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メモを貼った。
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メモを貼った。
[今もまだ、夢の中では戦争を繰り広げているだろう…。
そう思うと、この施設の研究員たちに吐き気を覚える。]
繰り返さなくていいように…
動くしかない…
[同じ事なんて…繰り返させない。]
志乃が、繰り返したくないのなら、
それでも、繰り返してしまうと思うのなら…
俺が…止める。
[二人だけ部屋の中。
そんな意識は今まで全くなかったのに。
リッキィがあんな事をするから。
普段の彼女なら絶対にしないようなことをしたから、意識してしまう。
周りに誰もいないなら、と思うと少しは恥ずかしさは薄れた。]
……リッキィ
[低い声で名前を呼ぶ。
掴んだ手はそのまま。引き寄せて、もう片方の手は頬から彼女の背中にまわすと、もう少し二人の距離は近づいた。
顔を伏せたままなら、あげてくれるまで何度も名前を呼ぶ。]
リッキィ、こっち見ろよ。
[それでも、彼女がそれに従わないのなら掴んだ手を引いて。]
[止めると言う言葉に、小さく笑う。
嘲りでも、喜びでもなく、
それに心が動いている自分に笑った。]
……止められるなら、止めて。
私は……夢の中のような、悲しい結末にならないように
やれることは、なんでもやるから……
――どんな手を使っても、
[ナユタを信じてる。
だけど、何もしないなんてできない。
自分にも、守りたい人がいるから。]
![]() | 【人】 楽器職人 モニカ[こつこつ] (70) 2013/07/03(Wed) 23時半頃 |
[周りの目が無いヤニクの部屋の中だからこそ、普段絶対にしないであろう行動をとったのかもしれない。
こうでもしないと、この男には伝わらないと思ったからこそとった行動ではあったけれど。
人目があったなら、彼女は絶対にこんな行動はしない…多分。]
[低い声が空気を、耳元を振るわせる。
そのまま引き寄せられれば息を飲む音がした、けれど顔を上げる事は無い。
彼の手が背中にまわされれば、胸に顔を埋める。
何度名を呼ばれても、]
………いや。
[要望には応えるつもりは無い。赤い顔が人様に見せられるような落ち着きをみせるまで。
そのつもりだった、のだけれど。]
![]() | 【人】 楽器職人 モニカ
(71) 2013/07/03(Wed) 23時半頃 |
![]() | 【人】 楽器職人 モニカ―――ゴホッ、ゴホッ、ゴホゴホ (73) 2013/07/03(Wed) 23時半頃 |
[お返しでした行為への反応に、やはり笑みを広げながら、零した言葉は偽りのない本音。
手を解こうとされればそれに抗うことはなく、彼女の手をあっさりと手放す。
それでも背中に回された手は動かさないから、二人の距離はほとんど変わらない。
柄にもないことをしている自覚はある。
誰かに見られたら、恥ずかしさでどこかに埋まりたくなるだろうけど。
それでも伝えたくて、リッキィの頭を撫でながら顔を近づける。
顔は赤いし声は震えているし、どうしてそうなってしまっているかもよくわからず、かっこつける余裕があるわけがなくて。
それでも掠れた声で繰り返す。
リッキィの耳には入るように、繰り返した。]
[辛い時に支えてくれた志乃の唄。
その恩返しが、これっぽっちも出来ていない。
ずっと伝えたかった言葉を、伝えられないまま戦場で逢い…
それでも敵じゃなかっただけ、心の底から有難かった。]
傷、つけてくれて構わない。
[覚悟は…出来ていた。]
志乃を傷つけるものは…
それが志乃の行動であっても…
全力で…止める。
[
"魔女"にしないって約束したのに――
[それは自分(クアトロ)に対して]
なっちゃダメって言ったのに――
逃げてって言ったのに――
[クアトロの願いは届かなかったのか――]
―― 別室実験室→制御室 ――
[向かったのは実験室ではなく、制御室。
そこにあるだけの擬体にちらと視線を向け
カプセルの中のもの言わぬ相手へと声をかける。]
俺はどうすればいいんだろうな。
どうすればよかったんだろうな。
[自問自答。何度も繰り返したそれ。
彼女の前で、カリュクスの前で。
答えが返ってくることはないのに。
触れようと手を伸ばすがカプセルに阻まれて。
硬質な表面に爪がかちりとあたるだけ。]
![]() | 【人】 楽器職人 モニカゴホッ…――。 (79) 2013/07/04(Thu) 00時半頃 |
なあ、もう、いっそ。
[全部終わりにしてしまおうか。
時折襲うそんな感情。
それをいつも思いとどまるのは
この手を好きだと言ってくれた彼女の笑顔があるから。
待っていると約束したから。
だがもう、その笑顔も。声も。
ずっとずっと――聞いていない。]
……忘れちまうんだよ。
お前の顔も、声も、想いも――
だから、なぁ、はやく
[ぎり、と爪を表面に立てるも
欠けたのはこちらの方だった。]
うん、……止めて、
[ナユタが傷ついたら、とても悲しいけれど。
彼の覚悟も伝わってくるから。
小さく返して、微笑めば瞳を伏せた。
もう少しだけ、もう少しだけ、この温かさに縋りたい。
まだ、目覚めてない"家族"たちが、悪夢の中にいるのは
分かっているけれど……もう、少しだけ。]
[自分のとっている行動も十分おかしいとは自覚している。
だって、背中の手は嫌がらずにむしろ心地良いと感じているし、恥ずかしいからといってひとの胸に顔を埋めるなんて本当ならしない。
なによりも、こんなに力を抜いて接する事なんて。
兄相手でもヤニク相手でも、今までならしなかった、はず。
他人の目の届かない場所だからか、それとも。]
[素直になる、というのは案外難しい。
自分の思っていること、感じている事をストレートに言う事を指すと、リッキィは思っているために、それを苦手としていた。
けれど、タイミングを逃せば、素直になるなんて事は滅多にできない。
……あの夢の中のように。
だから、こうしているだけだと自分に言い訳をするのは、何故だろうか。]
[掠れた声が、撫でられる頭が、とても心地良かったから、か。]
―― 制御室→実験室 ――
[去り際に、ポプラには視線を向けることすらなく。
もちろんその頭を撫でてやることもせず。
階段を上って実験室へと向かう。
扉を開ければ、オスカーとケイトの姿はあっただろう。
二人が何か話しているなら、割り込まずにそのまま。
モニターでは――また、彼らが戦っていただろうか。
オスカーの傍らにいる小さな存在には気がついたが
彼がこちらに説明してくるまでは自ら問わず。
ああ「二人」とはそういうことなのかと
ただそう思って。小さなオスカーを視線で追う。]
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[身体に、心に刻む様に。
ナユタの温もりを確かめて。
束の間の、優しい時間に身を浸す。
しかし、やはり気になってしまうから。]
……実験室に、戻っても?
誰が、起きたのか気になるの……それに、もし…
[チアキやソフィアが目覚めた時に、傍にいてあげたかった。
傷つけて、苦しめてしまったから、悪夢は終わったんだよ。
って、伝えてあげなくちゃいけない]
[拒まれるかと思っていたが抵抗はなく、リッキィの顔はヤニクの胸に埋まる。
背中に置いた手はそのまま降りて腰を支え、彼女の小さくて温かい身体を抱き寄せる。
それが思いの外柔らかかった、などと。
気がついてしまえば動きはぎこちなくなるものの、手を離すことはなく。
先ほどヤニク自身が放った言葉が思いかえしても恥ずかしくて、ほんのわずかな沈黙が落ちただけでも怒らせたのではないか、と不安になっていると。
返された言葉は、少なくとも怒っている物ではなくて。]
……た、まには言わせろよ……
俺様はこんなこと、めったに言わねぇ、だろ……
[たまには、でもめったに、でもなく初めてで。
ドクンドクンと打つ心臓の音が、半分はリッキィのものであればいい、と思いながらもうしばらくそのまま。]
[小さく囁けば、笑みを浮かべた。
信頼しているというように。
いくつか言葉を交わせば、共に部屋を後にしただろう**]
メモを貼った。
[キィはとてとてと実験室を物珍しげに見まわっていた]
食べちゃダメだよ。
[言いつけておかないと食べそうだった――。
小さなオスカーをキィだと説明して分かってもらえるだろうか]
先生はあっちへこっちへと忙しそうだね。
[四人の戦いはいつまで続くのだろうか――。
モニタへ視線を向けるも終わりはまだ見えそうになく。]
そう、だね。聞いた事ない。
[確かに、ヤニクの口から飛び出してくれば驚くような言葉ばかりで。
少なくとも、共に過ごしてきた中では聞いた事は無い。
ヤニクの動きがぎこちなくなるのは気がつかずに、そのまま大人しく腕の中へ収まっていただろう。拒む理由が今の彼女には無い。
……触れていられるのが、酷く安心する、なんて言葉には出さなかったけれど、抵抗はしないし機嫌を悪くするわけでも無かった。]
[オスカーの説明には耳を傾けつつ、
動き回るキィが近づいてこれば
手を伸ばして頭を撫でようとする。]
小さいな。並ぶと兄弟か親子みたいだ。
[キィに手を拒まれれば小さく笑い
大人しく撫でられても笑うだろう。]
――俺はお前らがいないと仕事もないからな。
恐ろしく暇だ。
……余計な事考えちまうぐらいにはな。
[オスカーの言葉には首を横に振り。
またあのにぎやかな日々は来るのだろうかと――
そんな寂寥に近い感情を抱く。]
メモを貼った。
[
丸い陶器のような白い眼にミナカタの姿が映るわけではなかったが、視線はじぃと見つめていた]
どちらかと言うとお兄ちゃんだね。
お父さんって年じゃないし、もしそうなら先生はお爺ちゃんになっちゃうよ。
[くすくすと笑みを浮かべると、キィはオスカーの方を見て首をこてん。
喉から聞こえるのは金属を打ち合わせたような音が聞こえ、ぽんと肩に手を乗せると――]
ああ、そうだね。お父さんもお母さんもいるもんね。
[キィに微笑みを返して――]
あ、先生。抱っこせがまれてもしちゃダメだよ。
[ギックリ腰になるから、と付け加える]
これからまた忙しくなるんだからね。
[僅かだけど、確実な優しさを感じた時間。
再度彼女の頬に手を触れて温もりを確かめ
安らぎを覚えながら…
だけども、もう一つの気がかり。]
だな。
俺も気になってる。
[扉の方へと視線を送る。
ライジは、あの後どうしただろう…。リッキィは…。
伝えたいことが、まだあった…。
立ち上がると、志乃に行こうと頷き、
実験室へと向かうだろう。**]
メモを貼った。
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