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……糸、か。
[外して、託した赤い宝石があった場所に
自分で触れた。
続いた問いには、小さく「大丈夫さ」と添えた]
皆が僕の事を死んだ死んだといいながら…
深刻そうな顔をするのは、 ……目の前にいるのに
随分と、滑稽だった それだけさ。
君こそ。寂しかっただろう。
[小さく笑う。声には寂寥が滲んでいる。
マーゴットを見下ろす。
この歳で世界と切り離される。
それがどれほど残酷な事か判らぬ筈はなく。
一歩踏み出す彼女の、伸ばされる腕の先、
触れようする白いもみじを拒むことは無い。]
[掌の先にあったのは、
やはりあの日と同じく固く握られた拳。
(そこに温度はないけれど)
そっと開いて、ルパートが眠る場所を向く
マーゴットの頭を徐に撫でた。]
……死んだ皆の、
いや。 今日はお墓参りじゃあないな……
[何せ死んでいるのは僕なんだから、と笑う。
それから、 ぽつり ]
君の声がした気が してさ ここに来た。
…………守れなかったな。
すまない。マーゴット。
[声は繋がっていた筈なのに、助けられなかった。
君にもサイラスにも辛い思いをさせたと、
彼女の頭を撫でて、懺悔のような言葉を一つ零した*]
メモを貼った。
―自宅―
[くあ、と間抜けた声を上げて身体を起こす。
ぽっかりと胸に空いた穴、足りない臓器。]
あーあ、また死んだよ。
今度は心臓かあ。
[寝ぐせのついた髪をわしと撫でてから、
普段通り起き上がる。
そういえばサイラスに貸したままの布が戻っていない、
暫くはこの風穴も開けっ放しになってしまうだろう。]
兄さん、何年ぶり?
[傍らの獣に話しかけると直ぐに返事が聞こえた。]
『15年か、そこらだ』
[そっか、と亡霊は軽い調子で笑った。]
交代する?兄さんなら人の方でもモテそうだよ。
[あんなに少女達に囲まれてちやほやされていたのが
実は40手前のオッサンだなんて知ったらどんな顔になるのか。
想像するだけで笑いが、こみ上げて、どうしようもない。
この村では兄さんの顔なんて誰も覚えては居ないだろうけど。]
『面倒だからいい』
なーんだ。
[屈んで獣の頬を両手で挟む。
そのままわしゃわしゃと黒い被毛を撫で回した。
少し固い感触があって、それから胸の穴に鼻先を突っ込まれる。]
兄さん、汚れるよ?
[問いかけても獣は気にせず内側を舐めた。
暫くぴちゃぴちゃと、体内を舐めまわす音だけが部屋に響く。
こんなことされてもぶちまけた汚れは落ちないのに。]
[手持ち無沙汰になったので、
獣の尖る耳を引っ張ったり噛んでみたり。
毛繕いの真似事をしていたのだけど。]
兄さん、ちょっと、くすぐったい。
『知らん』
[骨を舐められる感触も、まだ動いている臓器も。
ぞわぞわと言葉には出来ない、妙な感覚に襲われる。
それなのに獣はやめてくれないから、
諦めてベッドの上に寝転んで好きにさせることにした。]
兄さんに食われてるみたい。おいしい?
『……あまり』
ひどい!
[散々舐めまわして満足した獣が顔を上げる頃には
黒い中に赤が混じる様にべったりこびりついて。]
水浴びしに行こうか。
ひどい顔してる。
[悲しんでるの?なんて茶化したら、
せっかく無事だった肺をがぶっとされた。痛いよね。
それから気を取り直して、いつも通り二人で出かける。*]
メモを貼った。
[ひとりにしたくないと思っていた従妹と、
ひとりにしたくないと思っていた幼馴染。
2人が共にいるその場所、届かない場所に
霊体となった男の姿もまた在った。]
……ラーラ……?
…何してるんだ…、
[ぽつり、と。
目の前の光景を信じがたいと言わん呟きが落ちる。
霊体の男の瞳に映るのは、
怯えるメアリーの弱りきった姿
その姿に微笑むラディスラヴァの姿
[幼き日を共に過ごした幼馴染の、
声無き声で紡ぐ其れを、
彼女の言わんとすることを、
男はいつだって知っているつもりだった。
―――…わかっているつもりだった。
だからこそ今目の前にするラディスラヴァの姿に、
通る声でメアリーへと向けるその紅い瞳の笑みに、
言葉を失くしてただただ幼馴染を見つめる。
生前彼女に言った言葉が過る。
メアリーの傍にいてあげて欲しいと。]
[それはこのような光景を思ってのものではなかった。
"彼女が今からやろうとしていること"に、
緩く、首を横に振って名前を呼ぶ。]
…ラーラ、
ダメだ。
[声は、届かない。]
こんなこと…
しようとするのは、やめるんだ…。
[手を伸ばしてももう、
幼馴染の手を引き、止めることも叶わない。
メアリーへと微笑み告げるラディスラヴァの声、
声無き幼馴染を理解できていなかったのか。
――――…ずっと、騙されていたのか。]
……こんなこと、
[ラディスラヴァへ否定のかぶりを振っても
死者の声は届かず、手も届かず、
無情にも現実ばかりが刻を進めていく。]
―――…俺は…、っ
[その後は紡げず。
その場の行く末を見ることは耐えられないとばかりに
哀しげに表情を歪めて俯くと、男の姿は其処から消えた。**]
メモを貼った。
![]() | 【人】 本屋 ベネット[――彼女の密やかな覚悟を知った時、 (156) 2015/05/20(Wed) 19時半頃 |
[ 「大丈夫さ」 って言うせんせの声
なんだかとっても小さくて、さみしくて
わたしは口元をきゅっと結んで、降り注ぐ声にわらいかける。
相変わらずどこか皮肉っぽくて、諦めたような笑い声は
「しめっぽいなあ」と思ったけれど。
( カビちゃいますよ )
そう言うかわりに、手のある場所を伝い探して
握られた拳
( わたしの手じゃぜんぜんおさまりきらないけれど ) ]
……さいしょはね。
だあれもわたしを見てくれないのが、怖かった。
けどもう寂しくないです。
……きっと、みんなどこかに居るから。
[ おとうさまとおかあさまも、何処かにいるかしら。と。 ]
[温度のない掌で覆っていた拳がふわりと動いて
それを追いかけようとした指は
髪を撫でる感触に ぴたりと止まる。
なんでだろう。 どうしてだろう。
死んだ誰かと話ができると知ってしまったからか
いま、サイラスが彼を屠っていると知るからか
ひどく曖昧になる 死の概念。
生前とさして変わらぬ白いまんまの指と指を小さく交わして
せんせに触れようとする 寂しがりやの手を互いに縛る。
父も 母も あの街で喪った皆が もし。
今もこんなふうに どこかに居るかもと思ったら
―――わたしは。 ]
わたしは――
「また」 ひとりで残るよりは ぜんぜん。
いまのほうがいい。
だって、呼んだらせんせが来てくれたのだもの。
[そんなことを言って。
くしゅっとした笑い顔と共に すまない。なんて言う
しめっぽいせんせ
ほろりと零れた彼の名に、動かぬ臓が締め付けられて
つい慟哭の中に響いた声を思い出してしまうけれど
サイラスはまだ、大丈夫。
優しいまんまで居てくれるはずだから。
そんなしめっぽい自分とせんせを吹き飛ばすような
おおきな深呼吸をひとつして
すう、ともひとつ胸を膨らませたのなら 森へ向き]
せーーーーんせー!!!!
[闇夜に抜けるでっかい声は、死者の憂いの影もない。]
…このくらいで叫んだら、次もせんせに届くかしら。
[薄ら白い少女の影はそう言って いたずらに、わらった。]
ねえ、せんせ。 これは何色?
[暫し後、わたしはじぶんが知る時よりも増えた土山を
ひとつ ひとつと確かめ歩き
それぞれに捧げられた花達を撫でながら色を問う。
献花にしては裁ち揃えられていないままの紫苑は
一体誰からだろうとか。
ひとつ、毒が香る一輪
あの時
手を斑に腫れさせた日は、どうしてこんなに遠いのだろう。]
……また、増えるね。
[たぶんもうすぐ。幾つになるかな、の問いは飲み込んで、
わたしは微かに目を開けた。
血に濡れた金の獣を背負った彼
聞こえてきたから。]
……………。
[ルパートと居た時と同じように
わたしは彼を避けるように、せんせの背後へと隠れ
背中に走るひどく大きな恐れを押し込める。
気づかないで、見えないで、生きていて と
気が付いて、話して、またあの手を と
どちらもほんとうのわたしの声が、
体の中で叫ぶんだ。
震えながら伸ばした手は もう一度
あの夜のように>>2:=1 包んでもらうことは叶うだろうか**]
メモを貼った。
メモを貼った。
![]() | 【人】 本屋 ベネット[後悔、という言葉に、メアリーは何か思うよう。 (170) 2015/05/20(Wed) 22時頃 |
![]() | 【人】 本屋 ベネット[悔いるとすれば、許嫁を守れなかったこと。 (171) 2015/05/20(Wed) 22時半頃 |
[桜色の口元が笑みを形作る。
まだ少しあどけない少女の笑顔が、その時、
ほんの少し、大人のものに見えた。
温度も何もない筈なのに
触れた掌がまだ暖かいような錯覚を覚える。
静かに語られる言葉を、
こちらもまた静かに聞いている。]
…………そうだね。
[こうして死後も尚自我を保ち、個として在るならば
遠い日に別れた誰かも、どこかにいるかもしれない。
父と母を想う彼女の黒髪を、そっと撫でる。
できるだけ優しく。]
……。
(ひとり、か)
[今 ただ 隣人すら信じられず
独りで立つ彼らを思う。
( ……アル )
花のつぼみが綻ぶような笑顔を零し、
マーゴットは強く、この歳の少女にしては本当に強く
男の謝罪を否定してみせた
続いた深呼吸に首を傾げ――
耳を傾けていたのがいけなかったらしい。
大きな呼び声にびくりと肩を震わせ片掌で耳を塞いだ]
――――…………きみ、ねえ、
[咎める声も、怒りも、驚きも、全部全部、
くるりと振り向いた少女のいたずらな笑みに持ち去られ
残るは「ああ、もう」という諦念と、小さな笑いだけ。
南風が蒲公英の綿毛を吹き飛ばすように、
しめっぽさが飛んでいってしまった。]
赤に、水色に……緑、 紫、
――、([腫れるぞ、といおうとして、口を噤んだ])
[己の墓場に供えられた紫苑の花に目を細めた。
「あなたを忘れない」そんな言葉を持つ十五夜草。
供えたのは誰だろう。
( ……らしくもないな)
浮かんだ猫の姿に、そっと首を振る。
花に触れながら色を問うマーゴットに答えながら
その姿を見ている。
野原に遊ぶ娘を見ているようだ。
ふいに落とされた言葉に、眉根を顰める。
……もう、終わりにしたかった。
こんな殺しあいは。こんな哀しみは。]
[押し黙っていると、マーゴットの睫が震えた。
闇夜の中、重いものを背負い行くその姿は、
教会にかかっていた磔刑の像を思い起こさせた。
その影がサイラスのものだと理解するのと
彼が背負う獣が恐らくはグレッグだと把握するのは
ほぼ、同時のこと。
ぱた。と黒髪揺らしマーゴットが己の背に隠れる。
何故、と思うたは一瞬。
震える掌は、黒い男の手へと向かう。
( ……マーゴット )
[乙女の心が二つに引き裂かれている事など知らなくとも
求められていることは、ただ一つだと理解した。]
……会いたい、かい?
[婚礼の時の父親のように「幸せにおなり」と
その掌を彼に渡す事は――
彼が冥府の住人でない以上、できないけれども]
大丈夫さ。……大丈夫。
そんなに湿っぽくては――カビてしまう。
[そうして、何度目かわからない「大丈夫」を塗り重ねて
震える彼女の掌を、そっと包み、握り締める。
何かから守るように。]
[そうして静かに、サイラスが墓穴を掘るのを見ている。
見守り続けている。
彼には、辛い思いをさせている。
彼にも、村の皆にも、そしてアルカイドにも。
落とされた呟きを拾って、
口の中で小さく「すまない」と呟いた。]
…………願わくは……。
[あの真っ直ぐな薬屋の若者は生き残ってほしいと思う。
その一方で、こんな辛い仕打ちを受け続けるならば、
もう、とも思う。
わからなかったから、小さく ほんとうに小さく
彼が進む先に光あれと、願うのだ。*]
メモを貼った。
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