281 緋桜奇譚−忌−
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2020/10/08(Thu) 07時頃
/*
昨日は9時台に寝てしまった。
やっぱコミットはしてなかったな。
共鳴ズはせっかく共鳴窓あるんだから、コンビネーションアタックやってくれよな!期待してる。
/*
シノは赤で切り札出せるって言ってたけど、それはもう出てるのかな。
[ここは何処だろう。
ここが冥府ってヤツだろうか。
実体を伴っている感覚がない。]
俺は死んだのかね。
そういや、生きてる間に冥府の門を開かれた連中と、死んでから開かれた連中じゃ、実体の有る無しで違いが出て来るのかね。
[不思議な空間で雷気を練る事が出来るだろうか、試してみる。]
[パチッ]
[雷獣の身の周り、火花が走った。]
放電しようにも、また自身に返ってくる感じかな。
[気の流れのない場所、停滞している場所といったところか。
もっともこれは俺だけに作用している現象かもしれないが。]
思えば冥府がどんな所かも知らねえで、冥府の門を開けようとしてたが、どんな所なんだろうね。
[地獄ってものがある位には別世界があるとは思っているがさて。]
[そうこうしていると、本来の鬼の姿のアカボシと、容れ物をしていた人間が喋っているのを見つけた。]
よう、お前らもいたのか。
キレーに分かれてるな。
そういえばこっちの人間とは分離してもまだ一緒にいるんだな。
長げー憑きあいってか。
[相変わらず人間に憑いていた事は馬鹿にしているがそれでもアカボシが関心を向ける相手というものに興味を引かれて。]
人間、名前は何て言うんだ?
[覚えてやらんこともない、と鷹揚に尋ねた**]
/*
初めて「京助」に関心を持ったガルム。
一番霊体に近い核の見える身体をしてるんじゃないかな。
それにしても、ここは地獄?極楽?
リバーオブサンズ?
何かどれでもなさそうな…
「お、ガルム」
えっ。
[よう、と気楽に片手を上げる鬼と、何だかわたわたしている人間と。そんな二人がガルムを出迎えた。]
ど……どうも。
[そろっと京助も手を上げる。]
「まあな。
干支が一周するくらいには憑いてんな。
最初はこんなに長く付き合うとは思ってなかったんだがなァ。こいつが取引で素直に頷く可愛げのあるガキだったらさっくり体を乗っ取れていたんだがな」
……。
俺は京助だよ、ガルムくん。
やっぱり俺たち死んでるのかなー。
[明星の物騒な告白はスルーし、京助はガルムへと自己紹介と素朴な疑問を口にした。**]
/*
核の見える……半透明?
雷獣ってさわったらバチバチするのかなー
霊体だからしないかな(どきどき)
琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2020/10/08(Thu) 19時頃
/*
バチバチ
ちょっとスマホの僕としてはバチバチしているのこわいな。
そこふたりはなんだかんだ喧嘩したりしてても見てて和む。
へえ〜12年か。
コイツが今大体成人ぐらいで…ガキの頃ねえ。
[取引して取り憑くとか真面目え、とか言ったら絶対脱線するのでそこは黙っておくとして]
京助ってのか。キョウスケ…キョウスケ……
人間って見た目がすぐ変わるから覚えるの大変なんだが。
次会った時もこのクソ鬼が憑いてたら思い出してやるよ。
俺は聞いてると思うが雷獣のガルム様よ。
[大サービスといった風に自己紹介をする。]
どうなんだろうな。
三途の川が一番近い気がしなくもないぜ。
匂いも薄っすい気が。
最近十王の手下の殭屍ってのと会ったが、そいつなら詳しいかもな。
シノがさっき冥府送りにしたらしいし、どっかその辺にいるかもな。
シノってのは一緒に冥府を開こうって仲間…だったやつの事。
[殭屍を見たらそいつに聞けと、ついでに無駄話も混ぜる。]
[そして優しげな、神妙な声で]
しっかしさ、京助くん。
鬼のアカボシが憑いてこのかた苦労の連続だったんじゃないかなあ?
コイツが憑いてから口臭とかワキ臭とかきつくなったんじゃね??
人間には辛いよねえええ。
[煽る。]
今折角分離してるんだしさ、アカボシだけさっくりと殺ったら君自由じゃないかな。
[名案だというように告げた。
もちろんこの空間でアカボシが死ぬのか殴り合いが成立するのかは疑問だが、殺ってみる価値はあるだろうと。*]
/*
雷属性同士だし、電圧を中和させるとか、本体の周りに電磁シールドを貼るとか…
/*
タイプがほのお、でんきの複合だからガルムさんほど、雷特化じゃないんですよね〜。
弱点も雷という感じ。
近くでバチバチしだしたら電磁シールドはきっと張った。
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それは……?
ふふ、本当。 ナッちゃんは優しいのね。
[やがて井戸からは。 雲が雲海のように流れ始めて。
徐々にこちらとあちらの境界が無くなっていくようで*]
(46) 2020/10/08(Thu) 21時半頃
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/*
なっちゃんが来たら最終かなあ。
そう言えば私、共鳴二人とは絡みなかったね。
残念。
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……貴女も強いわね。 私の一撃を受けても平気でいられるなんて。
[実際には生命力を削っているのだが。 見た目からはそれは伺えず。
木が倒れてきても刺さらない身体には便利なものだと苦笑していた。 尤も。
こちらも、まだそこまでのダメージは受けていないが――*]
(48) 2020/10/08(Thu) 22時頃
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/*
金魚ちゃんとだけは絡めなかったんですよねえ。
SHINOちゃん頑張れ〜
冥府から応援動画を撮影。
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道を……ね。 ええ、かまわないわ。
2人まとめてでも。 私は一向に……ね。
[余裕の笑み。 いつでも勝てるという慢心とも。
遊びは楽しいほうがいいとも取れる。 そんな様子で笑っていて。]
(50) 2020/10/08(Thu) 23時頃
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[気がつくと、どこまでも暗く、果てしなく陰鬱な、じめっとした場所に倒れ伏していた。
辺りに生者の気配はなく、持っていた道具も全て手元にはなく、体からも功夫が失われている]
…死んだか。三途の川かな。
いや、最初に死んだのは遥か昔のはずだし、地獄に来たのは150年昔のはずだし…
こういうのを適当に表す言葉がないな。困った。
…それより困ったな。咎を受けるのは仕方ないとしても、これでは何枚始末書を書かされるやら……
もういっそ地獄滅びればいいのに。
[冥府の事は、自分も隅から隅まで知っているわけではない。げっそりとしながら、ともかく報告はせねばなるまいと、坂を下り、地獄に帰ることにした*]
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……これは。
[遠く近く。
声が響く。
何千、いや何万もの狐の声が。 六道珍皇寺に向けて響いていた。]
(52) 2020/10/08(Thu) 23時半頃
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私の緋桜の力を――。
やるじゃない、狐の身で!
[集めた力がまた分散していくのは分かっていた。
だが、稲穂が力を溜め込むのならば。 再び吐き出させればそれでよい。
そう決めれば。 まずは目の前の――彼女達だ。]
(55) 2020/10/09(Fri) 00時頃
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雨叢雲――さあ。 もっと力を見せてやりなさい。
[言葉に呼応するように。 刀身が緋色に染まっていく。
弓や鈍器への変化もできるが。 やはり最後は。 この形が一番しっくりくると。
周囲に再び蜘蛛の巣を張り巡らし。 志乃は低く構えて――*]
(56) 2020/10/09(Fri) 00時頃
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次会った時……どうなんだろうねえ。
[クソ鬼が憑いていたら、という言葉に苦笑した。
そもそもこれからどうなるのか、冥府がつながるのかどこへ行くのか。]
うん、改めての紹介ありがとねー。
[なんとなく貴重なものを聞いたような気がしていた。]
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