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【人】 鳥使い フィリップ― 個室:アナウンス後 ― (33) 2011/04/21(Thu) 22時頃 |
…いいえ。
私の仕事は、貴方を管理することです。
貴方に、生贄を捧げる祭司ではありません。
[はっきりと口にする。
それから、トニーのほうへと視線を向けた]
大丈夫、まだ少し慣れていらっしゃらないだけ。
…それよりも、何処かへ行くつもりだったの?
コリーンさんは、一緒じゃないのね。
[チャールズの興味はトニーから逸れることはなさそうだ。
だから、逆にトニーの意識を別の場所に向かわせようと]
メモを貼った。
―通路―
[近づいた少年の姿]
大丈夫じゃない、から……助けてくれるだろう?
[とられない手は宙に浮いていた。
逆に子供の腕を取るべく身を乗り出す]
個室へ連れて行ってくれないか
このままでは、治まらない
[焦れたような声。
私の管理? 体調管理も仕事のうちだろう。
ならば早くこの身の熱を沈めてくれないか
出来もせぬなら、子をこちらへ寄越せ
―メインルーム:個室02―
[室内に音が響く。
それは管理対象である器が個室から出たことを知らせる音で。
そんな機能があるとは思っていなかったから、その音に驚いたように目を覚ました]
な、なに……?
[部屋の中を見渡せば、扉付近に或るコンソールに「暴食の器が部屋を出ました」という無機質なメッセージが一つ]
…………ほんとうに、”管理”なのね……
[孤児院で面倒を見ているのとは違う。
それを知らしめるかのような機能に眉根を寄せて僅かに息をつく。
寝乱れた髪を軽く手櫛ですいた後、ワンピース一枚身につけて廊下へと出る。
昨日、あのままトニーも今迄眠っていたのなら、おなかがすいているだろうと台所に向かうつもりで]
【人】 寡婦 パピヨン ……ああ、でも。 (35) 2011/04/21(Thu) 22時半頃 |
【人】 鳥使い フィリップ― 待機施設:大部屋 ― (36) 2011/04/21(Thu) 22時半頃 |
チャールズ様!
[声を僅かに荒げた。
身を乗り出しかけたその姿を、止めるように間に入ろうと動く。
体調管理として求められた言葉に眉が僅かによる。
痛みとも、悲しみともつかない表情。
それは、最早チャールズを止めるに値したいだろうけれど]
…。
わかりました。
[少年に相手をさせるくらいなら自分が相手をする。
そう決めると、ゆっくりと息を吐いて個室へと促す。
最初から、覚悟していたことだ。
ラルフに頼んだ無茶のことだって忘れていない。
握り締めた掌に、鍵は幾らか痛かった]
【人】 見習い医師 スティーブン―待機室― (37) 2011/04/21(Thu) 22時半頃 |
メモを貼った。
近づくなと言ったのに
自己犠牲か……お前もまた
[伸ばした腕は、子供に届かず
かわりに間に入った少女の腰を引き寄せる]
私以上に
途方も無いほど無知無能ではあるが
主としてはこれくらいの方が扱いやすかったんだろう
覚悟は出来ているのだったか。
ならば、今すぐにでも
[通路の壁に、少女を押し付ける。
トニーの見ているその前で
衣服の襟口つかみ、力を込めて]
―通路―
[通路に出たときに、チャールズとベルナデットは、まだそこにいただろうか。
チャールズとベルナデットが個室に入ろうとするのならすれ違うかどうかというところだったかもしれない]
今日はチャールズさんだったのね……
[小さく呟き]
コリーンの声が聞こえて、視線だけを其方へ向けると薄く唇に弧を描いた。
[ベルナデット
あ……うん、目が覚めたらすごくお腹が空いてて……何か食べようと思ってた……
お姉ちゃんは……今は、お部屋にいるのかも。
[チャールズ
チャールズさん……?
[何がしたいのだろう、と彼をじっと見つめた。そうしているうちにも、ベルナデットの言葉で思い出された食欲が募ってくる。が、彼がベルナデットを壁に押しつけるのを見て目を丸くし]
チャールズさん、駄目だよ、やめてよ……!
[暴力を振るおうとしたのだと思って、止めようとした]
【人】 鳥使い フィリップ[肩にリベラもおらず、隣にマーゴもいない (38) 2011/04/21(Thu) 23時頃 |
駄目な事などあるものか。
[止めろというトニーの声。
男は嗤う。
息も絶え絶えに駄目だと己で零した言葉の否定]
此処は負の溜まる場所
受け入れるのが器の役目
行き場の無い負の感情は何処へ発散すればいい?
そうだ
何も我慢する事など無かった
トニー
お前も、したいことをすれば良い
器はそれが許されて然るべき
そう。
それなら、何か食べてくるといいわ。
[トニーに先を促すも、チャールズに引き寄せられ
一瞬だけ思考がトニーから逸れた。
壁に押し付けられて、息が詰まる]
私は大丈夫だから。行きなさい。
…お願い、行って!
[少し掠れた声で、トニーに先を促す。
最後はもう、悲鳴にも似た懇願だった。
自分のこの先を見られたくなかったのか。
それとも、トニーをとにかくチャールズの手の
届かないところに起きたかったのか。
よくわからないまま]
ッ
[襟口を掴まれれば皺が寄る。
白いシャツブラウスと、フロントボタンのワンピース。
ジャケットのボタンはかけていなかったけれど、
彼が力をかければたくさんのボタンが
白い床へと霰のように音を立てて落ちるのか、
それとも心地よい布地が悲鳴を立てて破けるのか]
―通路―
[チャールズがベルナデットを壁に押し付けているのが見え。
それをトニーがとめようとしているのに、慌ててトニーの傍へとちかより]
トニー、駄目よ。
チャールズさんにはチャールズさんの考えがあるし、ベルナデットさんはそれを受け入れる立場だから邪魔しちゃ駄目。
[トニーにしたいことをすればいいと告げるチャールズと、早く行けというベルナデットにかぶせるように声をかけた。
どちらにせよ、器となったものを無理に抑制するのは良くないのでは、と考えているからこそ、トニーをとめる]
コリーンの姿が見えれば首を横に振る。トニーを連れて遠ざかってほしいという思いは通じるのか。
【人】 長老の孫 マーゴ― 廊下・行き詰まり ― (39) 2011/04/21(Thu) 23時頃 |
[チャールズ
受け入れるのは役目だけど……でも、でも剥き出しにするのは違うと思う……!
[少なくとも自分は必死に耐えていた。それが無意味だと言われるのが悔しかったのかもしれない。自分ももっと欲望に素直になってよかったのかと、一瞬そう思った自分に吐き気がした]
お姉さん……
[心配そうな目で「行って」と言うベルナデットを見つめた。が、コリーンの声
お姉ちゃん。管理する人って、器の人が暴れたりするの、止める人なんだと思ってたんだけど、違うの?
[困ったように少年自身の管理者を見上げて尋ねる]
器の人は好き放題していいの? 好きに暴れて、それを管理者の人が受け止めるの? 器の人が頑張って我慢すればいいんじゃないの?
[我知らず声が荒くなった。八つ当たりにも見えたかもしれない]
【人】 見習い医師 スティーブン―待機室>>38― (40) 2011/04/21(Thu) 23時頃 |
―通路―
[男は少女の服をつかんだまま、両腕に力をこめて左右に引いた。
ブチブチと糸の切れる音をたてて、ボタンが飛んだ
転がる先に視線を向ける事は無い。
続けて引き裂かれる布の悲鳴。
むき出しになった肌に貪りつくように、両腕を伸ばす]
くくっ、はは……貧相だ
[白い柔肌を揉みしだく手付きは、己の慾を沈める為だけに
相手の感覚も感情も無視された行為
黒檀が楽しげに細められ、赤い舌が唇湿らすために覗く
歪んだ笑み
視線は一度、傍らのトニーとコリーンへ向けられた]
剥き出しのナイフを、鞘に収めろと言ったのは彼女だ。
私は望まれたとおりにしている。
それの何が違うというのか、理解出来ないな
[それきり、意識は目前の獲物に向かう]
【人】 鳥使い フィリップ …………確かにそうっすね…… (41) 2011/04/21(Thu) 23時半頃 |
[壁に押し付けた少女を蹂躙しようとする牧師からはすこし視線をそらす。
戸惑うようなトニー
……暴れるのをとめることもあるし、受け入れたほうがいいことも、あるのよ。
[確証などどこにもない。
声を荒げるトニーに眉を下げた]
我慢できるのなら、してもいい、ってことだと思うの。
無理に我慢して、トニーが壊れたりするほうが私は嫌だわ。
――トニー、おなかすいてるんでしょう? だからいらいらするんじゃない?
ご飯、食べに行きましょう?
[ね?と首を傾げて促す。
すぐ傍で行われることも、少女が早く立ち去って欲しいというから、助けようとはしない。
管理者として正しいのか間違っているのか、それすらもわからないまま、思ったままに口にした]
【人】 長老の孫 マーゴ[この鼠は、このシステムの狗は、そうやってそ知らぬ顔で] (42) 2011/04/21(Thu) 23時半頃 |
【人】 長老の孫 マーゴ ……もう、終わりにしてよ。 (43) 2011/04/21(Thu) 23時半頃 |
[糸の悲鳴、釦は霰のよう。
布の裂ける音で、この服は修繕に出さなくては
きっと着られないだろうと、そんなことを頭の端で思った。
曝け出された肌の上には、ラルフの散らした名残の桜。
感じるのは当たり前だが痛みばかり、歯を食いしばるしかない。
ただ、出来たことは声を上げないこと。
向こうにだって聴こえてる可能性が高いのだ。
誰も、待機室にいないなんてことは想像しにくい。
トニーとコリーンから顔を背けたまま、ただ堪えるためだけに拳を握った]
【人】 見習い医師 スティーブン――――、… (44) 2011/04/21(Thu) 23時半頃 |
ネズミはいとも簡単に
嫉妬の器に捕らえられる。
手で、押されても か細く一度鳴いた後は
そのまま赤い瞳で見つめる。
器の行動をただ、受け止めようと。
けれど、潰される事なく膝の上に足が触れる。
ネズミは器の手が緩んでも、
そのまま、膝の上にい続けた*
(#7) 2011/04/21(Thu) 23時半頃
【人】 見習い医師 スティーブン何も知らないでいた。 (45) 2011/04/21(Thu) 23時半頃 |
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