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[ …"まだ""ここで"死ぬわけにはいかないのに! ]
[ 後悔しても遅かった。
歯を食いしばる感覚を覚えながらも
死神と落下していく私は、
衝撃とともに、
── 男の、声を、聞いた
[ ………あれ?
この人は 何で、そんな 呻いているんだ? ]
[ ………下敷きになった死神を、
きっと私は無感情な瞳で見ていた。
…いや、言うなれば、
それこそ "抜け落ちた" ような、
( やっぱりこれも、口にはしないけれど )
腕の力が強くなったのもお構いなしに、
私は視界の先、折れただろう翼を見たままで…、
── ××そうだな、って 思った。 ]
[ Q.彼が今抱いている感覚の名前は何でしょうか。 ]
[ A. ─── ]
[ …ぼんやり、していた。
きっとそれがあって、私はそれはされるがままに
駆け寄ってきたらしいシーシャの方へ押し出される。
シーシャもシーシャで
この死神の言動が不可解だったらしい。
死神はその顔を見て、一言、二言。
満身創痍で立ち上がりながら告げた。
……私は明らかにしかめっ面を、した。
湧き上がるのは、怒りだ。 ]
……一度殺しておいて、何言ってるの。
[ 私自身は、知らずとも。
まさに彼が今、思っていたことを突きつける。
…そこにきっと、
相手の××を汲む気持ちは、無くて。
( ── 段々私が人で無くなっていく感覚。 )
死神は、どういう反応をしたのだろう。
もう、立ち上がって、
去ろうとしていたのかもしれないけれど。
どちらにしても…そう それから もうひとつ、
私が投げる声は、さっきの"挑発"に対して、
思うこと。 ]
── あのね、オニーサン。
私が一番"愛して"欲しいと願っていた人は、
何年、何百年生きようとも、
生きていても死んだとしても、
二度と、金輪際、話せなくなっても、
永遠に愛なんてくれないんだよ。
[ 何時もの鉄仮面で、告げた* ]
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![]() | 【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ―呉商堂書店前― (175) 2017/06/22(Thu) 22時半頃 |
![]() | 【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ餞別??え?え?? (176) 2017/06/22(Thu) 22時半頃 |
[
近づいた、途端。
抱きかかえていたリョウを
力強く押し付けられ、慌てて抱き留める。
それから、告げられる言葉たちに目を瞬いて、
ふ、と微かに笑いを零した ]
バカは、どっちかしら。
[ 難儀なヒト、と、も一つ付け足して、肩を竦める。
人を殺したり、助けたり、その心の内は読めないけど、
そう思うのは、先ほど掛けられた問いのせい
( 自分と同じ境遇だった死神は、何を思うのか )]
[ 「死ぬ気で守れよ」と、
一度殺した死神が言う。
フラフラになりながら、
それでも鉄パイプを杖に、立ち上がって。
どこに行くのかなんて知らないけど、
その背に答えを返そうと、した時に。
―― 油断なく、突き付けるような声を聞く。
そして、珍しく長く話されたそれに、
微かに瞼を持ち上げるも、問いかける事もせずに、
ただ沈黙を返す ]*
![]() | 【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ>>166 (177) 2017/06/22(Thu) 22時半頃 |
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![]() | 【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ―ドゥームプラザ前― (179) 2017/06/22(Thu) 23時頃 |
![]() | 【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ奈直生君に伝言っていう事は、 (180) 2017/06/22(Thu) 23時頃 |
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![]() | 【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ―ドゥームプラザ観覧車前― (182) 2017/06/22(Thu) 23時半頃 |
「 愛してくれる、って言っていたの。
私ね、それを信じてしまったの…馬鹿ね。
…こんな風にさせて、ごめんね 遼 」
[ 覚えている限り、一度だけ 私の泣いた日。
真っ白で、軽くて 細くなったお母さんの手を
私はただただ 取るのが恐ろしかった。
小さな町から出たことのなかったお母さん。
そこに都会からふらりと来てしまった父に、
一時の気の迷いと逃げで誑かされて
やがて子供が"できちゃった"、って
言葉を選ばないなら、少し馬鹿だったけれど
祖父母にバレて 男なら許すって 言われて、
もう名前すら勝手に決められた中で、
( ── 女でも、ほんとは"りょう"だったんだって。
本当にどうでもよかったのね、あのひとたち。 )
はるか、とつけてくれたのは、あの人だった。 ]
……こどもが 一番に、
親に愛されたいと願って何が悪いの?
[ いよいよ怒気を隠しもしない。 ]
…父さんのほかに、
愛してくれる人がいたとして、
それは確かに素敵なことかもしれない。
ただ、その人の願いを尊重しても、
その人は私のすべてを解決してくれるの?
お母さんを蘇らせてくれるの?
あの家に認められる場所を作ってくれるの?
私の意思を見てはくれないの?
[ 勝手なこと言っているのは、
"普通"に考えたら私の方だったのかもしれない。
だけど、今の私に 蔑ろ、と 言われたって。
── それを×く思う心はもう無い。 ]
![]() | 【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ―ドゥームプラザ観覧車前― (194) 2017/06/23(Fri) 00時頃 |
![]() | 【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ>>188 (196) 2017/06/23(Fri) 00時頃 |
![]() | 【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ>>195 (197) 2017/06/23(Fri) 00時頃 |
…… 私はまだ死なない。
シーシャには生きる権利を渡す。
エントリー料、きっと大事なものだろうし
知り合いもいた。きっと死んで嘆く人だっている。
だから、
"私"が"パートナー"にできるのは、それ。
[ ── そういう、気持ちの汲み方。
これを無情だと、やっぱり普通は言うのでしょうね。
だけど 生憎 性根が曲がり切ってしまったようで。
シーシャから離れれば 落ちていた鞄を拾い上げ、
中から二枚目のタオルをひっつかみ
とうとう名前を聞くこともなかった死神へ放る。 ]
………胸糞な家だから、聞こえてたらごめん
[ そのまま、死神とは反対方向。
何処へ行くわけでもない足取りで、
"こういうときは謝るんだろうな"って、
とうとう境目も分からなくなったこころで、
シーシャに呟いた* ]
![]() | 【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ>>200 (203) 2017/06/23(Fri) 00時半頃 |
![]() | 【人】 覆面嫉妬団 ミルフィとりあえず、あれが落ちてきたら、すぐにぶよりにいこうか。 (204) 2017/06/23(Fri) 00時半頃 |
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![]() | 【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ―――象が!! (210) 2017/06/23(Fri) 00時半頃 |
![]() | 【人】 覆面嫉妬団 ミルフィぶよぶよに、なっちゃえー! (212) 2017/06/23(Fri) 00時半頃 |
![]() | 【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ[>>216 真上から、ものすごい勢いで象が落ちてくる。 (219) 2017/06/23(Fri) 01時頃 |
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