人狼議事


45 哀染桜 〜届かなかったこの想い〜

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【人】 子守り パティ

[手を掴まれ、その頬に。

濡れた頬は柔らかくて、暖かくて。]

 ごめんね。

[謝ることしか出来ない。]

(31) 2012/03/17(Sat) 00時頃

うけとって くれるなら。

[伸ばした手は、女性の手を、確かに取る]


【人】 長老の孫 マーゴ

[同じく選ばれていないであろう彼の方を見るけれど、涙目では表情は窺えず。

 自分と彼もすぐに吸収されてしまうのだろうか

 胸が軋む。]

(32) 2012/03/17(Sat) 00時頃

【人】 道案内 ノックス

[もう、輪郭とうっすらとした影ぐらいしか、僕の手は残っていない。
 もともと消えていたようなものだから、進みは早いのかもしれない。
 傷跡も、もう向こう側を透かしはじめた。]

 あさこちゃん……

[それでも、手はしっかりと頬に触れた。
 温度の低いらしい僕の手は、あたたかい水に濡れるその頬をとても可愛い、と感じる。
 あの時のエリアスみたいに、ちゃんと温度を感じるのに。
 僕の存在はどんどん希薄になっていく。]

 ごめんね。

[どうせこうして消えてしまうなら、連れていけたらよかったのに、と思うのと。
 残るのなら、僕らに出来なかったように傷を超えてほしい、と彼女の意に反することを思ってしまうことを。
 許してほしい、と思うわけではないけれど、それでもごめん、と幽かな親指で雫を拭った。]

(33) 2012/03/17(Sat) 00時頃

もう、魂があっても、なくても。
俺は、ここにいたい……

[彼女の隣。互いにすれ違う魂のいろ。
触れた指先から、ひらりと零れる薄紅桜]


君の隣に、いたい。

[伝えることも、気付くこともできなかった青年。
青白い光は、また、足りないものを補うようにざわめいて]



 ――――……、

[気付けば、言葉を発する事すら出来なくなっていた。

聞こえてくる旋律に意識を委ね、そのまま―――**]


【人】 長老の孫 マーゴ

[“ごめんね”の二重奏。

 行ってしまう。]

 ……謝るくらいなら、

  またね、って言って。

[嗚咽でうまく紡げない。
 もっと言いたいことがあった気がするのに。

 強く強く握り締めたふたりの手は、やがて――]

(34) 2012/03/17(Sat) 00時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[表情はあまり変わらぬまま。
 3人の話を、聞くともなしに聞いていた。]


 …………。

[ふいに、ぽつりと。]

  ───。

      消えるん、だろうな。
      俺達も。

(35) 2012/03/17(Sat) 00時頃

[手を取られた瞬間、閉じ込めて居たさくらは女の掌に溶けた。
 形を喪っても其処に在り続ける温もりとして。

 その手で、男の手を握り返して]

 私の心も、受け取って。

[ふわりと、花綻ぶように微笑んだ。]


【人】 子守り パティ


 そうだね。
 また、ね。

[彼女は残れるのかもしれないけれど。
いつか、きっと会えると思って。

だから、さよならは言わない。


小さく微笑み、消えた。]

(36) 2012/03/17(Sat) 00時頃

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