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![]() | 【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ[そして、二人の答えはどうなるのかな? (254) 2017/06/18(Sun) 00時半頃 |
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[呆れられたのだろうが、エントリー料の事を教えてくれた
生き返って、取り戻す。何かもわからないのに、怖い想いや痛い想いをして。本当にそれはそこまでの価値があるのだろうか。
でも、生前でこんな気持ちになることはなかったから、取り戻す必要はあるのかもしれない。
対価が余りにも酷ではないか、と判断するには2度目の死を経験したから言えるのだが]
[丈司に対し、本心も含まれているだろう憐れみの言葉
心が痛むが、奮起するには至らず。
失くした何かが欠片でも分かればまた違っただろうか。
召喚された、ノイズが2体。
迷いのある拳では、致命傷を与える事は出来ないだろう。
回し蹴りで一先ずは距離をとるが、さて。
迷い子のように、後ろの丈司に眼を向けただろう。
彼はどう行動しただろうか]*
[視界の隅で、
自分で手を下すまでもないと言うように。
それ以上彼に話す事は、目の前の化け物が許してはくれなかった]**
メモを貼った。
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[少年はただ、目の前で行われている死神と彼女のやりとりを黙って見守っていた。
その話題が
ぼくの事は知っているのに、どんな知り合いだったのか繋がりの“元”が思い出せない様子で…
(……だとしたら、納得はできるけど)
そこから推測すれば答えは簡単なものだっただろう。
彼女がここまで生きる気力を失ってしまう程の大切なもの。
パティさんのエントリー料は…]
[
できる事なら避けたい事態ではあったが
それでもこちらの命を狙うというのなら、死神のお兄さん相手でも戦わなければならない。
けれど続いた言葉は予想していなかったもので、少年はぽかんと口をあける事となっただろう]
(ぼくが…可哀想…?)
[それは挑発もあったのだろうけれど、少年は覚えている。
このゲームで生き抜くコツを教えてくれた彼の言葉を。
一蓮托生である自分のパートナーを信じることが重要だと言った彼を。
今にして、改めて思う、あれは本心からのアドバイスだったのだろうと]
(あぁ、勝手な勘違いなんて…)
[―うそつきなお兄さん
自然と浮かんだ表情は苦笑。
だったらこちらは、その勘違いを信じてみよう。
あの瞬間の彼は、間違いなく親切な死神のお兄さんだったのだと]
…っ!
[
その姿を確認し再び表情を引き締め]
[そして示してみせよう。
彼女が再び立ち直れるようになるまで、今度はぼくが助ける番であるにすぎないだけなんだと]
大丈夫、信じて
[
彼女が盾となり間合いを取ってくれれば、能力を発動するにおける問題は何もない。
2体のノイズに狙いを定め強く念じる。
そうすればすぐにサルビアは成長を始め、赤い花が咲き誇っただろうか*]
メモを貼った。
メモを貼った。
![]() | 【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ―サイガワラ駅東口― (357) 2017/06/18(Sun) 14時半頃 |
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……ぁ
[彼の言葉
それと同時に、またフラッシュバック]
―――大丈夫、俺を信じろ!
[そんなこと言うなら、少しは強くなりなさい。
そう、笑いながら に言った、生前の記憶]
……っ!
[彼の言葉に応えなければ。ふぬけている場合ではない。
間合いを取らせるために、ノイズに向け、リーチのある足技を繰り出す。
そうすれば彼の精神のようにたくましい、赤い雄々しいサルビアが咲き誇っただろうか。
ノイズもまた、霧散されて逝くだろう]
[ノイズがいなくなれば、丈司の方を見る。
この子の陰に、たまに違うものが見える。過去の記憶や……死を目の当たりにしたときは吐き気を催すほどの強い絶望。
いったいこの子は、あたしの、何?]
………ねぇ、聞いても、いいかな?
[彼から特に反対の意思がなければ、彼女は初めて「赤根丈司]と向き合っただろう]*
メモを貼った。
―― 回想 ――
[格闘術を学び始めた最初の動機はいたって単純だった。
弟がいじめられるというのなら、いじめた子に報復するため。それだけのこと。
師にそのことを話したら、バカモンと怒鳴られたっけ]
拳は人を殴るためにあらず。
なんのために強さを得るのか、しかと考えなければ真の強さは得られはしない。
[まーた説教かと。日本の老体は話が長いな、とどこかうんざりしたように聞いていた。
道場の中では師以外には負けなしだったし、技術面で問題なく、ライバルとなるような人もいなかった。
なのにどうして、あーだこーだ言われなければならないのかと。
あ、弟の下校の時間だ、と思う程度には話は耳に入っていなかった]
…もう、大丈夫みたいだね
[ノイズが霧散する様子を確認し、頭上に成長しきったサルビアを二輪揺らしながらほっと息をつく。
念の為周囲を確認したが、今のところあの2体以外のノイズは潜んでなさそうだった。
さて、そうとなれば]
…うん。ぼくが答えられる事なら何でも
[ようやく、彼女と向き合う時がきた。
………でも、この言葉だけは、どこか強烈に心に残っていた。
『誰かのために生きるというのは、卑怯とも言える。
己が本来持たなければならない責任を、相手のものにするということだからだ。
お前は強い。呑み込みが早く、技術も高い。だが根本の心が弱い。
守るための拳が欲しいというのなら、まず――』
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