278 冷たい校舎村8
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……言っとくけど、 おまえの、心配してんだからな。
[ おまえん家の、というよりは。 道場の話なんか先にしちゃったからね。 念のため、それだけ念を押しておこう。
もう薄暗い冬の放課後。 翳った場所で、そんな話をしている。*]
(468) nabe 2020/06/27(Sat) 00時頃
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──ある日の放課後──
[ ……夜の波止場でも、 別によかったんだけどね。 礼一郎は罰を与えられない生き物だから。
けれども忙しなく生きる高校生だから、 近場の屋上でふたり手摺にもたれている。]
(514) nabe 2020/06/27(Sat) 02時半頃
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……そ。 それで合ってたのかは、わかんねえけど、 ケーサツ呼ぶより、逃げるっていうから。
……虐待とか、……あとなんだろ。 家に帰れない子どもが逃げ込むとこ。 そういうのがあんだってさ、実は。
[ 都合よく遠方に気のいい知人でもいれば。 ……それでも誘拐になっちゃうか。とか。 空想と現実的な考えを行き来しながら、
礼一郎は手摺に背中を預けて、 友人とは反対の空を視界に入れた。]
(515) nabe 2020/06/27(Sat) 02時半頃
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[ 礼一郎の心配をしている。 ……と、隣のそいつは言っていて、
やっぱりそれはなんだか照れ臭く、 へへ、だか、ふふ、だか、 あまりカッコのつかない笑いが漏れるので、 逆を向いていてよかったなって礼一郎は思う。]
ありがとな。 へーきじゃないけど、だいじょーぶ。
[ 震えてもいない声で礼一郎は言う。 何を隠すでもなく、偽るでもなく、そいつには。]
(516) nabe 2020/06/27(Sat) 02時半頃
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……たとえば、 葉野が退院したらさ、 お帰り会みたいなの? したいなって、 病院にいたとき、話してて、
そういうの、投げ出すのも違うし、 ふつうに参加すんのもな。みたいな? ほら、知ってるやついるかもしんないし。
堂々巡りにしかなんないこと、 考えたりはするけど、 [ 慰めや激励がほしいんでもなく、 自虐でもなくそう思うから、淡々と言うんだけど。]
(517) nabe 2020/06/27(Sat) 02時半頃
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最後まで、あれ──妹には、 ごめんとか、思わなかったけど、
俺がふつうに生きてるのが不快。 ……みたいな他人がいるのは、 当然、つか、いるべきだと思うんだよな。
(518) nabe 2020/06/27(Sat) 02時半頃
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[ へーきじゃない、の内訳は、そんなとこ。]
(519) nabe 2020/06/27(Sat) 02時半頃
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[ だってそうだろ? 礼一郎がこうして生きてることとか、 楽しそうに笑うこと一つひとつを、 許せないと思う人がいて当然じゃないかな。 不快に思う人がこの世には当然いるべきだ。]
(520) nabe 2020/06/27(Sat) 02時半頃
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[ これからの人生が、礼一郎は少し怖い。 重ねた罪は消えないので、ずっと礼一郎と共にある。
礼一郎はそれとどう付き合っていくんだろう。 これから出会う人たちと、どう向き合うんだろう。
知り合って早々、 笑えない昔話なんてするもんじゃないし、 かといって親しくなって打ち明けるというのも、 不誠実なふるまいといって差し支えない。 ずっと隠しておくのは論外だし、きっとできない。]
(521) nabe 2020/06/27(Sat) 02時半頃
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[ そういう、きっとほかにもある、 もうどうしようもない問題を抱えてくのが、 法に裁かれない、決まった償い方も与えられない、 礼一郎がせいぜい背負うべきものなんじゃないかな。]
(522) nabe 2020/06/27(Sat) 02時半頃
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[ でもね、そう理解した上で、 礼一郎は多少手摺にもたれかかったって、 ちゃんと自分の足で立ってるから、]
(523) nabe 2020/06/27(Sat) 02時半頃
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……ま、だいじょーぶだよ。 なんとかやってくんじゃねえの。
[ そっと向けられた視線を受けて、>>470 礼一郎は、穏やかに笑って辰美を見てる。]
(524) nabe 2020/06/27(Sat) 02時半頃
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[ ……そんなことより、とは言わないけどさ。 君の話ですよ。こっちが気になってんのは。]
(525) nabe 2020/06/27(Sat) 02時半頃
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……さらっと言ってんじゃねえよ、 んなこと。ほんっと、おまえさあ。
[ つらつらと並べ立てられた出来事の羅列は、 到底その口調と均衡がとれていなくて、 礼一郎はなんだか、……なんだろうな。 思わず、というふうに顔を顰めている。
いくら見ているって宣言したって、 友だちがふわりと柵を越えてくとこ、 見たくないんだけど、どうすりゃいいかな。]
(526) nabe 2020/06/27(Sat) 02時半頃
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家、出るのは……よかった。
……でも、俺は、 おまえがそんなふうに自分の話する限り、 ぜんっぜん、安心しねえし、 心配して、ずーっと追っかけるからな。
言われんでも勝手に、 様子見に行くわ、バカ。
[ 明るい声で言われたってさ、>>474 礼一郎はちょっと怒ったように、 ……心配を、不機嫌に隠そうとして、やめた。]
(527) nabe 2020/06/27(Sat) 02時半頃
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……見に行く、けどさ、 それで全部、わかればいいんだけど。
見てるだけじゃきっと、 わかんねえこともあるから。 たまには、おまえからも声に出して教えろよ。 ユキのこと。今、何考えてんのか。
大丈夫じゃなくても、そしたら、 ……そしたら、すぐに迎えに行くから。
[ すぐに話を戻そうとしないでさ。 今だってまっすぐにそいつを見ていた。
いや? なんて言ってくるのを、>>474 礼一郎は小さく笑って、目線を逃がす。]
(528) nabe 2020/06/27(Sat) 03時頃
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……受かったらな。 それに関しては、マジで、 考えては、いるけど──、
[ まずはそこが関門なわけですよ。 なんせ本番に強いほうじゃないもので、 単純に受験への不安、とかなんだけどさ。
逃がした視線を、ゆらりと揺らして。 ふと、そいつの手元のボトルに目を留めた。>>469]
……檸檬。 のほうが、好きなのかと思ってた。 [ お互い、案外知らないことが多いもんだね。 ……話を逸らした、とかではないからさ、本当。]
(529) nabe 2020/06/27(Sat) 03時頃
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[ 相変わらず、逆向きのまんま視線を上げれば、 淡い月が、礼一郎の見る空に見え隠れしている。**]
(530) nabe 2020/06/27(Sat) 03時頃
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──病院内──
まあ、学校来ねえとな、 そりゃわかっちゃうし……、
みんな忙しい時期だろうから、 あんま変に話広がんないといいけど。
[ そもそもいつ会えるようになるんだろう。 学校には来れるようになるんだろうか。 卒業式には一緒に出れますか? ……、
自制もきかずに跳んで走って、 少し落ち着くと疑問がぽこぽこ生えてくる。]
(565) nabe 2020/06/27(Sat) 12時頃
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……わかんねえことだらけで、 きっと俺、助けてって言うから、 よろしく、愛宮副委員長……、
[ 速度重視で駆け抜けたって、 それだけじゃあ仕方ないですからね。
明快な正解のない問題が相手じゃあ、 右往左往する礼一郎が目に見えるもんだから、 そのときは、今みたいに隣で、 ゆったりと微笑んだり、 一緒に首をかしげていてください。どうか。]
(566) nabe 2020/06/27(Sat) 12時頃
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……おかしかったか、って言われると、 えー、変とかダメっていうんじゃなく、 それこそ、こっちの気持ちの問題?
なんかさ、愛宮がああやって飯作るって言いだして、 綿津見と実際用意してくれたから、 あんな状況でもみんなちゃんと飯食って、 ちょっと気持ちを保てた? んだし。
お礼はこっちに言わせといてよ、つーか。
[ 言語化があまり上手ではないな。 そんな感じ。アイスにはもう寒いけど。 温かい飲み物も手の中にあるみたいだけど、 少しくらいこちらにも差し出させてよ。
近々甘いものでも買っていきます。 ……例によって一緒に行こうよ、ではなく(笑)]
(567) nabe 2020/06/27(Sat) 12時頃
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[ 掃除、やらないと思われてたなんて心外だ。]
やるっつったじゃん。 そりゃやるよ……つっても、 1階から離れられずに終わったけど。
[ 偉そうに言ったわりに、 あまり進捗状況はよろしくなかったので。 ちょっと、胸を張れそうにはないな。
少し離れたところで、 愛宮がそさくさとスペースを開けていて、>>535]
……あー、うん。
[ スペースがないから離れたんじゃないよ、断じて! いいよって言われたからには、少し距離を詰めて。]
(568) nabe 2020/06/27(Sat) 12時頃
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[ まあでも、こんな話をするなら、>>536 距離は近いほうがきっとよかったよね。
近くなった分、あんまりじっと見るのもって、 斜め前くらいを向いて、それを聞いている。]
……うん、そっか。
[ 心の中、って表現に、 あの校舎の様子を思い出していた。
色とりどりに散ったインク。ひずんだ校舎。 片づけたって、探検したって、 際限なく膨らんでいくあの冷たい校舎を。]
(569) nabe 2020/06/27(Sat) 12時頃
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[ 他人の心になんて、手を加えられるわけがない。 ──と、礼一郎はやっぱり思うわけだけど、]
……葉野のことはさ、 葉野にしか、たぶんわかんないけど、
友だちが、取っ散らかった自分の心の中、 どうにか片づけてやろうって思ってくれたら、 その気持ちがうれしいって思うよ、俺なら。
……葉野も、そうかもよ。
[ 自己満足かもしれない。けど、 違うかもしれないよってだけの話。]
(570) nabe 2020/06/27(Sat) 12時頃
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[ ひとつ、ふたつと愛宮が言うとき、>>539 斜め前向いてた頭をもうちょっと捻って、 礼一郎はちゃんと目を見て聞こうとして、 ……それで、]
……うん。 愛宮がそう思うんなら、よかった。
[ 愛宮も葉野もほかのみんなも、 みんなが生きてて、帰ってきてよかったなって、 礼一郎もね、そういうこと考えてるよ。
心の中、頭の中までは干渉できなくたって、 あの校舎に行って、帰って、 なにかと向き合う機会をもらえたんなら、 みんながそう思えてるといいなって礼一郎は思う。]
(571) nabe 2020/06/27(Sat) 12時頃
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[ ゆるりと話題が自分に移ろって、 礼一郎は「 俺? 」って首を傾けた。>>541]
俺は──、 愛宮がいなくなった次の朝? ……に、帰ってきた、はず。
痛いことも怖いこともなく、 ごらんの通り、無傷で。
[ ほら、みたいに、手をぐーぱーしてみるけど、 そんなの、言われなくたってわかるよね。 ま、そうだなあ。ほかにいうとすれば、]
(572) nabe 2020/06/27(Sat) 12時頃
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……なんかさ、 自分のことは自分で、 背負ってくしかないんだろな、みたいな。 葉野も、俺らも? ま、そんな感じ。
だからせめて、 葉野が何も考えずに笑って、 帰ってこられる場所がさ、 あの校舎にいたみんなのとこにあるといいよな。
[ お帰りの会、の話があるんですけど、 副委員長、音頭取ってもらえませんかね。 ……いや、押し付けるんじゃないけどさ。
迎えがやってくるまでは、 そんな話をのんびりしていようか。*]
(573) nabe 2020/06/27(Sat) 12時頃
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──ある日の放課後──
[ ふん、みたいな。 相槌とはちょっと違う音に、>>548 礼一郎はゆっくりと振り返る。 振り向いた先で、暮れなずむ空が見える。
礼一郎よりもよっぽど、 納得のいかない顔の友人がそこにいて、
礼一郎の散々考えたようなことを言い、>>549 お願いというか命令口調の言葉を聞く。>>551]
(575) nabe 2020/06/27(Sat) 13時頃
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……そう言ってくれるやつが、 ひとりでもここにいるんだから、 俺はだいじょーぶなんだよ、ユキ。
[ 穏やかな声でそう言っては、 辛うじて歪に落ちる影を見つめている。]
(576) nabe 2020/06/27(Sat) 13時頃
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……バカはバカだろ。 変な気ぃ遣ってんじゃねえわ。 余計に心配すんだろが。
[ 先ほどまでよりも滑らかに、 すらすらとこみ上げる言葉を吐く。>>553]
……や、それはほんと、 こっちの問題なんだけど、 なんとかなってほしいわ、ほんと。
(578) nabe 2020/06/27(Sat) 13時頃
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