人狼議事


268 オリュース・ロマンスは顔が良い

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─屋根の上─

[スリと告白した後のヒイラギの反応は、予想していた通りのものだった。

怒り。
拒絶。
軽蔑。 …当然だ。

諦めという名の泥が胸底に重く積もってゆく。]


 ………… あァ。

[店に来るなと言われ。
クマのぬいぐるみは乱暴に返却された。]



 ……

[来週も待つと。…そう告げられたのに、返事できない。
来週も会いたいと願ったのは自分なのに、望めない。

息苦しくて、…辛い。
分かっていた結末なのに、それでもヒイラギの、あの綺麗な双眸が曇って、苛立ちや怒りを宿しているのを見るのは苦しかった。]

 …ヒイラギに。
 奢られたくなンか ねーよ。

[やっとのことで言えたのはそれだけ。]


[懇願する瞳を直視できたのは、僅かな時間だけだった。
それ以上はあまりに胸が痛すぎた。

視線を逸らす。帰ると告げる声。逃げるような足音。]

 …

[独り残された屋根の上で、天を仰いだ。
ついさっきまで綺麗だと思えた星の光が息苦しさに滲む。]



 知らなかったンだ。

[ぽつり。呟く。]


[悪事に手を染めてると──
こういう時にこんなにも苦しいことを。
大事な誰かを苦しませてしまうことを。

普通に働くより楽だと思った。
気軽な気持ちで手を出した。

でもそんなの一時的なマヤカシで…]


 …ッ

[顔を覆う。
昔の愚かな自分を呪いたかった。*]


─幕間・4週目の平日─

 ………むむむ。

[厳しい表情で睨むのは1枚の紙。
以前、どっかのジイさんの財布に挟まっていたものに似た、求人広告の貼り紙だ。]

 働く。
 ……仕事、…なァ…。

[意を決して訊ねた────ものの、圧迫面接で返り討ちにあった。]

 だーーーーーーーーーッ

[次のところは歓迎されたが、職場の他のヤツらに生気がなく目の下にクマだった。
ブラック臭に回れ右した。]

 がーーーーーーーーーッ

[仕事探しとはなんと難しいことか。]



 ヤベえ…

 なんで世の中のヤツらって普通に仕事できてンの。
 凄くね?

[直射日光の照りつける中を歩きながら、恨めしそうに街行く人々を見送る。]

 だいたい集団行動とかすっげーー苦手だしよ。
 まともに働いたこともねーし…

[結果、面接で惨敗という訳だった。
ブチ猫が足元でニャゴニャゴ構ってコールをしているが、気力がゼロでそんな気にもならない。

明日はまたペルセウス・マーケットが来るというのに。
……自分は、まだ何も変われていない。]


[ニャゴニャゴニャゴニャゴ。]

 はァ…

[本日何度目かの溜息を吐く。]
[ニャゴニャゴニャゴニャゴ。]

 おい。だァからオレはな──…  ん?

[文句を言おうと煩いブチ猫を睨むと、猫は鳴きながら1点を指し示している。
どうやら少年と犬のコンビのようだ。
少年の前には身なりのいい男性。片足を前に出し──どうやら靴を磨いてもらっているらしい。
確かによく耳を澄ませば、少年の明るい客引き声も聞こえた。]

 靴磨き…?

 ──────!!

[その手があったか。と、内心で膝を打った。]



 おいちょっとそこの アンタ…!

 遣り方教え────

[てください。
オーケーオーケー丁寧語。
大事っつーのは惨敗続きの面接で学んだし。


そうして靴磨きの少年の元に。
愛想の浮かべ方を知らない男が弟子入り(?)したのだった。*]


─4週目・店の裏手─

[0時前。
ヒイラギの待ち人が現れる気配は何処にもない。
ただ代わりに…

ニャアアアアア、とブチ猫がのっそり姿を見せた。

よく見ると、首に細い皮紐がリボン結びされており。
くるくる丸まった紙片が、首輪と一緒に巻かれている。]


 『来週。ヒイラギの店に行く』


[紙片に記された文面はその一文のみ。**]


メモを貼った。


【人】 銀行屋 ザーゴ

[あれこれと服を出してはあててみるヤニクを見ていると、なんだか可愛らしい生き物だな、という感想が浮かんだ]
[ふわふわした気分に引っ張られて、方形のシルクの布を一枚買った。女性用のスカーフらしいが、シンプルな濃紺だし大きなハンカチとして使えそう]

 買い物は楽しい
 これだけ買えて予算内なのも凄いな

[紙袋を見遣って、あらためてその物量に笑う]
[片方持つ。手を出した。
傷に障るし、両手が塞がるだろう、と]

(66) 2019/08/06(Tue) 12時半頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

 パフェ、氷フルーツ?面白そう

[この前の食堂も良かった。
ダイニングバーに行こう、と言いかけた口を一度閉じる]
[しんどければ言え>>27という文面を思い出して]

 いや……できれば休憩しておきたいかも


[ここで無理をするのは、愚かな見栄のようなものだ、たぶん。
派手に熱出して死んでたことも言えていない。
ヤニクの言葉からは気遣いを感じ取れて、まるで見透かされているようだと思う]
[実際、さっきからずっと肌の裡側に熱が籠っている感覚]

 楽しいし、まだ平気だけど。少し汗が──

(67) 2019/08/06(Tue) 12時半頃

【人】 銀行屋 ザーゴ



 君の家はここから近い?

[デリバリー、つまりルームサービスのようなものならリラックスして、ヤニクの好物が食べられる]
[それにこの背中が少しじっとりするシャツをどうにかしたい、と茫と思考して]

 今日は、着替えを持ってきたんだ


[発言の流れに対する意識散漫のまま、目が合ったので微笑んだ**]

(68) 2019/08/06(Tue) 13時頃

メモを貼った。


― 4週目・店の裏手 ―

だよな。

[0時半を過ぎるころ、しゃがんだままぽつりと呟いた。
これまでだったら、と言っても二回だけだが、ここに現れていた時間にも、彼の姿はない。

分かっていた。
分かっていたけど、辛かった。]

…ねこー

[少し前からいつものように、反対側の塀の下に、いつかシーシャと一緒に店に来たぶち猫が佇んでいた。
どこからか魚の骨のようなものを持って来て、舐めたり、飽きたら顔を拭って毛づくろいしたりを繰り返している。
その姿に、小さく呼びかけた。]


ねこはのんきだな。

[苦笑いしながら猫を眺める。
何にもあげる物もない。
ただ遠くから、猫ののんきな姿を見て居るだけで気がまぎれた。

と、猫がこちらの視線に気づいた。
逃げるか?と思った猫は、今日だけ、にゃああと鳴きながら、自分に近づいてくる。
思わず目を丸くして彼?を見た。]

どうしたお前。

[ぶち猫はしゃがむ自分の足に顔を摺り寄せてくる。
思わず笑い声を上げた。]

はは、くすぐったい。
寂しいのがばれたのか。

[猫に顔を近づけたその時、何か紐のようなものが、ぶち猫の首のまわりに、リボン結びで結わえられているのが見えた。]


何だ、誰かに付けられたのか?
苦しくないのかな。

[結び目を解くように、リボンの下の部分を引っ張ると、紐は簡単にほどけた。
そして、同時に紙片が、地面に落ちた。
拾い上げて、そして丸まった紙を開く。]

…シーシャさん?

[思わず立ち上がり、辺りを見回す。
しかし彼の姿はどこにもない。
猫は驚いたのか、にゃあ、と言い残してその場を去っていった。
紙片を見たまま、もう一度座り込む。

多分、このぶち猫に、自分を名指しで呼ぶメッセージを付ける人間など、シーシャしかいない。
じっと見つめた。
来るなと言ったのに「店に行く」。
このメッセージで彼は一体何を言いたいのだろう。

でも、もしかしたら、万が一、このメッセージはシーシャが付けたものじゃないのかもしれない。それに、今週来ないとは書いてない。]




[メッセージの書かれた紙を、大事に広げて、手帳に挟むと、リュックにしまった。
そして、もう一度同じ場所にしゃがみ込んで、スマホでゲームを始めた。
目が痛くなって、シーシャがまだ来ないから、スマホもしまうと、目を閉じた。

温い風が、段々涼しくなっていく。
いつしかその場で座り込んで眠ってしまい、起きた時には辺りは夜明け前の明るさになっていた。]

…帰ろう。

[呟くと、立ち上がり、ぼんやりとしたまま家路についた。]


― 5週目・海の寝どこ亭 ―

いらっしゃいませー!

[店の奥から入口へ向かって声を上げる。
祭りも終盤を迎えつつあり、店も大いに繁盛している。
この分では最終週は、バイト3人体制も必要かという勢いだ。

いつものように半袖白シャツと黒パンツで、いつも以上にきびきびと動き回る。
やはり疲れるが、忙しい方が、気が紛れて楽だった。

先週、結局シーシャは姿を見せなかった。
もしも、何度も家で見返した、あのメッセージが本当に彼のものであるならば、今日、彼は店に来るはずだ。

でも、店に来たら、どんな顔をして会えばいいのかわからない。
会いたい。
けど、店で会って、どうしたらいいのかわからない。


犯罪者だ、と彼は自分で自分の事を言っていた。
でも、実際そうなのだ。
掏摸で稼いだ金で店に来られたら、自分はいつか、彼を通報しなければいけない事になるのではないか。
かといって、自分の中だけで事実を隠し通すのも苦しい。

どうしたって苦しいのだ。
こんなことで苦しむような人間じゃなければ良かった。
でも、会いたい。
2週間前までは、手を伸ばせば触れられる距離にあった、その顔が見たい。]

ご注文は何にされますか?

[仕事で思考を上書いた。
これを1週間、毎日繰り返しているようなものだった。
入口の前にまた人影が見える。
取った注文を店主に急いで告げた後、いらっしゃいませ、と声をかけながら、入口へと向かった。]**


【人】 銀行屋 ザーゴ

─ ヤニクの家 ─

[ヤニクは靴を脱いだ。
一度瞬いて、玄関を見回す]
[ホテルの部屋でもスリッパかソックスだけで歩くのが楽でそうしていたから、ありがたい]

 おじゃまします…

[靴を脱げば、足の甲の圧迫感が消える。
スリッパで部屋の中に入る。棚に置かれた雑貨を興味深げに眺めた]

(74) 2019/08/06(Tue) 21時半頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

[ソファとテレビの間のスペースに立って、バッグを肩から下ろした。着替えの服が入っている分いつもより重く、肩の荷が消えてまた少し解放される]


 シャワー……は…

[苦手、と言わない言い回しを考えようとして、眉間を揉んだ。
バスタブがあるかと尋ねて、なかった場合は困らせるのでは]

 いや、大丈夫

[ドアの方をしばらく見てから首を振り]

(75) 2019/08/06(Tue) 21時半頃

【人】 銀行屋 ザーゴ


 脱いでもいいか?
 汗がひいてから着替える

[空調の風が火照った肌に涼しい。
シャツのボタンを外し]
[外し終えて]


 ん、 …もしかして、俺汗くさい?

[すん、と鼻を鳴らした*]

(76) 2019/08/06(Tue) 21時半頃

[己の職場には近いが民家は殆どない。
 お蔭で夜のしじまに二人きり。]

 自覚がないから注意を促しているんです。
 落ち度のあるなしに関わらず、自衛してください。

[彼に誑かされているのは己だけだとしても、自分はその当人であるから見逃せない。今だってなんの抵抗も無く彼の腰が抱けた。危機感が足りないのか、――― それとも危険は覚悟の上か。

 抱いた彼の身体は熱が溜まって、布越しにも吸い付くような錯覚がした。
 自然と近づいてきた彼の顔に、すん、と鼻を鳴らすと彼の匂いがする。吟味するように瞳を細め、ともすれば蕩け落ちそうな一瞬。]



 ……へぇー。

[恍惚に酔いかけていても現実へと引っ張る大人の手腕。
 先ほどの物言いたげな半眼よりも、更に白々しい相槌の声がでた。それでも、己が生まれる前の話と繰り返される彼の遍歴を、感情のまま詰ったりはしないが。――― 今はまだ。

 ただ ―――、少しばかり。
 プレイボーイの鼻を折りたくて、腰に回した掌で脇を静かに撫で上げた。夜の湿度を孕んだ繊維が彼の触覚を刺激し。]



 大事な…こと?
 
[意外な問いかけに鸚鵡返し。
 碧眼を軽く瞬くと、一段ずつ踏みしめるエスコート。
 彼は先見の明を持つらしく、二段飛ばしに駆けあがりたい衝動を堪えながら。

 ちら、と逡巡の隙間に彼を覗き見た。]


[三階分の階段は結構な運動量。
 朝晩降って昇る健脚は若さの証左。
 息も切らさず、最後の一段を踏み越えて。]

 そういえば、俺も大事なこと言い忘れてました。

[否、忘れて居た訳ではなく、彼が逃げられぬ段階まで先送りにしてきただけ。回れ右しても長い下り階段では逃げきれない。
 そうして―――、彼に逃避できない理由を与える狡猾。
 酔った頭は己をずっと素直にする、言葉も、行動も。]


[空を沢山の星が駆けていく。
 碧眼を緩く撓め、不安に揺らしてドアノブを捻る。]


 好きです、貴方が。


[いらっしゃいと迎える気安さ。
 どうぞ、と軽く引き寄せる若さ。

 ――― 彼ごと飲みこんだ扉が静かに閉じた。*]


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


【人】 銀行屋 ザーゴ

[突っ立ったままなのもおかしいかと、ソファに腰を下ろして。
シャツもろとも手袋を脱いで、冷気が室温を下げていくのを待つ]

 ……


{シャワーの水音が聞こえる。
それだけで肌の上に痛みが走るような錯覚]
[錯覚だ。音から意識を逸らして視覚に集中する]
[オレンジのグラデーションがかかった壁紙を眺めた]
[ヤニクの部屋だ。ここはヤニクの]

  は

(81) 2019/08/06(Tue) 22時半頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

[10分?もっとずっと長く感じた]
[出て来た姿>>79に顔を上げて、眩しそうに眼を細めた]

 あー。なんというか、目の毒だな

[自分が脱ぐのに頓着なさすぎて、人のそれで急に驚くなど]


   傷、…

(82) 2019/08/06(Tue) 23時頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

[体表が冷やされて汗は引いていくのに、まだ掌が熱い。
首も、目の奥も、胸も熱い。あるいは頬も]

[置かれたコーラのボトルを素手で持ち上げて、グラスに注いだ。
しゅわ、と立つ泡を見つめ]
[同じようにアイスティーも注ぐ]

 着てみないのか?買ってきたもの
 ニーラント・ファッションショー?


[熱に熟む声を隠すように、やんわりと笑った*]

(83) 2019/08/06(Tue) 23時頃

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