133 Code:DESIRE
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……抗う、…――そうだッ…!! ……こんな輩に、体を奪われたままでは――、
[ 頂点を、キングを――、目指す資格も無い。 けれど、どう抗えばいいのか。
途方も無い闇の中、冷たい氷の様な感覚。 外とは対照的な、凍えそうな肌寒さを覚えながら――、 何も無い空間を彷徨い始める。 遠くに、微かな光が見えた気がして。
一つ、息を呑めば――、 そちらへ向かって、奈落の底のような空間を歩みだした。* ]
(71) 2014/10/02(Thu) 00時頃
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…嫌われてるわねぇ。
[ジャックから漏れ出す闘志に笑う。そりゃそうか、食物連鎖では昆虫よりも上にいるのだから。とはいっても…此方は爬虫類というか地球外生命体なのであるが。]
って、そういえばデュエルディスク無いのよね。Dホイールに付いてる奴が壊れてなければ良いのだけど。
[すぐそばにいるモンドが融合とか考えていたがスージーは残念ながら気付いていない。]
おっと、勘違いしないでくれよ?
お姉さんが嫌いなわけじゃあないZE?
[キリリとそう言ってみせる。しかしやはり半身爬虫類の姿を見るといろいろな感情がふつふつと湧いてくるようで。]
僕様は完全オートマだZE?
スージー、俺のディスクを使うか?
[幸いにもモンドのディスクは無事に存在していた。
最も、この世界ではヴィジョンではなく本当に存在するかのように召喚することができるのであるが]
……つまりあれらも出てくるのか
[先ほどの二枚のカードを思い出す。
あれらはデュエルではどんな姿を見せてくれるのだろうか]
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……――ッ、絶対に…、絶対に! お前なんかに、この器を返させやしない…!!
[ ギリ、と余裕を無くして、声が混ざりあう。 それは、カードの主のものと、器であるアーサーのもの。
―――顔を思い切り歪ませるも、 影響力が下がった故か、その髪は黒から銀へ戻りつつあった。 召喚された、二体のドラゴンと――、 ただの、兵にしか見えない勇者の一人。 けれど、そこに在るだけで嫌悪するような光のオーラが、 そこにはあった。
一体目の琰魔竜から放たれたブレスを、 赤き鱗の竜は、魔竜ごと巨大な白き焔で呑み込み――、
救世主の名を冠するドラゴンは、黒き光を増大させ、 二体目の魔竜を波のように押し切れば、霧散させる。 そして―――、最後の魔竜。 ]
(75) 2014/10/02(Thu) 01時頃
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[
――――-―――――斬、
]
(76) 2014/10/02(Thu) 01時半頃
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[ その覇気におののき、逃げ出そうとさえ赤き悪魔を勇者は見逃す事無く、地を蹴り―――、勇者に力を与えし白刃の剣を振りかざす。
そして、縦一閃。
抗う間も無く、ずぱり、と。 竜は二つに裂け、黒き闇を霧散させた。
竜ごと包み込んだ白焔と黒光は、 遮るものを失くし――、二つが混ざり合えば、 降り注ぐは、二色の柱。 ]
……ッち――――――、
(77) 2014/10/02(Thu) 01時半頃
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俺が与えてやった厚意で調子に乗りやがって――、 ……許さん。絶対に、許さん。
……汝なんぞにッ、……!! そんな、貧弱な勇者如きに―――!!
(78) 2014/10/02(Thu) 01時半頃
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――――負けてたまるものかあああああッ!!!!
[ 黒き火柱は消え、闇の力の源は消え失せる。 ……――オーバーキルも、オーバーキルだ。
手札に、使えそうなカードは無い。 けれど、闇の主は地の底から咆え上がる。
そして、今迄灼熱の地獄を醸していたコースは、 突然、前の時と同じ――、
全てを凍てつかせるような、冷気と共に。 巨大な氷の心臓…、≪コキュートス≫を浮かせていた。 ―――一度発動した、この魔法は止まらない。
そう、発動者の魂が尽きるまで――――ッ!! ]
(79) 2014/10/02(Thu) 01時半頃
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いいのですか、モンド先輩…!
[ひょいとディスクを手渡されればスージーは驚いた表情と共に何処か嬉しそうな顔を見せただろう。ディスクを抱き締めれば満面の笑みを浮かべたか。]
これは負けてられないですね。頑張っちゃいます。
[モンドの頬にお礼とばかりにキスを送れば此方を見守っていたジャックを見たか。腕にディスクを嵌めれば華やかなデュエルへと助長させる起動音が鳴り響く──!!]
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― 闇の中 ―
[ 途方も無い、闇の中。 ただ、一点の光を求め、走る――。
その先にあったのは、二枚のカード。
一枚は、あの日捨てたはずのカード、 もう一枚は、白紙のカード。
それに触れようとてを伸ばせば――、
グォン……ッ…! ]
(81) 2014/10/02(Thu) 06時頃
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[ 世界が揺れる感覚がして、 色々なものが、流れてくる感覚がした。
それと同時に、闇の力が抵抗するように侵食する感覚も。 ]
……ッく―――!!
[ 一瞬、呑み込まれそうにもなるが――、 寸での所で踏み留まる。 完全に呑み込まれる訳には行かない。 ]
……ッ、このアーサー・アトラス、 絶対に貴様のような闇に呑まれはしない――ッ!!
(82) 2014/10/02(Thu) 06時頃
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― 現実 ― ……――ほざけッ!!俺のターンッ!! ドロー!!
[ ……――シュアッ……、
音を立て、残像が残る。 ここで、決めてしまわねば――、 けれど、手が足りない。
……―――指先に、闇が集い始める。 ]
(83) 2014/10/02(Thu) 06時頃
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