207 愛しの貴方を逃がさない。
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[ぽつり、声に出してみる。]
…………
[がらんどうの店内。 店内の監視カメラに映る生き物はひとり。]
(54) k_karura 2017/01/27(Fri) 23時半頃
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[此は此で良いことかも知れないと、店長は喜んだ。]*
(55) k_karura 2017/01/27(Fri) 23時半頃
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― 終わりの前の日 ―
[ 一週間というのは 短いようで 長くて、 でもやっぱり、短かった。
出される料理を、朝昼晩。 黙々と食べていく日々だったように思う。 同じものがほぼ出てこないメニューに、 流石の卯月も日が経つ毎に驚いた。 あれだけ空っぽだった胃も、 あれだけ渇いていた喉も、 終わりが近づくにつれて満たされていった。 ]
(56) mayam 2017/01/27(Fri) 23時半頃
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[ 終わりの前の日、最後の晩餐。 卯月の目の前に出されたのは、 いつかも彼に注文した、シチューだった。
卯月の好物。 卯月の母が、何時もつくってくれたものとそっくりな。 ひとつ違う点があるとするなら、 母は家族のために作ったけれど、 彼は卯月の為に作った、というところだろうか。 約束だから。 何もされてなんかないことは、 もうここまで来れば理解している。 大人しくスプーンで一口、運んだところで、 不意に声がかかった。 ]
(57) mayam 2017/01/27(Fri) 23時半頃
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………?
[ 前置きの後、 碧眼が見遣るはもうひとり――、否。 籠の中に居る、一羽の存在だった。
卯月とおんなじ、白い毛並みに赤の瞳。 籠の中から卯月を見てくるそれは、 仲間を見ているようなものに、 思えなくも、なかった。
彼の頼みに 再度、赤色は碧眼を見て。
机の下 自由になっている足が ぷらん、揺れる。 ]
(58) mayam 2017/01/27(Fri) 23時半頃
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……別に、良いですけど。 [ かしゃん、と 籠の音を遠くに聞いて。 それだけ言って、卯月は少し黙った。 ]
たまに様子を見に来る位は、 してみても良いんじゃ無いですか。
わたし動物飼うの初めてだし、 あなた、飼い主だったんでしょう。
(59) mayam 2017/01/27(Fri) 23時半頃
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[ ―― ただ、 動物に懐かれても飼い方は別だ、って。 この生活に放り込まれてから 妙に冷静になった頭がそう訴えるから、 言っている。
赤色は伏せられて、 再度食事を進めたけれど。 彼の返事はどうだったか。 ]
(60) mayam 2017/01/27(Fri) 23時半頃
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―約束の日―
[一度、一線を越えてしまえば、後はもう転がり落ちるだけだった。 どちらからともなく身体を求め合い、精を吐き出す。 芽留さんは中に出されることを拒まなかっただろう。 俺も、芽留さんを俺の女にしたいと言う一心で、わざと避妊をしなかった。
爛れた生活が続いて、約束の一週間になった。]
約束の一週間になりましたけど、芽留さん。……帰りますか?
[朝飯を作りながら、約束だからと芽留さんに確認をする。 今日の朝飯はチョップドサラダ。野菜は大事。]
俺としては、まぁ、居てほしいんスけど。 なんなら、こっから引っ越してもいい位ですし……と。 飯出来ましたよ。食べましょう。コーヒー飲みますか?
[芽留さんが望むなら、俺はどこまででも一緒に居よう。 いや、違うな。俺はもう芽留さんから離れられない。]
(61) アサギ 2017/01/28(Sat) 00時半頃
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[決定的な温度差が生じているのだろう、 色の無い返答>>18にそれでも軽く頷いた。
考えているようで思考は深くまで潜っていない。 上澄みだけ掬いとったような浅い言葉で、 伝わることなんて何一つないというのに。
連なる疑問は口にせずにはいられなかった。 そうして返った答えに、ここで漸く驚いたような表情を浮かべた。
──ああ、やっぱり、優しい子だ。]
───…、ほんとうに?
[ずいぶん間の抜けた顔をしていたと思う。 予想もしていなかった贈り物を受け取った時のように。
じわりと、徐々に綻ぶ表情は、 ───ああ、やっぱり。 するりと溶けて消えた。]
(62) hives 2017/01/28(Sat) 06時頃
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…何が、ちがうのかな? 同じじゃ、ないですか。
だから、今度は間違えないようにするよ。
[代わりでもない。けれど同じだ。変わらない。 いつものように笑いかけたつもりだった。 いつものように笑えていたかはわからない。
廊下の空気は乾いている。 あの日の店内とはまるで違う。
彼女の腕を引いた。 あの日彼女もそうしたように。
扉の奥へ押し込めて、そのまま鍵をかけた。
*離れてしまわないように、離さなければいい。*]
(63) hives 2017/01/28(Sat) 06時頃
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─約束の日─
[結局、ドレスが作り直されることはなかったと思う。 あれから、数えきれないくらい俊くんと寝た。いろんな場所で、いろんな体位で。 求められたことを、私は一切拒まなかった。 けれど、私の方から直接的に誘うことは一度もなかったと思う。 求められたかった。私がほしがられていると実感したかった。 口付けられたらそっと口を開いて、抱き寄せられれば胸を押し付けて、隣に座ればくったりともたれかかって、話しかけられれば上目遣いで彼を見上げて。 そうやって煽れば、あとは簡単だった。
避妊は全くしなかった。それがどういう可能性をもたらすのか、彼にわからなかったはずはないと思う。 俊くんは基本的に良識のある善人だと思う。責任を放棄して逃げるなんてことはしないだろう。 つまり、私に責任を取るつもりがあるということで、それも嬉しかった。 俊くんは、私を求めてる。 誰でもいいわけじゃなく、誰かの代わりでもなく、私自身を。 そう実感するたびにぞくぞくした。
ねえ、もっともっと欲しくなって。私なしでは生きていられなくなるくらいに]
(64) takicchi 2017/01/28(Sat) 11時半頃
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[そして、約束の一週間が過ぎた。 最後の日の朝、コタツで朝ご飯を待ちながら、わたしは俊くんの話に耳を傾ける。 俊くんの話は、私にとって最悪ではなかった。だけど、望んでいたものでもなかった。65点くらいかな。 でも、こうなることを予期はしていた。俊くんは、良識的で善良な人だから。
私は、俊くんに溺れてもらいたかった。必要とされたかった。 普通の恋人じゃ足りなかった。もうそんなものじゃ、私は満たされなかった。 私なしじゃ生きていけないくらい。約束なんて破って、私の意思なんて無視して、私を閉じ込めておかずにはいられないくらい。 それくらい、狂ってほしかった。 そうすれば私は母のことも、仕事のことも、他の何もかもを俊くんのせいにして投げ捨ててしまえるから。 私はここに閉じ込められているから。だから仕方ないねって。そう言い訳して、俊くんのくれる温もりだけを貪っていられるから。 そうやって死ねたらきっと幸せだった]
(65) takicchi 2017/01/28(Sat) 11時半頃
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[だけど、やっぱり無理だったみたい。 だから、仕方ない。 私は目を伏せて小さく頷いて、帰らなくちゃ、って言った。 それから、気を取り直したように顔を上げて微笑む]
カフェオレがいいな。 いつもありがとう。
[男の人の一人暮らしの食生活なんて、もっとめちゃくちゃなものだと思っていたのに、この一週間、とても真っ当な食生活を送らせてもらったと思う]
いただきます。
(66) takicchi 2017/01/28(Sat) 11時半頃
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カフェオレッスね。ちょっと待っててくださいね。
[台所でカフェオレを準備して、芽留さんの前に置く。 温かいカフェオレの匂いが充満する。俺もコーヒーを飲もう。
芽留さんは、帰らなきゃって、さっき言っていた。 出来ることなら、帰らないで欲しい。 けど……帰さなきゃ。帰さないといけない。 離れたくないし、離したくないけど。]
帰っちゃうんスか。悲しいなぁ。 でも、仕方ないスね。送りますよ。 あでも、靴持ってきてないんで、俺のサンダル使ってください。
[飯を食い終わったら、送る為の支度をする。 芽留さんの支度が終わったのを見れば、俺は最後にぎゅっと芽留さんを抱きしめて。]
(67) アサギ 2017/01/28(Sat) 13時頃
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─おしまい。それとも?─
[俊くんは優しかった。優しくて、善良なひと。 俊くんに送ってもらって家に帰った。サンダルを返して、ありがとう、じゃあねってお別れをして、扉を閉める。 玄関の扉にもたれて私は目を閉じた。大きく息を吐いて、そして……にんまりと笑う。 きっと、俊くんはこれが最後だと思っただろう。だけど、私は最後にする気なんてさらさらなかった。 さあ、忙しくなる。母の部屋と私の部屋を入れ替えて、準備をしなくちゃね。
俊くんの部屋に一つ忘れ物をしてきた。コタツ布団をちょっとめくれば、ボールチェーンに繋がれた黒猫さんとネズミさんが見つかるはずだ。 きっと、俊くんは届けてくれると思う。職場にか、家にか、それはわからないけど、どっちでもいい。 お礼に俊くんを夕ご飯に誘おう。良かったらご飯食べてって、って。いっぱいご馳走になったから、今度は私のご飯食べてみてって。 お酒も用意はするけど、酔い潰したりはしないよ。だって、二日酔い辛そうだったものね。そんなことしなくたって泊まってくれるでしょう? 一人で寝るのは寂しいってしょんぼりしたら、きっと抱きしめてくれるよね?]
(68) takicchi 2017/01/28(Sat) 14時頃
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[急いで入れ替えて私の部屋にした寝室は、特別製なんだ。母が発作を起こして喚いたり暴れたりしてもご近所に迷惑にならないように、完璧に防音してあるの。 それにね、そんな母のための拘束具だってあるんだよ。だって、毛糸なんか大の大人の男の人じゃお話にならないでしょう? だけど、これなら安心だよね。 私を抱いて、へとへとになって眠っているうちに全部済むから大丈夫だよ。 だって、あなたは私を捕まえてくれなかったから。それなら私があなたを捕まえるしかないでしょう? ああ、楽しみ。早く。早く私に会いにきて]
(69) takicchi 2017/01/28(Sat) 14時頃
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[会いにきてくれたら、その時は。
もう二度と、愛しの貴方を逃がさない**]
(70) takicchi 2017/01/28(Sat) 14時頃
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やだなぁ。 卯月ちゃん、俺を通報する気ないの?
[様子を見に行く、なんて、変な話だ。 会いたくもないだろう相手に対して。 それに、]
そもそも。 何で俺が、ウサギを飼ってたと思う?
[伏せた瞳は、こちらに向けられたかな。 ガーゼと包帯が巻かれている噛み痕は、未だ痛むかな。
多分、察しの良い卯月ちゃんなら、気付くんじゃないかな。 少なくとも、愛玩動物として飼っていたわけじゃあない。]
(71) ふゆのひと 2017/01/28(Sat) 16時半頃
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[さて、ここでひとつ、懺悔をしよう。 確かに、昨日までの彼女の食事に対しては、何一つ奇妙なことをしなかった。 これは、本当の話だ。
けれど、今日のメニューは。 彼女のシチューの皿に対しては、違うと言ったら?
分量を間違えてさえいなければ、そろそろ効いてきたんじゃないかな。 あぁ、少しの間、眠るだけだ。彼女がふらつくようなら、毛布に運ぶくらいはしようか。]
(72) ふゆのひと 2017/01/28(Sat) 16時半頃
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おやすみ、卯月ちゃん。 良い夢を。
[きっと、朝には目が覚める。 その時には、君は自由だ。**]
(73) ふゆのひと 2017/01/28(Sat) 16時半頃
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[返事には、驚いたような顔が返ってくる>>62。 確かに自分でも、ちょっと甘すぎるかもしんないとは思う。 ……けど、もし通報するにしたって、ここで素直にゆうわけないじゃんね]
ほんと。
[少なくとも今は、そのつもり。 だからうちは、驚いたようなそんな表情をするこのひとと、しっかり目を合わせながらゆった。
そして、だからこそ ゆっくり変わってくその表情を、まるで観察するみたいな結果に]
(74) 文学 2017/01/28(Sat) 17時頃
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[ああやっぱり、理解出来ない。 このひとが何をしたいのか、何を思ってるのか。 かけらも共感出来ないから、ただただ不気味なだけ。
引かれた手>>63は、拒めなかった。 予想が出来てれば、振り払おうとするくらいはしたんだろうけど。それだって、意味は無かったんだろうね]
──……今度、って
[扉が閉じられる直前、わけもわからず叫んだけど、声は部屋に響くばっかり。 鍵がかけられる音は、なんだかすごく遠くに感じられた。
……欲しいものは、ってゆった癖に。 結局何にも、思い通りになんてしてくれないんじゃん!]
(75) 文学 2017/01/28(Sat) 17時頃
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[ "返事"は、あった。 ]
[ 問いかけに問いかけが返されたような、 そんな調子だった、と 思う。 ]
(76) mayam 2017/01/28(Sat) 19時頃
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[ ねえ、××さんは どうして、 卯月じゃあ 無い ウサギを飼っていたのでしょう? ]
[ それはね、きっと、 ガブリと食べてしまうため! ]
(77) mayam 2017/01/28(Sat) 19時頃
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[ ―― 卯月は、察した。 ウサギが飼われていたその理由を。 ただ、
覗き込んできた碧眼、 笑みを作る唇から零れた声の、 その真意は分からない。 ]
(78) mayam 2017/01/28(Sat) 19時頃
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[ 考えようとはしたのだ。 した けれど、 何故か鈍くなった頭は 考えることを止めてしまう。
ぐらん、と バランスを崩した身体。 遠くなっていく意識。 どうして、すらも言えずに、 卯月はそのまま、落ちて行く。 ]
(79) mayam 2017/01/28(Sat) 19時頃
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[ 気付いたときには、 全てが終わっていることも 知らないで** ]
(80) mayam 2017/01/28(Sat) 19時頃
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―終わりの朝―
[喉が、渇いた。 無意識に喉元を掻き毟っていた片手を戒めて、再び野菜を切り分ける。
夜を徹して、台所で作り上げる料理は、それは多種多様。 シチューはもちろん、ムニエル、肉じゃが、ハンバーグ、などなど。 それらは全て、ウサギのような少女の好物。 彼女の大好きな、母親の料理に似せて、作り上げたもの。
きっと、少女の口に届くころには、どれも少し冷めてしまっているだろう。 ごめんね。けれど、何が食べたいのか、聞くことが出来ないからね。 せめて、最高の料理で彼女に別れを告げたい。そう思った。]
(81) ふゆのひと 2017/01/28(Sat) 22時頃
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[小さなテーブルに、所狭しと料理が並んでいく。 漂う香りは、きっと食欲をそそるだろう。 満足げに笑ったシェフは、喉を、がり、と掻く。蚯蚓腫れが、また増える。
最後の一皿を作り終えたときだったろうか。 合図とばかりに、朝日が部屋を照らした。 あぁ、もう、時間が経つのは本当に早い。 早く、全てを終わらせないと。
一週間も我慢していたんだ。そろそろ、限界が近い。]
(82) ふゆのひと 2017/01/28(Sat) 22時頃
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[ルーズリーフ一枚に書かれた、簡素なメモ書きと、小さな鍵。 向かいの席にそれを置いてから、自分も反対の席に着く。
そうして、喉を掻き毟っていた手を、ぴた、と、止める。 もう片方の手に握っていたものを、くる、と、半回転。]
(83) ふゆのひと 2017/01/28(Sat) 22時頃
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