人狼議事


191 The wonderful world -7 days of MORI-

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【人】 トレーサー キルロイ

[ ──そう、そうだ。

 口だけお化けのその他大勢とちがって、
 おれは、おれの役割を、使命を、
 きちんと、最後まで果たすよ、ネル。

 だから、きみは、何も心配しなくてよくて、
 きみは優しいから、たとえ正しい行いであっても、
 きっと、”悲しい”って、顔をするから、
 きみは、なにも、知らなくてよくて、

 ── きみが、生き返る。きみに、戻る。

 それだけが、たったひとつの、花まる大正解。

 それ以外、大切なことなんて、なにも、ない。

 おれの手が汚い、とか、そんなこと。
 きみに触れられなくたって、
 きみの隣に立てなくったって、そんなこと。]

(622) 2016/06/13(Mon) 01時頃

【人】 トレーサー キルロイ


 ……どうでもいい。

[ 声に出してみる。そうだ。その通り。

 きみが生き返る。きみの世界が、続く。
 きみの人生が、あんな惨めな夜に終わることなく、
 これから先も、ずっと、きみが、生きて、
 記憶のかけらを、きらきらした世界を、
 つむぎつづけてくれる、なら、

 ── おれは、他になんにも、いらない。]

(623) 2016/06/13(Mon) 01時頃

【人】 トレーサー キルロイ


[ そんなことを考えているうちに、
 真っ赤な死神は、ひらり、飛び立ってしまって、

 おれは、自分の赤い掌を、なんとなく、見つめている。*]
.

(624) 2016/06/13(Mon) 01時頃

【人】 トレーサー キルロイ


 はい。

[ 差し出された紙袋>>@80に、おれは頬を緩める。
 これは、安堵だ。
 せめて、きみの分だけでも、取り戻せて、]

 ── 良かった。
 返してもらえなかったら、どうしようかと。

[ どうしようか、というか、
 ぶちのめしてやろう、というか、
 まあ、言葉は選びよう、である。

 おれは、少し考えてから、
 手に握っていた包丁を、
 何度かその場で振って、
 できるだけ、赤色を切って、

 それから、ウエストポーチに、それをしまった。]

(631) 2016/06/13(Mon) 01時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

[ ── 攻撃してこない、とは、言い切れないけれど。

 彼の様子に、そういう気配はない、と、
 おれは、おれなりに、感じ取って。]

 ……最適解、なんて。

[ おれは、死神の少し残念そうな表情に、
 理由を見出すことができないまま、
 静かに、言葉を返しただろう。]

 ── そもそも、正解は、ひとつですから。

[ どこか気取ったようにも思える言い回しを、
 揶揄するでもなく、単に、疑問に思って。*]

(632) 2016/06/13(Mon) 01時半頃

【人】 トレーサー キルロイ


 ── 背負うものなんて、ありますか?

[ おれは、即答する。

 ”正しい”者が、なにかを背負う必要など、
 一体全体、どこにあると言うのだろう。

 ── って、怪訝そうな顔で。]

(641) 2016/06/13(Mon) 02時頃

【人】 トレーサー キルロイ


 ネルは、優しいから、優しすぎるから、
 どうでもいい、誰かの死を悼むかもしれません。

 ── だけど、どうせ七日目には散る命ですから。

 ここで、死ぬようなひと、
 生き返れるわけ、ありませんから。
 そういう運命だったんです。

 結果はなにも変わっていなくて、
 数日、はやまっただけの終わりに、
 なにも間違ったことをしていないおれや、
 ましてや、ネルが、
 なにか背負う必要、ありますか。
.

(642) 2016/06/13(Mon) 02時頃

【人】 トレーサー キルロイ

[ 他者を蹴落とす気もない。
 蹴落とされるかも、という警戒もない。
 あるいは、懸念はしていたとして、
 当たり前のように、死にゆく命なら、

 はじめからそうと、決まっていたのだ。

 背負うものなんて、はじめからなにもなくて、
 それが見えたとするならば、
 幻にすぎないんじゃないかな。

 不安や罪悪感が見せる、幻。

 ……きみに、そんな思いをさせるやつを、
 おれは、決して許しはしないだろう。]

(643) 2016/06/13(Mon) 02時頃

【人】 トレーサー キルロイ


 ── ネルは、なにも知らなくていいんです。今は。

 今は、こんな、慌ただしい状況で、
 理不尽に、死んでしまって、
 ネルは、とても優しいし、
 混乱も、するかもしれないけど、

 いつか、分かってくれます。
 そのときまで、ネルは、なにも知る必要はないし、
 不必要に、嫌な思いをする必要なんて、どこにもない。
 悪意を持って、知らせようとするひとがいるなら、
 おれは、その悪を殺します。

 だから、今は、
 ただ、このゲームの、”わかりやすい部分”を、
 きちんと、まっとうしてくれれば。

 おれは、おれの役割を、こなすだけです。
.

(644) 2016/06/13(Mon) 02時頃

【人】 トレーサー キルロイ

[ そう、ふたつ合わさって、やっとたどり着けるんだって、
 おれは、気づいたんだ。気づかされた。

 きみを取り戻す。

 それを確かなものにするためには、
 化け物退治じゃ役に立てないおれにも、
 ちゃんと、できることが、使命が、あって。

 ── おれ、今、きみのために、
 ちゃんと、きみの役に、立ててるかな?]

(645) 2016/06/13(Mon) 02時頃

【人】 トレーサー キルロイ


 ── だから、

 正しい人間に、背負うべきものなんてなくて、
 それを無理やり、なにかの咎や罰とするのは、
 とても、卑劣な行為だと思います。
.

(646) 2016/06/13(Mon) 02時頃

【人】 トレーサー キルロイ

[ そこまで言い切って、おれはやっと口を噤んだ。

 結局、この死神は何が言いたいのだろうか。
 きみに負担をかけるようなことを、
 考えていなければいいけど、って、

 おれは、朗々と語りながら、そう、思ったのだ。*]

(647) 2016/06/13(Mon) 02時頃

トレーサー キルロイは、メモを貼った。

2016/06/13(Mon) 02時頃


トレーサー キルロイは、メモを貼った。

2016/06/13(Mon) 02時半頃


―回想・とある春の日―

[――春。
それは別れと、出逢いの季節だ。
困り顔の鳥飼寿に引き取られたのも、
たしか、うららかな春の日だった。

朝に夕に、高らかに声を張り上げる。
大型インコに特有の雄叫び――
それが存外五月蠅かったからと、
気紛れな大家が飼育放棄したコンゴウインコ。

……それが、俺である。]


[前の主人は、好きになれなかった。
呼び掛けても構われなかったどころか、
飼い始めてすぐ匙を投げられてしまった身。

だから、新しい環境への期待は大きかった。


トリカイ、ヒトシ。

――どんな人なんだろう?
――たくさん、遊んでくれる?
――いっぱいお話し、してくれる?
――美味しいごはん、食べたいな。
――見て見て、僕って綺麗でしょう?
――君のためなら、綺麗に鳴いてみせるよ!]


[――ねぇ、ヒトシ。

ねぇ、ねぇ、

こっち向いて。
…僕を見て。

ねぇ、 ……ねぇ、ってば 、]


[――…どうして、そんな顔するの。]


[ヒトシはいつだって、話半分だった。
ろくに耳も傾けず、視線はPCの画面に向けて。
うんうん、と形だけ頷いたりも。

最初のうちは、それで良かった。
反応を返してくれるだけで、嬉しかった。

けれど段々と、ものが解るようになって、
…その態度が、無関心の表れであると知って。


それが気に入らなくて、
さらに躍起になって気を惹こうとした。

結果的に、逆効果だったけれど。]


[春の終わりに、
俺は、寂しいという感情を知った。]


―回想・とある夏の日―

[それから数か月が経ち、
ヒトシとの関わりは相変わらず希薄なままだったが、
代わりに、絶え間なく流れる映像と音を得た。

話しかけても決して返事はくれなかったが、
それらは色々な言葉や、その意味を教えてくれた。

時間ばかりはたくさんあったから、
じっくりと、ニンゲンという生き物を観察した。
どういう時に、どんな単語を投げかければいいのか、
どうすれば、相手の――ヒトシの気を惹くことができるのか。]


[文字を読み、覚えた言葉を真似してみせると、
珍しくヒトシが笑顔を向けてくれた。
それが嬉しくて、また一つ言葉を覚えて、]


 オハヨ!
 コンチワ!
 マタ アシタ!


[けれど、いつしかその言葉が向かう先は、
無機質なカメラのレンズとなっていた。

ヒトシ曰く、クスクス動画に投稿するとのこと。]


[それが何かは知らなかったが、何か下心がある気がして。

やがてカメラを向けられると喋らなくなり、
ヒトシは撮影をやめ、俺も新しい単語を口にしなくなった。


…つまりは、そういうことなのだ。
それが解ると、何だか無性に腹が立って仕方がなかった。]


[夏の終わりには、
俺は、反抗することを覚えていた。]


―回想・とある秋の日―

[それでもやっぱり、諦めきれずに。
あまり家に帰らぬヒトシが顔を見せれば、
今日こそはと、何かしら行動したものだ。

態度はだいぶ、可愛げがなくなって。
ストレスによる過剰な羽繕いも相俟って、
姿はなかなか、凶悪に見えていたかもしれないが。]


[リピート再生される幼児向けの教育番組はとうに飽きて、
この頃にはこっそり、テレビのリモコンを弄ったりもしていた。
…ヒトシが出掛けると足を伸ばし、帰る前には消しておく。

そうして観はじめた主婦向けの番組には、
これまでとは異なる種類のニンゲンが出ていて、
夫に邪険にされ、寂しく思う妻などにはかなり共感した。

ヒステリックに叫ぶ彼女達を見て、ふと思う。


――これを、ヒトシに問いかけてみたら?]


[半年も共に過ごせば、色々と理解できる。
ヒトシが日中、シゴトをしていること。
そのシゴトが大切で、そのために寝食を削る程であること。

テレビの中の夫達も大抵が彼と同じ状況にあり、
それで家に残された妻が、悲しい悲しいと泣くのだ。
件の問いかけには、二種類の答えが用意されている。

――“シゴト”か、“アタシ”。]


[おまえだよ、とすぐ謝るパターンは決して多くはないが、
それでも時折目にしたし、最後は幸せに締めくくられる。

大半の男はまず、シゴトだと答えてしまう。
けれどその場合でも、紆余曲折を経て最後には、
やっぱりおまえが大事だよ、という結論に辿り着く。


…つまり、この問いかけは。
ハッピーエンドに繋がるキーワードなのではないのか?]


[そう考え、ワクワクしながら帰宅を待って、
ドキドキ胸を高鳴らせながら、あの台詞を叫んだのだ。]


[――結論から言うと。




            結果は、最悪だった。]


[驚いてこちらを振り向いたヒトシに、
キラキラと期待の眼差しを向けた。

ある程度辛辣な言葉が投げられるのは、
もちろん、覚悟の上だった。
働く男達の大半が、そうだったので。


一人でノリツッコミをこなして一見、上機嫌。
けれど続き、早口で述べられる答えはやはり、“シゴト”。]


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