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![]() | 【人】 友愛組合 チアキ[ああ、困らせてしまったな。 (70) 2013/07/02(Tue) 00時半頃 |
―実験室→廊下―
[何も守れず、殺されて、でも生きていて、
まだ皆は戦場で―――。
罪悪感で胸が張り裂けそうになり、
ナユタは実験室を出て、そのまま廊下を歩き出す。
懐かしい、施設の廊下を・・・。
そのまま、向かった先で、
思わず、立ち止まる。
その優しい響きに、
ただ、そこに以前には無かったような、
深い苦しみや悲しさが混じっていて・・・。
半ば無意識で志乃の部屋へと足を進ませる。]
メモを貼った。
―志乃の部屋前―
[暫くその扉の前に立ち、静かにその唄を聞いていた。
所々に混じる、啜り泣く声。
唄が途切れたその時に
ノックをせずに声を掛ける。]
志乃・・・。
出てこれなくても、いいから・・・聞いて。
[これは、ただの我儘。
罪悪感を少しでも消すために、言いたいだけの自己満足。]
志乃・・・ごめん。守れなかった。
[夢の話かもしれない。
守れなかったから志乃は現実で目を覚ました。
でも、守れなかったことには変わりなくて謝らずにはいられない。
これは、俺の弱さだ―――。]
[泣くのを我慢しようとしながら、歌う事に集中していて
近付く足音には気付けなかった。
ただ、歌う。
だけど、抑えきれなくなって――歌が、途切れた。]
っ、……く、
[両手で口を塞いだ。昔からの癖。
音が響いてしまわないように、無理やり抑える。
聞えてしまわないように、伝わってしまわないように
そうしていれば、ふいに声がかかって]
……ちが、うの、
[零れた涙を拭いて、そっと扉に近づく。
後から後から、涙が零れてしまうから、
扉を開けなかったけど……]
[閉ったままの扉に立って、首を横に振る。]
違うの、……ナユタ、さん
謝るのは、私の方なんです……
[自分から死ぬ事を決めた。
チアキを止めたくて、戦いたくなくて、
でも退くこともできなくて。
どうしたらいいか分からなくて、
あんな方法しか、取れなかった。
守りたいって言ってくれたのに、
勝手に死んだのは、こっちなのだ。]
![]() | 【人】 友愛組合 チアキ だけど……だけどさ。 (90) 2013/07/02(Tue) 01時半頃 |
![]() | 【人】 友愛組合 チアキ …………とりあえず、そのマント脱いで。 (91) 2013/07/02(Tue) 01時半頃 |
[ちゃんと伝えて、謝らなければと思うのに。
上手く言葉が出てこなくて、掠れた声で呟くしかできず。
これ以上は、強い音を、悲しみや苦しみを
鳴り響かせてしまいそうだったから、両手で口を押えて
何も言えなくなってしまった。
はらはらと落ちる涙が、薄桃色の襦袢に染みつくる。
抑えなきゃ、と思うのに……]
[扉の向こうに、微かに動く音。
一枚隔てたすぐ近くに、彼女の息遣いを感じる。
その場で、じっと扉を見つめたまま佇む。]
なんで…志乃が謝るの……。
[あの時勝手に行動したのは自分自身。
彼女の望みではなかったのだから。
勝手に約束し、勝手に破り、勝手に謝って――――
その勝手が、彼女を悲しませていた…。]
志乃…志乃…ごめん。
自分がしたいように、勝手に動いたんだ…。
俺が、守りたかっただけなんだ…。
見たくないなら、見なくていいんだからな。
[ケイトがそこにいれば、そう話しかける。
モニターに映る場面はどれも哀しい。]
……これは現実じゃない。
俺たちがお前たちに見せた悪い夢だ。
飯でも食って、寝ててもいい。
……しばらくは実験もないだろうからな。
[自身が精神面に異常なしと診断を下すまで
または彼らが実験結果の解析を終えるまで。
通常の実験は行われないことになっていた。
その程度が精一杯だった。**]
メモを貼った。
[ポツリ、ポツリ、雨を降らせる。
彼女の涙の音を消してしまえるように。
全て洗い流せればいいのに―――。
雨を、降らせる。
次第に雨は土砂降りに。
ザァ…ザァ……と、悲しい音を消してしまえるように。
いつも、戦いの後に降らせていた、
自分にとっては、優しい雨。
悲しいその心を癒す、切ない雫。
晴れない雨はないと、願う音。
大切な人に、この雨が届きますように―――。**]
[勝手にしたことだと、ナユタは言うけど。
ケイトも、自分が守れと命じた兵士たちも、ナユタも、
自分を守ろうとした人たちは、みんな、死んでしまった。
夢の中でのことであろうと、それは確かに起きたことで
泣いてしまうと、誰かをやはり困らせる。
笑わなければと思う。笑わなきゃ。
だけど、口元に何とか浮かべた笑みは、酷く歪で、
とても見せられない。大きく深呼吸。落ち着かないと]
……え?
[笑顔を浮かべようとしてると、雨が降り始めて
その音の優しさに……悲しみで揺らめいていた心が
凪いで行くのを感じていた。**]
メモを貼った。
![]() | 【人】 友愛組合 チアキ[キィの言葉は分からない。 (101) 2013/07/02(Tue) 02時半頃 |
![]() | 【人】 友愛組合 チアキ[有名人の彼らが目立たぬよう、自分とソフィアの青の服を二人に渡す。 (103) 2013/07/02(Tue) 02時半頃 |
![]() | 【人】 友愛組合 チアキ ……モニカ、一つ訊いてもいい? (111) 2013/07/02(Tue) 16時頃 |
![]() | 【人】 友愛組合 チアキ[今だって。もしも青の兵の目があれば迷わずモニカを拘束していただろう。 (112) 2013/07/02(Tue) 16時頃 |
![]() | 【人】 友愛組合 チアキ[トンネルの中に足を踏み入れた彼らの背中を見送る。 (116) 2013/07/02(Tue) 17時半頃 |
![]() | 【人】 友愛組合 チアキ 数えきれないほどの人の数えきれないほどの努力が大前提 (117) 2013/07/02(Tue) 17時半頃 |
![]() | 【人】 友愛組合 チアキ ……そうして、大事なものを (118) 2013/07/02(Tue) 17時半頃 |
![]() | 【人】 友愛組合 チアキ[ぽんとソフィアの頭を撫でると、少し眉を下げて微笑んだ。 (125) 2013/07/02(Tue) 20時頃 |
![]() | 【人】 友愛組合 チアキ ……リッキィが帰ってきたら、伝えないとな。 (128) 2013/07/02(Tue) 20時頃 |
![]() | 【人】 友愛組合 チアキ ……ああ、そうだ。 (129) 2013/07/02(Tue) 20時頃 |
私は、最期まで、見させて欲しいです。
[実験室から出る人がいる中で、そう返答する
見たいと思う訳ではない、むしろ、見たいわけではないけれど。
自分の「責任」として、見なければならないのだ、と思ったのだった。]
…これは私たちにとっては、さっきまで確かに「現実」でした。
そこにまだ残る人がいる以上、出来るだけ、離れたいとは思いません。
メモを貼った。
[蹲ってしばし、画面の中ではどれだけ時間が流れていただろう。
顔を上げると、灰がさらさらと骨がころころと、チアキの手によって袋に収められて
ヤニクの身体も燃えて骨と灰になるのだと、頭のどこかで鈍い安心を抱きながらチアキがきちんと一欠けらまでも袋に収めてくれたのを見守る。]
……弔ってくれた、のか。
[ようやく、彼らが揃いの黒い装束をまとっていた理由を知った。
あれはヤニクの葬儀だったのだ。
こんな戦地の真ん中で、他にも多くのハローシィ国の兵士は死んでいたのに。
残っていたのは首だけだったのに、功績をあげてきたわけでもないのに、三人でそっと弔ってくれた。
わざわざ弔ってくれたということは、ヒトとして見てもらえていたのだろうか。
そうだとしたら――望んでいいのだろうか。
この望みを、望むままに口に出していいのだろうか。]
メモを貼った。
![]() | 【人】 友愛組合 チアキ[小声に頷いて、共に少しの間空を見る。 (133) 2013/07/02(Tue) 21時頃 |
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