281 緋桜奇譚−忌−
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頭沸いたか?
[鬼という妖としては妄言としか思えない事を聞いた]
どゆこと?
[下らないギャクを聞いた。]
お前が正義の味方なんてマジ寒い。
[マジ下がる。]
罰ゲームか?そこの人間と賭けでもして負けたか?
[一周回って面白くなってきた。 だから、口が滑った。]
ああ、冥府の門を開きたい側だぜ。 積極的に慈善事業に加担してる俺も正義の味方なんだ。
(37) 2020/10/04(Sun) 21時頃
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気が合うな。
[側から見たらどう見ても友好的な“気が合う”ではない。 吊り上がった目が、瞳孔の開いたそれが、 成敗するならやってみろよ、と言わんばかりにアカボシを睨みつける。
周囲は日が落ちた後の夕暮れの薄明かりと入れ替わりに街に人口の灯りが目立ちはじめていた。]
(38) 2020/10/04(Sun) 21時頃
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[そうこうしていると、ナツミが現れた。 このタイミングで2人に足止めされるとは面倒な事だ。 彼女がどこまで聞いていたかはいいとして、]
丹生って、これか? コイツはアカボシっていうんだ。 妖の類だぜ。
しぃちゃんって、お前ら昨日ツレあってたなあ。 俺も仲良しこよしさね。
[だからどうした、とナツミの方も睨みつける。*]
(39) 2020/10/04(Sun) 21時頃
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アカボシさん? 初めまして!ナツミといいいます! 丹生さんにはお世話になっています…!
[京介には無料で入れる図書館で、難解な(ナツミ基準)数学の教師役をしてもらったことが数度あった。その時と彼の匂いは変わらない。偶に口調が悪くなるときがあったけれど、おそらくその時からも既に一緒だったのだろう。害はなさそうだと判断してこんな時だけれどと挨拶をした]
仲良し…! 友達なら、どうしてこんなことをするのを止めないんですか!? 京都も、日本中滅茶苦茶になっちゃうんですよ…!!
[志乃とガルムが友達というのは意外だったけど、それはいったん置いておこう*]
(40) 2020/10/04(Sun) 21時半頃
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/*
アオちゃんやべえと言って警告してくれる妖だかなんだかな人は、あまりにやさしいのではないだろうか。
サラちゃんありがとう〜
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……始まったようね。
ガルムと向き合ってるのは。 さっきすれ違った彼と。 ナッちゃん……か。
[自分のところまで彼女は来るだろうか。 それとも。
冥府の門が開けば、みんな仲良くやれる。 多少の怪我や負傷どころか。
一度ダメージを受けても構わない。 とは言え。]
(41) 2020/10/04(Sun) 21時半頃
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無事でいてよね。 また一緒に放送するんだからさ。
[この言い草である。 一方そのころ。
寺の入口付近にはまた別の影>>33 そちらにはどう対処したものかと思いつつ。
妖を何体か向かわせることにしたのだった*]
(42) 2020/10/04(Sun) 22時頃
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[仲良し、気にかける、心配する、全部面倒くさい。 面白いから、目的が同じだから。 何だっていい。腹の底がムズムズする。
ナツミはアカボシと丹生に挨拶を始めた。>>40 そしてこちらに説教を始めてきた。]
ああそう、お前もそういう立場ね。 人間界がさぞ楽しいんだろうな。
人間の方がしっちゃかめっちゃかにしてんだろう。 このコンクリートに覆われた地面は何だ? 確かに便利になったな。 そこかしこに電気が通ってる点についてはな。
(43) 2020/10/04(Sun) 22時頃
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[ナツちゃんへの連絡を終え、ガルムくんから貰ったお金でご飯を食べる。 近くの喫茶店に入り、この1枚で頼める分の料理を机に広げた。 それを半分終えた頃、スマホから声が聞こえてきた。]
「はーい、SHINOちゃんねる。 夜の特別編、始まりますよー。」
[画面の中で、女に住職が殺される。 結界が破壊される。 緋桜が舞う。
ガルムくんだけじゃないのか。 思ったよりも事態が進行している。 全ての料理を流し込み六道珍皇寺へ向かった。*]
(44) 2020/10/04(Sun) 22時頃
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[パンッ]
[京を照らす街灯が一つ弾けた。]
[パンッ]
[もう一つ。そして次は近くの信号が放電の温度差に耐えられず弾けた。]
俺はこの世を常世と繋ぐ。 こんな世の中クソ食らえだ。
やる気がねえ奴は大人しくしてな。
[雷獣自身からも雷光がナツミとアカボシのいる足元に放たれる*]
(45) 2020/10/04(Sun) 22時頃
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それは…!
[>>43言い返せない。己が生まれたころには既にガルムが知る昔より自然は少なくなっていたらしく、そして今も川も山も減少している。年上の水妖怪からもよく聞かされていた話だ。]
[街灯がはじけ飛ぶ音に生理的な恐怖がナツミを襲う。
いつものような意地悪じゃない、本当に怒らせてしまったという悲しみがナツミを縛り付けて動けない*]
(46) 2020/10/04(Sun) 22時半頃
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/*
金魚ちゃん可愛いなあ。
金魚ちゃんだけ会えなかったんだ。
恐怖にプルプルしている所なんて絶対に動画映えするのに。
/*
←この顔で言っていると危ない人みたいだ(今更)
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[街灯を一つ二つ壊しても街の灯りの一角が消えただけ。 歩行者用信号が急に弾けたからといって大したものではない。 それより桜だ。 朝からの怪異で京の大通りからは人が、車が潮を引くように消えつつある。 人々は固唾を飲んでネットの中継を頼りに京の街がどうなるか、知るしかない状況だった。
俺の本気を感じ取った ナツミは動けずにいる。>>46 俺はその近くまで歩を進めた。 ふわり、空中に浮いてナツミと目線を合わせた。]
なあに、邪魔しなけりゃ。 元の通り、「オトモダチ」ってやつさ。
[動けないナツミの肩に前脚を掛ける。 その爪は食い込んで今にもナツミの肩の皮膚を突き破りそうだ。
それはそれとして、アカボシの方はどう「和解」してくれるのやら*]
(47) 2020/10/04(Sun) 22時半頃
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くっ……くははははは!!!
[当然ながら、どれもこれも本心などではない。 この鬼が人間にとっての正義側だった試しもない。
ただ、ただ。
「事件に乗じて暴れたい」 「昨日笑われて何かムカついたし、そろそろ雑魚じゃない奴殴りたい」
自分本位なその程度の理由しかないのだ。 妙な口上を述べたのは、何でもいいから喧嘩になりそうな理由を適当に並べただけだ。]
(48) 2020/10/04(Sun) 23時頃
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本当、全くもって気が合うよなァ?
良かったなァ京助よ。 あっち側の奴見つけたぜ? これも俺様の素晴らしき心意気のおかげだな。
『いや絶対嘘だろアレ』
[流石に鬼の側にいる時間の長い京助にはバレていた。*]
(49) 2020/10/04(Sun) 23時頃
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[あぁあぁ人間の脚じゃ遅い。 走りながら両手を地面につける。 すると瞬く間に本来の大狐に姿が戻った。]
邪魔だ邪魔だ邪魔だぁ!!
[神通力によって道路上の車を道端へ寄せ、その間を突っ切る。 寄せた車たちを見て思った。 これをいくつか貰っていこう。]
(50) 2020/10/04(Sun) 23時頃
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[>>47目線を合わされて言われた言葉は、まるで憐れむようで。友達を、馬鹿にされたようで]
(51) 2020/10/04(Sun) 23時頃
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[脳内が真っ赤になって衝動的に頭を振る。身長も近くなってこれだけ近づかれている今ならば当たるだろうと]
自然を増やしたいなら、植林でもなんでもしたらいいじゃないですか!!!なんであの世と繋げることに結論がいっちゃうんですか!あなたは自分が異星人のハーフだからと地球に隕石ぶつけようとする羽の生えたラスボスですか!!
ガルムさんのバカ!!!!!!!!!!
(52) 2020/10/04(Sun) 23時頃
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[さてこれからどう料理してやろうか。 そんな考え事は中断される。>>35>>40]
んあ? ああ、京助の野郎が世話してた……
[数学のわからない鬼は京助が授業を教えている間、呪文にしか聞こえない数式を子守唄にすやすや寝ていたので、気づかなかったとしても無理はなかった。数学以外の話題では時々口を挟んだりはしていたが。]
ああ俺様、京助じゃねぇぞ。 そこのガルムとは殺し合うほど気の合う仲だ。
[物騒な自己紹介。]
(53) 2020/10/04(Sun) 23時頃
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『えっ、ナツミちゃん? うわー、あの、逃げた方がいいよ!』 『俺には止められないし……』
[ここで青年が入れ替わったらそれこそなす術もないし、止められる気がしない。
なお、京助の声は人間にも妖怪にも聞こえる仕組み。だが、街灯が弾けてうわぁと声をあげつつ。
足元に弾けた雷に、明星も軽く跳ねて避けた。]
(54) 2020/10/04(Sun) 23時頃
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[衝撃か、それとも怒りでか、赤くして言葉を紡ぐ。 それは怒りだった。 異星人のくだりは常連のお客さんから教えてもらった有名なファンタジーな小説に描かれていた人だ]
それに冥府って、滅茶苦茶暗いらしいですよ! そんなところに繋がっちゃったら自然だって上手く育たないんじゃないですか!!
危ないことして、無理やり壊そうとしても欲しいものは手に入んないんですからね!!!!*
(55) 2020/10/04(Sun) 23時頃
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さて。
[陣は敷いたものの、相手が出てこなければこれはあまり意味がないものだ。なので、基本相手を釣り出して中に誘い込む形になるのだが…]
ま、そううまくもいかんか。
[騒ぎを聞きつけて誰か来るだろうかと思ったが、今のところはまだらしい。 代わりに、寺の方から>>47妖が何体か向かってくるのが見えた]
仕方ない。こちらから出向いていくしかないか。
[手にしていた五色の旗を振りあげると、辺りに雷鳴が轟き渡る。陣の内側に張り巡らされた鏡が金色の雷光を反射し、稲光と轟音が響き、一匹の妖を焼いた。
もう一度振りあげると再び陣の中を雷が駆け巡り、別の妖に雷が落ちる。
そうして、数体の妖を焼いてしまうと、中央の台座を降りて寺の中へ向かうことにした]
(56) 2020/10/04(Sun) 23時頃
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六道珍皇寺の住職を殺して桜に血を吸わせ、 冥界への扉を開こうとする不届きもの…
中にいるな?
十王の代わりに、お前の罪を詳らかにするためやって来た。 姿を見せよ。
[寺の中に踏み込み、声を上げて誰か出てくるかとうかがう*]
(57) 2020/10/04(Sun) 23時頃
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/*
あら〜^
怒るナツミちゃんかわい。
流されるしかない京助君もかわいいよ。大変だね。
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いや結構結構。
この世は弱肉強食ならば、人間どもが数の多さと知恵で天下取っちまって強者になった。弱者は追いやられ、踏みつけられるのみ。
……が、テメエは弱かねえもんなァ?
[ニヤリと笑う。世の中を壊す、それが強者になるための手段ならばいいんじゃねえかと思う鬼である。]
まぁそれはそれとして。 弱くねえ奴と戦いてえわけよ俺様。
[けらけら。*]
(58) 2020/10/04(Sun) 23時半頃
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[急に笑い出したアカボシ>>48を気色悪い奴だなと眺めながら、不快な笑いにナツミの肩に掛ける前脚の爪に掛かる力が強まる。]
あっち側とはどういう事だ? 何であっちこっちを分けてるんだか。
俺を人間と一緒くたにすると、殺すぞ。
[『殺しあう仲』どうしこういうのは珍しくない。 とはいえ先ほどの雷撃は軽く避けられた>>54 今度はもっと強い一撃をと雷気を練っていた所でナツミの頭突きのような一撃をを喰らってしまう>>52 手が、爪が剥がされた。]
知るか!!!! おまっふざけてるだろう。
[そこから先が本当に言いたいことらしい>>55]
(59) 2020/10/04(Sun) 23時半頃
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[六道珍皇寺の近くでナツちゃんの匂いを感じる。 匂いを辿ると、遠くに見えたのはナツちゃんと、彼女に触っているガルムくん。>>47 ナツちゃんは動けないでいる。]
ナツちゃんに触るな!!!
[神通力によって引きずってきた車を、ガルムくんに向かって投げつける。 当たらなくてもいい。ただナツちゃんが正気に戻ればいい!]
ナツちゃん!逃げて!
[声を張り上げるも気づいた。あ、ナツちゃん正気に戻ってる。>>52 まぁ何かの隙になればいい。 ガルムくんがこちらに居るのなら、六道珍皇寺には“しぃちゃん”しかいないはず。]
(60) 2020/10/04(Sun) 23時半頃
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いいんだよ。 冥府の扉が開いて境が無くなりゃ 死が無くなるんだ。
俺ら妖の生き方に人間を近づけるとか大サービスだろう。
[欲しいもの、の一言だけが何かひっかかったが、それを無視する。]
そうか、てめえは桜の餌志願者か。
[アカボシがクソ口上述べるのも純粋に戦いたかったらしい。>>58 平素なら楽しくお殴り合い遊ばされて結構なことだが。]
(61) 2020/10/04(Sun) 23時半頃
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炉の番 チトフは、メモを貼った。
2020/10/04(Sun) 23時半頃
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はん、餌になるのはそっちだろ。
[口でも負けじと言い返す。>>61]
『ちょっとそれより!』 『ナツミちゃん助けてくれない!?』
あ? 危険を承知でここまできた妖だ、自分で何とかすんじゃねえ?
[とか言っている間に風を切って大きな物体が飛んでくるのを感じとり、明星は巻き込まれない位置をキープしている。*>>60]
『クルマあー!?』
(62) 2020/10/04(Sun) 23時半頃
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