278 冷たい校舎村8
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
[ 寒い。外は寒い。
というか、病院に着いてしまって怖かった。
開いたシャツの首元を手繰り寄せる。
ダルそうなふりして心配そうな運転手が
お前それ大丈夫か。って平坦に聞くから
素直に兄の視線を追ってしまった。
手首に痣がある。あーあ。 ]
はは……なんだろ…、
なんだろーね……。
[ 無数の手。小さな手に触れられる感覚。
臭い。音。……を、思い出す。笑う。 ]
あれはあーちゃんなんでしょうか。
あーちゃんじゃなければ、なんなのでしょうか。
[ 顔色を悪くした郁斗を見て、それに対して、
兄はマフラーを投げつけてた。
寒いなら使えば。って、ぶっきら棒に言う。
かわいくねーツンデレ(笑)って、思う。
嘘。カッコワライつける元気は、無い。 ]
ありがとー。
……じゃあ、行ってくる。
[ そう宣言したくせに動かないでいる弟の背を
兄はぞんざいに、勇気づけるように叩いた。 ]
[ 正気になったら。
色んなことを考えてしまうので、嫌だ。 ]
[ あーちゃんのこと。ワタリさんのこと。
あと、あーちゃんのこと。
そういう、どうしようもないことを考えても、
苦しくなるだけだ。過去は変えられない。
事実は嘘にならない。 ]
[ 喜多仲家は矯正された。そこそこ幸せな家族に。
兄も母も父も、郁斗を大事にしてくれる。
喧嘩もするけど、ちゃんと気にかけてくれる。
なりました。普通の家族に。
なんで。って、あーちゃんのおかげだよ。
あーちゃんが死んだおかげ。だよ。
あーちゃんが死んで郁斗が病んで、
三人が何とか繋ぎとめようとしたからだ。
あーちゃんが死ななければ。
こんなに幸せになることはなかった。きっと。 ]
[ あーちゃんはクソみたいな親に殺された癖に
それをダシに幸せになっていいのか。って、
そういうことを考えると、
目の前が真っ暗になる。眩暈がする。
そのくせ、今だって
兄ちゃん優しーやったじゃん(笑)なんて
この結果を喜ぶ自分が居るので、笑える。
あーちゃんが死んだことによって、
いっくんも全部全部不幸せになれればよかった。
でも違った。幸せになってしまった。 ]
[ 授業中眠くなったときとか、
つまんねー講演を聞いているときとか、
ふとした瞬間に正気に戻って考えて、
その度に死にたくなってしまう。
どうせその数十分後にはそんなこと忘れて
皆とバカやって笑ってるっていうのに。
バカやって笑ってる自分を冷静に見て
自己嫌悪して、忘れて笑って、
みたいなエンドレスはしたくないです。
どーせなら笑ってたい。笑っていたい。 ]
[ 持てるもの全部持って抱えて、
正気になりたくない。って思う。
可笑しいですか。
可笑しくても良い。……って、思ってた。 ]
あれはあーちゃんなんでしょうか。
あーちゃんじゃなければ、なんなのでしょうか。
夢の中のあーちゃんは
いっくんがあーちゃんだって言うから、
あーちゃんです。そういうことになりました。
チビだったり、同い年たっだり、
たまーに全然人間じゃなかったりしても、
夢の主があーちゃんって言い張るのですから、
あーちゃんはあーちゃんでした。
いっくんにはあーちゃんだって分かっていました。
|
―― 現在:体育館 ――
[ ばーかばーかと罵るのにも飽きて、 誠香はしゃがみこんだ。 意を決して、そっと毛布に手を伸ばす。 えいやっと、めくった ]
…………っ!
[ 覚悟はしていたつもりだけれども、 やっぱり衝撃は大きかった。 思わず、手で口を押えてしまう程度には。 首が折れている。>>2:846 死因はきっとそれで、 もちろんそれもとても痛々しいのだけれど、 それよりも誠香に衝撃を与えたのは、 たくさんの、小さな手の形をした痣の方だった ]
(812) 2020/06/19(Fri) 23時半頃
|
|
[ 直視しているのがつらくて、 誠香は口を覆っていた手をそろそろと下ろすと、 毛布をそっと元に戻した。 そうして、元通りになって、 喜多仲のマネキンが見えなくなっても、 見た光景は目に焼き付いて消えなかった。
なんで、とか。誰が、とか。 そういうことが、頭の中をぐるぐる回る。
文化祭という舞台の演者として呼ばれたのかもしれない。 そんな風に思っていた。 出番が終わったら、 本当の世界という舞台袖にはけるのだと。 でも、その退場の仕方が、 どうしてこんなことになるのか、 それが誠香にはわからない ]
(813) 2020/06/19(Fri) 23時半頃
|
|
みんなとの文化祭の思い出は、 本当にかけがえのないものでした。
(814) 2020/06/19(Fri) 23時半頃
|
|
[ メールにあった一文を呟く。 かけがえのないものを再現して、 どうしてこんなことになるのだろう ]
……それにしても、マネキンになるって以外、 違いすぎないか?
[ 血だまりに倒れていた夏美。 校舎の外に倒れていた千夏。 骨が折られ、小さな痣だらけの喜多仲。
ふと、怜と話した仮説が思い浮かんだ。 ここに来たのは、 死ぬことを考えるほどの何かを抱えた人。 その仮説が、もしも正しかったとしたら ]
(815) 2020/06/19(Fri) 23時半頃
|
|
死ななきゃこの世界から出られないとして、 死に方を選んでるのは、世界の主じゃなくて、 死ぬ本人、とか? 本人が選んでるというか……本人の悩みが、 死因って形で出てくる、とか?
[ もしもそうだったとして、 どうして夏美や千夏や喜多仲が、 こんな死に方をしたのか、 誠香にはちっともわからないけれども、 しかし、もしもそうだとしたら、問題があった ]
(816) 2020/06/19(Fri) 23時半頃
|
でも、本当は。
あーちゃんなんて居ないのかもしれません。
居たけど、たしかに現実に居たけど、
もう、いっくんの傍には居ないのかもしれません。
じゃあ。本物のあーちゃんは
一体全体、どこに行ったんだろう。
|
……どうしよう。 僕の順番が来たら……どうしよう。
[ 血の気が引いた。 仮説があっているかなんてわからない。 誠香の悩みが、どんな形で死因として表れるかも、 誠香の順番がいつなのかも、何もわからない。 それでも、誠香にとってそれは恐怖だ ]
(817) 2020/06/19(Fri) 23時半頃
|
|
……どうしよう。*
(819) 2020/06/19(Fri) 23時半頃
|
ハア?叩かなくてもよくねえ?
チョー酷いんですけど。
寝ててもマジ叩き起こすから。
[ 寝起きにしたってテンションの低い郁斗は
それでもなんとか、病院へ進んでいく。
もう嫌いじゃなくって、
もう嫌われてもいない兄を背にして。 ]*
[ え。てか、夜中の病院って怖くねえ?(笑)
フツーに怖いんですけどぉ!! ]
1
2
3
4
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る