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![]() | 【人】 消防隊長 トルドヴィン[台所から壊滅的な匂い>>202が漂って来る。 (208) 2013/05/18(Sat) 01時頃 |
![]() | 【人】 消防隊長 トルドヴィン[思わず壁を殴り付けていた] (210) 2013/05/18(Sat) 01時頃 |
それは、兄の欲目が入ってるかもだな。
……まあでも、受け取っておく。
[いい師だと言われて、悪い気はしない。
そして、それはチアキ自身が考えることだ、という己のつぶやきに対する答えを、黙って聞いていた。]
…やや過保護気味の傾向は、あったかもしれん…
と、我ながら、思う。
[チアキ自身が考えること。
成長のことまで思い至っていなかった。
自分は過保護だったのかもしれないと。が、
初めての弟子が、仔犬みたいなのが悪い、と責任転嫁。]
ま、そんな中で、パンの味だけは、自信があったからな。
……かも、しれない。
[欲目は、確かにあったろう。
けれどそれを抜きとしても、真っ直ぐに弟子を導く良い師だったと思っている。
……あまり、酔うほど酒を飲むことはないのだが、いつだったか、つい飲み過ぎた時に、散々自慢した記憶がうっすらとある。
多分、師としての弟以外についても、あれこれ自慢しただろうけれど。
あの時は、そういえば誰がいたか……そこまでは覚えていない。]
そりゃ、あんな仔犬みたいにキャンキャン懐かれたら、そうそう厳しくなんて接せないよ。
[まさか弟が、同じようなことを考え、心中で責任転嫁を謀っているなどとは思わずに。]
ん、確かに。
パン だ け は ケヴィンの方がずっと上だったね。
パンだけは。
[他はお察しということで。]
[その酒の席には、弟も同席しており。
酔った兄に自慢されまくって、肩身の狭い思いをしたものだ。
嬉しいのだが、基本的に恥ずかしがりなので。
その後、からかわれることを考えれば複雑な表情になっていた。
やかましい。
[パン「だけ」と強調されて、一蹴する。]
……出来れば、さ。
一人前になる所、生きてる内に見たかった。
[少しだけ、寂しげな目になって。
けれど、首を振って、仕方のない事だと微笑んだ。]
ねえ。
ドリーは ……
…… どうしてラーマになったの ?
[静けさの中で寄り添い、
短い言葉で尋ねてみる。
何処でもない遠くへと眼差しを向けたまま。]
![]() | 【人】 消防隊長 トルドヴィン[心配する視線>>214に、にっこりと笑みを返した。 (215) 2013/05/18(Sat) 01時半頃 |
![]() | 【人】 消防隊長 トルドヴィン[取り敢えずそれを片付けないと、と蓋をして。 (216) 2013/05/18(Sat) 01時半頃 |
…………。
[ただ静かな時をすごす間。
かけられた問い
……それが…覚えてないんです…
………とても…後悔していたことだけしか。
[苦笑と共に落とした言葉に偽りはなく。
ライマーとして命を落とした周辺の記憶は抜けたまま。
どうしてラーマへと転生を願ったのかも、
二度目の死を経験して尚思い出せなかった。
ただ、ぽっかりと空いた記憶の中。
押し寄せる後悔と、響く声だけが、あの頃は残っていた。]
[一蹴されてもけらけらと笑い]
いいじゃないか。
私は、とても好きだったよ。
ケヴィンのパン。
[大好きなベーコンやチーズ、ナッツ類をパンに混ぜる時、やさしい弟が、いつも少し、自分のところに多く混ぜてくれていたことは、よく知っていた。
だから自分も、シチューを盛る時など、弟の皿に肉を多めに入れたりしていたのだけれど。]
……ん。
きっと、攻芸とふたり、いいライマーとラーマになってくれるよ。
[生きているうちに見たかったという思いは同じ。
けれど、弟のそれの方が、きっとより強かったろうと。
寂しげな表情を浮かべながらも微笑む弟の肩を、そっと叩いた。]
ラーマとして生きて … 死んで、
[言いかけた言葉が、
躊躇うように一度そこで途切れた。
後悔。
ドリベルの言葉を頭の中で繰り返す。
深く息を吸い、吐いて。
再び口を開く時には視線はドリベルへと落とした。]
…… 後悔は、無い?
………、そうか。
……………。
ま。ホレーショーの料理も、美味かった。
[恐らくこの身では食べられそうにないのが、結構辛い。
味付けも、肉の量も、実は大変気に入っていたというのに。]
……ああ。
なるだろう、な。
[親はなくとも子は育つというものだ。
[やがて、自分たちの家を去っていくチアキと攻芸の後ろで、
霊体は見えないのに手を振っていた。]
また、来てくれ、な。
[誰も訪ねて来ない家は、少し寂しいから。]
[向けられた視線
揺れる感情をしばらく見つめて。]
…僕は…エルのラーマとして……生きて。死んで。
……幸せでしたし…幸せです。今も。これからも、きっと。
[だから後悔なんてない、と。
しっかりと手を握った。]
そう?
ありがとう。
[褒められると、素直に喜び、笑みを向けるが]
……もう、作れないし……食べられもしない、んだろうな……。
[ケヴィンのパンは勿論のこと。
腸詰めも、鹿肉の佃煮も、マーマレードだってまだ残っていた。
そういえば最近、ジェームスの美味しいケーキを食べていなかった。
攻芸の淹れてくれたお茶も……]
……。
[考えれば考えるだけ、心残りが増えそうで、やめた。]
[やがて攻芸とチアキが去ってゆけば、ケヴィンの隣に立ち、手を振った。
もう片手は、おそらく、ケヴィンの腕を掴んでいたろう。]
……いつでも、歓迎するよ。
あ。
お土産も待ってるから。
[お土産があったところで、触れることすらできないのだが、何となく、楽しげな声色でそんなことを付け加えた。]
そう。 … よかった。
ボクたちは、どこまで一緒に行こう。
ドリー。
[どれだけ繰り返し確認しても、
ドリベルに赦されても。
愛しい人を自らの不運に引き込み
死出の旅路にまで伴ってしまった自分を
心の底から赦せる日は来ないだろう。
悔いる気持ちは無い。それでも。
ドリベルの手の強さに、胸が熱くなる。
泣きたいくらいに。**]
メモを貼った。
[応えには、頷きを。]
……ずっといます。一緒に。
[取った手の甲に誓うように口付けを落として。
チアキ達が出てこれば、
元気でね、と言い添えて。
彼らが立ち去るまで見送っただろう。**]
メモを貼った。
………。
[掴まれた腕を解いて、握り直す。
手を繋いだ形になって。
自宅は再び、二人だけの空間へと戻った。]
……兄さん。
[力を込めて、兄の手を握る。]
あ。
[腕を解かれると、一瞬だけ眉が下がったが、すぐ手を握り直され、今度は笑みの形となる。]
……なに?
[静かな、他に誰もいない空間に響く弟の声に、問いかける。]
………俺、さ。
[言い難そうに、少し俯いて。]
………ラーマになろうと、思ってるよ。
[それが何を意味するのか…
わかっていながらも、呟いた。
握る手の力は、強く、強く**]
メモを貼った。
…………。
[弟の告白を、静かに聞く。]
……そう。
それが、おまえの選んだ道なら……。
[握られた手、こちらからも強く、握り返す。
それが弟の選択ならば……止める権利など、あるはずがない。
彼ならきっと、素晴らしいラーマとなることができる。]
……………。
[暫しの沈黙の後、無言のまま、微かに頷く。
ただ、弟の顔を見ることは、まだ少しできなかった**]
メモを貼った。
[どこまでも一緒に。
この曖昧模糊とした永遠の世界では
それが言葉の通り、
途方も無い時間の共有を刺すことは明白。
誓いのキスに、肯いて。
同じように、ドリベルの手の甲へキスを。
屋内から出てくる隣家の二人へと視線を向け、
にわかに湧いた忌まわしい予感から目を背け、
ただただ彼らの健やかなる日々を願う。
うん。どうか元気で。
ドリベルの声に重ねるよう、言葉添えて。]
[ホレーショーとケヴィンが外へ出てきたようなら、
そろそろ一度戻るということを告げるつもりだが。
長く出てこないようなら取り込み中だろうと、
中をわざわざ覗きはしなかったろう。
まだ死んで間もないし、
あまり長居をするのも申し訳ない。
それに、また会えるのだから。]
……トレイルさん?
[ホレーショーの家から戻る途中。
一人で歩く姿を見つけ。
その手に持たれたシーツに、向かう先を知った。]
― 自宅へと戻って。 ―
[ふらり、と再開した逍遥。
自然と足が向くのは、住み慣れた我が家。
トレイルが戸口を潜るのを見つけて(
その後を静かに追って歩いた。
門前を通りがかった斜向かいの男が
この家の住人たちの死を
トレイルに伝える様子も見た。]
寝てるだけだって書いたのに。
バレたか。
[隠しおおせるとは微塵も思っていなかったが。
気恥ずかしそうに、肩を竦ませて。]
[静まり返った部屋に響く、
トレイルの相変わらずな明るく柔らかな声。
同じ頃に村を訪れ、修行に励み、
年の近さもあって何かと接点は多かった。
なんとなく、負けたくない相手でもあった。
それでも、男の人生において、
躊躇いなく友と呼べるのは、トレイル一人。
もし。もしも誰かに背を預ける日が来るなら、
その相手はトレイルしか居なかっただろうと
今なら、思える。
嘘つきだと罵り涙する友の背を見つめ、
試しに、彼と背中合わせにして立ってみる。
背後の他人の気配は煩わしくて嫌いだったが
こうしてみると、心強さを感じる。
生きているうちにこうしてみれば良かった、と。
思えば少し、悲しくなった。]
メモを貼った。
メモを貼った。
……シーツ、届けにきてくれたんですね。
[結局取りに行けなかった。
わざわざ持ってきてくれたトレイルに、
お礼を言わないといけない。]
……わざわざ来て下さって…
…ありがとうございます。
[中へと入るトレイルへかけるのは、
聞こえないとわかっていても、
出迎えと感謝の言葉。]
[兄の表情を伺う。
横顔が、寂しそうに見えた。
当然だ、俺だって寂しい。だけど。]
……病に皆、苦しんで、悲しんで。
ライマーもラーマも減っただろう。
なのに、黒玉病のせいで、ラーマになれない者もいる。
[そしてこれからも減るのだろうという予感がある。ラーマが足りなくなるであろう未来が見えた。]
……兄さんと離れたくは、ないよ。
でも、皆が辛い思いをしてるのに…
まだ、俺に出来ることがあるのに。
それを放棄して、安穏と眠るのは。
例えアメノマが許しても、俺が俺を、許せない。
[そこまで言って、ふっと表情が弱くなる。]
……死んでみて、どうやら永遠の別れじゃないと思えたから、決められたこと。だから……俺のわがままだけど。兄さんには、見守りながら、待っててほしいんだ。
手のかかる弟で申し訳ないが。
[離すのが、惜しい手。
否と返事があれば、きっと、離せなくなる。]
多分、長くは待たせない。
美術館にでも飾られない限りはな。
[そして兄の返事を待って、その表情を伺った**]
メモを貼った。
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