45 哀染桜 〜届かなかったこの想い〜
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――……さっきの曲で 怯えさせたみたいだからな。
[弾き終えると、優しい音だという感想に、ぼそっと返す。 ちらりと流す昏い色の眼差しは、あの礼をくれた女に。]
何故、此処に居るか、なんて判らないさ。 だが、僕がこの音を鳴らせる限りは、僕は僕だ。
[仮初、同じような想いをし、この音が響いたとしても、 あの人を想い、この愛器を鳴らすことは、自分にしかできない。]
(54) 2012/03/13(Tue) 23時頃
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[女は首を傾げた。]
此の侭ずっと夢の中に居れば、 一人にならずに、済むの?
[ぽつり。桜に問う様に零す。
「二人の夢。」 黒髪の男の言葉。
彼がそう云うのなら。 (私がそう云うのなら。)
彼がそう思うのなら。 (私がそう思うのなら。)]
そう───… なの? (其れが私の望みなの───…?)
(55) 2012/03/13(Tue) 23時頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2012/03/13(Tue) 23時頃
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[甘い。口の中が甘い。 人と話しても、転んでも、桜に触れても、感じなかったのに。 12年ぶりの甘いものは、急に生前と意識をリンクさせた。 あいつは甘いものが好きだった。普段はそんな素振りも見せないくせに、一人でこっそり食べていた。 僕の隣にいる時よりも可愛い顔をスるものだから、後ろからそっと近づいて肩をぽんと叩いたら、飛び上がりそうなほど驚いていた。 それからは僕と二人の時だけ食べるようになって、その瞬間のあいつが何より一番可愛かった。 好きだった。好きだった。世界で一番好きな女だった。]
[それなのに、どうして。]
(56) 2012/03/13(Tue) 23時頃
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クラリッサは、零した声は、近付いて来た銀の髪の女にも届いたろうか。
2012/03/13(Tue) 23時頃
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[自分は、哀しいのだろうか。 手を伸ばせば、桜の幹に届く程にまで近寄れば、触れる事はせずに拡げられた太い枝を見上げた。
数年も前に、彼との未来は自分の手で断ち切った。 だから、彼が死んだと聞いても、それは遠い話に思えて。 自分の中で、その事実を受け止めることもできていないのに。
だからこそ、なのか。 何を感じているのか、自分でもわからない。]
(57) 2012/03/13(Tue) 23時半頃
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[>>8微かに、それでも笑った望からはそっと目を逸らした。 わたしは笑えない。 もうきっと、ずっと笑えない。
ばかげた思いかもしれないけれど、今は心の底からそう思ったから。]
……そうね。すごい、と思う。
[辛うじて頷いて、でもセシルの方は向けないまま。 あの昏い瞳がこわい。
吸い込まれていきそうで。]
(58) 2012/03/13(Tue) 23時半頃
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ありがとう。綺麗な節だった。 大好きな曲なんだ。
[翠は夜の下では深緑に。 翠瑪瑙のその色は、一度酷く不安げにゆれる]
…自分を持っていられるのは、大事ですね。 俺は、何をもって自分というのか…わからない。
[なぜかそう思う。 桜が咲き、桜が散る喪失感。 それは人が想う夢と似る。
「儚い」と言葉作った人はきっと桜を例えたのだろう]
…あの、人……
[ふと目をやるのは、銀の髪]
(59) 2012/03/13(Tue) 23時半頃
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[初めに聞いたのは、どこか寂しそうな音色。 先程は、嵐のような音色。 一つの楽器で、こんなにも表現できるのかと感心して。
不躾に見ていたことが恥ずかしくなって頭を下げてしまった。
顔を上げると、黒髪の青年がかすかに笑みを向けていて。>>50 また少し恥ずかしくなった。]
(60) 2012/03/13(Tue) 23時半頃
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[自分が必要としたい人を亡くしてしまった。 なら、自分は次に何を必要とするのか。
何も必要としないのなら いっそ、自分も要らないのかもしれない。
亡くした恋心路は。その心そのものを消してしまった]
(61) 2012/03/13(Tue) 23時半頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/03/13(Tue) 23時半頃
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[>>35戻ってきた彼女の手には、バスタオルとブランケットが。 少し散歩に出るくらいでは用意しないであろうモノたち。目の前の彼女が、これらを持って何処を目指していたかまでは考えが及ばない。 ただ、彼女の好意をそのまま受け取る事にした。
掛けてくれる言葉には、これ以上心配をかけまいと、笑顔を返す]
…うん。 元々、丈夫な方では無いので、 他の人よりも疲れやすいみたい。
これ…少しだけお借りしますね。
(62) 2012/03/13(Tue) 23時半頃
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[飴を受け取った際、そう言えばと思い出す。]
あの、っ…お名前を聞いても…? 私、エリアスと言います。
[ここで出会う人達は、普段の生活では接点の無い人ばかり。 名前を聞きたかったのは、例えこれが夢だったとしても、記憶に残しておきたいと思えたから。]
(63) 2012/03/13(Tue) 23時半頃
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[>>40パティとそんなやり取りをしている途中、先ほど不注意でぶつかってしまった男性がこちらにやってきた。]
はい、もう大丈夫…
[だと思います、と少し自信無さ気に返答する。]
えと……座ります…?
[この数歩の距離感は少しだけ話しにくくて、 一人で占拠するには広いくらいの、バスタオルで敷かれたその場所に目をやってから、青年を見上げてみたが――
飴を食べた後、目の前で涙を流す青年の姿に戸惑いを見せる。 思わず立ち上がって、その手に触れようとした。
自分が不安を感じている時、私の好きな人は、手を握って安心させてくれていたから]
(64) 2012/03/13(Tue) 23時半頃
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[自分の感情を、掬い上げようとして手を伸ばしても。 其れは砂の様に手から零れて、落ちる。
風が、彼女のもとに月光色の花を運ぶ。
嘘つきを直すという、桜の花。 それが書かれた本は、彼女の手の中に。]
(65) 2012/03/13(Tue) 23時半頃
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[樹の根元に戻って見上げた華は先刻よりも開いているよう。 (そんなにも暖かかったかしら)
(いいえ、さっきからそんなに時間は経っていないはず。)
色々考えたところで時計の類は一切持っていないから月の傾きでしか経過した時間を知ることもできない。]
……どうでもいっか。
[そこそこ裕福な家だったけれど、その分両親は忙しくて。 そこまで仲のいい友達もいなかったように思う。
楽しい記憶もあったはずなのに一つの悲しみですべて暗い色に染まってしまうなんて、人間はなんて、]
(ばかみたい。)
[無意味な生なんていらない。 どうせなら獣にたべられて糧にでもなったほうが自分も獣もしあわせだとすら思う。
腰を下ろした樹の根元がごつごつして座りにくくても気にしないまま、瞳は虚ろに周りを映して。]
(66) 2012/03/13(Tue) 23時半頃
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[僕の移ったコンビニは、丁度縛り付けられていたガードレールの真向かいだ。 屋根の上から、いつもいた道路脇を見下ろす生活。 ガードレールがなくなって、供えられる花もなくなって。 ただ行く人を見ているだけの生活に、雷が落ちた。 ガードレールがあったはずの場所。手を繋いだ男女が立っていた。 知らない男。だけれど、女のほうは間違えもしない。 眩しいほどの金髪。あのツンとした雰囲気はだいぶ丸くなって、ふっくらとしていたけれど、それでも見間違えるはずがない。]
『ごめんね、のん。私ずっとね、のんのこと忘れられなかった。あの日、あれからすぐにまさか一生会えなくなるなんて思ってもみなかった。なんて馬鹿なんだって、何百回も思ったけど。 ――だけどね、私、結婚するの。だから、安心して、天国へ』
[もうその先は聞こえなかった。 眼の前が真っ暗になるような気がして、道路に向かって声をかける女の背中を真っ直ぐに見られなくて、叫びだしたくても声は出なくて、隣の男を呪おうとすら思って、それでもあいつの今の笑顔をこの男が守っているかと思ったらそんな事すら望めなくて、あいつが声をかけている先に今僕はいなくて、]
(67) 2012/03/13(Tue) 23時半頃
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[少しずつ、桜に寄って来る人々。 桜を求めて居るのか。
邪魔にならぬ様、女は樹の幹から身体を離した。
彼女達(私)がそうしたいなら、と。]
(68) 2012/03/13(Tue) 23時半頃
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音を奏でられるなら、僕は僕でいられる。
[不安げに揺れる翠を、昏い色はまっすぐに見据える。 それは、逆に言えば、 夢から醒めれば自分では居られないということ。]
ただ、それが幸せかどうかは、話は別だろう。 自分が判らない方が、幸せな時もあるかもしれない。
[いっそあの人の想いも、音もすべて捨てきって ――……自分という存在さえ虚無になれたなら。
こうして意識を持って或る以上、あの人への想いは消えない。 だから、陳腐な言葉で表すならば、絶望という名を紡いだ。
翠の眼は、銀に流れて行く。 昏い眼は、あえてそれを追わずに*]
(69) 2012/03/13(Tue) 23時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2012/03/13(Tue) 23時半頃
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――っ、あ、ごめ……
[手を伸ばそうとしてくる女の子に気づいて、はっと我に返った。 まだ、口の中は甘い。 だけれど、どうにか声は出せた。]
変なとこ、見せた。
[伸びてきた手に、触れる。 温かい手だと思って、少し安心した。 自分がとても冷たいのだ、ということには気づいてなかった。]
(70) 2012/03/13(Tue) 23時半頃
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[彼女がついた、嘘は。
そう、本当は……、
それに、どんな感情が浮かぶのか。 きっと、その答えを知ることは出来ないのだろうけれど。]
(71) 2012/03/13(Tue) 23時半頃
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[本当は―― ]
一緒に、居たかったよ。
(72) 2012/03/13(Tue) 23時半頃
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[青年の手を握ると、少しだけ、冷たく感じた。
ここで、何か気の利いた言葉でも言えれば良いのだけど、 この人の事を知らない自分に、何が出来るというのだろう。
>>70変なところを見せてしまったと、言う姿に、ゆるく頭を左右に振って]
…大丈夫、ですよ。 落ちつくまで、側に居ますから。
[そのまま手を引いて、座っていた場所へと彼を誘導した]
(73) 2012/03/13(Tue) 23時半頃
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[この人しかいない。 と、ばかげていても夢見がちでも、確かにそう思った。
きっと彼が有名人でなくても、わたしは彼を運命の人と思ったに違いない。 魂が惹かれるのを感じたのだから。
彼があの顔でなくても あの声でなくても もしかしたら彼でなくて彼女、だったとしても。
彼がその魂を宿していたならきっと、]
うんめいの人が自分と同じ立場だなんて、必ずしも決まってるわけじゃない。 当たり前のこと。
当たり前なのにね。
[週刊誌もテレビも全部愚か。 好きになった人が運命の人、だなんて後付けじゃないか。 運命の人だから惹かれるのだ。]
(74) 2012/03/14(Wed) 00時頃
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[夜風が、彼女の髪を揺らし、月光色の花びらを空へと運ぶ。
この言葉が、あの花びらと共に彼のもとへと届けば良いのに、と。
薄いレンズ越しに、氷の瞳は花びらの向こう、静かに輝く月を見上げて。 そっと、閉じられた。**]
(75) 2012/03/14(Wed) 00時頃
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[天を仰いでも青空は見えない。 ────あの日、青空を切り取った様に笑った、彼の笑顔も。]
(76) 2012/03/14(Wed) 00時頃
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[ファンレターなんて出そうとも思わなかった。 ”ファンの一人”にカテゴライズされるなんて耐えられないから。 握手会も行かなかった。
否。 行けなかった。
自分以外が彼に触れている所を直接見るなんて、想像しただけで涙が零れて、つらくて。 チケットもあったのに、結局泣き続けた日。
それでもまだ、真直ぐ彼を想えた日々はしあわせだった。]
(77) 2012/03/14(Wed) 00時頃
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それでも自分であろうとするのなら 貴方には…自分でいることが、幸せなんでしょう。
[翠がゆらり。翠瑪瑙は夜には映えない]
なくしたくないもの…忘れたくないものがある。 だから、貴方は自分であろうとするんだ。
[淡々と言葉をつむぐ。 一度銀に向けた目は、また「自分」に目を向ける。 桜から身を離すその様子。
自分もそっとそこから一歩引く。 それは彼女との約束だったから]
(78) 2012/03/14(Wed) 00時頃
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[うつむいて思い馳せていたら、視界の端で誰かが樹に近付いたのが見えた。
銀の髪。 キャラクターみたい。]
……?
[何だか透けているように見えるのは、気のせいだろうか。]
(79) 2012/03/14(Wed) 00時頃
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うん――ごめん、困るよね、こんなの。
[そばにいる、なんて。 迷惑かもしれない、早く落ち着け涙腺。 だけど、それくらいで言うこと聞くようなら、もうとうの昔に止まってた。 同じ人に二回も、完膚なきまでにフラれる。そんな馬鹿みたいな話どうして自分に振りかかるのか。 忘れられてなんかないって知っててやってんだろ、と怒りすら覚えかけた。 桜のざわめきが、一緒に泣いてくれているようにすら、思った。]
(80) 2012/03/14(Wed) 00時頃
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ヨーランダは、聞こえた小さな囁きに、微かに笑った。
2012/03/14(Wed) 00時頃
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[ヴァイオリンが、今度は優しい音色で歌う。>>49
邪魔にならないように、そっと傍へと向かった。]
(81) 2012/03/14(Wed) 00時頃
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