266 冷たい校舎村7
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
|
―― コイの天使の話 ――
[残念ながら、蛭野京輔が部室で災難に遭っていた時、 俺は美術部顧問にイーゼルを運ばされていたので いくら探せど、姿はそのとき部室に無かったことだけ 添え置いておく。>>0:1024>>0:1026
なので、その経緯も 「××ちゃんが蛭野センパイに頼みごとしてましたよ」 「コイバナ!コイバナ!」 そんな後輩ちゃんの残念な伝達でしか知らない。
その内容を正しく把握していたら、 俺は蛭野の事を「かわいそうに……」と 真冬の外に放り出された子犬のように哀れんで 代わりに伝書鳩をしたとは思うけれど。 そういうのは、あいつは得意じゃないし。]
(82) 2019/06/08(Sat) 13時頃
|
|
[そういうわけで、その日教室に居た時も、 柊と蛭野の組み合わせをちらりと見て、 珍しい組み合わせだなー、と、 そんな事を思っただけで
「ちょっと」と呼びかけられるまで>>65 二人が何を話しているかは知らなかった。]
はーい。呼ばれました。 どうしたんだい柊くん。
[俺の中での柊といえば、 顔が整っているモテ男、である。 高本と並んで人類の敵なんじゃないかな、って たまに思うけど それはもてない男のひがみでしかないので、省略。
それはそれとして、柊も紫苑も変わった名前だ。]
(83) 2019/06/08(Sat) 13時頃
|
|
ん、放課後、会いにいきます。 いいよー。何、告白とかそんなん。 相変わらずモテるねえ。
んで、ええと、誰に。美術部の……?
[名前、は蛭野から聞けただろうか。>>66]
名前知らないのに、よく会おうと思うなー
[俺はその美術部の女の後輩ちゃんが嫌いじゃない。 嫌いじゃないんだけれども。 知らない相手の誘いをよく受けられるな、って 純粋に感心して、柊にそんな感想を零した*]
(84) 2019/06/08(Sat) 13時頃
|
|
―― 現在:3階 ――
学校ごと巻き戻ったとか
[かなあ。と、 俺は少しおかしくなって同じく笑う。>>79 いったいどんな魔法を使えば、 あの時に時間が戻るんだろう。]
――ああ、ありそう。 あの日のままで並んでるのかね
[あの日展示においていた作品を思い出して あの日は結構、展示にも人が来たなあ、だとか ……キョースケの姉ちゃん、いたなあ、とか。 そんなくだらないことを思い出しながら]
(85) 2019/06/08(Sat) 13時半頃
|
|
[ふらりと階段のほうへ向かう蛭野を追って>>80 二階にある美術室へ行こうとした、ところで
その足がぱたりと止まるものだから、 どうした、と、落としていた視線を持ち上げる。]
…………ん
[瞬く。 屋上に続く階段には、 見慣れた窓があったはずだけれど そういえば、ないな、と思いもして首をかしげた。
そこにあるのは一階と二階、 二階と三階をつなぐような階段だ。 上の階の照明が落ちているのか薄暗く 新築の校舎なのに、少し汚れている気がする。]
(86) 2019/06/08(Sat) 13時半頃
|
|
……のぼってみる?
[美術部に行きたいなら、そっちでいいよ、と前置きつつ 俺は好奇心にまかせて、すこし階段を上った。 踊り場をまがった先に見えたのは――]
うわっ
[思わず声が出た。 そこにあるのは、薄暗い3階だった。
廊下の端には作り物かもわからない手が転がっている。 教室の札が黒く汚れている。 視認できただけでも、異様だった。]
(87) 2019/06/08(Sat) 13時半頃
|
|
……キョースケ。 上にあるの、屋上じゃない 三階? みたいだけど。
[階段を上りきって立ち止まった俺は でも、その変化に怯えてはいなくて
探検する? って、昔みたいに 蛭野に呼びかけた*]
(88) 2019/06/08(Sat) 13時半頃
|
|
──回想:実験>>0:1057──
──……、もど、戻せるよ。
[ 戻れるの? と灰谷彩華>>0:1057は言った。 僕はたぶん、お得意の迷子みたいな目を、
空中と、自分の指先と、養拓海の顔と、 高本悟の腕と、灰谷彩華の口許あたりと、 ……何巡か巡らせて、小さい声で言った。]
……落ちないようなものは、使ってないし、 皮膚が弱いところは、付けまつ毛用の糊で──、 ああ、でも、あんまり長く付けてると、 肌には、よくない。
[ ……彼女には分かり切ったことだっただろう。 事実として。明白なことばかりを並べ立て、 それを問いかけへの答えと、したかった。]
(89) 2019/06/08(Sat) 13時半頃
|
|
[ 最後だからはしゃいでいる。
という灰谷彩華の言葉は、なんだか、 免罪符みたいにも僕には思えた。
最後だから、僕ははしゃいでいる。 視線を自分の指先に落とし、息を吐き、 傍らではしゃいでいる様子>>0:1070の、 高本悟を見た。彼も、はしゃいでいる。
最後だから。
……だから、大丈夫。 楽しそうな級友の称賛やじゃれ合いに微笑み、 崩れそうな頬が、切り刻まれた手が、 せわしなく動くのを、僕は笑って見ている。]
(90) 2019/06/08(Sat) 13時半頃
|
|
……うん。また、練習させてね。 *
(91) 2019/06/08(Sat) 13時半頃
|
|
戻れなかった。
(92) 2019/06/08(Sat) 13時半頃
|
|
──回想:美術部の彼女>>62──
受井アイリさん。
[ 病院の受付ばりに、僕はフルネームで答えた。
美術部の悲劇>>82のその後の話である。 悲しいかな、助けを求める相手はおらず、 とはいえ、その瞬間が過ぎ去った後で、 友人に泣きつくほどのことでもなかった。
僕にとっては。要は伝達なんだから。
そして、伝達を終えて、 名前を聞かれたので、僕は答えた。]
(93) 2019/06/08(Sat) 13時半頃
|
|
[ さらに情報を求められたなら、 前髪が眉の下で切りそろえてあるとか、 薄化粧だとか、そういうことなら言えたけど、
人間性の部分に関しては、 薄っぺらな”いい子だと思う”というのが、 僕にできる最大の情報提供である。
キューピッド役は晴れて免除された。 代わりに巻き込まれた養拓海>>84が、 名前も知らないのに。というのを、 そういえば確かになあと他人事のように思い、]
(94) 2019/06/08(Sat) 14時頃
|
|
……でも、ほら。 受井さんはうれしいんじゃないかな。
[ と、僕は投げやりに見えて大真面目に、 都合のいい予想を紐づけようとする。*]
(95) 2019/06/08(Sat) 14時頃
|
|
──現在:3階>>85──
[ あの日のままで並んでいるかもしれない。 そう言われて>>85、階下へ行こうとしたのだ。
あの日のまま、そこにあるのかもしれない。 僕らの高校生活の集大成。何かの終わり。 あるいは────、
……この不思議な状況をひも解くのと、 なんら関係のない理由で、行動しようとして、
のぼってみる?>>87 と、言うが早いか、彼は階段を上っていた。]
(96) 2019/06/08(Sat) 14時頃
|
|
[ うわっ と、子供みたいな声がする。]
(97) 2019/06/08(Sat) 14時頃
|
|
怖いものなんてなかった。
(98) 2019/06/08(Sat) 14時頃
|
|
ぎゅうぎゅうに密集した花の種も、 ひっくり返って蠢く虫の足も、 夜よりも深く、闇を運ぶ夕暮れも。 さようならまた明日。と別れるのは、 先にたどり着いたほうの家の前で、 つまり、白い壁と窓に背を向けているか、 広いガレージを前にして、僕は手を振る。
(99) 2019/06/08(Sat) 14時頃
|
|
怖くないよ。
(100) 2019/06/08(Sat) 14時頃
|
|
[ ……また少し、ぼうっとしていた。
僕は顔を上げて、階段の先を見上げた。 窓のない、踊り場。どこか薄汚れて、 その先で、懐かしい声>>88がする。
僕は黙って、その背を追った。 1段飛ばしで上った階段の先で、 機嫌のよい笑みを浮かべて、頷く。
──探検する? いいよ。
養拓海の向こうに見える廊下に、 無造作に転がっている手がある。 薄暗い空間に漂う空気は、 冷たいような気も、生ぬるい気もした。]
(101) 2019/06/08(Sat) 14時頃
|
|
3階なら、僕らの教室もあるのかな。
[ 僕はまた、さっきと似たようなことを言った。 あるのかな。あるなら行ってみる? どうかな。
明らかに現実とは思えない状況。 レスキュー隊が駆け付けるんじゃない方の異常。
そう頭では理解しているというのに、 僕は困ったことに、いつもの調子のままだ。
どうしてだろう。どうしてだと思う? 自分の考えさえもよくわからないこと。ない? 僕にはよくある。だから、今もこうして、 君の後を歩き、微笑んでいるつもりをしてる。*]
(102) 2019/06/08(Sat) 14時頃
|
|
――現在:3階――
[上った先で、俺は少しだけ蛭野の事を待っていた。 ついてくるのか、それとも別のところに行きたそうか じいっと見る癖が、なんとなくついている。
けれど、一番飛ばしで階段を上ってきて 頷いてくれたので 俺はそのまま、いこっか。って呟いて歩きだす。
不安じゃないのかな。 と、いつも思うはずの事を思わないので 今の俺はきっとよほど非日常に毒されている。]
(103) 2019/06/08(Sat) 15時頃
|
|
怖いな。と最初は思った。
(104) 2019/06/08(Sat) 15時頃
|
|
葉の裏に密集した花の種も。 あるいは岩肌をなぞる百足の足も。 いずれやってくる夜を予感させる夕方も。
(105) 2019/06/08(Sat) 15時頃
|
|
白い壁と窓が橙色に濡れていた。 真っ暗なガレージから去る背を見送った。 誰かの視線を窓から感じた。
(106) 2019/06/08(Sat) 15時頃
|
|
それが日常になってしまえば、 あっけなく怖さは消えた。 そう覚えてしまえば楽だった。
いつもどおりにしてしまえば、 ……怖くは、
(107) 2019/06/08(Sat) 15時頃
|
|
…………今は、どうだったかね。
(108) 2019/06/08(Sat) 15時頃
|
|
あ、ありそう。他の教室もあったりしそう。
[でも、廊下だけでも随分と様子が違ってしまっているから 他のクラスも様子は違うのかもしれない。>>102 そんな事を思いながら、蛭野に相槌を打つ。
メール。誰もいない職員室。現れた四階。
どれもおかしくてホラーである筈なのに。 レスキューが来るのが待ち遠しくなるはずなのに。 ぼんやりした頭では怖くは感じなかった。
いつもの俺だったら、ここで、 「危ないからやめておこう」と、 お前に笑っているんだけれど
寧ろ――――……]
(109) 2019/06/08(Sat) 15時頃
|
|
よし、教室、行こう。
[子供の頃みたいに蛭野の手をとり、 こっちこっち、と示してから離して さっさと教室へと歩いていってしまう。
高本が受付の手伝いをしていた場所をよぎって 置かれていた手紙を拾う。 探偵に向けたメッセージの筈だけれど>>0:811 なぜだか、「わたしの■■■をさがしてください」と 読み取れない部分があって首を傾げた。
そのまま手紙を元の場所において、 がらり、と扉を開ける。]
(110) 2019/06/08(Sat) 15時頃
|
|
[中に踏み入れば、聞こえてくるのは>>0:869 心電図の音に、機械の駆動音。 少女の笑い声。誰かの足音。
病室の中に踏み入って、 置かれたぬいぐるみと病衣に視線を落とす。]
本当にそのまんまなんだなあ。 ……転ぶなよ?
[蛭野を気遣いながら、 けれどともすれば置いていきかねないくらいには足早に 病室、手術室、霊安室と 今は口裂けゾンビもいないお化け屋敷を進んでいく。*]
(111) 2019/06/08(Sat) 15時頃
|
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る