15 ラメトリー〜人間という機械が止まる時
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そうかな。よく聞こえなかったけど、胸に刺さるような音だった。
…君も、雨宿り? [問い掛け、掠れた彼の小さな声を聞き逃さないように耳を澄ます。]
(55) 2010/07/18(Sun) 00時半頃
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今は、ダメ? ……そっか……じゃあ、会いたくなったら、行くといいんだ。
[>>53今は、と首を振る様子に、それ以上はいえなかった]
……うん。 あえなくなったの。
だから、探してるの。
[それが誰か、はわからなくなっている。 どうしてあえなくなったのかも、わからなくなっている]
でも、あえてないから、寂しいんだ。
[小さく紡いで。ぎゅう、と胸元の翡翠色を握り締めた]
(56) 2010/07/18(Sun) 00時半頃
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[生の強要。 (>>43)コリーンの言葉に、逡巡していた男は我に返る。]
仲良しに見えるならば、嬉しいことですね。
[(>>40)セシルに遅れた反応を返し、 見上げてくる視線に、まだ迷いのある表情を返す。]
いえ、邪魔ということはありませんよ。 けれど、やはり、ラルフさんの事が気になります。
[(>>52)コリーンの言葉に、首を横に振り]
私は、彼の無事を確認したいのですが……―――
[いかがでしょうか?と、セシルに問いかけた。]
(57) 2010/07/18(Sun) 00時半頃
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[『胸に刺さる』、そう聞いて少し黙る。 何か脳裡で考えたらしく、伏せた目は瞬いて。]
そ、か
[雨宿り、の言葉には頷いた。]
……雨は止んだよ
(58) 2010/07/18(Sun) 00時半頃
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[>>57チャールズの言葉ににこりと笑む。 色のない瞳を一度瞬かせて]
邪魔じゃないなら、良かった。
[ラルフのところにいくという二人を見やり]
じゃあ、あたしはお城へ。 また、後でね。
[ふわり、灰色の髪をなびかせて。 二人の側を通り過ぎる。
小さな歌をつむぎながら、お城へと向かった]
(59) 2010/07/18(Sun) 00時半頃
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―城外―
[風花の少女は笑い声を漂わせながら彷徨い歩く。 足音はなく、気配もない。 通りを抜けて歩き往く金糸は、さて誰かの瞳に映っただろうか?]
おかしいわ、くまさんが見えたのに。
[城の外へと向かう熊、のように見えたものを追い掛けて来たらしい。 けれど足の長さがそもそも足りず、姿を見失ってしまったようだ。]
あら? だれかしら。
誰かが泣いている、みたい。
[エンジェルシイラの遠鳴きと、重なり聞こえた微かな鳴き声。 少女はふわりふわりとそちらに近付いていく。]
(60) 2010/07/18(Sun) 00時半頃
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雨、止んだんだ?
[少し安堵したような笑みを浮かべて、窓の外を見上げる。 ガス雲越しに空を赤く染める陽射し。]
良かった。雨は怖いしね
(61) 2010/07/18(Sun) 00時半頃
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残るのはだあれ。
二人の一人。
どちらが残る? 誰が残る?
ふたりは、だあれ?
[歌をつむぎながら、色をなくした世界を歩く。
さらり、灰色の髪が風になびく。 歩くたびに古城が近づき。
城門をくぐったところで、ぱちり、色のない瞳が瞬く]
お水はどこ?
(62) 2010/07/18(Sun) 01時頃
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私は構いませんよ。
[チャールズの返事に頷き…]
邪魔ということもありませんよ。…ね?チャールズさん。
[だけど、城に向かうコリーンを止める理由もない]
ええ、お気をつけて。 ここにも、たまに人を襲う異形がいますから……。
[そうして、去る彼女を見送る。 私たちも行きましょうか、と、チャールズに*言った*]
(63) 2010/07/18(Sun) 01時頃
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[気づけば、涙を流していたようだった。そっと、それをぬぐい、立ち上がる。
城を出て、雨が上がったのを確認する。ふと、歌声が聞こえた]
お水はあっち。
[誰にともなく聞いていた、城門の人影>>62に、噴水の方を指差す]
(@1) 2010/07/18(Sun) 01時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/07/18(Sun) 01時頃
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―城下・通り―
ああ、そっか…… なんか、重いと思った。
[疼くだけではなくて、少し体が重く感じるのは、濡れたから。 黒ずんだコートに赤はさして目立ちはしないけど――その匂いは消えない]
……あれ、
[通りに留まる人影にずるり、 と赤い稜線を牽きながら歩み寄る]
何しに来たの? こっちはむこうより、危ない のに。
[チャールズとセシル、2人の姿に目を向ける。 なんとなくセシルの答えは察しがついたけれど]
(64) 2010/07/18(Sun) 01時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2010/07/18(Sun) 01時頃
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おっきな、さぼてんさん。
[横たわる箱仙人掌の方へと。]
あなたはどうして泣いているの? 疲れてしまった? 苦しい? 悲しい?
[泣くはずもきっとない、異形の傍で 成り立つはずもない会話を重ねる。 まるで本当に声が聞こえているかのように。 まるで頭がおかしくなってしまったかのように。]
(65) 2010/07/18(Sun) 01時頃
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>>61 [天気への安堵につられるように窓を見た。 いつも、暗いか薄暗いかの空は赤色を帯びている。 見る時によって少し色味が違うと感じるのは、空に漂う澱みが流れているからかも知れない。]
食べな、のか?
[缶詰を一瞥して問う。 枕元への置き方は、大事に取ってあるのとは違う気がした。]
(66) 2010/07/18(Sun) 01時頃
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――…うん、
……ソフィア、…ありがとう
[>>56ソフィアの言葉に小さく何度も頷いて]
…探してる…
…名前を忘れた子ではなくて…?
[言いながら、その子とは違うのだろうと思った。 寂しい、その言葉と胸元を握る姿に思わず手が伸びて]
……寂しいね…、
[ぽつりと。同調するように。呟いて 伸ばした手が触れれたのならソフィアの背を撫ぜた。]
……見つかると…いいわね……
(67) 2010/07/18(Sun) 01時頃
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―城門― [独り言に返ってきた声>>@1に驚いたように。 色のない瞳が瞬いて、声の主へと向かう]
あら、貴女はだあれ?
お水はあちら、ありがとう。
[灰色の髪をゆらして首をかしげ。 示されたほうへと視線を向けて小さく笑む]
貴女もここの人かしら。 こんなに人と会ったのは、久しぶり。
(68) 2010/07/18(Sun) 01時頃
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[>>65笑う少女に、箱仙人掌は静かに崩れたまま答えない。 彼の足である根が腐っているのが見えたのなら、 異形が既に死に絶えたものだとわかるだろう。]
(69) 2010/07/18(Sun) 01時頃
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[チャールズと共に歩けば、やがてラルフの姿が見えてくるだろう>>64]
元気そう、ですね。よかった。
ラルフさんが…怪我をしていると、先程コリーンさんから聞いて。 だから、様子を見に。
[来たんですよ、と。 血の匂い、引かれる赤い線には、少しだけ*目を細めた*]
(70) 2010/07/18(Sun) 01時頃
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……さっきの音は……何だったのかしら……
[他の者達にも聞こえたのだろうか、 聞くだけで不安で耐え切れぬほどに哀しくなったあの音を。 ぽつりと零れた言葉に、 答えを示してくれる者はいただろうか。
足はまた酷く痛んで。 支えきれずに倒れてしまう前に 泉の傍にぺたりとしゃがんでしまうと 暫くはその傍で休むこととなった。**]
(71) 2010/07/18(Sun) 01時頃
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─古城・中庭─
[>>67ありがとう。短い言葉に、ふるふると首を横に振る]
あいたい時にあう方が、きっと、いいもの。
うん、あの子じゃなくてね。 ここに来る前に、一緒にいたひとなんだ。
[伸ばされる手は、避けない。 触れる感触に、少しだけ嬉しそうに目を細めた]
うん、寂しいから。 探すんだ。
[にこりと笑う。 背に触れた手は、そこに違和を感じるか。 一部分だけ、妙に硬いような、そんな感触に]
(72) 2010/07/18(Sun) 01時頃
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―城門―
お城の亡霊。
[色のない瞳に僅かに瞬くが、そのまま目を見つめ]
……なんてね。アリーシャ・フランキスカ。そういう名前。
[ぺし、と自分の顔を片手ではたいて、同じように微笑んだ]
ここの人?かどうかは分からないけれど、ここに、しばらくはいる。
ああ。他にも人に会ったんだ。
(@2) 2010/07/18(Sun) 01時頃
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…あ、それ。
[思い出したように、缶詰めを見る。 ]
ヨナが、くれたんだけど電子部品缶切りがないんだって。
(73) 2010/07/18(Sun) 01時頃
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ベネットは、電子部品なんてあるはずがなかった。
2010/07/18(Sun) 01時頃
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……さっきの。
なんだったんだろうね?
[>>71疑問の呟き。自分も小さく、疑問をもらす]
ん……大丈夫? どっか、痛いなら、休まないとだよ。
[泉の傍に座り込むマーゴにこう、声をかけて。 ぐるり、と周りを見回す]
……じゃあ、ボクはまた、探し物をしてくるんだよ。
[泉の傍に居るものたちに手を振ると。 両足を揃えてぴょん、と一跳ねした後、歩き出した]
(74) 2010/07/18(Sun) 01時半頃
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―城門― さまよってるの? とりついてるの? しばられてるの?
[亡霊>>@2を見ながら歌う。 名乗られればもう一度、色のない瞳が瞬く]
アリーシャ。生きている、人。
あたしはコリーン。 刃の腕と優しい声と守る人に会った。
[ふわり、青い風花が飛んでいく。 灰色に汚れたワンピースを風が揺らす]
あたしはお水を飲むの。
[だから教えてくれてありがとうと。 微笑んだ**]
(75) 2010/07/18(Sun) 01時半頃
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フィリップは、電子式の缶切りは、あっても動力が用意出来ないとおもう。
2010/07/18(Sun) 01時半頃
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>>73 [缶が開けられないらしい。 ヨナが持って来たのなら、彼女は開けられるのだろうけど。 外套の下でポケットを探る。 古い小型のツールナイフをぱちりと取り出した。]
貸して
[横に腰を下ろすと、手を伸ばす。]
(76) 2010/07/18(Sun) 01時半頃
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[腐り果てた根に息絶えたと知っても、少女は会話を重ねる。]
違うのね。 穏やかな顔をしているもの。
幸せだから泣いているの?
そう、そうなの。
[触れた指先は棘の奥。 伸ばした腕に幾つか棘が刺さる様を、肩のネコミミトカゲが心配そうに見守っている。]
(77) 2010/07/18(Sun) 01時半頃
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[>>70 連れ立つ2人の姿を見比べる。 意外、でもなかった。チャールズはベネットの件で世話焼き……献身とでもいえばいいのか、そんな風に見えたから]
怪我は、してないよ。 …いつもみたいに“餌”にしただけだから。
ああ、でもそうか。 知らない人は驚くよね、だから治療って…そうか。 ――…彼女に、悪いことしちゃったかな。2人にも。 ありがとう、うん。怪我は、ないし、 俺、そんな簡単には、死なないし…… ぁ
[セシルが少しばかり目を細める様子には、 どうしたものか、と自分自身を見下ろして困惑の色を見せた。]
……そうだよね、血はやだよね。 なんで、こんな当たり前のはずこと、わすれちゃうんだろ。
(78) 2010/07/18(Sun) 01時半頃
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さまよっていて とりつかれていて しばられている。
[歌うような声に、ふわりと、踊るように手を右の宙へと差し出し、くるりと回った後、硬直したように、天を見つめ、そうして、胸を抱くような仕草をして、それから苦笑して、名乗った]
そ。透けてはいないね。 刃と……?
[どれも心当たりはなかったので、少し語尾が上がる]
ああ。いくらでも湧いてるみたいだから、好きなだけ飲むといいよ。
[向かうようなら、小さく手を振って、見送った]
(@3) 2010/07/18(Sun) 01時半頃
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[歩きながら考えるのは花の事。 立ち止まって考えるのは誰かの事]
……しろとか、あかとか、きいろとか、だいだいとか。
いろんな色があったよね。 たくさん増やすんだ、って言っていたよね。
[紡ぐ言葉は、浮かんで消える断片]
あの花、名前。 ええと、確か……。
(79) 2010/07/18(Sun) 01時半頃
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ソフィアは、誰かの声が聞こえた気がして、ひとつ瞬く。
2010/07/18(Sun) 01時半頃
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[誰かが話しているような、声。 でも、聞こえてくる声は、ひとつ。 疑問を感じて、歩みはそちらに]
……あー……。 なんか、倒れて、る?
[少し進んだ所で目に入ったのは、倒れた異形と傍らの少女>>77]
あ……そうだ、あの花の名前。 ポーチュラカ、だよ!
[その場の様子を見た瞬間、唐突に言葉がひとつ、浮かび上がって。 ぽむり、と手を打ち鳴らしながら、大声を上げた]
(80) 2010/07/18(Sun) 01時半頃
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…うん。 [缶詰めを手渡し、彼がどうするのかを興味深そうに見守る。]
(81) 2010/07/18(Sun) 01時半頃
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