171 獣[せんせい]と少女
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[そうして少女たちが起き出す頃まで、のんびりと空を見ているような石のような獣に、 「薄鈍」、「のんびり屋過ぎる」、 そんな評価もあっただろう。 何と言われても、長年付き合ってきたこの性格を変えるのは中々難しいのだが。
さて、誰かの足音が聞こえてくるならば、この場所は邪魔になってしまうだろうと腰を上げた。
足取り重そうに(実際には自重のせいなのだが)、ゆったりとした速度は常の事**]
(68) 2015/10/05(Mon) 14時頃
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[ お星さまが湖に落ちて、空と水できらめく光。 掴もうとしたら、せんせいの温かい手が握ってくれた。 たからものを包むように、しっかりと。>>7
せんせいと一緒でなかったら、見られなかった世界。 だんだん色が抜けていくわたしに、 がっこうにはなかった色を、教えてくれた。
いずれ来る別れを、惜しむように。 ]
でも、いっぱいお空を飛んだから。 ……おやすみ、なさい。
[ せんせいのぬくもりは、いつだってわたしを やすらかな眠りへ誘ってくれた。* ]
(69) 2015/10/05(Mon) 14時頃
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風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2015/10/05(Mon) 14時頃
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― がっこうの朝 小さな家の中 ―
[ 身動ぐと、途中からまっしろになった髪がさらりと揺れる。 きんいろだった髪は、縛る位置から下が、まっしろ。 がっこうを離れてから少しずつ、色が抜けていったの。
頬を撫でるかぜ。わたしを呼ぶこえ。 あまい匂いがゆっくりとまぶたを開かせた。>>8 ]
”おねえちゃん”は、せんせいと会う前だもの。
[ ちょっとだけ、すねた声でせんせいの指に頬をすり寄せて あたたかいベッドの上で体を起こし、目を擦った。
おいしそうな匂いにおなかがくぅ、と鳴って はずかしくておなかを手でおさえる。 ]
(70) 2015/10/05(Mon) 14時頃
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[ せんせいの手を二回、三回とひっぱって クリームをたっぷり塗ったスコーンをおねだり。
ふわりと笑えば、頬をまたかぜが撫で、 聞こえて来たおとにそっと目を細めたの。 ]
きょうも、良いかぜ。 ……畑の方で、たのしいこと、あるみたい。
[ 遠くから感じる、小さなかぜ。 それに混ざる、二人分のこえ。>>49>>60
ふふ、とがっこうらしい空気にまた笑いながら まずはおいしいご飯でおなかをいっぱいにしよう。** ]
(71) 2015/10/05(Mon) 14時頃
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足り前だ!つか逃げんな!
[予想外と言うように驚く相手に>>64不本意だと声を上げる 元々彼女の種族の使命として補佐的に身につけられた風の能力はこの200年の旅の中でそれなりに鍛えられていた。 なおもう一つにして本命の能力については別に傷付けたりしない、何てことのない平和すぎる能力なので余り使ってないのだが]
…っ!
[此方に林檎を投げ渡し>>65走り去るユージン相手にわなわなと彼女は震えた]
待ちやがれ!今日こそ剣の錆にしてやるからな!
[共犯者にするつもりかと内心怒りつつ、それでも林檎を大事に懐へ仕舞えば直ちに追いかけ出した。向かう先はまなびやの入口。この賑やかな追いかけっこは畑番をする彼女を怒らせれば誰でも見られる光景であったことを追記しておこう**]
(72) 2015/10/05(Mon) 14時半頃
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― 過去:月下の岩山で ―
[空から見つけた”普通”の狼にしては大きすぎる身体は、 彼女>>59が己と同類であることを示していたけれど 身に纏った空気は若く、まるで”普通”の獣のようで。 めずらしいものを見るように、狼の前に大鷲が降り立っても 彼女に襲われる事>>37がなかったのは 幸運か、それとも此方が空に逃げると思ったからか。
夜の幕間に得た”普通”でない獣とのひとときは 大概のものに飽いた己にとって、ひどく面白いものだった。]
恋 とは、 ふ… ははは。
若いのらしい喩えだ。 私はその「恋」の方がなかなか思い出せぬが…… ひとときとはいえ、全てを預ける相手だからな。
もっと穏やかで、もっと……確かに縛るもの だ。
(73) 2015/10/05(Mon) 17時頃
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[今迄に、傅いて見上げた先にあった小さな笑顔は 誰一人として色褪せず 脳裏に浮かぶ。 「縛る」という言葉では物足りぬほどの枷が 鎖のように連なって、自分の命を繋いでいる感覚は きっと、]
美味いかどうかは……お前さんが決めればいい。
[知らぬ「味」に輝いた目>>59には伝わらぬだろう。 「そのうち嫌でもあの場所に足が向いて出会う筈だ。」と、 何十年後か分からぬその日を指して 大きな翼を震わせた。
「少女を食べたことのない獣」との稀有な出会いに 大鷲が狼の首に一粒の石を置いて 空へと還った時には 此処(がっこう)で再会するとは思ってもいなかったが
まなびやの中で、彼女が初めての贄をどう選ぶのかと 湧いた興味が持ち上げさせた口元はきっと、隠せなかった。*]
(74) 2015/10/05(Mon) 17時頃
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― 現在:小さな家の中 ―
[枕の上で、露に濡れた蜘蛛糸のように輝く白金の髪は 撫でるたびに色が喪われていくようで それなのに、触れずにはいられなくて。 寄せられた頬>>70の柔らかさに緩んだ口元のまま はらりと落ちた毛束を小さな薄い耳朶にかける。
くぅ、という音>>70の後 朝の中に咲く横顔にうっすらと紅が差せば 微かに湧いた物悲しさも、何処か遠くの出来事のよう。]
おなかのすいたミィには…… 足りなかったかな。
[縦にふくらんだスコーンをほくり、剥がすように割れば 隙間から白い湯気が顔をだす。 バターナイフで塗ったクリームは、その上で 滑るように溶けはじめて……]
(75) 2015/10/05(Mon) 17時頃
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どうぞ、 Meine Prinzessin。(私のお姫様)
[ねだるように引かれた手>>71にスコーンを乗せる。 ”おねえちゃん”にご不満だった彼女の機嫌は サイドボードに置いた紅茶と残りのスコーンが きっと直してくれるだろう。
ミィの傍らに落としていた腰を持ち上げて 出窓から畑を見れば >>65 >>72 何やら逃げるように走る影と、追う影がひとつずつ。]
………狼が狩りをしているのかな。
[そんなはずがないのはミィにもわかるだろうけれど。 窓枠に乗せた肘の向こうへ、薄い笑みと人差し指を向けて 人助けと挨拶を兼ねたつむじ風を 女の周囲に巻き起こせば ミィと同じ位風を読む幼狼には、己の事が判るだろうか。**]
(76) 2015/10/05(Mon) 17時頃
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[朝です。
いつもなら六度の鐘の音でぱっちり目が覚めるのに、>>12 今日のヒナコはおねぼうさんでした。
無理もありません。巨大書庫から借りてきた本を夜遅くまで読んでいたのですから。
面白い本を読んだ夜にはだいたい、 その本の登場人物になった夢を見ながら眠るのが常です。 今朝も今朝とて、お花のめがみさまになって、 子供達に花の冠をつくってあげる夢を見ていたのですが。
いっつもおねぼうさんのクリスマスが盛大にずっこけて、>>55 その音が壁をすり抜けてこっちにも聞こえてきたせいで、 ぱちん! と泡が弾けるみたいに、 夢見てた光景は消えてしまいました]
(77) 2015/10/05(Mon) 18時頃
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ふあ〜あ……。
[もぞもぞと起き上がってあくびをすれば、 だいぶおめめもぱっちりとしてきたようです。
眠りながらも大事に胸に抱いていた本をばさりと枕元に置いて、 コリンがもしや……と思って起こしに来るかもしれないと、慌てて扉を開けます。 もしもヒナコのお部屋の扉の前に誰かがいたら、 あわやおでこを赤くする人がもうひとり、 できてしまうかもしれませんね]
(78) 2015/10/05(Mon) 18時半頃
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[人の気配が一人分消えた部屋。 置かれたはずみでたまたま開いたページの真ん中で、 お花のめがみさまが静かに笑いかけています]
[おはようございます、ヒナコ。 今日がまた、すてきな一日になりますように**]
(79) 2015/10/05(Mon) 18時半頃
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― 過去:月下の岩山で ― [その先輩は空からやって来た>>73 羽を広げ降り立つ大鷲は一目見て自分と同類だとわかった。 敵意が無いなら、襲わない。此方も興味があったのは同じだった]
…ふうん
[彼の答えは複雑で、あまり難しく考えない自分にはよくわからなかった]
決める、って…味見しろってか?
[>>74今までの食べ物の感覚で考えた結果、そんな見当違いの問いを口に出していた]
…わからないな 私ら”獣”と比べれば、人間や動物の寿命なんかほんの一瞬だ 私がこの前立ち寄った極東の島国にいる昆虫はたったの7日で命を散らすらしい。それこそ刹那的だ
ーーーなあ、アンタ。 そこまで”獣”を縛る”少女”ってのは何なんだ?
(80) 2015/10/05(Mon) 18時半頃
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……それはもう、”呪い”じゃないのか?
(81) 2015/10/05(Mon) 18時半頃
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[既に空を駆けようとしていた大鷲にそう零した言葉は彼の耳にまで届いただろうか。ただ、最後の疑問は届く前に消えたかもしれない
漠然とした”少女”への想いを胸に、幼狼の首元にムーンストーンが輝いていた**]
(82) 2015/10/05(Mon) 19時頃
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―外・巨大書庫のまえ―
[>>62暫く、気分良く歌をうたっていたけれど、 行く先に見えた人影に気付いて、 わたしは歌うことをやめた。]
モスキュートせんせい、おはよう!
[たとえば、いまが暗闇のなかで、 眼窩に揺れる青白い光と出会ったのならば、 驚いてしまったかもしれない。
でも、いまは朝日が昇ったばかりで、 先生がいる、ってわかっていたから。
驚くことは全くなくて、 わたしは、にっこり笑って先生に挨拶をした。]
(83) 2015/10/05(Mon) 19時頃
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― 日常の一幕 ―
["がっこう"へと訪れるのは、二度目だった。 一度目の来校は、300年程前のこと。
一度目、あの時の自分は若かった。 ――今回も、周囲の獣に比べれば若い方ではあるのだろうが、最年少ではないらしい。
とはいえ、彼女のように若々しい外見もしていない。 年上の彼ら程、経験豊富でもない。
なんとも中庸で中途半端な位置に、岩人間はいた。
読み書きも、教養も、出来すぎず出来なすぎずの人並みに。 得意なことは畑いじり。 あまり"せんせい"らしくないと、自覚はあった。
林檎泥棒のように規則を率先して破ったりなどはしない真面目さ位は、取り柄といえるかもしれないが。]
(84) 2015/10/05(Mon) 19時頃
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[モスキュート先生は、ふしぎだ。 わたしたちが頭と呼んでいる部分が、 動物の骨(なんの動物だろう?)の形をしている。
なんでだろう?不思議だとは思うけれど、 きっと、そういうものなのだろう。
外のせかいを知らないわたしにとっては、 先生の姿もふつうの、日常的なこと。 こわいと思ったことはない。 (暗い所で出会った時は、おばけかと思ったけれど!)]
せんせい、あのね。 わたしね、今日、早起きだったの。
[鐘が鳴るより前に起きたことを自慢したくて、 えっへん。胸を張ってみる。]
(85) 2015/10/05(Mon) 19時頃
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[―― せんせい、これ、なんて読むの?
そういって、本の読めない部分を尋ねることも、 文字が読めるようになったいまでは、 だいぶ、減ってきてしまった。
そのかわりに、理解できない単語の意味を、 問うことは増えたけれど。]
あ、いけない。 ごはんの準備、お手伝いしに行かなきゃ! モスキュートせんせい、またね。
[鐘が鳴って暫く経ったから、 きっと、厨房では誰かがお料理しているはず。
ごはんの準備をしに行けば、 こっそりつまみ食いができるって、 わたしはしっている。]
(86) 2015/10/05(Mon) 19時頃
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― →食堂近くの出入り口―
[先生にばいばい、って手を振って、 食堂にいちばん近い出入り口へと向かおうと。
そうすれば、走るような足音>>65と パティシア先生の声>>72が、 まなびやの方から聞こえてきたような、 そんな気がした**]
(87) 2015/10/05(Mon) 19時頃
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[会話も苦手で、口数は少ない。 自分の少し枯れた声は、嫌いではない歌に不向きだった。
泥人形を動かす特技は、はじめは"少女"たちへのパフォーマンスだった筈。 風を自在に操れるならば、ぬいぐるみを遊ばせる程度も出来たのかもしれないが、自分の精一杯がこれである。
その特技も今は、早朝の散歩にばかりいかせているのだけれど*]
(88) 2015/10/05(Mon) 19時頃
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風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2015/10/05(Mon) 19時頃
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─ここではないどこか─
[明方の白く霞んだ泉のほとり。 木々の隙間からから覗く黎明の輝き。 額から天を仰ぐように伸びる己の角は 輝きを受けて、まばゆい光を乱反射させる。
長い睫毛をパサと一度伏せ。 頭を1度振り、静かに佇んだ。
白みを帯びた角。 白い毛皮とたてがみと尻尾。 長い睫毛もまた白く 奥にある紺色の眼をちらりと覗かせる。
それが私──一角獣──の姿。]
(89) 2015/10/05(Mon) 19時半頃
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―逃げる獣の、とおいむかし―
[自分が、がっこう近辺の街から、 そう離れなくなったのはいつからだっただろう。
正確に何年前、とは憶えていないが。
1000年ぐらい前にはもう。こう、だった気がする。]
[少女を喰えば、力が漲る。 味も、嫌いではなく、むしろ好物に近いもので
100年に一度の、"食事"が、 一本の角と、尻尾を持つ、おおきな獣にとって ほんとうに楽しみだったのだ。 ]
(90) 2015/10/05(Mon) 19時半頃
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(俺は―――)
[逃げ、走りながら、過去を想う。
昔は、乱暴者で。 相手が気に入らなければ平気で殴り、雷鳴を呼び寄せて。 嵐を起こし暴れる、金に輝く四足は その存在そのものが災いだと言われ 忌み嫌われたものだった。]
何年前からは忘れたけれど そのきっかけは、今でも鮮明に覚えている。]
(今回の"食事"が、終わったら―――)
[自分にとっては、破壊しか生まない、この力。 それは、獣の姿と共に、封じてしまいたいくらいのもので
明るく、呑気な振る舞いの裏では 心は常に、生とは逆向きの方へ揺れていた。]*
(91) 2015/10/05(Mon) 19時半頃
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―現在:まなびやの方へ―
えーー。ちょっとぐらいいいじゃないか。 だって、こんなに美味しそうな林檎なんだぞ?
[>>72後ろを向き林檎を片手に持ち上げ、笑い、逃げる。 食べ物が粗末になるのだけは嫌だったから、渡した林檎が捨てられるのが気がかりで。 ちらり、ともう一度後ろを確認すれば 丁度パティシアは懐に林檎をしまうところ。]
剣は困るな…俺、まだ馬刺しにはなりたくないよ
[とか言って、馬の尻尾を揺らし、逃げつつ。 林檎の無事に。相手は怒っているのに、嬉しくなって。 走りながら、これ見よがしに、 彼女に見えるように林檎を齧った。]
(92) 2015/10/05(Mon) 19時半頃
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―――うん。美味しい。
[林檎を齧れば、美味しそうに頬が緩む。 お腹は満たされないけど やっぱり、果物の甘さは好きだなあ、と思う。]
…もう何個か盗って、こっそり配ればよかったなあ
[まなびやが見えてきて もう少女が来ているかも、と、思い浮かんだその考えは、 いつの間にか口から漏れていた様子。
最後の一言は、冗談とも真面目ともとれる口調で。 それは小さく、呟く程度だったけど 風に乗って、パティシアには聞こえてしまったかも。]
(93) 2015/10/05(Mon) 19時半頃
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─朝─
[あてがわれた個室の真ん中には簡素な石の造りの寝台。 下敷きのマットに大きく寝そべって、小脇に抱えるのはウィスキーの大瓶。 何度目かの鐘の響き>>12に苦悶の表情で頭を抱えた。]
ううう…。 頭に響く…。
飲みすぎたか…。
[ベッドの下に目をやると。 乱雑に置かれた空き瓶が何本も。 さて、昨日は誰と飲んでいたのだったか…。
ぐわんぐわんと鳴りやまない頭をさすりながら ゆっくりと部屋を後にした。]
(94) 2015/10/05(Mon) 19時半頃
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