かといって、人の考え方とか行動とか、
他人が変えようと思って、
どうこうできるようなもんでもないしさ。
結局、こっちの勝手な思いをぶつけて、
あとは本人を信じるしかないじゃん。
[ 全部、礼一郎の憶測であり持論だけどね。
綿津見の隣に並んで、じっと前を向いている。
それこそ、信じて待つしかできないからさ。]
……綿津見も、
言いたいこととか、
聞いてほしい話くらいはあるだろ。
[ 礼一郎は結構たくさんある。
葉野と綿津見。
礼一郎よりよっぽど仲良しに見えます。
ほら、女子同士だし。……また偏見。
だから少しくらい……と言わず、
何かしらあるだろうってあたりまえに思って。
今度こそ言えたらいいよなって、
ぽつり、つぶやきをひとつ落とした。**]
―― 少し前:病院前 ――
[ 2回目の「肝座ってる」は褒めてなかった。
そう言われてしまってはもう反論できない。
肝の座った女の称号、いただきました。
探索しきれなかった校舎、全部見に行っていたら
どうなっていただろう。
なにしろ誠香は迷探偵なので真相に近づけたかどうか。
心乃のお掃除の手間を
増やしてしまっただけかもしれない ]
納得したならいいよ。
[ 褒め言葉の解説は制止されてしまった。
ご理解いただけたならやぶさかではありません。
そういえば辰美にも、褒めすぎと照れられた。
案外誠香は人を褒める才能があるのかもしれない。
調子に乗ったっていいのに。
委員長という責任のせめてもの報酬みたいなものです ]
[ ふつーに友達付き合いしてるだけで
評価されてしまうのは、
やっぱりよくわからない。
わからないので、ふつーに、
喧嘩も罵倒も説教もする予定。
しかし、悪いのは怜! と言い切った
誠香が言うことではないが、
阿東にまでこんなに応援されてしまうと、
こちらの層が厚すぎて少々怜が不憫になる。
と同時に、愛されてんなー、とも思う ]
ほんと、馬鹿なやつだなあ。
[ 思い出すのは、怜が書くと言った遺書のこと。
なーにが“みんな見た目で判断する”だよ。
こんなにみんなに愛されちゃってるじゃん。
馬鹿だなあ、と誠香は思う ]
うん、まあ、色々と思い知らせてやる予定。
[ 迎え撃つ気力は十分です ]
[ 辛いことを思い出させてごめん、と
謝られてしまった。
それに、誠香は首を横に振る ]
阿東は悪くないし。
それに、おにーちゃん思い出して辛い、って
薄情な妹だろ。
……うん、いいおにーちゃんだった。
穏やかで、なんかほっとする空気出してて。
そういうとこ、阿東に似てる気がしてた。
[ 勘違いだったのか、阿東が変わったのか、
誠香にはよくわからない。
もしかしたら、どちらでもないのかもしれない ]
僕がさ、こだわりすぎててさ、
勝手に重ねてたのかも。
[ 容赦ない誠香の評価に、
重ねられる評価も割と容赦がなかった ]
それな!
[ そう声をかけて見送った** ]
-- 現在/駐輪場→病院前 --
[ 何処かなあ、と地面を照らしていれば、
光るものを発見。千夏の自転車の鍵です。
見つかった鍵を指にかけて、くるりと回す。
愛車に乗れなくなったら、通学もできない!
(別にそんなことはないです)
外気に晒された指先はつめたくって、
ポケットにいれたカイロがとてもありがたい。
探し物を見つけた千夏は来た道を戻る。
カイロを握って、ふらふらと。 ]
[ あ。誠香ちゃん、と千夏は思った。
現代人の必須アイテム、スマホ。
に送られたメールは確認していなかった。
精神世界の校舎、で見た格好とは、ほとんど一緒。
首許に巻かれているもの以外。
なんて声かけたらいいのか、思いつかなくて。 ]
それ、おいしい?
[ 誠香の手許にあるペットボトルを指差してみたり。
缶コーヒーは、熱いとかいいながら、
すぐに飲み終えてしまっていた。ので。
新しい飲みものでも買おうかなあ。
と千夏は自販機を眺める。** ]
―― 現在:病院前 ――
[ 足音を聞いた気がして顔を上げて、
誠香は大きく目を見開いた ]
千夏ちゃん。
[ メールではただいまと打ったものの、
いざこうして実際に顔を合わせると、
なんて挨拶したらいいのかわからない。
ただいま、はメールでもう言ったし、
こんばんは? ……変だ ]
あ、うん。
僕は好き。
[ 手元のペットボトルを指差されて、
釣られたように誠香も視線を落とす。
自分の着ているコートも目に入って、
ああ、そういえばこのコート、
一度は千夏にあげたんだった、なんて思った ]
……千夏ちゃん、風邪、引いてない?
[ ぽつりとそんな言葉が口をついて出た。
あれは紫織の作った世界で、現実ではなくて、
だから、そんな心配をするのはおかしいのかも
しれないけれども ]
最後に見た千夏ちゃん、ちょっと寒そうだったから。
風邪ひいてないかなって、ちょっと心配だったよ。*
-- 現在/病院前 --
[ 名前を呼ばれれば、呼び返す。
社会に組み込まれているとより認識できて、
いいよなあ、と千夏は思う。
相変わらず顔色はよくないけど、
千夏はほわ、と笑った。 ]
誠香ちゃん。
誠香ちゃんが好きなそれにしよーっと。
[ なんてない飲み物の決め方。
自販機に小銭をぴったりいれて、
ジャスミンティーを代わりに手に入れた。 ]
[ 手に入れたペットボトルをつまみあげる。
質問が飛んできて、首を傾ぐ。 ]
あ、やっぱり私も、
夏美ちゃんみたいになってたんだ?
雪の上にダイブインしてたでしょー。
[ そっか、そっかと千夏は頷いた。 ]
最初は、自分があの世界を創ったと思ってたから、
自分のマネキン?が他の人に見られるなんて、
ちょっぴり予想外だったな。
[ マネキン、と語尾は上がる。
うんうん、と千夏は一人で頷いて。 ]
心配ありがとう。
風邪ひかないようには気を付ける。
なんたって受験生だし、
ここちゃんにも無駄な心配かけちゃいそうだし。
[ 中に入ろうかな、と千夏は付け足す。
誠香ちゃんも風邪ひかないように、と言って、
一緒に行きませんかとはお誘いをば。* ]
―― 現在:病院前 ――
[ ジャスミンティーを手にした千夏は、
これでも遠回しに言った、つもりだった誠香の問いに、
なんてことないように直球で返事をくれた。
雪の上にダイブイン。
ちょっとだけ決まり悪くて誠香はうん、と
頷いたけれど、
続いた千夏の話にそんなものは吹き飛んだ ]
千夏ちゃん、あの世界作ったの自分だと思ってたの?
[ つまりそれは、あんなメールを送る
心当たりがあったということだ。
誠香はなんとも言えない気持ちになる ]
……そっかあ。
[ 一緒にクレープを食べた夜のことを思い出す。
あの夜、千夏ははしゃいでいて、
いつもよりテンションが高く見えた。
あれは、自分が世界の主だと思っていたからだった? ]
[ でも、千夏は風邪ひかないように気を付けると言った。
受験生だから、とも。
それはつまり、少なくとも今は、
生きていくつもりがあるってことじゃないかな。
誠香はそんな風に思った ]
ううん。そうだね、受験生だもんね。
お互い頑張ろうね。
……あ、でもね、まなっちと話してたんだ。
こっちの世界に帰ってきたら、みんなで千夏ちゃんから
メイク教えてもらいたいね、って。
[ 受験勉強も大事だけど、
メイクの勉強もよろしくお願いします、先生。
そんなお願いをしてみる ]
[ 一緒に行きませんかと誘ってもらったけれど、
ありがとう、でも、もうちょっと待ってる、と
誠香は首を横に振った ]
しおちゃんが帰ってくるかどうかって、
しおちゃんが生きたいと願うかどうかじゃないかなって
そんな気がしてて。
そのために、きっと、あっちに残ったみんなが
頑張ってくれてると思うからさ、
僕はもうちょっとここで待ってみるよ。
[ 風邪ひく前に入るから大丈夫。
またあとでね、と笑った** ]
[ いいんちょが、委員長じゃなかったら、
あたしはどういう目で、
あとうくん、を見てたのかなあ。
礼儀正しいいいひと?どうかな。
その時にならないとわからないから、
きっとわからない。
人生のルートは一度きりです。
あたしのよくある会話に返ってくるお返事は、
ふと、そう思う程度にはよくあるお話。 ]
[ にんげんもにんげんもどきも、
スマホが使えたところで脳内電波は圏外だから、
いいんちょの考えてることは、きっと届かないまま。
お利口さんです、フツーにね。 ]
[ いいんちょが、たとえば、
イメージ通りにいい人で、
イメージ通りに他人の手を引けるような、
そんな風だったら、あたしはすんなり頷くだろうし。
イメージと違って、申告通りに、
─── 冗談なのか、ほんとなのか、
自分のことと、
ちょっとぐらいしか抱えられないひとであっても、
あたしはきっと、いいんちょがすきだなって。
……そう思うのは良いことなんでしょうかね。
やっぱり届かないあたしの思考回路。 ]
……そういうもの?
[ 反対方向に首を傾げる。
連れ戻す、ことが正解であるならば。
残っている人たちはそういう意味で選ばれているって、
展開的なものを考えてしまうあたしは思うわけです。
いつだって呑気だ。 ]
[ 思いをぶつけたかもしれない、残った人は、
それを分かっている上で、
しおりちゃんの手を掴むのかな。
……ちょっとエゴっぽいの、
こどもだからできることなのかもね。
あたしたちは大人と子供の境目の、
きっと、 ぎりぎり、子供のところにいる。 ]
……いいんちょ、あたしも 思うんだけど、
こっち戻ってきても、しんどいよなー、って。
死にたいぐらいに逃げたかったのを、連れ戻すの、
本とかなら綺麗な話だけど、
綺麗なだけじゃ、ないじゃん?
[ 白紙が全部綺麗に塗られるような、
そんな ハッピーエンドなんて、
ちょっとあたしには想像つかないな。
……そこも含めて、
信じるしか、ないんだろうけど。 ]
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