255 【ヤンストP村】private eye+Violine
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………そっか。 怪我した猫でも治療してやりたかったのかね。
[薬屋が閉まっていたか 緊急だと、こっそり侵入しただとか。 そんな風に考えれば まるきりの別人だと決め打ててしまった。
―――物騒なモノが消えたと分かれば もっと違う感想を漏らしたかもしれないけれど。]
(31) 2018/12/06(Thu) 22時半頃
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また負けられちまったなあ。 昨日は面倒かけちまったてぇのによ。
[多く持たせても昨日と似た問答になりそうで、 言い値の通りに支払いをしてから。>>24]
お前さんがナルシストなら 死ぬ前に一枚描いて渡すんだがな。 [金以外の報酬を思いついたところで、 自分の絵を描いてもらって喜ぶタツミが想像できない。 “エロ本” セミヌードデッサンを押し付けても ピスティオのような反応が見れるどころか おまけの溜息を増やすだけになりそうだ。]
(32) 2018/12/06(Thu) 22時半頃
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っと、長話したな。 閉めてる時にありがとよ。
[薬と栄養剤を車椅子の網籠に入れ、 挨拶を短く告げ、店の前から離れていく]*
(33) 2018/12/06(Thu) 22時半頃
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[その気持ちは、わかる。
大切な人を奪われていく、悲しさは。
けれど。
どうしてこんなことをするのかは、
あたしには、理解できなかった]
だからって、こんなこと……!
[なら、『どう』すればいいのかって言われたら、
それはわからないけれど。
そーさんの行動が、正しいとは思えなくって]
ぁ、 そこ、だめ……っ!
[そーさんの指が『そこ』に触れた瞬間、
あたしの身体が、びくんと跳ねた。
電流が、走っていくような。
今まで感じたことのないなにかが、
身体中を駆け巡る]
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― 帰り路 ―
[ピスティオと並んで歩く道は歩き慣れたもの。 別に送って貰わなくても大丈夫だと。 そう言ったのだけど。
ちらりと隣を見れば疲労の色が見えるよう。 何度も溜息をついているし。 私を送ってる暇があれば休んでいた方がいい。 そう思うのだけど心配される心地よさに。 結局送ってもらう事になったのだ。]
(34) 2018/12/06(Thu) 22時半頃
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[陽だまりパン工房の犯人を聞かれて。 私は首を横にゆるりと振った。]
分からないんだよねぇ。 お義姉さんって、なんていうか愛されキャラでしょ。 誰かに恨みを買ってるようにも思えないんだよねぇ。
でもお義姉さんの手、ずたずたに切れてて。 あれじゃパンなんて作れない。 お義姉さんの夢を奪うようで、酷いなって。
[お義姉さんの傷口を思い出して眉を顰める。]
(35) 2018/12/06(Thu) 22時半頃
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お店もめちゃくちゃで。 あれじゃ暫くお店無理そう。
[お義姉さんの傷が治って。 お店の修繕が終わった頃には。 お義姉さんは招集されてしまっているかもしれず。]
……もしかしたらお義姉さんがどうこうっていうより。 陽だまりパン工房に恨みが? パン屋に恨みってよく分かんないけどぉ。
[お義姉さんに恨みを持っているより。 パン工房を潰したい。 そちらの方がまだ理解出来る。]
(36) 2018/12/06(Thu) 22時半頃
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[ピスティオの視線がどこを向いているのか。 勿論分からない程鈍くはない。]
色々気になって。 ちょっと指を切ったぐらいで大げさだなぁ。 でも心配してくれてありがと。 大丈夫、気をつける。
てかねぇ、その言い方。 まるで今度は私の家が被害に合いそうで。 なんか不吉だからやめてよねぇ。
[冗談めかして言って笑った。 でもピスティオは真剣だったから。 私は笑みを引っ込めて。]
被害を受けてるのは招集される人ばっかりだって。 気をつけるのは私じゃなくて。 ピスティオの方だよ*
(37) 2018/12/06(Thu) 22時半頃
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[車椅子を店とは逆側に動かせば―― 若い声がいくつか、耳に届く。 薬屋は大学に近い。 サークル帰りか、夕方まで過ごして生徒らが 連れ立って大学から出てくる姿を眺めながら その様子に――
イアンと共に大学で過ごした時代を思い返して。 帰りがけに出会ったパピヨンに デッサンモデルを頼んだ いつかの思い出を頭に過ぎらせる。]
(38) 2018/12/06(Thu) 22時半頃
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……ん。
[その時。 メールの通知をする無機質な電子音が届いた。 ポケットから宛名を見て 強ばっていた顔が、余計に固まる
パピヨンだったから、だ。
財布を握る片手に無意識に力を篭らせ もう一方の手で携帯端末を弄り 恐る恐る内容を確かめれば、]
(39) 2018/12/06(Thu) 22時半頃
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やっ、 ちが、ちがうのぉ、
からだが、勝手に…………
[望んでなんかない筈なのに。
与えられる刺激は未知のもので、
そして、気持ちがいい。
ベッドに押し倒されるあたしに、
逃げる術なんてひとつもない。
逃げようとだって、思えないくらい。
あたしの身体は、触れてもらうことを求めてる*]
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[『朝はごめん。 彼とのこと、昼に行った時にでも ちゃんと話すつもりだったのに あんたが妙な事言い出すから 怒鳴りつけてビンタしちまったけどさ。
あんたの事ちゃんと見送りたいんだ。
あの人、何も知らせずに行っちまったから せめて、親友のあんたを見送らせてよ。 わがままで身勝手なババアの望み、 最後に、最後だから、聞いて欲しい。』]
…………。
[ほっと息をつく。 虫が良いと分かっているのに、 和解の機会を貰えたことを。]
(40) 2018/12/06(Thu) 22時半頃
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PPP イルマは、メモを貼った。
2018/12/06(Thu) 22時半頃
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『こっちこそ当たっちまってすまねえな。 柄になく気が立っちまった。
今夜は用事があってな、明日の朝なんてどうだ。 あの男との祝いに花でも買っておくから アトリエに来いよ。 俺とイアンが揃って惚れたいい女だ、 幸せになってくれなきゃ困る。』
[営業時間まであと数時間はあるだろうが、 こうして合間を縫って連絡をくれたのは 素直に嬉しかった。 それに、呪いなんて無かったと。 パピヨンらしいメールから証明された事に バカバカしい話だが、安堵している。
けれど―――そのメールを送った時。]
(41) 2018/12/06(Thu) 22時半頃
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―少し前、手帳の事―
[紅茶はレシピ通りに煎れれば誰でも美味しく出来るものだ。 褒められても、そうか、と返すだけ。>>16 怠惰で湯の温度を測らず、カップを温めず、茶葉の量も目分量なら出も悪くなろう。 尤も、男は今挙げた中では温度しか気にしていなかったが。
手帳を開き、二人で話しながら手帳を捲る。 答えは予想通りのもの。>>18 手帳は既にこの状態で、ワカナが拾った事も幸運で。]
(42) 2018/12/06(Thu) 22時半頃
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……あ、
[そう、幸運なのだ。 確かにサイラスの手帳はここに帰ってきた。 それだけは間違いなく。]
ありがとう、 そんな風に言われるとは思わなくて。 助かる。
[励ましてくれたのだろうと、>>18 元気なく笑みを作った。 いや、作れたら良かったのだが、その努力はした。]
(43) 2018/12/06(Thu) 22時半頃
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金庫は倉庫にある。 それだけが開かなかったから、それ。 桁の数も合ってるから、この数字が鍵だ。
[問われた事に対して隠さずに答えるのは、興奮気味だったから以外にはない。>>19 やっとあの金庫が開けられると。
それを共有出来る"サイラスの友人"に、男は頷いた。>>20 ワカナの言葉に、僅かに安堵を覚える。 召集と盗難と、塞いだ気持ちに、ほんの僅かにでも。]
……ああ、構わない。 ワカナも見たいのなら――
[そこまで告げ、扉が鳴った。 接客へと向かうべく、そうして席を立つ。*]
(44) 2018/12/06(Thu) 22時半頃
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[幸せを手に入れたというのに沈んだ面差しの女。 いつもより苦く感じる煙草を吸いながら 返ってきたメールに注意を注いで よかった、と独り言を小さく呟いた。
化粧では誤魔化せない 血管がいくらか浮き出た 中年女の首が―――何者かに絞められ
仲違いしてしまった男の許しを得た 安堵の息を最後に、 二度と呼吸を許されなくなったことを。
アポロは、知らない。]
(45) 2018/12/06(Thu) 22時半頃
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[五十年と少し。 ―――五十年と少しだ。
ひとりの女が歩んできたいのちの蝋燭は、 下手人よりずっと長くて。
小さな種火がすべてを燃やすまでは きっと、時間がかかる。
酒に、油に、火の手が移るまで きっと、何時間も掛かるのだろう。]
(46) 2018/12/06(Thu) 23時頃
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どうして、って――単純なことですよ
自分はコレが正しいと思った
だからそうしているのです
[「正しさ」なんてものは人の数程存在する。
自分にとっては贄でいることが正しいとは思えなかっただけの話だ]
でもね、――今の一番の理由は
自分がノッカさんを愛していると、気づいたからですよ
貴女がね、エビの子を孕んで、産むだなんて
考えたらね、とても、とても
腹が煮えくり返って仕方がなかった
[そう単純なことだ。
自分が、ノッカを、愛していると思い込んだのだ]
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[―――分からなかった、
何も、知ろうとしなかったせいで。]
(47) 2018/12/06(Thu) 23時頃
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ダメなら、イヤなら、逃げてもいいのですよ?
でも、できない
むしろ、求めてる――だってね
こんなにも、感じているのですからね
[『そこ』は女性にとっては酷く感じるところだろう。
快楽を生み出す源は愛でれば愛でた分だけ望んでもいないのに感じてしまうのだ。
逃げてもいいと嘯きながら、そうさせるつもりは毛頭もない]
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[高校や中学と違い、私服の学生らの人波。
車椅子で移動するアポロとすれ違うさなか。
『せんせーこんばんは。』
『明日講義でねー』
そのうちの数人が挨拶を非常勤の講師にかけて、 そのうちひとりは、アポロに声をかけた。
『 』と。 ]
(48) 2018/12/06(Thu) 23時頃
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[――公園に差し掛かったところで あの化け物が見えた。
忌々しさに、唇を噛む。 子どもたちの姿もさすがにない。配達を終え。 花屋につく前に、端末をチェックする。
そういえば、また逢おうって言っていたノッカちゃんと 私はあえてない。会いたいなっておもうけど。 手を閉じて、かえるのストラップを揺らす
花屋にもどったら 料理の手伝いをしないと。――お肉をきらなきゃ]
(49) 2018/12/06(Thu) 23時頃
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身体が勝手に感じるわけがありませんよ
イヤなら、こんなに感じない――
心の中では、自分に愛されたがっているのですよ
[押し倒した身体に覆いかぶさり、
肩に乗せていた手を胸元へと移していく。
そうして服の上からやんわりと膨らみを揉みはじめて、
触れて欲しそうにしている『そこ』を指先でかき乱す]
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…………!?
[車椅子の向きを返るのは、 早足で帰路を目指す彼らには間に合わない。 上半身を捻り、振り返る。
けれど、どの学生が告げたかは分からない。 見覚えある顔は居た。 明日の実技を取っている生徒。 けれど、そうでない生徒の顔を 常勤でないアポロが、全て覚えている訳じゃない。]
……空耳、か……?
[そうでなければ、困る。 だって、願いなんて、もう抱いていない。 あるとすれば明日、パピヨンに花を渡すくらい。]
(50) 2018/12/06(Thu) 23時頃
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ほら、――逃げないと――
大事な初めて、全部、貰ってしまいますよ?
[くすり、そう笑いながら顔を近づける。
少しずつ、吐息の音が聞こえていき、
額が触れ合い、鼻先を少し横へとずらして、
瞳を見つめて、覗き込み――その奥の情欲の焔を見せながら、
自分はノッカの唇を奪おうとした*]
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[死神は、呪いしか叶えてくれないのに。]*
(51) 2018/12/06(Thu) 23時頃
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[大丈夫だ、 飯を食って、薬飲めば。 ―――― 幻聴もなくなるのだから。 幻聴ではない事を、“知らない”。 いいや。 分かろうとしていないのだ。
パピヨンから返信が無くてもおかしいとは思わない。 夜に開ける店だから、今頃準備で手が離せないだろう。]
……お。
[買い物を終えたところで花屋に行こうとするも 短い電子音に>>14携帯を見る。 パピヨンではなくて、フローラからだった。>>14]
(52) 2018/12/06(Thu) 23時頃
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[──彼女に他の取り柄が、ない?>>3:320]
[セイルズは完全に虚を突かれ、目を丸くするばかり。驚く>>3:319だけならともかく、まさかそんなことを言われるなど。分からないから聞いたと言えど、ここまで思考の埒外から答えが来るとは思わなかった]
[こちらを見詰めるココアに、困り顔をさせたくはない、のだがどうして良いかわからない。本心を告げた結果がこれだから、他にどんな言葉を向けても、ココアの戸惑いを増幅させるような気がしてしまう。ココアが元気を取り戻しそうな言葉を考えて、なおかつセイルズの本心を無視して言うことなど、セイルズには難易度が高すぎる]
[だって、頼っているのだ>>1:407。 “パン職人ではない”彼女のことを]
(53) 2018/12/06(Thu) 23時頃
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