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![]() | 【人】 奴隷運び ヌヴィル
(172) 2018/12/09(Sun) 13時半頃 |
![]() | 【人】 奴隷運び ヌヴィル なんだあんた……? (173) 2018/12/09(Sun) 13時半頃 |
![]() | 【人】 奴隷運び ヌヴィル ……お嬢様? (174) 2018/12/09(Sun) 13時半頃 |
![]() | 【人】 奴隷運び ヌヴィル [しかし、次の一声で全ての点が一本に繋がる。 (175) 2018/12/09(Sun) 13時半頃 |
![]() | 【人】 奴隷運び ヌヴィル
(176) 2018/12/09(Sun) 13時半頃 |
![]() | 【人】 奴隷運び ヌヴィル [“あれ”を見れば――― (177) 2018/12/09(Sun) 14時頃 |
ぁ、
[
ずるりと引き抜かれた。
内側を擦っていく感覚に、息を吐いて。
問いへの、こたえ。
耳元に囁かれる低い声に、身体が揺れる
ぼうっとする、あたしの頭。
疲れてるんだろうなって思う。
―― けれど、]
じゃあ …………、
[不安が、胸の中を渦巻いているから]
あたしは子供を産むための、道具?
[召集されたあたしは、
子を産むための道具になる筈だった。
なら――、 今は?
護る
そーさんが本当に欲しいのは、
子を産むための腹なんじゃ、ないかって。
そんな、不安が。寂しさが。恐怖が。
あたしの胸の内に、ある]
[面倒くさいって、思われてるかもしれない。
でも。
あたしを愛してる、って
言ってくれたとしても。
求められているのは身体だけで、
心がはおまけだったとしたら。
あたしの心は、どこで生きれば良いのだろう。
―― って、思ってしまって。
この場所から逃げられないのなら。
せめて、せめて。
『道具』じゃない、あたしになりたいから]
………… ひとりは、さみしいの。
[心がひとりぼっちなのは、嫌だって。
ちいさな本音を、発露した**]
メモを貼った。
![]() | 【人】 奴隷運び ヌヴィル なんだ、いい歳こいて夢見がちな男だな。 (190) 2018/12/09(Sun) 15時半頃 |
![]() | 【人】 奴隷運び ヌヴィル 散々脅かしてくれやがったな。 (191) 2018/12/09(Sun) 15時半頃 |
[謝る度に、構わないと言ってくれて撫でてくれる。
優しい人、温かい人。
私、すっかり甘えて身を委ねてしまうの。
夢見心地に感じる指先。
触れられるとそれだけで落ち着いて、
ゆったりと眠りに落ちていくの。
そうして全て忘れて眠って――、
夢も見ないほどの深い眠り。
覚ましたのは、鍵の開く音。
[ぼうっと目を覚まして、
いつもの自室の天井じゃないって思って。
セイルズさんのお家に来たんだって、思い出して。
辛い事もたくさん、思い出して]
…………。
[私、動く気力もなくぼうっと天井を見上げていたの。
でも、顔を横に向ければサイドテーブルにメモを見つけて、手を伸ばす。
私の事を心配してくれる気遣いが嬉しくて。
そのメモを胸の上に置いて、目を閉じるの]
[でも、セイルズさんが帰ってきたなら挨拶しなきゃって。
ベッドの上に身を起こすの]
あ……、もうお昼、ですか……?
私、わたし……、
[食事の支度がしてあると知って。
私、昨日からまともに食事をしていないのを思い出すの。
お腹が空いたのを思い出して]
ありがとう、ございます。
何から何まで……、
[ぺこりと頭を下げて。
用意してくれた食事を頂く事にしたの。**]
メモを貼った。
メモを貼った。
![]() | 【人】 奴隷運び ヌヴィル
(193) 2018/12/09(Sun) 15時半頃 |
![]() | 【人】 奴隷運び ヌヴィル いったい何を考えてるんだ? (200) 2018/12/09(Sun) 15時半頃 |
![]() | 【人】 奴隷運び ヌヴィル [車椅子も運んで貰えたようではあるが。 (203) 2018/12/09(Sun) 16時頃 |
[
「子どもを産むための道具」とは中々どうして的を得た言葉だ。
『繁殖用』として招集されれば確かに道具であるし、 自分もまた『繁殖用』として選ばれた理由を探るべくという意味も含んだ行動だったからだ。
つまり
自分はノッカと繋いでいた手を、両手とも離してしまう。
片方の指先で自分の顎に触れ、
もう一方の手はノッカの脇の下辺りでベッドについて、
身を乗り出した]
独りは寂しくて、ノッカはどうしてほしいですか?
[自分は親指を己の唇に触れ、その親指の腹をノッカへと伸ばし先ほどまで美しい声を奏でていた唇に押し当てた。
独りは寂しい。
なるほど、――自分にはなかった考えだ。
自分は寂しいと思うよりも、キングスを駆逐する未来を描いていたのだ。
憎悪は心を動かす原動力であり、身体は心に従い動いていた。
寂しいと思う暇などなかったのだ]
ノッカ、心の空虚は身体の触れ合いで埋められます。
寂しさもまた、心の空虚。
家族を失った空虚は、さぞや寂しかったでしょう。
[唇に押し当てていた指先をずらして、頬を撫でる。
優しく、丁寧に、ゆっくりと。
益々と身を乗り出しては自身の股間の品をノッカの腹に擦り付けて、
ノッカの瞳を覗きこむ]
同時にね、身体の触れ合いは、
心の繋がりを強くします。
[脇の下辺りについていた手を折り、肘で身体を支えて前腕をノッカの背へと回していく。
背へと腕を回せば身体を抱き寄せて、
頬にあてていた手は首筋をなぞり項に触れた]
家族というのはね、そうやって繋がりを持っていくものです。
ほら、産まれた子は母親に抱かれて育つでしょう?
あれも触れ合いです。
育てば、父親に頭を撫でられたり、抱っこされるでしょう?
あれも、触れ合いです。
[『道具』であっても長年使えば愛着は湧く。
人への愛着も、ペットへの愛着も、『道具』への愛着も。
今回の理は変わらぬことだ]
ノッカ、こうして触れ合い続ければね。
自分とノッカは家族になれる。
一月で足りなければ、一年でも。
一年で足りなければ、三年でも。
三年で足りなければ、数多でも千代に八千代に。
ノッカが寂しいと感じなくなるまで、
ずっと一緒にいてあげますよ。
そう――
独りにはしませんよ?
[微笑みすらも浮かべずに、
自分はとても、とても、真顔でそう告げていた**]
メモを貼った。
[キングスに憐憫の情があるかは
わからないけれど、
少なからず気に入るもの
あるだろう。
その『お気に入り』が飽きられた時。
その『役割』を果たせなくなった時。
人間は、死を迎える。
じゃあ―― あたしは?
あたしが、子を産むという『役割』を
果たせなくなってしまったら。
そーさんが、あたしへの興味を失ったら。
あたしが迎える、未来は]
[―― 何も変わらない。
あたしを支配する者が、
人間か化け物かの違いだけ。
幾度も身体を重ねたとて
そこに心が伴わないのならば。
あたしに対する感情が、
『愛玩道具』に対するものならば
あたしの心が満たされることは、ない
そーさんは愛してくれるって言うけれど。
瞬いた瞳
本質のかけらを、拾い取る。
このひとは、『あたし』を見てくれない。
あたしが持つ『何か』を、見てるだけ]
[あたしの瞳は、そーさんをじっと見上げる。
ひとりは、こわい。
けれど、独りにはしないっていう、
そーさんの言葉は。
父さんと母さんが育んだような
穏やかな愛は無く。
あたしが欲しいと言ったから与える、
そんなように思えて]
………… そーさん。
あたし、シャワー浴びたいです。
[そーさんの言葉に返事はせず。
あたしは笑みを浮かべて、言葉を紡ぐ。
その表情は、かつての
諦めを抱いた、笑顔*]
メモを貼った。
![]() | 【人】 奴隷運び ヌヴィル [オズワルドという男の目的を聞いても、 (224) 2018/12/09(Sun) 21時頃 |
[
見上げてくる瞳が映すは困ったように微笑みを浮かべた自分であろう。
「愛してあげる」とは言ったものの自分はノッカが求めた解答を知らぬようだ。
自分の与える愛は無機質なものなのだろう。
それもまた研究か――。
研究に明け暮れた自分が与える愛など高が知れている]
……嗚呼、今、連れていこう。
[ただ――その笑顔は見たくはなかった。
胸の奥が疼くような痛みを生み出し、
その痛みは更なる執着を生み出してしまう。
花のように笑ってくれたならば
いっそ興味を失ったかもしれないけれど]
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