212 冷たい校舎村(突)
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[もし、もしもですけども。 私たちを引き入れたこの世界の主人が20人に1人の人ならば、私は真にその人を理解してあげることが出来るのでしょうか。
自分の想像を絶する物事に関して人は恐怖を示すとも言います。 覗き込んだ先の暗闇が、緑色をした化け物であったりしても、向き合うことが出来るのでしょうか。
考えながらも思考は定まらず、保健室に戻った時は4人分あるベット>>5のうちの1つを借りて眠りにつくことにしました。 その頃は蝶美も帽子を取っていて、その事情>>6をやんわりとではあっても知ってはいましたから]
明日ね、材料があれば昴が朝ごはんにパンケーキ作ってくれるって言ってたよ。 楽しみだね。
[関係のない話をして、せめて眠りにつく頃は得体の知れない何かを忘れられるよう、添えました。 穏やかな眠りが訪れるその時まで]*
(103) 2017/03/14(Tue) 18時頃
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─翌日:保健室─ [習慣は恐ろしいものなのです。 朝練をしていたから、私も朝に耐性はある方。 それでも今日、遅れてしまったのはきっと、慣れないことだらけで疲れていたせいでしょう。
私が目を覚ました時には蝶美の身支度はすっかり整えられていて>>88]
おはよ……蝶美、早いねぇ…。
[欠伸を噛み殺しながら通からもらった制服に着替えていた私が、莉緒とささらちゃんがいなくなった事に気付くのは、その後でした]
(104) 2017/03/14(Tue) 18時半頃
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[過剰反応だと、何も知らない人が見たらそう笑うかもしれませんが]
探しに、行こう。早く、探しに行かなきゃ、
[過るのは突然走り出して姿を消したつばさちゃん。 結局眠るから見つからない姿を連想させて、早足で向かっていました]
(105) 2017/03/14(Tue) 18時半頃
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[その間に響き渡るチャイムの音>>#0 今まで確認しなかった携帯を思わず取り出したのは、あることを確かめるため]
8時…50分?
[私たちがHRに集まった時間とそっくりそのままの時間。 浮かぶ疑問に首をかしげる間際、ずっとすすり泣いていた声が、姿を変えて、まるで何かを噂立てるような声>>14に変わりました]
なに……気味、わるい……。
[笑い声も啜り泣きもささやき声も、いやなものを滲ませるものですから、文句を言うように眉をひそめて視線を床に落としました]
(106) 2017/03/14(Tue) 18時半頃
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[蝶美と探し回っても2人の姿はありません。 そう、まるでつばさちゃんの時と同じような、繰り返し]
蝶美、もしかしたら…。 ささらちゃん、三階の美術準備室にいるかも、しれいない。
[ヒソヒソ声。 思い出させたのは女生徒達が話題に出していた噂話。 矢継ぎ早に私は蝶美に伝えて三階を目指そうとしたでしょう。
ですけれど、そうしようとしていた時だったでしょうか。 止まる足取り>>90 つられるように私は彼女の視線>>91を追いかけて]
(107) 2017/03/14(Tue) 18時半頃
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…………………、うそ。
[立ち竦む蝶美>>92の腕に手を伸ばしつつ]
蝶美、…蝶美、みんなを、呼んでこよう。 ね、あんまり、見ちゃダメだよ。
[“ソレ”を莉緒だと呼びたくなくて。 お願いだからと振り絞るような声で彼女の名前を呼んだでしょう]**
(108) 2017/03/14(Tue) 18時半頃
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PPP イルマは、メモを貼った。
2017/03/14(Tue) 18時半頃
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――昨夜:3年3組教室――
……?
[能久の呟き>>42が耳に届いて、「どこがだ?」とでも言うように首を傾げる。こんなゴツい男に「いやしけい」だなんて、無縁の言葉じゃないだろうか。 どちらかといえば、その言葉は能久の方が似合うような気がする。実際、文化祭で彼が作ったパンケーキは、皆の心を癒しただろうし。
それから保田や上須賀、入間を出迎えて、皆に合わせて寝袋に入った。が、そうして静かになると、放送されている泣き声が妙に耳につく。 そういえば、色々あって考える暇もなかったが、この泣き声はなんなのだろう。昨日までは、楽しそうに笑っていたのに。 そもそも、この笑い声や泣き声は一体誰のものなのか。やっぱり、メールの送り主のものなのか。それとも……もしかしたら、それを“聞いている方”なのだろうか]
(109) 2017/03/14(Tue) 18時半頃
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――翌朝――
――……?や、すだ……?
[誰かが自分を呼ぶ声>>70が聞こえて、少しずつ意識が浮上する。 あれ、なんで保田がいるんだ?なんて寝ぼけた頭で思って、昨日の出来事を思い出した。ああ、そういえば、皆で教室で寝たんだった。そうだな、うん、それはそうだ。友達を自分の家に泊めるなんて、今の俺がするとは思えないし。 それで、ええと、何、だったか]
古辺と能久が、居ない……?
[繰り返すようにそう聞き返しながら、のっそりと起き上がる。辺りを見渡せば、確かに古辺や能久が入っていたはずの寝袋が空になっていた。 時計を見れば朝のチャイムが過ぎて間もないくらいの時間で、それを見て思い出したのは……昨日、夜のチャイムが鳴ってすぐに、“水野に似たマネキン”が見つかったこと、だった。 ぞくりと、背筋に悪寒が走る。]
(110) 2017/03/14(Tue) 18時半頃
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[それからようやく、すぐ傍に居た保田の方を見る。 その表情から不安を読み取れなかったとしても、さっき、古辺達がいない、と自分を起こしに来たことを考えると、 もしかしたら不安なのかもしれない、とは思っただろう。]
……一緒に、探しに行くか。
[保田が不安なら、それを無くしてやりたいと思うし、俺自身も……もし、彼らも水野のように、不穏なマネキンを 残して居なくなってしまったら、と思うと、不安だったから。 文化祭の時に買い出しに誘った時のような気軽さで、とは流石にいかないが、その時のことを少し思い返しつつ、そう誘いかけてみた。 ……いや、文化祭準備の時だって、毎回気楽に楽しく2人で買い出しに出かけていた、とか、そういうわけではなかったが。]
(111) 2017/03/14(Tue) 19時頃
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――回想:保田と買い出し――
[文化祭の、準備期間中。クラス委員の庶務……という名の雑用係だった俺は、買い出しを任されることも多かった。 買い出しと言っても割と頼まれる物は多く、一人ではきっと大変だっただろうが、そういう時に一緒に行ってくれたのが保田だった。
あの日も確か、保田が「買い出しー」って言ってメモをひらひらさせていたから>>71、丁度その時手が空いた俺は、「そうか、分かった」といつも通り頷いて、保田と一緒に出掛けようとして。どういうものを頼まれたのか、メモを貸してもらってざっと確認したりして。 でも、そんな時、追いかけたきた水野が追加で頼んだもの。 横から覗き込んだメモの中身、『フリルレース』。]
(112) 2017/03/14(Tue) 19時頃
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[ああ、そうか、そう言えばさっき、聞かれたんだった。 天ケ瀬に、「もっとフリフリつけた方が可愛くない?」>>0:189と、そしてそれを聞かれた俺は、曖昧に同意して>>224。結果、装飾を増やすことになったんだった。 そうなれば、材料が必要になるのは当然のことだ。 でも、今から二人で買い出しに行く、ということと、『フリルレース』というたった6文字に対して生まれたのは、 漠然とした不安感。だいじょうぶだろうか、という、危惧。
手芸コーナーで棚を睨みつけ、毒づく保田>>75を、少し後ろから、何も言えずに眺めた。
そうだな。普通、男子は、分からないんだろう。全部一緒に見えてしまうんだろう。それが、きっと、“あたりまえ”なんだ。
でも、ごめんな、保田。 俺は、お前の言う“俺ら”には、どうやら入っていないらしい]
(113) 2017/03/14(Tue) 19時頃
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[保田が振り返って、文句を零した。]
……そう、だな。
[そんな、ただの肯定だけ返した俺の表情は、辛そう、とまではいかずとも、困っているようには見えてしまっただろうか。
そうだな、女子が居れば、俺としても、有り難かったんだが。
一歩、前に出て、目の前に並んでいるレースやフリルを見渡して、目的のものを探す。 俺にもこんなの、分かるわけない、と保田に同意して、間違ったものを買って行って、二人で怒られる。 その選択肢も、考えたけど。その方が、ある意味では、安心するけど。 嘘を吐いて、そのせいで保田も怒られて、また買いに来る羽目になる、というのは、流石に申し訳なかった。
目的のもの。フリルレースは、大して時間もかけずに見つけられた。 それもそのはずだ。だって、ほんの数か月前、自分もここに買いに来たんだから。知ってる人が、誰も周りに居ないかと、人目を気にして、こっそりと。 その時買ったのと同じものを、保田が見ている中で手に取った。]
(114) 2017/03/14(Tue) 19時頃
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……た、ぶん、これ、じゃないか?
[ぎこちなく言って、棚から視線を外し、保田の方を向く。 彼は驚いた顔をしていただろうか。 何にせよ、慌てて付け加えるようにもう一度口を開いただろう。]
この前……そう、この前、たまたま、テレビで見たんだ。 最近流行りの手芸用品だか、何だかで……
[視線を逸らして慌てたように言う姿は、嘘を吐いていたり、何かを隠しているように見えたかもしれない。 せめて、母さんか、姉や妹が居てくれれば、家族が手芸好きだから、と、もっとマシな言い訳が出来たんだろうけど。 だからといって、全てが嘘、というわけでもなかった。テレビで見たのは本当だ。ただ、“たまたま”ではなかったというだけで。]
(115) 2017/03/14(Tue) 19時頃
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[でも、多分、保田なら。 たとえ嘘だと分かったとしても、隠し事をしてると思ったとしても、無理やり踏み込んだりはしてこないだろうな、という安心感は、どこかにあったと思う。
俺も、無理に踏み込んだりはしないから、お前も、無理に踏み込んだりしないでくれ。 そんな自分勝手かもしれない願いが、保田と一緒に居ると許されるような、そんな距離感が。どこか、居心地よかった**]
(116) 2017/03/14(Tue) 19時頃
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─ 朝:3年3組 ─
[チャイムの音で目が覚める。 アラームを止めるために携帯を枕元で手探りして ここは教室だったと気づき、 半目で壁にかかる時計を確認。 ――8時50分。 ずっと聞こえていたさざ波のようなすすり泣きが 神経に障る密めきに変わっている。
なんだか、聞いててイライラする。 登校はすでにしているわけだし。 もう少し寝ていてもいいだろうと あくびひとつ、耳をふさぐように寝袋に深く潜り込む。
いつものように起こされるまでは、寝ている予定*]
(117) 2017/03/14(Tue) 19時頃
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― 回想:いつかの授業の ―
[20人に1人。 そこだけ耳に残っているのは 気持ちよく寝ていたときに 周りがざわついたせい]
そんなもん、確率求めてなんになるんだろうな。 好きなもんだって、好きなやつだって そうならないように自分で選べるもんでもないだろ。
[そう呟いて大きなあくびひとつ。 ざわめきが少し止んだのを確認して もう一度寝に入った**]
(118) 2017/03/14(Tue) 19時頃
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── 回想:元賀と、買い出し ──
[ 元賀の表情は、一瞬しか、見えなかった。
ただの違和感。
あれ? と思っている間に、 一歩、前に出て棚に近づいた元賀>>114に、 場所を譲るように、一歩退く。
次に、視線が合ったとき、 元賀はもう、その手に探し物を持っている。]
(119) 2017/03/14(Tue) 20時頃
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えっ…… マジで !
[ 降ってくる声>>115に、 驚きと喜びの混じった声を上げた俺は単純で、 逸れてった視線の理由には思い至らないまま、
けど、知ってる と、思った。
居心地の悪そうな態度とか、 その口ぶり。視線のうつろい。 を、なにか、知っている光景だと感じて、 あ。]
(120) 2017/03/14(Tue) 20時頃
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あー、そういう? こういうのにも、色々あんだな
でも、ラッキー 元賀が知ってて、よかったわ つーか、水野、あいつ、ちゃんと名前で言えっつの
[ 一歩退く。イメージの話。
なにかを踏みつけた と思ったときには、 たぶん、手遅れなんだろうけど。
せめて、それ以上踏み荒らさないように、 何気ない会話 を装って、撤退。撤収。
「 じゃあそれ買って帰ろーぜ 」と、 おつかいを済ませて、学校までの道のりは、 適当な話題 が思いつかず、口が 重い。*]
(121) 2017/03/14(Tue) 20時頃
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── 現在:3年3組 ──
[ 察してくれた ような言葉>>111に、 俺は笑いもせずに、頷いて、返事に代えた。
そんなとき、 まだ寝袋の中の上須賀>>117が、 もぞもぞ となにかを探すように手を伸ばして、
こいつ寝起き悪そうだな と思いながら、 俺は、そっちに声だけ飛ばす。]
上須賀! 理一も! ……古辺と昴、いねーから、 俺と元賀、様子見てくる
[ 声は、いつもと同じ調子で響いているといい。 行こう と元賀に促すようにして、教室の外へ。*]
(122) 2017/03/14(Tue) 20時頃
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─ 保健室 ─
おはよう。 ……私より早い人も、居るみたいだけどね。
[起き出した悠>>104には、微笑みを向けて挨拶を。 けれど先に起きたらしい二人の事を思い出せば、 その笑みはすぐに消えて、つい、眉が下がります。
どうやら彼女も、居なくなった二人を見過ごせないらしく 探そうと提案されれば>>105、勿論、肯きました。 丁度私も、同じ事を考えていましたから。
チャイムの音に、スマホを見る悠>>106に倣って、 私も半ば反射で自分のそれを開きました]
(123) 2017/03/14(Tue) 20時頃
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……日付、変わってない。
[時計が狂ってしまったのでしょうか? いいえ、そんな筈はありません。 誰かの精神世界に居る所為だからでしょう。
……此処に居れば、 おとな にならなくて、済むのかしら。 あんな、薄汚い おんな にならなくて、良いのかしら。
薄暗い考えは、今は無視してしまいましょう。 優先すべきは、今は居ない二人の事。 ……それに、幾ら時が止まっていたとしても こんな学校じゃ、落ち着けませんし ね*]
(124) 2017/03/14(Tue) 20時頃
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─ 廊下 ─
[トイレを見ても、保健室付近を探しても、 二人の姿は見えません。 何処を探したら良いだろう、人手はもっと必要かしら ぐるぐる、そんな事を考えていた所に、 救いの手が差しべられました>>107。
ぼんやりとでも、居場所に心当たりが出来れば、 希望が出来たみたいな心地で]
……そっか。 解った、行ってみよう。
[ささらが絵崎先生の補習を 受けていた事は、知っています。 逆を言えば、私はそれしか知りませんでした]
(125) 2017/03/14(Tue) 20時頃
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[噂話とか、恋バナとか。 そういうものは、元々、何処か他人事に感じられて 嫌いでもないし、苦手でもありませんが、 積極的に参加したりっていう事も、無くって。
……今にして思えば、禄に恋もした事がありません。 でも、それは私にとって、幸運でした。 "誰か"を好きになってしまっていたら きっと、きっと、私は自分の性を意識してしまって
今よりもっと、辛い思いをしていたでしょうから]
(126) 2017/03/14(Tue) 20時頃
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[ささらが美術準備室に居る理由を、 私は察する事が出来ませんでしたが、 悠がそこに向かおうとするなら、引き止めはしません。
場違いな青色に足を止めたのは、不可抗力。 そのまま、彼女の後に付いて行くべきだったのに。 見えてしまえば、無視なんて出来るわけもなく。
物言わぬマネキンを、じ っと、見詰めて 悠の声>>108も、何処か遠く。
手を取られれば、反射的に此方からも、手を取って 縋る様にしては、駄目。 "ちゃんとしなくちゃ"。 女々しくしてちゃ、絶対、駄目、だから。
私は、震えを隠して、悠を見ます]
(127) 2017/03/14(Tue) 20時頃
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……居なくなった人の、代わりみたいに こうやって、マネキンがあって。
……って、いう、事は。 此方で死ねば、帰れるのかな? マネキンは、帰っちゃった人の、代わり、じゃない?
[これは、推測とは違う。 ただ、"そうであって欲しい"と 思っただけ。 ……そうじゃなかったら、 居なくなった人達は、どうなったか 考えるのが、怖くて、怖くって。
"だったら、怖い事なんか無いよね"。 言って、笑うつもりが、どうしてだか、出来なくって]
(128) 2017/03/14(Tue) 20時頃
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…………そうやって考えるのは、変かな。 だって、でも…… この中の誰が"ホスト"でも、その人が 皆を傷付けようとしているなんて────… [考えたくない。 続ける言葉は、微かに空気を震わせるだけで。
ふらふらと、何処か頼りなげに 悠に付いて、歩き出そうとしたでしょうか*]
(129) 2017/03/14(Tue) 20時頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2017/03/14(Tue) 20時頃
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── 現在:廊下 ──
[ 人気のない、冷たい廊下に出ると、 降り注ぐ ささやき が、一段と、響いて。
俺は、眉を顰めて、 壁に備え付けてあるスピーカーを見上げる。]
……これ、嫌だな
[ 同意を求めたわけではないけど、こぼれた呟き。
笑い声 よりも、すすり泣き よりも、 なんだか、生々しい と思うのは、
それが、俺の歩んできた18年、 その意味 なのかもしれないけれど。]
(130) 2017/03/14(Tue) 20時半頃
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## なにもかも冗談に塗り替えるような、 囃し立てるような声 や ささやき>>102 から、 取り残されたような気もちで、いる。
前髪の奥、色の読めない眸を見て、 自分も、ささやきを交わしているくせに。
いき苦しい。 ##
(131) 2017/03/14(Tue) 20時半頃
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## いつから という問いは、 あまりにナンセンスだと思う。
だって、みんなは答えられるのか。 『 初恋はいつ? 』じゃなくて、 『 いつから女子が好きだった? 』とか。
……いや、別に、 誰かにそう聞かれたわけじゃなくて、 それどころか、誰にも言ったことなんて、ない。
ただ、自覚 は、最近の記憶ではなく、 それなのに、ずっと、言葉にはせず、直視もせずに、
自分のこと なのに、避けて 生きてきて。 ##
(132) 2017/03/14(Tue) 20時半頃
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