246 とある結社の手記:9
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[しかし、そんなことを言ったらどうする。 リンダがロイエを、ロイエがリンダを庇って嘘に嘘を重ねていることだってある。 もう何もわからない。考えられることなんてありはしない。
辛うじてつなぐのは、自分と、パティが人間だと……信じること。]
(114) 2018/08/01(Wed) 00時半頃
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[ロイエへの静止は、意味を成しません。 ただ、告げられた言葉>>108は、また、想像とは違ったものでした。 よかった、と思ってしまいました。今イヴォンさまを狼だと言われたら、本当に、それがどんな慰めの虚言でも信じてしまうでしょう。 その懸念だけは晴れました。けれど、人殺しをしたことを、票を投じた相手が人間と宣告されて安心するなんて――
もう、自分の考えていることがわからなくなりました。]
……やめて、もう、何も言わないで……
[ルパートさんが厳しく言葉紡ぐ>>105>>112>>113のを、聞いて噛み砕いて受け入れる余力は、あたしにはもうありませんでした。 思考が止まっても何も変わらないのは、わかっています。わかっていてなお、あたしは頭を抱えて、俯いて、これ以上考えるのをやめてしまいました**]
(115) 2018/08/01(Wed) 01時頃
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子守り パティは、メモを貼った。
2018/08/01(Wed) 01時頃
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どういう…ことだよ。 霊能者が二人?
…───良く、わかんねえけど、
[ロイエの名乗りを聞いて顔を顰めた。 けれどその宣言>>108を聞けば、くしゃりと片手で髪を乱して。]
奥様はやっぱり人間。……で。 もう「見える」ってことは、
… もう奥様は、しんじゃったんだなあ。
[ぽつ。とそればかりが零れた。]
(116) 2018/08/01(Wed) 01時頃
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……ルパート……
[>>113イヴォンのために語る男に、 すまん、とまた呟いた。]
……俺は、今の今まで考えもしなかった。 身内のために、他人全てを犠牲にする『覚悟』のあることなんてな。
[それが、親心なのか。 ルパートも、娘のためならそうするだろうか。 子どものいない自分には、わからない。
だがそれは……俺にとってみれば、もはや悪鬼だ。 人狼と何も、変わらない。
だから、謝るのはルパートにだ。 彼の誠実さを、やさしさを傷つけてしまったことだ。 婦人の名を書いたことを、省みはしない。]
(117) 2018/08/01(Wed) 01時頃
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[もう、頭の中はぐちゃぐちゃだ。 酒の毒が頭に回ったせいにして、少し体を休めよう。
少し考えさせてくれ、と言って。 カウンターの席からソファへと移り、*体を沈めた。*]
(118) 2018/08/01(Wed) 01時頃
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革命家 モンドは、メモを貼った。
2018/08/01(Wed) 01時頃
革命家 モンドは、メモを貼った。
2018/08/01(Wed) 01時頃
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[そうして、掛けられた声>>111に顔を向けた。 彼もイヴォンに票を入れたんだろう。そう思うと笑顔も、柔らかな表情も向けられそうになかった。 じっと、責めるような眼差しを向ける。]
……。人狼ってさ。 みんな、そう言うんだろ?
自分は人間です、…って さ。
[音にした声は、何て冷たい響きだろう。どこか冷静な部分がそう思う。昨日のベッキーとの会話が一瞬脳裏を過った。仲直りなんて、出来っこないよ。]
(119) 2018/08/01(Wed) 01時頃
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ノアが人狼じゃなかったら、誰? ラルフかベッキーかい?
…人狼だから、そうやって庇ったのかい? なんで俺っちのことを、人間だなんて言ったのさ。 俺っちを人狼って言っちまえば、楽だっただろうにな。
[は。と、笑おうとして失敗した。 暗く表情が沈む。睨みつけることは出来なくて、視線は自然と床に落ちた。だって彼とは友達、だった。]
(120) 2018/08/01(Wed) 01時頃
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― ロビー ―
[聞くものがあれば、泣きはらした目で、淡々と語り始める。リンダの反応が、どのようなものであったのか。もし、この場を離れることがあれば、追いすがることはしない。]
あの夜、名乗り上げるべき……だったのです。 人には視えぬ霊魂。どう説明すべきか。
考えあぐねているうちに、お嬢様が……。(>>2:395) そして、続くモンド様のお言葉で察しました。 能力をもつ者は、まっさきにお命を狙われると……。 (>>2:413)
名乗らなければ、と……もちろん考えました。 ですが、それは……できなかったのです。 『自身の身を護ろうとするな。おまえの身を護れ。』と、 お嬢様が御命じに……。(>>2:278)
(121) 2018/08/01(Wed) 01時頃
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お嬢様は、このとこをご存じありません わたくしが、……『霊能者』だとは。
ですが……お嬢様は、すでに死を覚悟されておりました。 (>>2:434) 自らの命を犠牲に……どこの誰とも知らぬ 『霊能者』の盾になろうと……。(>>2:420)
能力ある者は、死んではならない。(>>2:428) お嬢様の御身を庇うこともできない。(>>2:464)
わたくしは、ただ……自分を殺し…… 泣きわめくことしか……。(>>2:469)
(122) 2018/08/01(Wed) 01時半頃
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酒って、元気いっぱいで、胸を張って、お喋りしてのむものだと思ってた。
けど、モンドさんは、痛そうだ…。
泣いてないのに、泣いてるみたいだ…
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いや。 おれも……人の親だから。
[謝られる謂れはない。少なくとも自分には――なにせ、死んだのはイヴォンだ。しかも彼女のとった『誰かが大切ゆえの狂気』に対し、誰しも謝ってあげる必要はないのである。(>>117) ]
なにを子供に与えたいか。 そういうことだとおもうぜ。
[イヴォンが恐らく――一番に考えたこと。『ピスティオは人間』だということ。これはきっと、彼女が残していきたかったものだろうから。]
おれは、ベッキーに…… こんな時に、してやれることがねえ。 おれが娘可愛さに嘘をついたら、 ベッキーまで嘘つきの子供になっちまう。 ……だから、今、何も出来ていねえだけだ。
[無力であることに、苦くわらった。]
(123) 2018/08/01(Wed) 01時半頃
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ティオ…兄ぃ?
どうしてそんなに拳骨を握りしめているの?
どうしてノアおじちゃんをそんなふうに呼ぶの?
どうしてそんなに…怖い顔をしているの?
ねえ、ティオ兄ぃ。
遊びにいこうよ。川に飛び込んだり、魚とったりさ。
竿と糸で魚釣りするやりかた、教えておくれよ。
ねえ…
ねえ…。兄ぃは。もう、笑わないの、かなあ?
[固い表情のティオ兄ぃをみているのがつらくて、俯いて…涙が散った。
もう泣いてはいけない。泣いてはいられないと誓ったのに。今は涙が止まらなかった。
]
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”――全員死ぬ。”
[>>89その言葉の重みは、ズシンと胸にのしかかった。礼を言うように青い顔で、頭を下げる。
然し己の焦燥は、リンダの霊視結果から由来していた。それをロイエの名乗りが、彼女が隠していたという結果(>>108)で打ち消す事になる。
頭が更に混乱する。憤る。]
(124) 2018/08/01(Wed) 01時半頃
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庭師 ノアは、メモを貼った。
2018/08/01(Wed) 01時半頃
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……希望を見出したのは、 ユージン様のお言葉でした。
彼は、あえて言葉をぼかし、 自身を偽りました……霊能者。 その……可能性があると。 (>>2:466)
そして、続けて仰ったのです。 霊能者には……重要な使命があると。 占い師の真偽を確かめる、使命が……。 (>>2:479)
わたくしは、一抹の望みにかけようと…… ユージン様、そして、どこかにおわします 『守護者』様が、お嬢様を御護り下さることに。
そして、その間……自身の使命をまっとうしようと。 覚悟を……決めました。
(125) 2018/08/01(Wed) 01時半頃
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[どちらにせよ、イヴォンが人間である事は確かだ。ピスティオを護りたい余りに、他の人へ人狼容疑をなすりつけようとした、人間だ。そして自ら罪を被ったのだ。とても悲しい事だと思った。自分が同じ立場なら…迷うかもしれないと思った。
>>104自分が嘘をついた事が無いか?…全く無いと言えない。然し続いたロイエの話に、噓をつく人が多すぎるのでは無いかという不信感が募る。…もう、誰も信じられなくなりそうだと思ってきた。
モンドの守護者宣言、ノアの占い結果、ピスティオからの疑い。頭の整理する余裕がないまま、ロイエが偽りの理由を語り始める。今は只、彼女の話にじっと耳を傾けている**]
(126) 2018/08/01(Wed) 02時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2018/08/01(Wed) 02時頃
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─ 少しあと・ユージンの部屋 ─
[それはロビーでの話し合いが、少し落ち着いた後のこと。 ピスティオは空いたままのソファを見てまた暗い表情でため息を落とし、やがて立ち上がった。 ベッキーと目が合えば、行先を告げておく。]
ユージンに挨拶をしてくるよ。 …。ベッキーも行く?
[といって、単に部屋に行くだけだ。 今はもう、誰もいない部屋に。
彼女を誘ったのは気紛れのようなもの、単に、少し頼りたくなっただけだった。今この場で、一番信頼が出来そうな友人に。]
(127) 2018/08/01(Wed) 02時頃
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[ベッキーが頷いたかどうか、どちらにせよピスティオはユージンの部屋へ向かった。
彼の身体の残骸は既に運び出されている。無残な痕跡は床にだけ、それもラルフの努力によって随分と薄くなったようだった。
部屋の中で一度目を閉じ、短い祈りを捧げる。そうしてキッチンから持ち出してきた酒のグラスを、机の上に置いた。彼に捧げるつもりで。]
ユージン、
[呼びかけても彼はいない。 昨日みたいに、のんびりと響く声を掛けてくることもない。 それでも構わず言葉を継いだ。そこに彼がいるように。]
(128) 2018/08/01(Wed) 02時頃
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俺っちさあ、……ひとつ。 ひとつ、ユージンに言い忘れたことがあったんだ。 ほら、前に聞かれたろ?人狼が怖いかって。>>2:326
俺っち、怖いって返した。 そりゃ怖いだろ。 …怖くなかった?こんな目に遭わされてさ。
[そうして床のシミに視線を落とした。 あれは彼の流した血のシミだろう。]
でもさあ、
(129) 2018/08/01(Wed) 02時頃
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… でも。 憎いとかは、よく分からなくて。
[ぽつり。落として短く息を吐いた。]
(130) 2018/08/01(Wed) 02時頃
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憎いっていったら憎いんだよ。 今はさ、奥様を殺したやつらが。
多分ユージンも。パティもさ。 憎たらしいって思ってる。 人間をさ、いやもしかしたら人狼かも知れないけど。 どっちでもいいけど、嫌なのは嫌だなって。
そんな風に──…、 そのくらいに、思ってて。
嫌、なんだよな。 なんでいきなりみんな、人狼の「やつら」とか言うのかな。 なんで「あいつら」なのかな。 なんで「一匹」なのかな。
(131) 2018/08/01(Wed) 02時頃
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みんな仲良かったのにさ。 いいやつら、ばっかだったのに。 なんで…いきなり隣のやつを化け物扱い出来るんだろ? なんでいきなり、睨みつけたり出来るんだろ。
…こんなことを言ってたら、また変って思われるかな。 やっぱりお前は人狼の仲間なんだろって怒られると思う?
怖いけど、嫌いじゃない。 憎たらしいけど、怖くない。 そういう話。
出来ればしたかったけど、でも、
(132) 2018/08/01(Wed) 02時頃
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あんたがもし生きてて、奥様を殺したって思ったら、やっぱりこんな風に話は出来なかったかも知れないけどさ。
… まあ、
ユージンには、話してみたかったんだ。
[飲む人のいないグラスに向けて語りかけて、目を閉じた。 こたえが響くことはない。息を吐いた。 そうして、誰も居ない部屋のドアは閉ざされた。 机上に綺麗なままの酒入グラスだけが、*取り残された。*]
(133) 2018/08/01(Wed) 02時頃
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―少し前―
まあ、そりゃあ…うん。
[ノアの口から占いの結果…自分が"人間"だと告げられる。(>>76)ノアの視線の先、スージーの方もちらりと目で置い、首を傾げながら間の抜けた返事をする。 ホッとするのとも違う、ピスティオとノアとイヴォン、誰が本当に占い師だったとしても結果はそうなっただろうし。むしろ自分が人狼だとでも疑われればノアが占い師でも人狼でもないってことになって話が早かったんじゃないかとすら、安直に考えていた。もちろん、難しいことはよくわからない。でも自分なりに、考えるのをやめないことを実践しているつもり。]
(134) 2018/08/01(Wed) 02時半頃
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……ワンダ様の霊魂は、 闇のように暗き狼でございました。
連れて行かれた先から…… おそらく……処刑場のある場所から、 こちらの宿へ走り抜けていったのです。
裂けた口から漏れる声は、ワンダ様のそれで……
……難題で、ございました。 人狼であったと、告げるべきか……否か。 告白すれば、お嬢様は狙われぬでしょう。 ですが、まだこの中には、2名もの……人狼が。
(135) 2018/08/01(Wed) 02時半頃
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わたくしが死ねば、疑惑の占い師3名について、 なんら手がかりが得られぬまま……。
お嬢様は、ワンダ様を人間と……。 ともすれば人狼たちは、疑惑を抱くのではないか、と。 能力を偽ってる、と惑うのではないか、と。 とすれば、まだ猶予が残されている可能性が……。 3名いる占い師と、1名のみの霊能者。 『守護者』様は、どちらをお護りになるか……。
これは……賭けでございました。 お嬢様の命を賭けてしまった……愚かなわたくしの……。
[そういって、鼻を軽くすすり、手にしたグラスに口をつけた。昔は好きだったはずのオレンジジュースは、やけに*苦い味がした*]
(136) 2018/08/01(Wed) 02時半頃
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姉妹 ロイエは、メモを貼った。
2018/08/01(Wed) 02時半頃
─ユージンの部屋─
[部屋の中には、暗がりがある。]
[部屋に来た誰にも、きっとそこには暗いものがあるとしかわからない。]
……
[寝台の影、床の上。べちゃりとした粘度のある赤い赤い赤い海のその上に、
「ソレ」は、長身の膝と腰を折ってだらりと長い両腕をだらりと床につけて、裂けたような首をグラつかせ、腹部からもだらだらと──今も、血を流し続けていた。
じわりと、幻のように暗い血が床に広がっていく。]
[陽気な男の顔は、俯いて、陰になって見えない。
ちょうど、帽子をかぶっているときのように。]
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