158 Anotherday for "wolves"
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
5
6
7
8
9
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
|
……………。
[ 目の前の蒼い宝石がわたしを射抜いて 滴る罪を拭うように、優しい指が頬を滑る>>96
どうしようもなく、嬉しいんだ。 それがどうしようもなく つらい。
悪いのは俺だと、守れなくてごめんという彼の謝罪が わたしの耳に刺さるのを避けるように、 ぶんぶんと 大きく頭を横に振るって]
……いいの。 …サイラスはなんにも、わるくない。
[ 「お前さんは、何も悪かねぇ」そうだったらいいのに。 守りたかった人を守ることが出来なかったことと 大切にしてくれた人の死を願うこと。
どっちが「わるいこと」か、そのくらい子供でもわかる。]
(103) kanko 2015/05/25(Mon) 21時頃
|
|
[ ぎちり、と噛み締めた下唇は 血が浮くこともなく 吐き出せない「罪」は、体の中を喰い荒らす。
優しく添えられた手も、 「もういちど」降ってきた口づけも 耳をくすぐるやさしい言葉も>>97
わたしの望むものが与えられるたび、 まるでおなかの中に石が詰められたように、重くなる。
どんどん どんどん 尖った石でいびつにふくらんだ腹部は垂れ下がり
「愛」>>-456は迷いなく その腹を裂いていった。]
(104) kanko 2015/05/25(Mon) 21時頃
|
|
[臆病のままに、蓋をしていた感情。 その蓋を取り去り、身体から自由になった魂に任せるように吐き出した想い。
死と生で隔てられていた、そう長くはない間。 少女の中に根付いた罪のせいか、吐き出した想いは彼女の中を重く石のように蝕んでいく>>104。
それを知らない男は、マーゴがぎちりと下唇を噛み締めたことに気づいた時、わずかに蒼の瞳をまたたかせた]
(105) hisetu 2015/05/25(Mon) 22時頃
|
|
[額と同じように届けようとした口づけは、拒絶の言葉>>-476に止まる。 振られたか? と思う間もなく、顔を寄せた少女の目尻からは花びらのように涙が溢れ出した。
それに目を瞠らせて、涙をまた拭ってやろうとしたのだが、それより先に髪に鼻をうずめるようにしたマーゴに逃げられてしまう]
……くすぐったい。
[そうして嗚咽に混じる繰り言と一緒に、耳朶が涙で濡らされる。 その感触に思わず静かに呟けば、彼女の華奢な腕が抱きついてきた。
続くのは、己の身体に抱きつく少女にとっては懺悔の言葉なのだろう。]
(106) hisetu 2015/05/25(Mon) 22時頃
|
|
―― 教会 ――
[ さくり。 さくり。 土を踏む。 歩む先は暗くとも、その足取りに迷いはない。 時折、パキリと乾いた音が鳴る。 乾燥した木の枝を、踏み分け行き着いた先は、 焼け焦げた、教会の残骸。]
――……。
[辛うじて建物の名残である事を伝えるような入り口を潜り抜け、 中へと足を踏み入れる。 半身を失った教会は、屋根も残さず焦げ落ちて、 見上げれば闇を彩る瞬く星が、天井の代わりとなっていた。
村の唯一の医者であった彼の人を埋葬する為に、 避けられた建物の残骸と、辛うじて形を残した長椅子の合間を縫い、 今はもう跡形も無くした聖母を見上げた。]
(107) milkxxxx 2015/05/25(Mon) 23時頃
|
|
[静謐な空間だった場所に、さざめく森の音。
もう、サイラスはベネットの手に掛かった後だろうか。
彼らの会話が終わる前に、席を立った。 二人の会話を邪魔せぬように。 先に席を立ったドナルドの後を追う為に。
サイラスの最期を、見ない為に――。]
(108) milkxxxx 2015/05/25(Mon) 23時頃
|
|
[紅い石を持っていた手に今あるのは。 自室に戻った時に洗面器から拾い上げた 紅く染まったマーガレットの花びら達。
その足で墓地に向かおうと思っていた。 墓地に並んだ墓碑に花を手向けて、弔いたかった。
行くことは、出来なかった。 私は――]
(109) milkxxxx 2015/05/25(Mon) 23時頃
|
|
[夜風が頬に当たる。 掌を開けば、ふわりと。 風に紅く染まった花びらが舞い散る。
聖母を失ったこの場所で。 紅く染まった『信頼』の名の花が
ひらり、ひらりと
夜空に舞い上がり、夜闇に溶ける。
その行く末を見届けながら、弔う事の出来なかった同胞へ]
『 』
[口にした言葉は音を為さず。 最期の一枚までその花を見届け、別れを惜しんだ。*]
(110) milkxxxx 2015/05/25(Mon) 23時頃
|
|
[サイラスを手に掛けて立ち尽くす男の脳裏には 集会のあった夜にドナルドと訪れた酒場の光景がふと過ぎる。 あの時飲んだ蜂蜜酒の甘さが、 サイラスの血肉の甘さと重なったせいかもしれない。 ひとの血肉も酒と同じ嗜好品で己にとっては無くとも困らない。 美味いと思えど贅沢を好む方でもなく、 ただ、共に過ごす者との時間を彩るものに過ぎず。
血に酔うたとしても案じる酒場の主人も、 手伝うグレッグの姿もなく掛かる声は無い。
ふと耳朶を掠める風が懐かしい声を思わせる。 呼ぶ声は失われた。 助けられなかった自責が、望みが顕れたに過ぎない。]
――…平気だ。
[己に言い聞かせるように呟き、酒場を離れた。]
(111) helmut 2015/05/26(Tue) 00時頃
|
|
[夜風はほのかな冷たさを孕む。 村を巡れど探す彼女の姿はなかなか見つからない。 ふと目の前を過ぎる小さな紅く染まる花弁。 足を止めた其処は、焼けた教会の前。
どうしてこんな場所に、と過ぎる疑問。 祈りを捧げる場所は焼け落ちたはず。
不思議に思い、花に誘われるように門を潜る。 薄雲の切れ目から月が覗き、 教会にいるそのひとのもとへと柔らかな光が降り注ぐ。 ふわと風に揺れるその裾、ひらり、ひらりと舞う花弁。 その向こうに見える彼女は探していたそのひとで]
此処にいたんだね、クラリッサ。
[サク、と足音たてて、男はクラリッサへと歩み寄る。]
(112) helmut 2015/05/26(Tue) 00時頃
|
|
[口にした言葉は音を為さず。 最期の一枚までその花を見届け、別れを惜しんだ。*]
[名を呼ぶ声が耳に届いて、その声の主を探す。 夜の闇に紛れた姿が、月の灯りを借りてその姿を映し出し、 その眼に留めれば]
――ベネット。
[確かめるように彼の名を呼んだ。 花びらを送り出した手を丸め、彼が歩み寄るのを待つ。 月夜の中でその表情を捉える程に近づいたなら、さくりと一歩音を立て。 胸の内に収まるように歩み寄る。 顔を上げて見上げたなら、その瞳を覗く。]
(113) milkxxxx 2015/05/26(Tue) 00時半頃
|
|
[何と言葉を掛ければいいのか。
躊躇いに、目を伏せる。 うまく言葉にすることは出来ずに。 丸めた拳を開いて、そっと彼の頬に手を伸ばして]
……終わったの?
[そう一言、口にして彼の答えを待った。*]
(114) milkxxxx 2015/05/26(Tue) 00時半頃
|
|
[ とおもいかぬ幼子のように、ぐすぐすと鼻を鳴らして いま いちばん安心できる場所に縋りつく。 あの日玄関先で貰った安心と、寸分違わぬそのかたち。
ぽん ぽん
背中から染みこむおとが、失った心音のように響いて わたしのからだに血を送る。
体温が戻るような錯覚と、あたたかな声。 そんな言葉を紡ぐサイラスのかおの形を想像して
( 見ればいいのに。見られないってこともあるのね )
目元から鳴る小さなリップ音>>-488に目を瞑った。
腫れてしまった目を、ぽんやりとひらくと 目の前のだいすきなひとの顔をみて ゆっくりと説き聞かせるような「おはなし」を聴く。]
(115) kanko 2015/05/26(Tue) 01時頃
|
|
わたしは…なんにも傷付いてなんかないよ。
[ ふわり、視界から消える彼の顔。>>-489 目はどこかへ彷徨って、抱きとめていてくれた背に落ちる。
生きていているのが怖いと 忘れてしまうのが怖いと、そう紡ぐ声が愛おしくて わたしは 思ったよりも大きかった自分の手で 見つめた背中を ぽん、 ぽん と。
6歳のままでどこか止まった記憶を塗り替えるように 自分の手のひらを一度見て、男の背中を包み込む。]
わたしも、怖かった。 サイラスを見ていると あなたをこっちに引っ張ってしまいたくなるから。
……サイラスを連れてくるためなら わたし おおかみにだって、なれたかもしれない。
[ 眼前の首筋に小さな犬歯を押し当てて、直ぐに離した ]
(116) kanko 2015/05/26(Tue) 01時頃
|
|
サイラスが嬉しくても…… でも…
[ やっぱり死んで欲しいなんて 思っちゃいけない。 でも…… 忘れられるのは 触れられないことよりも、何よりもきっと つらい。]
…………うん。 わたしを忘れちゃ、いや。 わすれないで。 …おぼえてて。
[ 「わすれること」は生きるために、必要な事だけれど 死んでしまえば、全部抱えていたって いい。 両腕に力をきゅっと込め、その人が居ることを確かめて]
ん、っちょ っと、 ………ぅぅ…
[ 目元を弄られて>>-491小さくぱちぱち、と瞬き。 蒼い宝石と目が合うけれど、 生きた彼のものの色とは 確かに違っていた。]
(117) kanko 2015/05/26(Tue) 01時頃
|
|
[同胞の命を奪ったその手を彼女に伸ばすのは躊躇われた。 名を呼んで、互いの距離を縮め]
待たせたね。 ひとりで心細くなかった?
[胸の内へと収まるクラリッサの肢体。 躊躇いは薄れて、彼女の背をそっと抱きしめる。 見上げる眼差しにゆると目を細め見詰めていれば 頬に彼女の手が触れ、微かに口許を緩める。]
――…終わったよ。 ああ、違うな、終わらせてきた、だね。
[さらと向けた言葉の意味は彼女なら正確に理解できるだろう。*]
(118) helmut 2015/05/26(Tue) 01時頃
|
|
[背に回る腕に身を委ねながら、 問い掛けには緩く首を振り揺らす。]
どこかで。 貴方が来るような気がしていたから。
[怖くはないと。あの時伝えたように、 そう告げたなら、声が返るのを待った。
静かな彼の言葉が夜の闇に落ちて。 言い換えられたその言葉に、意味を悟る。 迷いのないその言葉に、彼の決意が見えた気がした。]
(119) milkxxxx 2015/05/26(Tue) 02時頃
|
|
[ゆっくりと瞬きを一つ、肯定の代わりに返す。 労う言葉も、悼む言葉も。 きっと今彼が求めるものではないのだろう。
彼が浮かべた笑みにつられたように、淡く笑みを作る。 笑みを形作るその様子が、どこか憂いているようにも見えたから。 指の腹で、見えない涙を拭うように。 彼の頬を撫でたなら、驚かせてしまっただろうか。]
(120) milkxxxx 2015/05/26(Tue) 02時頃
|
|
ねえ、ベネット。 貴方の今までの話を聞いたら、 これからの話をしましょう?
.
(121) milkxxxx 2015/05/26(Tue) 02時頃
|
|
[終焉を迎えたこの騒動にピリオドを。 そしてこれから始まる物語を。
童話のように綺麗なものではないけれど。 貴方が望んだ道ならば、共に歩みたいと切に願って。*]
(122) milkxxxx 2015/05/26(Tue) 02時頃
|
|
― >>110 ―
[――……掌に、誘われるように舞いこむ赤い花弁が一つ。]
……マーガレット、か。
[言い当てると同時に、 サフラン、桔梗にスイカズラ、ライラック。 墓地の一角に見たそれらの花々を思い出した。
静かに花弁を見下ろしてから、 男は夜に沈む焼け残った教会を見上げる。]
……やっぱり、 ”また” すぐに枯らしてしまったんだよ。 (診療所のマーガレットも、”彼ら”も、)
(123) sane 2015/05/26(Tue) 06時頃
|
|
医者だったってのに、 どうもね……駄目みたいだ。
[ひとの命を花と例えるならば、 男は花を枯らしてばかりだった。]
[呟きと共にそっと赤い花弁を握り 村で起きた騒動の顛末を ただ見守っている。]
[生き残った彼らが、 これからどの道を信じて進むとしても どのような花を咲かせるとしても。 路傍の石の如き亡霊はそれを見送るのみ。 それ以外に道はなく]
(124) sane 2015/05/26(Tue) 06時頃
|
|
[掌を開く。 風に、「信頼」の花が舞い上がり、消えていった。**]
(125) sane 2015/05/26(Tue) 06時頃
|
|
[クラリッサの動きにあわせて長く艶やかな髪がさらと流れる。 彼女の応え>>119に頷きを返し]
逢いたいという思いが通じたのかな。 ――…もし、キミに何かあったら、と、
[離れる間不安だった、と微かな声音で告げる。 瞬きを肯定の応>>120えと受け取り、 落とした視線の先には淡い彼女の笑み。 いたわるようなぬくもりが頬へと触れる。 彼女には泣いているように見えたのかもしれない。 拭うような動きに僅かな驚きを過ぎらせながらも 思い受け取るように彼女を包むまま、そっと目を伏せた。]
(126) helmut 2015/05/26(Tue) 12時頃
|
|
[今までとこれからと。 未来(さき)を思わせるクラリッサの声>>121に 少しだけ考えるような間を空け、もう一つ頷く。]
僕が殺したのは族長、ジョスラン、それから、サイラス。 『共存』を壊したくて、というよりも――… 隣村で禁を破ったのが妹、だったから、 家族を罪人として引き渡す事は考えられなくて、 “過ち”として正そうとする族長を、手に掛けた。
[はじまりを語る。 罪と知りながらの行為。 彼女が知りたいと望むなら、 ベネットの知ることは全て彼女に伝える心算で 残酷で救いの見えぬ闇を、晒す。]
(127) helmut 2015/05/26(Tue) 12時頃
|
|
[なんにも傷ついていない。 そんな声に>>116、男はほっと安堵のままに胸を撫で下ろしていく。 それはきっと、マーゴにも伝わる動きだっただろう。
己の臆病さを吐露した背に、久し振りに感じる ぽん、 ぽん というリズム。]
……お前さんが俺を連れてってくれる狼なら、喜んで、だ。
喜んでその牙にくれてやるし 喜んで、その手を取るよ。
[背中を包み込んだマーゴの手の感触に目を細め。
自分の命を摘み取る猟犬にだってなれると言われれば、それには鼻を鳴らしながら、言葉通りの感情を滲ませる笑みを向けた]
(128) hisetu 2015/05/26(Tue) 14時頃
|
|
[嬉しいと言った己に、マーゴからは躊躇いめいた言葉が返る>>117。
やがて彼女の中で躊躇いよりも、サイラスが嬉しいと言ったことに天秤が傾き、『おぼえてて。』と言葉にしながら男がいることを確かめるように、きゅっと両腕に力が込められた。
それを受け入れながら、そうしてマーゴの涙を拭って>>-491。]
(129) hisetu 2015/05/26(Tue) 14時頃
|
|
[愛の言葉を贈った人の指が、下がった眉に伸びてくる>>-515。 癖のある前髪を避ける動きの好きにさせれば、あわらになった額に柔らかな唇が寄せられる。
その唇から落ちてきた言葉を耳から脳、そうして己の全身に染み込ませているうちに、気づけば蒼の瞳がじわりと滲み始めていた。
飽いたと思ったし、枯れたとも思っていたけれど──……。
喜びの涙なら、悪くはないだろうか。
ゆっくりと頬を伝う雫に、そんなことを思った]
──ああ、こっちこそ。
こんな時に泣いちまう、情けない野郎だが。 傍にいてくれ。
[その姿が傍らにあると気づいて告げた言葉を、もう一度。 悪くないと思いながらも、ほんの少しばかり頬に涙を伝わせる己の不恰好さに苦笑と後悔をするのは、後でもいい。]
(130) hisetu 2015/05/26(Tue) 14時頃
|
|
[そう決めて、くしゅりと丸まった真っ黒い瞳を見返して。 引き寄せる力に身を預けながらも、自らもマーゴの背を抱く力を、愛しさのままに強くして。
重なる影と同じように、愛しい人と唇を重ねた]
(131) hisetu 2015/05/26(Tue) 14時半頃
|
|
─ 暫しの後 ─
[そうして死してからの睦み合う時を過ごし、ふと男はマーゴの身体をやんわりと離した。
背に触れていた手を、生きていた時と変わらずにマーゴの手へと滑らせ、握る。 せっかくだからと、指と指との間に己のそれを絡めながら。
変わらない手の位置、変わった繋ぎ方。
その照れくささのままに、もう片方の手で、薄く涙が滲んでいた己の目許を擦った]
必要のなくなった手ではあるかもだが、お前さんが行きたいとこなら、一緒に行くぜ。
どこに行きたい?
[日常を取り戻した錯覚は、一瞬だけ。
己の目には、ベネットがシーツに包む己の身体が見えたから>>98。
それでも変わらずに、マーゴに首を傾げてみせた。*]
(132) hisetu 2015/05/26(Tue) 14時半頃
|
1
2
3
4
5
6
7
8
9
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る