193 ―星崩祭の手紙―
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[彼もこの文流しでたくさんの文を流し、受け取りをしたようで。 あちこち渡り歩いているという話からしても、よく文明の発達した星の出なのでしょう。
彼の話した歌姫、の言葉に彼女はぴくりと反応を示しました。 そしてあのカプセルを取り出します。
中には歌姫の歌声がするガラス玉。 彼女は彼と、ガラス玉を交互に見ます。
マスターと、客たち、彼女。 皆で彼の話を聞き終わると、誰かが言いました。]
(54) dix73 2016/07/22(Fri) 01時頃
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『よし、このボウズにうちの祭りを見せてやろうじゃないか。 こんな若えのにひとりぼっちたあ、難儀な話さ。』
[そして、同封されていた記録装置を設置して舞台へ向けます。 ここは鉄クズの街。 機械の扱いなら誰でも何となくわかるのです。]
(55) dix73 2016/07/22(Fri) 01時頃
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[彼女は音響機器の近くに、あのガラス玉を置き、蓋を開きます。
それから、彼の物ほど上等ではありませんが、録画機器を舞台に向けて設置しました。
流れ始めるのは、歌姫の歌声。
彼女はその歌声に合わせて、踊り始めました。
それはまるで、誰かと踊るワルツのような。 見えない誰かがそこにいるような気がしてくる、そんなダンスでした。
体を後ろに大きく逸らしても、倒れることがないのは彼女の機械の体故にですが、ダンスのパートナーが支えているように見えるでしょう。
歌声が終わると、彼女も止まり、丁寧にお辞儀をしました。]
(56) dix73 2016/07/22(Fri) 01時頃
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[歓声と拍手。 何だか彼女と踊っていたような気にすらなっていた、とは客たちの感想。]
(57) dix73 2016/07/22(Fri) 01時頃
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[ 例えば、世界が明日終わるとして ]
(58) choro 2016/07/22(Fri) 07時頃
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[俺には何ができるだろう 彼女に あの子に なにをしてやれるだろう
“あの日”から何年も ずっとそんなことを考えてきて 結局、答えを出すことはできず。
……いや、俺にできることなんて何もなくて。 ただ思い残すことがないようにと 三人でいろんな思い出を作った。 どんなときも 思い出すのは きらきらの笑顔でありたい、と。
覚悟はできていた、はずだったのに。]
(59) choro 2016/07/22(Fri) 07時頃
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[朝が来る少し前、 日が昇るよりも先に 俺は目を覚ます。 隣には大きく口を開けて眠るシンと、 彼を挟むように反対側にすやすや寝息を立てるセト。 二人の寝顔は穏やかで、どこか幸せそうにも見えて 俺もつられるように、目を細めた。]
どんな夢を 見てるんだか。
[小さな声でそう呟けば、 むにゃむにゃと寝言を言う息子に静かに手を伸ばし、その柔らかな髪を撫で 隣で眠る愛する妻の額に、触れるだけの口付けを。 こんなこと、普段は絶対にしないから きっと彼女が目を覚ましていたら「どうしたの?」と目を丸くするだろう。
なんだか恥ずかしくなってきた俺は ガシガシと自身の頭を掻いて 二人に気づかれぬよう、そっとベッドから抜け出した。]
(60) choro 2016/07/22(Fri) 07時頃
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………あれ、
[ちらり。 窓の外に見えたもの。 見覚えのあるそれらを視界に捉え 無意識のうちに外へ出た。 拾い上げたそれらは、 やはり以前に手にしたものと同じで。]
Paula……だったか。
[たしか、そんな名だったはず。 掌サイズの、淡い光を放つそれを開けば 以前と同じ美しい歌声が漏れ出した。]
(61) choro 2016/07/22(Fri) 07時頃
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[朝日を待つ空の下、優しく歌うその声の主は
『ココロが壊れてしまっているからなのかな。』
そう、手紙に書いていたけれど 俺にはそうは思えなかった。 だって、こんなにも、心に響くんだ。
こんな風に歌う“機械”を、俺は知らない。]
(62) choro 2016/07/22(Fri) 07時頃
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[ポーラの歌声を聴きながら 飛ばした手はもう一つのカプセルへ。 無機質で透明なそれに入っていたのは やはり、見覚えのある綺麗な黒い文字。]
……へぇ、奥さんと娘がいたのか。
[自分と同じように家族を持つ彼に どことなく親近感を覚え頬を緩める。 言葉のない世界。けれど想いは伝わるようで。 Fという彼は、どんな想いを伝えるのだろう。 そして俺は、なにを伝えるべきだろう。
最後まで読み進めれば、 もう一枚、別の何かが同封されていることに気がついて]
(63) choro 2016/07/22(Fri) 07時頃
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……“俺はきっと、幸せだろう”……か。
[それは写真だった。 仏頂面の男と、瞳の大きな少女の写真。 父と娘…なのだろう。 たしかに、笑みこそ浮かんではいないものの 彼の表情は穏やかにも見える。 隣に立つ少女をじっと見つめながら、俺は]
いいなあ、
[そう、小さく漏らした。 シンも、十年も経てば彼女くらいにはなるだろうか。 学校に行って、友達も増えて、好きな子ができて、 『パパ』と呼ばれなくなる日がきて……]
(64) choro 2016/07/22(Fri) 07時頃
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……ッ、
[シンにも、そんな未来があったはずなのに。
わかってる。わかっているんだ。 そんなことを思ったって、運命は変えられやしない。 受け入れたはずなのに、 この頬を 濡らすのは────]
(65) choro 2016/07/22(Fri) 07時頃
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[眠らない街。 地上には満天の星空のようにきらきらと明かりが灯り 星の見えない暗い空には 遠くに赤い星だけが一つ、明るく輝いている。
カプセルから流れる歌姫の声に紛れ 涙の音が、静かに溶けていった。
もうすぐ日が昇り、 朝が やってくる。]
(66) choro 2016/07/22(Fri) 07時頃
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[お返事の録画カプセルが空へ吸い込まれていくのを皆で見送ると、またBARへ戻り賑やかに街の人々は騒ぎます。 きっと、お祭りの間は夜通し楽しむのでしょう。
彼女はというと、少し寄り道をして。 ジャンク屋でなにかを数個購入していました。
そうして。 ピートの送ってくれた返信用とは別に録画していた機器>>56を持って、部屋に戻ります。
部屋の隅の端末を取り出すと、小さなディスクにそれを焼いていきます。 ホログラムは出ませんけれど、専用の掌サイズ程の再生機で映像が見られるものです。 音も一応鳴るようです。 先ほど購入していたのはその再生機のようですね。]
(67) dix73 2016/07/22(Fri) 09時半頃
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[普段はあまり開かない窓を開けると、祭の賑わいがよく聞こえます。
彼女は2つのガラス球を閉じました。 眠るわけではないようです。
ジッと、この数日の出来事を反芻しているのでしょう。
星崩祭が終わるまでに、たくさんの人にありがとうを言わなければなりませんね。
お手紙をくれた人たちに。 送ったお手紙に返事をしてくれた人たちに。
彼女は引き出しにしまった貰った手紙たちを机にひとつひとつ取り出して。 紺色の紙を広げると、黄色のペンを手に取りました。]
(68) dix73 2016/07/22(Fri) 09時半頃
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[煌びやかな舞台の上、スポットライト浴びて。 わたしは所々に花があしらわれた真白いドレスに身を包み、 暖かい光の中微笑んだ。
ピアノを奏でるのは、あなたの指先。 星のオルゴールから流れ出た旋律を、 正確に鍵盤に乗せる。 わたしは、小さく息を吸った]
When you wish upon a star Make no difference who you are Anything your heart desires Will come to you
[頭に浮かんだ歌詞をそのまま、 ピアノの旋律に乗せる。 わたしに植え付けられたもうこの星に存在しない 言語とは全く別のもの。 けれども、それに気付くヒトはひとりだっていない。 それはとっても寂しいことなのかな]
(69) かの 2016/07/22(Fri) 15時頃
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( おほしさま、わたしの大好きなあなた )
[きっとそれはとてもサミシイこと。 けれど、それでいいの。 わたしはわたしの大切なひとにだけ、 分かって貰えれば]
If your heart is in your dream No request is too extreme When you wish upon a star As dreamers do
[本当のお父さんを探しているあなたの 母星を出て知らない星を調査しているあなたの もうすぐ終わる星に住んでいるあなたの 沈んだ星に住んでいる外をしらないあなたの 星を育てているあなたの 星のオルゴールを贈ってくれた、きっと今この時同じ時間に踊っているかもしれないあなたの 名前も知らない、どこか遠い星に住んでいるあなたの]
(70) かの 2016/07/22(Fri) 15時頃
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( あなたの小さな願いが どうか叶いますように )
[願いを叶えてくれるお星さま。 ならばあなたの願いは、一体誰が叶えてくれるのかしら]
Fate is kind She brings to those who love The sweet fulfillment of Their secret longing
[遠い遠いあの日。 父に願われて歌を紡ぐ機械になったわたしは、 だれかに願われるまで歌を紡ぐのをやめないのだろう]
(71) かの 2016/07/22(Fri) 15時頃
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( だからわたしは、コエを紡ぐ。 あなたの願いがまだこのココロに遺っているから )
[閉じていた瞳を開く。 星のない屋内でも、僅かに瞬くわたしの髪を、瞳を。 星のようだと誰かが言った]
Like a bolt out of the blue Fate steps in and sees you through When you wish upon a star Your dream comes true
[ピアノの旋律が鳴り止んだステージで、 わたしはドレスの両端を摘まみ、一礼した]
(72) かの 2016/07/22(Fri) 15時頃
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( 大好きなお星さま。 わたしはあなたになりたい )
[拍手が鳴り響く中、舞台の幕が下りていく。 ピアノの前で同じように一礼するあなたを見た わたしの表情は、 きっととてもしあわせそうなものだった]
(73) かの 2016/07/22(Fri) 15時頃
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[彼女はまず、最初に返事をくれた彼に手紙を書き始めます。
二度も彼の元へ届いた彼女の手紙。 その偶然、奇跡に感謝しながら。
彼女が身体を揺らすと、カランとお腹でキャンディーが鳴りました。]
(74) dix73 2016/07/22(Fri) 21時半頃
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[ホーム、彼女の部屋。 初めに開かれたのは、彼女宛の返信であった。 入っていたのは便箋と、木の実と乾酪が詰められた袋。 終わりかけた夕方のような深く濃い青。 そんな便箋に綴るのは、最も強く目に残る色。 柔らかに紙上を転がっていくその文字は、色恋に笑い泣く若い女性を思わせる。 きつく唇を引き結び、彼女はその文字を追い始めた。]
[ミツボシという名の、恐らく女性は、彼女の望みを叶える恩寵とはならなかった。 添えられた絵図は多少の類似点はあれど、違うということだけは確実だった。 けれど、見ず知らず、この先出逢うこともないだろう人間の勝手な願いに、時間を割いてくれたことを想い、彼女は呟いていた。]
ありがとう、ございます。
[さて残るは、2つ。]
(75) hakutou 2016/07/22(Fri) 21時半頃
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[***年に一度の楽しい日々がもうすぐ閉じる。 終わればまたいつもの日常が戻ってくる。 あなたと一緒に、あなたに縋って過ごす日々が。
そんな日常が幸せだと、思い出した]
だいすきよ、マグナ。
[先程まで暫く頬杖をつきながら 幸せそうに微笑んで書いていた手紙が書き終わり、 あなたの肩にもたれかかる。 掌を重ねて、指を絡めた]
(76) かの 2016/07/22(Fri) 22時頃
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[掌サイズの淡青色をした、僅かに光を放つガラス玉。 あなたがそれを開いた時、 ”星に願いを”のオルゴールに乗せて、わたしの声が鳴った。 その詩は、わたしが星崩祭のステージの上で歌ったもの。
中には、小さく折りたたまれた便箋]
(77) かの 2016/07/22(Fri) 22時頃
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― 調査船島:湖底遺跡調査部 ―
……腹へったなー。
[行列の出来る人気店の朝粥セットは、健全な心と身体を持つ若人の腹を満たすにはお上品過ぎたらしい。 まだ昼時まで暫くあるにも関わらず、胃が空腹を訴え掛けてくる]
「おーい、R0-MBαちゃんから御指名だよー」
[へらりと笑いながら掛けられた声に、 数日前に湖底で拾ったカプセルに付いた泥や藻を落としていた手を止め、渋面を向けてやる]
なぁーにが『御指名』だよ。 たまにはオマエが行けよなー。
[文句を言いつつも、「くっそ腹へってんのに」とぼやきながら潜水服に袖を通す。 可愛いけれど困った性能のR0-MBαはまた、湖底で立ち往生しているのだろう]
(78) noir 2016/07/22(Fri) 22時頃
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― バーガーショップ ―
おばちゃーん!いつものやつね!
[馴染みの店へ入るなり、開いているカウンターに腰掛ける。 いつもの行動、いつもの光景。一つだけ違うのは]
――っと、やっぱ今日はミックスフライなしで!
[注文を少し減らしたこと]
「なんだ胃袋那由他坊が、一丁前にダイエットかい?」
ちっげぇよ。せっかく美味いもん食って付いた肉落とすとか、料理に失礼じゃねーか。 それに俺の胃袋と夢と情熱は無限大――って、ちがうちがう。
[脇腹の肉を数センチほど抓みながら眉を寄せるも、「そうじゃなかった」と手を顔の前で振る]
もうちょいで星崩祭だろ? ちょっと美味いもん食う資金を残しとかなきゃなってさ。
(79) noir 2016/07/22(Fri) 22時頃
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なーオバチャン、宇宙鼠って食ったことある?美味い??
[頬張ったナユタセット(フライ抜き)の三個目のバーガーを水で飲み下し、ふと思い出した事を訊ねてみる]
「――はぁ!?ねずみィ!!?」
[パティを取り落としそうになった店主が素っ頓狂な声を上げるのを目の端に、こくんと頷く]
そう、ねずみ。宇宙鼠。
「バカ言うんじゃないよ。ねずみったらアンタ、御貴族様のペットじゃないか。 食べるどころか、庶民じゃまず目にする機会も無いよ」
……あー。だよなー。
[一度は水に沈んだだろう星に、陸の動物の数は減っている。 船上の畜産施設で増やせる家畜はたくさん居るけれど、鼠といえば稀に貿易船に紛れてやってくるだけの希少種だ]
(80) noir 2016/07/22(Fri) 22時頃
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「何でまた」
[怪訝な表情で以って「食欲魔人にしても突飛な事を」と言外に訊ねる店主に、曖昧に笑う]
や、文流しで知り合った子がさ、 宇宙鼠のジャーキーは美味いって。
……いつか食べてみたいよなぁ。
[最後のバーガーを噛み締めるよう飲み込んでからしみじみと呟いていると、「仕方無い」と独りごちた店主がことりとカウンターに何かを置いた]
「宇宙鼠じゃなくて悪いけどね。 うちの店で星崩祭に合わせて出す新作、毒見してっとくれ」
(81) noir 2016/07/22(Fri) 22時頃
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[星空に消えていく光を見送った。 一昨日と同じように、昨日と同じように、今日も同じように。 それも今日でおしまい。
次に同じ光を見送るのは***年後。 その時に、わたしたちはこの星にいるのかな]
(82) かの 2016/07/22(Fri) 22時頃
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Dein war und bleib' ich, Dein bin und bleib' ich Schon vielmal sang ich's, Noch vielmal sing ich's:
[ふたつの光は混じり合うことなく、寄り添って。 いつかあなたがいなくなるまで、 いつかわたしが要らなくなるまで。 わたしはずっと音を紡いでいく。 そう在るようにと願ってくれた誰かの為に。 わたしがわたしで在るために。
それでは、次の星崩祭に。 またお会いしましょう]
(83) かの 2016/07/22(Fri) 22時頃
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