人狼議事


15 ラメトリー〜人間という機械が止まる時

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 ―見張り塔―


 [ 亡霊は既にそこにいる ]


[ 連れ去られる彼女を亡霊は追って、
   けれど それは 肉を持たないまやかし ]

[ 倒れ伏すヨナを 
 なす術もなく 見下ろして 暗がりに佇むだけ]


メモを貼った。


[両親が死んで、きょうだい二人ぼっち。
優しい言葉で自分たちを拾ってくれたのは、
変わった風体の男だった]

『どこぞの町の研究所では、異形を戦の道具にしようとしているそうだよ。
果たしてそう上手くいくものかねえ』

[それはまだ、人々が本気で世界の終焉に怯えていなかった頃。
異形はいつか消え、また元の生活ができると、まだ、多くの人が思っていた頃]

『私はね、異形と共に生きるための研究をしているんだ。
こいつは――生き物に寄生するタイプの異形だ。
そして、主食は、同じ異形だ』

『今、あちこちで輸送路が止まって食糧危機だのなんだの騒がれているだろう?
――こいつを身体に住まわせてしまえば、食うものには困らないさ。はっはっは』

[難しいことを言う男だった。
しかしまだ幼かった自分たちは、男に促されるがままに、その異形を体内に入れてしまって]


[地獄を見た]



             [思い出しても、思い出したくない]

[だから、妹の手を引いて、その男の元から逃げた]

 [途中ではぐれ、自分は連れ戻された。
  妹の行方は、そのまま知れず。
   更なる実験と研究のせいで、妹の記憶すら失ってしまった]


     [ああ、もう。こんな身体では生きられない]

   [だから、一緒に死のう]

        [最後に花畑をもう一度見てから。
            その中で眠るように死のう]

  ――マルガリータ…。


     リタ……。
                    …怒ってます、ね?


[異形なのか、妹なのか、もうわからないものが胃を、腸を、膵臓を、肝臓を、肺を、肉を、血を、身体の全てを内側から喰らう]

         ………… かはっ…

 [一滴の血も逃さない、そんな執念と共に]
        [血を吐くことすら許されず]


    [それでも、……それでもマーゴの声のほうに向かうのは]
                       [何故なのだろう]


[手は、取れたかもしれない。
取れなかったかもしれない。
わからない。それは、マーゴも死んだ今となっては、誰にもわからぬこと。




しかし、いずれにせよ。

異形は己の宿主を完全に喰らい尽くすと、
そのまま自らの足を食べ手を食べ頭を食べて、

セシルという人間の痕跡ごと、*消えてなくなる*]


遺品くらいはどこかに転がっているかもしれないが、それだけ*。


メモを貼った。


【人】 墓守 ヨーランダ

― 見張り塔 ―

[思った以上に動けない。
 動けなくて、自分の息の音が大きく聴こえる。

 髪に何かがいる。ああ、さっきの鼠だと思う。



 視界に誰かがいる。]



 ――…ラルフ……いる?



[そして、ラルフにシィラの様子を訊こうとして、躊躇った。]

(63) 2010/07/23(Fri) 19時頃

 ―見張り塔―


 ――……いるよ、
      ヨナ、ここにいる。

[ 亡霊は歩み寄り、傍らに膝をつく 
  湛えたそれは、彼女の望む表情に見えただろう。


  指先に手を伸ばす]


【人】 墓守 ヨーランダ

[ラルフの声がして、すると、それから顔が見えて、ほっとした息遣い。]


 ――…ラルフ…ごめんなさい。
 シィラは、どうしてる?


[身体に力が入らないまま、シィラのことをそれでも訊いた。きっとラルフなら、赦してくれると思って…。]

(66) 2010/07/23(Fri) 19時頃

―泉・異形の大樹―

 ――……、あなたも。

[幹にガストンの手が触れれば、
梢は応えるようにさわさわと揺れる、生ぬるい風の仕業]

[答え無き大樹に語りかける彼は、
この異形をも仲間のように、みなしているのだろうか。
かつて言葉無き獣を相棒と呼んだ様に。

生きる力の強さが眩しく、水面が揺れる]


 ―見張りの塔―
[ヨナの問い掛け、亡霊は彼女の望む言葉を紡ごうとして]

  ――……シィラは、
         まだ、生きている。と思う。

[“天使”は、彼女を敵から護るために、
ここまで避難したつもりだったのだろうか。

打ち込まれた銃弾は数発、
無理をして飛んだそれはもう長くは持たないだろうか。]


【人】 墓守 ヨーランダ


 ――…そう、生きているのね。

[ほうっと息をつく。]

 もう、ひとが生 きら れな  くても、
 シィラや  ほか の異形が生 きていら  れるなら、

 この  世 界はまだある 意味が あるよね。

[そして、起き上がろうと身体を震わせた。]

 ――…ああ、水が……
 水が、近くにない、ね。

[ずっと城で水の傍にいた少女は、水がないことに大きなため息をつく…。

 全身浴びたシィラの紅は、
 少女の色をすっかり変えて……。]

(67) 2010/07/23(Fri) 19時半頃

【人】 墓守 ヨーランダ



[そう、白い少女は、今、赤黒く穢れて……。



       そして、また、その場に伏した。]

(68) 2010/07/23(Fri) 19時半頃

 ―見張りの塔―

[亡霊は小さく頷いて、
けれど起きようと震えるその身体を制した。
――世界の意味を問う、言葉]

 ……うん、そうだね。
 人が赦されなくても、生きていける存在がある。

 それに、もしかしたら、
 ――まだ存在が赦されるヒトも、いるかもしれない。
 ヒトとして、正しい形ではなくても…… 

[ 震える身体を、肩を撫でる 
 赤く染まった少女の姿、亡霊の手は赤くはならない]




  水なら、あるよ。
       ――……君の眸の中に、


[ 亡霊は、その青を覗く 
  闇の世界でも、彼女が望めば、それは きっと]


[あぁ、それは…終わる世界の黄昏の色。

穢れていても、

いや、穢れてすらも、


むしろ、穢れているからこそ、

こんなにも、美しいのか。]


──世界《ヨナ》は、キレイだよ。

[淀みも濁りも穢れも全部、総て含めて、
世界は、こんなにも愛しい──


【人】 墓守 ヨーランダ

― 見張り塔 ―

[身体は穢れた少女。
 だけど、ラルフの亡霊が云うとおり、その眸の青色だけはそのまま……。]

 ――……そう、水は……。

[ラルフの言葉に笑もうとするけれど、唇がかさりと…。シィラの血がこびりついて…。]

(76) 2010/07/23(Fri) 20時頃

【人】 墓守 ヨーランダ

[黄昏色に染まった少女に、
         亡霊は賛美を送ってくれる。


 その生きた世界は美しかったと、いや、愛しいと……。]

 ――……

[シィラの血が肌表面から、ヨナの中に浸透してくる。
 それは、ゆっくりゆっくり、身体を別の何かに変えていくようで……。
 手を指先を、それでも動かした。]

 ――……動かないと、ベネットの心臓……止まってしまう………。

[手は指は時計を止めないために…そして、青色をラルフに向けて……。]

 ――…傍に  いて……。

[そう、シィラの血が重いから。]
 

(77) 2010/07/23(Fri) 20時頃

 ―見張り塔―
[聞き覚えのある声、小さく。
そう、世界は歪んでいるけれど――]

 うん、泉は君の中に――……
 そして、君が与えてくれた水は、皆の中に。

 ―――…ヨナ、

[その乾いた口唇を潤す水は、
けれどもう死んでしまった亡霊の中には なくて。

―――小さく微笑返しながら、
その唇に触れる その血を拭うことは出来なくても]


[噴き出したあか、響く叫び。
既に傍観者たる少女にできるのは、ただ、見ているだけ]

……ああ。

[衝撃を受ける器を失した身に、その音が刺さる事はなく。
そこに紛れた幾つもの呟きも、拾う事はできて]

……さびしい、ね。

[間を置いて、零れたのは、こんな呟き]


[小さなキツネリスは記憶のままに、その手へそっと擦り寄って、

最期の時が訪れるまで、傍に…*]



 ――ここにいるよ。
     ずっと、君のそばを離れない。


[ 色を失いつつあるヨナの唇、
 シィラの――異形の血だけが、鮮やかな赤を残して。
 触れることのない 口付けを 落とす ]


[ 異形の大樹から は ぽたり ]
[ 泉へと 夜露が 落ちた。]


メモを貼った。


[何がどう寂しいのかの説明を請われたなら、多分、返事に窮してしまう。
強いて言うなら、そう感じたから──としか、言えないから]

…………。

[ふと、近くで何かが動いたような気がして、目を転じる。
回廊の隅。
密かに揺れるいろ。
生まれては消える、異形の花]

……花畑。
作りたかった、な……。

[その様子に、ふと、思い出す。
金髪の少女に贈った名前の花。
増やそうと、増やそうと、試みていた日々の事を]


メモを貼った。


ヨーランダは、ラルフをぼんやりと見つめてから、目を伏せる。

2010/07/23(Fri) 20時半頃


[楽しげに笑う声がして、花の異形から視線を動かす。
目に入るのは、歌いながら歩いてゆく銀の後姿]

……あのひとも。
なの、かな?

[小さく呟いて。
それから、ふわ、ふわと。
地に足をつけぬまま、歩き出す。

行くあては、なかった]


メモを貼った。


― 回想・廊下 ―
[遠ざかる 届かなくなった背中は一度立ち止まり、
こちらへと引き返してくる。
泣き濡れた瞳がその影を見上げる、セシルの姿。]


 ……置いていかないで…


[足はもう動かない。
足だけではない、身体が…巣食われた胸元が、
全てが止まっていく…動きを忘れていく。]


[ベネットと同じくセシルにも、生きて欲しいと望むのに
彼が死を選び取ろうとすることを止めようともせずに
連れて行って欲しいと願う矛盾。

彼からの死への誘いの言葉にはまた紺の瞳から涙が零れ]


   …連れて行って…



              …私も…一緒に…


[力を失いかけた手を、懸命に伸ばす。
知っている―――"彼"は、この手を振り払わない。]


[マーゴに近づいていく人は、形を人から変えていく。
裡から異形に食らわれて、その形を崩していく。
差し伸べられたセシルの手、最期の力で伸ばしたマーゴの手。
あと少しで届く、マーゴの目の前でセシルの手はなくなった。
最期は互いに触れることなく――…伸ばしていた手も力尽きた。]


[紺の瞳にはもうセシルの姿は映らない。
セシルも、セシルを食らった異形も全てなくなった。

潤んでいた瞳も乾き、光を失くしていく…止まっていく。]


 ………


[また独りになって、けれども最期に浮かべるのは
久しく忘れていた、幸せそうな顔]


 ……嬉しい、

                      …嬉しい…セシル…

[差し伸べられた手が、幻のものだったとしても。
彼は置いていかなかったから。迎えに来てくれたから。]


墓守 ヨーランダは、メモを貼った。

2010/07/23(Fri) 22時頃


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