184 【RP】Septimo Oves Errantes【R18】
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[そこに、密やかながら男女の声が聞こえれば息を呑んだ。 頬の赤味が強くなるのは、何も直接的に卑猥な声を聞いたからでは無い。 男女の秘め事は見たく無い。聞きたくもない。 こんな、罪人ばかりが集められているかもしれぬ、時代も国も違うかもしれぬ者同士で────はしたない! 男はともかく、女は売女のようではないか────まさか、元いた場所でまさに売女のような扱いを受けていたとは思いも寄らぬまま、娘は1人憤る。 1人で衝撃を受け、"色欲"の男が何かを言ったとしても何も聞かずに夢中で走り逃げ出すのだ。
────冷静であれば、先ほど確かめたのだから"強欲"の扉へと逃げ込めば良かったのかもしれない。 しかし、強欲と嫉妬、女性2人の扉への出入りを確認してしまったからこそ、自分の部屋が扉さえ閉ざされれば自分もそこに閉じ篭れる、とは思い至れなかったのだ。
だから、娘は逃げ場を求めて資料室へ。
────暫し走り、1人になれば蹲り頭を抱え込んでしまうのだ]*
(55) 2016/02/29(Mon) 19時頃
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看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2016/02/29(Mon) 19時半頃
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[ 今のところはヨーランダ・パトリック・シルトンという人が自身より過去を生きたと知らないし「恋人"みたい"」(>*22)どころか既にその物のつもりでいる。
この不快な軟禁状態から解放された暁には、現在住まう個人用の狭い職員寮をファミリー用に変更して、彼女を連れ込み閉じ込め、毎晩料理を作らせて、毎晩喉が枯れるほど可愛がって……などと、頭の中では勝手な設計が行われているのだ。
だから彼女に潜む恐怖に気付いてやれない。もしもその可能性を知ればきっとこう落ち着いてはいられないのだろう。]
(56) 2016/02/29(Mon) 21時頃
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[ 女が"私みたいな"と卑下する(>>47)のは、他者を見下す男の好物だったのだが、愛する彼女の口から聴くのは余り良い気分ではなく。] …俺様はお前のだから、飲みたいんだ
[ ムスッと子供が拗ねたような響きになった。
けれども。暗くて染まる頬は見えなかったが、恥じらい混じりなことは声色で伝わってきたかも知れない。ならば可愛らしいと思うし、この行為は彼女にとって"はじめて"なのかもと推測して、独りでに充足感に浸ったことだろう。]
ああ、良い子だ
[ 跪いていては頭に手が届かず撫でてはやれないが、ワンピースを自らたくし上げた彼女を優しく褒める。こんな我儘をも受け入れてくれる彼女が可愛くて堪らない。]
暗くてお前の顔が見えないのが残念
[ もしも相手に尿意がないようなら催させる必要があると、水があると言うこちらまで移動をしたのだが、部屋が暗すぎる所為で恥ずかしがる様がよく見えない。だからといって明るい所に出て他の者に彼女の痴態を見せてやりたくない。
……聞かれてしまうのは想定外。]
(57) 2016/02/29(Mon) 21時頃
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──資料の間で、1人──
[本棚ばかりが続く場所で1人蹲る。 誰か周りにいただろうか。いまの娘はただ酷く混乱していて、頭を抱え込んで全ての周りのものを拒絶しようとしていた。心の臓がやけに煩い。 目の縁に塩辛い滴が溜まり、舌を失った口内に悪戯に唾液が溜まり、ゲホゲホと苦しげにそれを床へと吐き出した。
苦しい。 嫌だ。 見苦しい。 はしたない。 嫌らしい。 破廉恥な。 恐ろしい。 怖い。
────何故自分がこんな目に]
(58) 2016/02/29(Mon) 21時半頃
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(……………堕ちてたまるものですか)
[ぐいと口元を拭う。 傲慢な娘は恐怖を飲み込み、哀しみを苛立ちへとすり替える。 涙を拭い、自分を屈させようとする負の感情を逆に押し込めて顔を上げた。
そう、原点に戻ろう。 あの小瓶の部屋を調べたくはあるが────今更、1人であの部屋に行くのは嫌だ。 色欲の男が調べているかもしれぬが、まだ見ていない他の人物らの資料も気になる。果たして、どんな罪人か。
すう、はあ、と深く呼吸を繰り返しては凛とした表情を取り戻し、床に座したまま資料を見比べ始めていく。
果たして、今回の人物らの資料は手に入るかどうか]
(59) 2016/02/29(Mon) 21時半頃
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── 利都と話す(>>52>>53) ──
[ある意味そう、ってドういう事だろうって尚更疑問が浮かんだけど気にしても仕方ない。 放置しようと心に決めて。
一緒、とは半分は本当だからでもう半分は嫌がらせをしたくなったからだ。 実際これくらいなら君が少し困るだけで他は何も変わらないから良いだろう。]
ヒヒヒッ!!笑ウ!! チョォーットダケダカラサァアハハ!
[頭の上に音符を浮かべながら傷ついた彼の頬をよくよく見つめる。 いとも簡単に彼の顔には赤が混じった。 やっぱり赤って誰にでも似合う色なのかもしれない。 段々傷が治って、やがて消えていったら"ネェ!消エタ!クハ…ッ!!"って笑いながら彼の頬の傷のあったところを指でぐいぐいと撫でたと思う。]
(60) 2016/02/29(Mon) 22時半頃
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[これで分かったのは自分は分からないけど相手はとりあえず現実離れした治癒能力を持っている、という事だろうか。 ………と。]
……? アレレレレ??言ッテナイヨナァアア? 資料見タンダババ!!アハ!アハハ!!!
[これを言われたのが僕で良かった。 君なら"そんな事知らない"って喚いてただろう。 そんな事になったら質問した彼が可哀想だ。]
ンンン??大体一緒コンナンコンナン!! ヒヒヒヒヒヒヒーックアハハ!!!!!!
[彼が僕を信じたのか分からないけど、言う事はそれくらい。 聞いて何になるんだろう、とは思ったけど会話なんて暇潰シだと思えば気にならなかった。]
(61) 2016/02/29(Mon) 22時半頃
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看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2016/02/29(Mon) 23時頃
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[整えたといえど、今まで自分でボタンなど留めたことのないこの男のことだ。当然、ボタンは上手く留まっておらず、剰えタイもうまく結べていない。
仕方なく、男はそのタイを首から外して右目に空いた眼孔を覆い隠すようにしたようだ。…後ろで蝶々結びをしたはいいが、縦になっているのは本人も気づいていない。
そのまま資料室をふらりと歩いていれば、奇妙な笑い声(>>60 オスカー)が耳につき 顔を顰めただろう。
その声が男のものだというのは分かっている。…だとしても、騒がしくそれから不愉快な声というのは嫌気がさすものだ。]
……はぁ、……
[溜息を吐いては、そこを通り過ぎようとしただろう。手を出さなかったのは、それでもまだ機嫌が良かったから。
……怠惰な少年の姿を見ることがあれば>>53、そちらをちらりと見て礼でもしたかもしれない。
そのまま資料室を通り過ぎれば、広間へと戻ってきただろう。]
(62) 2016/02/29(Mon) 23時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2016/02/29(Mon) 23時頃
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──資料の間──
[狂ったような笑い声はどこから響いていたか(>>60>>61オスカー) ビクッと体を震わせてしまう。此処には狂った人間がどれだけ居たのだろう。 その笑い声が近づいてくる気配は無いようだが、暫しあたりの気配を伺ってから、小さくため息をついて資料を探していく]
(63) 2016/03/01(Tue) 01時頃
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["Nicholas de Fontbrune" そう名が記された資料に目を通し、その顔を強張らせていた。 其処に貼られた写真は見知らぬ相手のものだ。 然し、其処に並べられた"人形"の文字。 そして"愛娘ララ"の名。 奇妙に一致し過ぎた符号に首を捻る。 写真に手を伸ばせば、成る程、これを剥がして取り替えることも可能なのだろう。 若しかしたらこれは、あの強欲な男の物なのかもしれない。
然し、これでは証明できぬ。 この舌では問いただす事も出来ぬ。 もし、生き返ると知っていたなら、切り離したものが戻らずに傷がふさがると知っていたなら、あんな馬鹿な真似はしなかったのに。 改竄されてしまっている可能性に気付きながら、それを指摘できない娘はそっとその資料を本棚へと返した]
(64) 2016/03/01(Tue) 01時頃
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["Yolanda Patric Shilton" 写真は確かにあの女のもの。 しかしその経歴を見れば、思わず眉を顰めてしまっていた。 何と哀れな身の上だ、父親に折檻されて生きて、窃盗を繰り返すなど余程の貧困層なのだろうか。 しかし、だからと言ってこの犯行の理由がよくわからない。それは、娘と育った環境が違いすぎるからかもしれない。 哀れだ。しかし、愚かだと思ってしまう。 貧しいとは悲しいことだとも。 娘はそんな風に女の資料を見下すように眺めてはまた、本棚へと戻す。 小さくため息をつき、そっと資料探しを続行した]
(65) 2016/03/01(Tue) 01時頃
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[そんな風に真剣に資料の山と向き合い探し続けて、暫く。 いつの間にか娘は、先程自分が殺し、舌を失い死に至ったあの凶行の現場へと再び訪れてしまっていた。 血の強い匂いと、本棚から落とされた資料の山を見れば思わず眉を顰めてしまう。 しかし、そう言えばあの"色欲"の資料は"強欲"の男に一度預けていた。 それでは、ここで警官の男──"憤怒"の男と小競り合いになった際、その資料はこの山となったそれの中に埋もれたのだろうか。 そう思いはするが、かなりの資料の散らばり具合と、自分たちが流した血の量にその中から探し出そうという気は起こらない。しかし]
(警官の男と、人形……私の他に娘はあの白髪女? ………この地下室に、逃げ込んでいた? でも、彼方の扉からは、男女の声……)
(66) 2016/03/01(Tue) 01時頃
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[そう、いつの間にか。 地下室にいたと想定される人物ら、特に自分の他では唯一の女である白髪の娘は地下室ではなく彼方の、憤怒の部屋にいたようだ。 なら、ここにはもう誰もいないか、警官の男か、…全く別の何者かが居ても可笑しくはない。 試しにドアノブを回してみれば、鍵は閉まっていなかった(>>41) そっと扉を開き中を覗き込む。 血と、それ以外の嗅ぎ慣れぬ臭気にウッと呻いて顔を背けたが──何かある、という事だろうか。 まさか、幾度も情事と破壊を繰り返していたとは気づいていない]
(何か、この奥に隠されてはいないかしら………?)
[先程は入れなかった場所である。 何かしら武器も見つかるかもしれない。 娘は意を決し、地下への扉を開き階段をゆっくりと降りていく。
内側から施錠をしなかったのは、中に危険な人物が居た場合、逃げやすくする為だが、それが良い一手となるか悪しき一手となるかは、まだわからない]**
(67) 2016/03/01(Tue) 01時頃
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看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2016/03/01(Tue) 01時頃
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[彼が想い描く未来設計図を聞いたのなら、少女はきっと、儚げに微笑んだのだろう。>>56
未来のキッチンはどんな様子なのだろうか。 未来の、どころか、現代のキッチンですら滅多に立つことがなかった少女の料理はきっとメシマズだ。それでも彼の為ならと必死に覚える努力をしたはず。
部屋での監禁には全く不満を持たない。 むしろ家の外に出ることを拒み、彼の帰りを待つ生活に幸福を感じるのだ。
そして、たとえ彼が外で何度"英雄的行為"をしようとも全てを肯定して、喜んだに違いない。
共に生活する中でキレやすい彼から暴力を振るわれたとしても、それすらも、愛する人から与えられる痛みなら幸せだと感じるのだ。
少女はケイイチに依存して、彼が居なければ生きていられないと盲目的な囚愛を抱いたはず。
しかし――そんな未来は。
絶対に来ないことを、少女は既に知っていた。]
(68) 2016/03/01(Tue) 01時半頃
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[そして……すべてを終えれば
こてり、と。
少女はそれこそまるで電池が切れた人形のように横に倒れたのだった。 彼は焦っただろうか? けれど、もし彼が慌てて抱き起こしたのなら、きっと少女の安らかな寝息が聞こえたはず。
普段、壁に繋がれた鎖で身動きが取れない少女にとって、今日はいつも以上に激しい運動をしていた。 彼女のやせ細った体には、足枷と首輪はやはり、不釣り合いな様子。
しばしの休息を、体が欲しているようだった。*]
(69) 2016/03/01(Tue) 02時頃
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──地下室──
[地下への階段を下っていく。 強くなる血と、それとは別の生臭い匂いに吐き気を催しながらも何とか嘔吐する事なくベッドの並ぶ場所へと降りる事が出来た。 ベッドは3つ。 一つは血塗れ。しかし、少し乾きつつあったかもしれない。 もう一つも血塗れ。此方は滴るほどの血塗れで、原因の解らぬ生臭さは此方からのようだ。 そして、真新しいベッドが一つ。 更に血の付いたソファが一つ。
──血痕が此処から扉の間へと続いていなかったという事は、首無し男は此処で首を切られたわけでは無いのだろうか? それとも、何かしらされて生き返って歩かされた?何故? もう一つの血の滴るベッドは理由を推測できて眉が寄せられる。 然し、想像の通りだとして、あの男女の仲は理解できない]
(70) 2016/03/01(Tue) 08時半頃
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(ここではしたなく"遊んでいた"、そして殺して殺されて"生き返った"として。 ────あの部屋に居た2人と、ここの部屋にいた2人は、別人なのかしら?)
[若しくは力で女が服従させられたか。 女の方もその身を武器に男を手玉に取ったか。 何方にしろ、おぼこの娘には理解しがたい状態である。 きつく眉を顰めながら、娘は血塗れのソファの裏側を覗き込んでみたり、隙間に何か挟まっていないか調べてみる事にした]**
(71) 2016/03/01(Tue) 08時半頃
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[眠る少女に、ひとつの唄が浮かぶ]
(Have you been to Scarborough Fair? スカボロー・フェアに行くのですか?
Parsley, sage, rosemary and thyme, パセリ セイジ ローズマリーとタイム
Remember me from one who lives there, どうかある人を訪ねてください
For he "is" a true love of mine. 彼はわたしの愛する人なのです )
[物覚えが良い筈の少女の歌に、間違いが一つ。 けれど少女はそれで良いのだと微笑む。
彼女が抱く想いに『once was(かつて愛した人)』なんて歌詞はふさわしくなかったから。]**
(72) 2016/03/01(Tue) 09時頃
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──地下室──
[血まみれのソファの周りを調べて暫く。 薄暗い地下室の中で、ソファ周りで指先にカツリと触れる物があった。 見慣れぬ、少し先の細まった小さな円筒形。金属製のそれが何であるのか、娘には分からなかった。
──父親や兄が軍人であったなら、警察の者であったなら、せめてもう少し先の未来の人間であったなら。 それが何であるのかをきちんと把握出来ただろうし、娘はもっと恐れもしただろう。 だが、娘には分からない。 その円筒形の小さな金属は六つ見つける事が出来たが、これは一体何なのだろう? "弾丸"を目の前に、娘は戸惑う。 見つけたそれらを未使用のベッドに並べ、これを使う場所──若しくは物が見つからぬか、今一度ベッドも探ってみた。 血染めの、特にその血が新しいベッドは近寄るのには勇気が要ったが仕方が無い。己のとって、情報は武器となるやもしれぬ]
(73) 2016/03/01(Tue) 09時半頃
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[ベッドもくまなく調べていけば、血染めのベッドの隙間から"刃こぼれしたナイフ"を見つけた。 これは、何を────意味するのかと想像を巡らせ、「ひっ」と小さく悲鳴を上げて放り投げた。 カツン……と小さな音を立て、刃こぼれしたナイフが床に落ちる。 ここで、"人殺し"をした人間のものだろう。あの男曰く"警官"と"人形"がここに居て、新しい血染めのベッドもあって、そして刃こぼれしたナイフ。 それが実際に彼らが使ったもので無くとも、その想像に至った娘は流石に気分の悪さに口元を押さえた]
(74) 2016/03/01(Tue) 09時半頃
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──思えばあの"警官の男"が"強欲"の男に手を出さなければ。 何方が先に手を出したのか、聞いていたかも知れないが混乱の中で娘はその順序は失念する。 あの男が傷つく事も無く、自分が怯えて手をかける事も無く、目玉を口にする事も無く、自分が舌を失うに至る事も無かった? そんな、理不尽な八つ当たりの矛先が変わりつつある。それは、娘の慣れぬ男女の交わりを匂わされ、その身に潜む劣等感を刺激されたからでもあった。 口元を抑え呼吸を震わせ、そっとそのナイフも持ち上げれば綺麗なベッドの上に放る。 下唇を軽く噛み、今度は床や壁を調べてみよう。 あの、金属製の小さな円筒形を嵌め込む穴が見つかるかもしれぬと]**
(75) 2016/03/01(Tue) 09時半頃
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[ お世辞にも美味しいとは言えない料理には 「ヨーランダは料理が下手くそだなー」と 不躾に文句を言いながらも残さず食べて。 ついでに彼女も美味しく頂く。
然し成長していく腕前には、 やがてそんな事は言えなくなるのだろう。
この少女の控えめなところが可愛いのだが、 少しは自己主張する事も求めるのだ。 おこりんぼうで勝手な自分を、 尻に敷いてくれるくらいでも構わないから。
少女の取り巻く世界を全て己で満たせたなら、 それで充分なのだ。 他の要素が少しでも入れば憤怒する。 依存は果たしてどちらの方が強いものだか。
──けれどそんなのは、儚い夢。]
(76) 2016/03/01(Tue) 11時頃
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[ その後間も無く彼女の身体が揺れた(>>69)。]
──……ッ!?
[ それはもう、焦った。 サッと血の気を引かせながら、床に崩れ落ちる前に抱きとめた。ドクドクと心臓が鳴る。]
寝てるだけ、か…、
[ けれども規則正しい寝息を認めれば、そっと胸をなでおろし。ゆっくり、その身を横たえさせ、頭を膝に載せた。
自分のことでもないのにこんなに焦るなんて。
──それから、この地での出来事を頭の中で整理したなら、部屋を出て資料室へ向かおうとするだろうか。知りたいことが出来ていた。
彼女が寝ていたなら、無理に起こすことはせずに。]
(77) 2016/03/01(Tue) 11時頃
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ー 暴食さんとの会話>>60>>61オスカー ー
[なんの前触れもなく突然頬をカッターで切り付けられた訳だが、切り付けてきた張本人は”ちょっとだけだから”と言いながら笑って俺の顔…多分頬の傷だろうか? そこをジィッと見てきているという妙な状況
目的がよく分からないが、ジィッと見つめられるのは居心地が悪い だから早々に切り上げてほしいのだが、どれだけの間見てきていたのやら 暫く見つめ続け止める気配が見られないようなら、無表情且つ感情の籠っていない声で『……何?』と言ってしまったと思う その間にも傷が治る事は流石に無くとも出血量が減るかもしくは止まるぐらいはしていたかもしれないけど
そうして、”オスカー”と名を呼び資料で見た人喰いについてもサラッと混ぜた問いかけをしてみたところ焦る様子は無く否定される事もなかった 資料の存在を知っているようだし、焦りも否定も不要と判断したのだろうか?]
(78) 2016/03/01(Tue) 12時頃
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大体一緒、かぁ…… 悪い事したなんて思ってなさそうだな、あんた
[つまり、人喰いをした時もこんなテンションだったという事なのか そう考えてみたらそんな事が浮かんでポロッと言ってしまっていた 本当にそうだとしても責めるつもりはないけど
そんな時だったか、なんとなく視線をズラしたらニックの姿が見えたのは>>62]
(何で顔にネクタイ巻いてるんだ…?)
[距離があった為確実ではないが、顔にネクタイらしきものを巻いているのは見えた 不思議には思うものの、軽く会釈だけして深くは考えない事に だってただでさえ面倒なのを我慢してあれこれ思考してるのにそれ以上は面倒くさいや]
(79) 2016/03/01(Tue) 12時頃
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[地下室の床や壁に、娘は特に何かを見出す事は出来なかった。 小さく溜息をつき、血塗れではないベッドへと向かう。 その上には未使用らしい"弾丸"に"刃こぼれしたナイフ"と、ここで見つけたものが並べられていた。 何処かで使うかもしれない、持ち主を問いただせるかもしれない────いや、今の自分ではそれは無理か。 ならば、他の誰かを介して問いたださせる? ナイフと、あの首無し男の傷口を見比べてみようか。 ──いや、見比べた所で、素人の自分には傷口がどうこうは分からぬか]
(────何方かに見せて反応を見てみましょうか)
[そう思い至れば、このままでは持ち歩きにくいために綺麗なシーツの端をナイフで適当な正方形に切り取り、小さな金属と刃こぼれしたナイフとを共に包み込む。 それを手に、異臭放つこの空間から抜け出そうと階段を登り地下室を後にする事にした。 地下室の扉を開き、外の空気を胸いっぱいに吸い込む。 そして、扉をゆっくりと閉ざす。 自分が鍵を持たぬこの場所は、施錠される事は無い]**
(80) 2016/03/01(Tue) 13時頃
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看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2016/03/01(Tue) 13時頃
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[瞠目す。君は、口元をその掌で押さえ。 うっ、と。息を詰まらせていた。 それはまるで、胃酸が競り上がってくる様。 きっと、眼前の女性の喉元。>>44
“ ある筈の器官がない ”
君の中での衝撃なのだろう。 勿論其処は、誰かに突き破られた>>2:198 あのときとはもう違い、 綺麗になっているのだろうが。 君にとっては、非常に気味が悪いものだった。 何よりも、初めに口を開いた、 凛とこの場に響いた音が、>>0:49 ────もう、鳴らぬのだから。]
(81) 2016/03/01(Tue) 13時半頃
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[空気を震わせるだけの、読み取りが難しい音。 それが真逆、君の名前を出しているとは、 夢にも思わず頭上にクエスチョンマーク。 じんわり滲む目元に、羞恥に染まる頬に、 これまで感じ得なかった普通の女の子の姿を、 悪魔ではない女性を見たような気がする。]
君は、なにが、あった……?
[なぜ、どうして? 君はそんな顔をしている。 この短時間の間で、なにが起き、 なにが変化しているのかが、 理解に及ばぬもの。 けれど、君の感覚も麻痺しているのだろう。 舌が切り取られたとして、 何故出血がもう落ち着いて、 何故こうも平然と歩いているのか。]
(82) 2016/03/01(Tue) 13時半頃
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[僕にとっては、彼女も悪魔のまま……───。
酸っぱいものを飲み込んで、 投げかけた問いの答えは、 恐らく彼女の指差す先だ。>>54 その扉の示す文字。 それは、……“強欲” その男にやられた、とでも言うのだろう。 あの、金髪で灰目の、 故郷を同じくするような男に。 嗚呼、この状況下に於いても、 …いいや、この状況だからだろうか。 殺人鬼は、悪魔の顔を堂々と表へと出すのだ。 きっと、そう。 早く、早く、罪深きものを見つけ出さねば、 被害が広がってしまうのだろう。 ….違う、此処にいるものがもしも、 もしも全員が犯罪者ならば?]
(83) 2016/03/01(Tue) 13時半頃
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[ ──── 死刑執行、 刑期が短くなっただけではないか?]
(84) 2016/03/01(Tue) 13時半頃
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