229 観用少年
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[じわじわと滲む熱はどこからだろう。 意識はふわふわしすぎていて、 間近に触れる彼の体温に蕩けて形にならない。
ぴくんと身を震わせた理由が、 耳朶に刻まれた刺激と声音だとすら理解できず、 小さく頷きを返すだけの反応が精一杯。
実際に涙の膜が張った瞳を閉じて漸く、 震える掌が彼の腕を掴んで、撫でて]
(55) pisca 2017/10/18(Wed) 16時頃
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なんだか、あつ……い、……
[寝台に横たわると、少し呼吸が楽になった。 同時に訴える言葉は不調ゆえではなく、 ふんわり甘く、何かを求めるように。
指先が前を肌蹴て外気が素肌を撫でる。 冷えた空気だけではなく熱い唇も。
柔らかな感触が落ちたそばから体熱に染まり、 背筋を擽る騒めきに息を呑みこんで、 伸ばした掌が縋るのは――彼を、留めようと]
(56) pisca 2017/10/18(Wed) 16時頃
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ん――、ぅ……、っあ…………
[留めようとするのではなく、シーツに落ちて。 きゅっと掴んで皴を増やしてそこへと縋る。
肌に触れる指が、吐息が、声が。 何かを波立たせるまま、 全て脱がされる光景に瞳を濡らして首を振る。
唇に食まれ、柔らかく擦り、 唾液に濡れた舌がゆったりと輪郭を辿り、 口腔が稚さを映した熱を育てて吐き出すまで]
(57) pisca 2017/10/18(Wed) 16時頃
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けい、……、っふ…………ぁ、――…
[ただ煽られる昂揚に意識が耽溺へと傾いて、 とろりと擦り込まれる潤滑に無意識に。 吸い付くような反応は柔らかく、 初夜の硬さは失せて、まるで誘うように]
や、だ……、ぁ、っ……
[囁きの不穏に、濡れた瞳が揺らぐ。 けれど熱に蕩けた意識は言葉ほどには抵抗はなく、 四肢の力は抜けたまま、震える玩具に息を止め]
(58) pisca 2017/10/18(Wed) 16時頃
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ケイ……ィ、チ……、っあ…………
[強すぎる刺激は痛みにも似て、 悲鳴めいた叫びと玩具から逃れようと身を逸らす。 稚いながらも快楽を主張していた茎は、 玩具が触れられ強張り、堪えられたのは数拍だった。
抗えない快楽の波に押し流されて瞼を閉じる。 きゅっと足指が丸まって硬直し、 張り詰めた背筋を震わせ、初めての吐精に怯え、 息を詰まらせて。
朦朧とした意識のなか、脱力しそっと息を吐く。 弾んだ吐息すら熱く、白く煙って、 滲んだ視界の中心に彼の輪郭を揺らし映し]
(59) pisca 2017/10/18(Wed) 16時頃
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[コンビニで済ませようとしたら許せなかった。 ようやく栄養管理満点まで行ったのに台無しだ。
――――結局のところ、南方の駄目っぷりを見ていられないのがオスカーだった。]
[南方が思うよりずっとオスカーは南方に傾倒している。
そんな風に作られていると言えば、簡単だが。 常にあった捨てられるという不安を振り払ってくれた。
だからもう次はいらない。 そう思う程に心を傾けているが伝わらなくてもいいと思っている。
できる限り傍に居たいのはごく当然の心理だった。 そもそも放ってどこか行く事態有り得ないと思っていたが。
だらだらとした休日は珍しくその隣で眠っていただろうか。]
(60) 古都 2017/10/18(Wed) 16時半頃
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― 職場にて ―
なんかバタバタしてんな。
[小声で南方に聞こえるようにぼそりと呟く。 思ったよりも職場は狭く、試験管やら何やらよくわからないものが一杯だった。
通り際に誰かと目が合えば、極上のスマイルゼロ円を発揮した。 おとなしくしていると言ったのでオスカーはおとなしくしていた。
但し南方がその子誰ですか、と尋ねられているのは知らん振りして人見知りの振りして南方の白衣を後ろから掴んだ。
南方の同僚なるものが近寄ってきて挨拶をする。]
(61) 古都 2017/10/18(Wed) 16時半頃
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あ、そうなのか。 どうも、オスカーです。
南方がいつもお世話になってます。
[オスカーの口の悪さは対南方用で愛想を振りまければ振りまけるとそろそろ勘付いただろう。
そういう風に作られているのだ。持ち主には甘えて本性しか見せないが。 同僚が南方に何やら耳打ちしているのを、ぱちり、と目を瞬いた。
―――…少し奥の仮眠室で貸して欲しい。
そんな台詞が聞こえてきて、やれやれ、と肩を竦めた。 人形の存在を知っているなら割とあることだったが南方がどうするのかの方がオスカーには重要で
知らずに南方の白衣の袖をぎゅっと握っていた。*]
(62) 古都 2017/10/18(Wed) 16時半頃
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[久々に、忘れたはずの夢を見た。 とても小さな女の子の夢だ。
子供の両腕で抱いてしまえるほどの、 まだ小さな赤ん坊が泣いている。 その頃の自分子供のあやし方どころか、 感情の上手な表し方すら知らなくて。
腕の中の小さな生き物に 髪やら腕やら好き放題に引っ張られるまま。 途方にくれて近くの誰かを見上げたら、 その人はそんな僕を見て大笑いしていたのだったっけ。]
(63) nitro 2017/10/18(Wed) 21時頃
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[そうして賑やかになった日常は あっという間に過ぎていく。 僕たちは年を取らないけれども、 人の時の流れは酷くはやくて。
這って歩くようになったと思えば 壁伝いで立つようになり、 やがて元気よく一人で走り回るほど。
女の子にしてはかなりやんちゃで、 昼間は色々な所へと手を引かれ歩き、 夜は眠れないからとお話をせがまれた。 おまけに同じ話は通用しないと来るものだから、 暇さえあれば色んな本を読む羽目になったのだったっけ。]
(64) nitro 2017/10/18(Wed) 21時頃
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[大事にされる人形の筈が、 気付けばすっかりお世話係。 はて何かがおかしいな、とは思いながらも 周囲の人にもすっかり人の様だと言われていたし、 そんな日常は悪くないとも思っていた。
少なくとも、彼女が大人になる頃までは 続くのだろうとも思っていたのだけれども。]
『すぐ戻るから、 " "はちゃんとここで待っててね!』
[そう告げ去った彼女が戻ってくる事はなく。 気付けばあれよあれよという間に 黒服の男に手を引かれ、知らない人の元へと連れられて。]
(65) nitro 2017/10/18(Wed) 21時頃
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[どうやらその人が新たな主らしい。 何故、この人と一緒に居る事になったのかは 教えて貰えはしなかったけれども。 扱いは決して悪くなかったし、可愛がられた方だと思う。
不満はなかった。その筈だった。 けれどある日、花冠の苗を手にした彼は言う。]
『ただの人形みたいなお前が いっとう綺麗になる所を見たいんだよ』
[漸くそこで気が付いた。 ああ、思ったよりも自分は傷付いてるんだなって。 ―――そんな夢。*]
(66) nitro 2017/10/18(Wed) 21時頃
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[カーテンの隙間から零れ落ちる朝の光が ひどく眩しくて、でも心地よい。 起き上がろうと少し動こうとした所で、 酷く身動きのとり辛い事に気が付いた。 柔らかくていい匂いがする。]
………。
[ご機嫌な環境とは裏腹に、夢見は大層悪くって。 きっと、眠るときに久々に彼女が居なかったせいだろう。
何度も何度もふとしたきっかけで 思い出す夢はいつも暖かさと寂しさだけを残していく。 シーツの上を軽くまさぐれば、 二つほど小さな欠片が転がっていた。]
(67) nitro 2017/10/18(Wed) 21時頃
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……グロリアー。おきてー。 おーきーてー。
[きっと芙蓉が喜ぶに違いない。 そんな事を意識の片隅に、 寝る時までも黒衣に包まれたその身を軽くゆする。
昨晩は結局ミルクを口にしていないし、 この時間なら流石にグロリアも空腹を感じる頃だろう。 彼女が目を覚ます頃には、泣いた事すら 微塵も感じさせないような、そんな笑顔で挨拶をして**]
(68) nitro 2017/10/18(Wed) 21時頃
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あ?まぁ、いつもこんな感じだよ。 忙しいのが普通だ。
[彼の小さなつぶやきを拾って答える。 働く現場など見たことがないであろう彼にとって こういった場所は物珍しいだろうなと思いつつ、 それを口には出さなかった。
歩けば誰もがオスカーを見るが、その視線は無視をする。 気にするだけ無駄というやつだ。 問いかけられても、まぁちょっとな……なんて 言葉で済ます。 そういう時は決まって後ろに隠れる彼を、 貴重な姿だと思っていたのを彼は知らないだろう]
(69) oikw 2017/10/18(Wed) 21時頃
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こいつは俺がお世話してやってる時もあるから お互い様だっつーの。 つーか…………あー、いや、なんでもねぇわ。
[そんな他人行儀に礼儀正しく出来るのかと言いかけたが、 それで彼の機嫌を損ねるのは嫌だから尋ねるのはやめた。 ただし、若干呆れ顔になってしまったのは否めないだろう。 ……人形とは、そんなものなのだろうか。 ふとそんな考えが浮かんではさっと消した。
不意に、同僚がこちらに近付く。 一体何かと思えば、耳打ちされたことは下世話な頼み。 それには流石に不快な表情を浮かべた]
(70) oikw 2017/10/18(Wed) 21時頃
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こいつはそういうのじゃねーの。 人に貸すとか、そんなのねぇだろ。
[アホなこと言ってんじゃねぇ、と手を振る。 独占欲を抜きにしたって、彼に誰かと そういう関係にさせる気は無いし、そんな趣味もない。 ……第一、オスカーは誰かに抱かれるようなタマではないだろう。 すっかり抱く気で頼む同僚に 無理だときっぱり断りを入れた。
けれど、それで引き下がらないのが この同僚であった。 少しくらいだの、30分だけだの、何故か食い下がってくる。 そんな同僚にどれだけ抱きたいんだとか、 欲求不満なんだとかそんな風に苦笑をしていたけれど。
――――どうせ人形なんだし、いいじゃないか。 その言葉が彼の口から滑り出た瞬間に笑みが消えた]
(71) oikw 2017/10/18(Wed) 21時頃
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……お前、いい加減にしろよ。 オスカーをモノみたいに扱うんじゃねぇよ。 こいつは俺の同居人で、モノじゃねぇんだわ。 次そんなこと言ったら、許さない。
[怒るのは苦手だ。 人に自分の怒りを向けるのは、 こちらの感情を押し付けているようなもので。 そこから拗れると、面倒極まりない。 だから普段はなんと言われようともへらへらと笑っていた。 自分のことだから、笑っていた。
けれどその言葉はオスカーを侮辱するもので。 気がつけば、思ったよりも低い声が口から零れ出していた。
同僚も流石に怒ると思わなかったのか、そこまでマジにならなくてもと言いながら自分の元を去っていく。 ……怒りはすぐに、消えた。 後に残るのは嫌な気分だけだった]
(72) oikw 2017/10/18(Wed) 21時頃
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……さて、仕事するか。 オスカー、お前はどうすっかな。 俺の近くにいたら人の邪魔になるかもしんねーし、 休憩所とかいるか?
[ふ、と息を吐いて気分を変える。 いつまでもこんな風にいるのは 精神衛生上にもよろしくない。 彼にいつも通りの笑みを向けて、 わしゃわしゃと頭を撫でながら うーんと悩むように考える。 そして、思考の先に辿りついたのは 少し離れた場所にある休憩所。 あそこならば、自分の姿も見えるし近いけど、と彼に告げて。 どうする?と問いかけた]*
(73) oikw 2017/10/18(Wed) 21時頃
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ふぅん、そんなもんか。
[資産家の元持ち主はほとんど家に居た。 家に居ても稼げていたのだろう。 どんな事業かオスカーには与り知らぬことだが。
黒曜石のような瞳が好奇心に彩られて物珍しそうに好奇心の色を覗かせる。
注目を集めるのは何も今に始まったことではない。 ショッピングモールでも、もさい30代と美少年の組み合わせは異質だ。 似ても似つかないから良くて親戚と思われたとこだろう。
おとなしくするように言われたので人見知りの振りして後ろに隠れる。 南方の見えないところで知らない人がさも怖いと言わんばかりに 眉を下げればを向ければ大体は去っていった。
心の中でちょろいな、と舌を出していたのは内緒だ。]
(74) 古都 2017/10/18(Wed) 22時頃
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南方”さん”、挨拶は基本だから。 お世話になってる人にはきちんと挨拶するものです。
[物言いたげな様子にちらりと一瞥する。言いたいことはすぐに透けたので黙ってろ、と言う視線だった。 立場が悪くなるのはそちらだろう、と。
人形というよりは持ち主は嗜好が変わっていることをきちんと弁えていた。 他人行儀もきちんと覚えさせていただけの話だ。
自分がどんな人形なのか知っているならそう来るだろうな、とオスカーは平然としている。 南方が貸すというなら、否やはない。そういうものだ。]
(75) 古都 2017/10/18(Wed) 22時頃
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[むしろ南方の不快な反応の方が珍しそうに見上げていた。 抱かれる趣味はあるかと言われれば全く無い。
そういうことを教え込まれていないが南方が我慢しろと言われればそうしたかもしれない。
堪えられなくなって蹴り飛ばすのがオチだろうが。
物珍しいのか。見目が良いせいか。同僚とやらの好みだったのか。
少々南方が困っているようなので本性を出すか、やや悩んだ。
手か口ぐらいなら全く構わないしついでにその後思い知らせるのも構わないが。]
(76) 古都 2017/10/18(Wed) 22時頃
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[――――どうせ人形なんだし、いいじゃないか。
南方の周囲の空気が変わって、見上げたその顔はいつものだらしない表情とは異なっていた。]
(77) 古都 2017/10/18(Wed) 22時頃
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[聞き覚えもない低い声に目を瞬く。
オスカーはあくまでも”愛玩人形”。その自負がある。 人間のように成長するわけでない。
永遠に少年姿のまま観賞されることが美点だ。 それは所詮”モノ”だ。
だが南方が語る自分は”モノ”では無いという。 ――――おかしいのは南方の方だろう。
自分がどういう人形か未だに理解しようともしないで。 侮辱というより同僚は正当で。
( ああ、そうだ。前は色んなヤツの”相手”してた)
悦ばせて喘がせて組み敷いてやり方は違うが。
あの同僚の方が普通で 利用しない南方の方がおかしいのに。]
(78) 古都 2017/10/18(Wed) 22時頃
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……………? [なんだかよくわからない気分になった。 おそらくそれが幸せという感情にとても近いのだろうと気づいたのは後のこと。]
てめえは変なヤツだな。
[知ってたが改めて口にする。 同僚に少し金貰って好きにさせるなりすれば後腐れないだろうに。 抱かれるのは勘弁だが。抱けないぐらい奉仕すればいいだけで。 それでも、ぎゅっと白衣の袖を掴んだ。]
……休憩所 行く、けど、コースケは?
[先程の剣幕は忘れたかのように いつも通りの鷹揚とした笑みを浮かべて。
無遠慮に頭を撫でてくる手が好きだった。 南方は仕事に行くのだろう。
離れがたいのを堪えてぱっと白衣を離す。]
(79) 古都 2017/10/18(Wed) 22時頃
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見てるからしっかりやれよ、オッサン。
[俯いてどうにか送り出す。 これなら毎朝送り出す時の方がまだまともに見送れただろう。
南方がもう少し自分に構ってくれたらいいのに。 そう思ったのを堪えたが小さな囁きを零す。*]
(80) 古都 2017/10/18(Wed) 22時頃
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―そして、とある日―
ただいま。 新しい本を買って来たよ。
[右手に持った袋には、少年のために買ってきた本が数冊。 児童文学、辞書、参考書など ジャンルが様々なのは、 未だ、男が少年の好みを理解していないためか。
あぁ、安心してほしい。 少年が興味を示さなかったとて、 本が棚の肥やしになることはない。 男にも、未だ学ぶべきことは沢山あるのだ。]
(81) ふゆのひと 2017/10/19(Thu) 00時半頃
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[寒さが増した窓の外を尻目に、 少年と二人、コタツで暖を取りつつ、ページを捲る。 紙が擦れる音と、茶を啜る音。 それだけの世界の中、ふと、男は音を紡ぐ。]
今度の週末は、馬に乗りに行こうか。 きっと、面白いものが見られると思う。
[伸ばされた小指を思い出す。 自分が見せられるものが、世界のすべてではない。 それは百も承知である。 それでも、未知を知にするために、手を伸ばしたい。そう思う。
茶を啜る。部屋の向こうの、黒い額縁が目に入る。 責めるようだと思っていた笑顔が 幾分か優しいものに見えて、男は苦笑した。
人間というのは、都合のいいように出来ている。]
(82) ふゆのひと 2017/10/19(Thu) 00時半頃
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[空白となっていた物語。 今なら、その続きを、紡げそうな気がする。**]
(83) ふゆのひと 2017/10/19(Thu) 00時半頃
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