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[煙草のにおいがうすくなっていっていることに
気づいている。
側にいて、求めたり、求められたりしての口付けは――ほんとうに、甘くてくすぐったい。
口にはなかなかしないが
とても好きな、行為の一つ]
![]() | 【見】 死ね死ね団 サミュエル―研究ルーム― (@39) 2013/12/23(Mon) 14時半頃 |
これは匂いを楽しむものらしい。
食いたいなら、キッチンにオレンジがある。
[匂い付けのレモンのようなものだ、と付け加えて、
しかしかじってみるのなら止めはしない。
多分酸っぱいだけだろうし]
岩塩もあったな、そっちは匂いがしないからやめといた。
ミネラルがなんとか、って書いてあったが。
[その効果はよくわからない、
どうせ入れるのなら湯の色が変わるほうが面白いし
泡が出るのを入れたらテッドはどんな顔をするか。
中から具が出てくるのは、
匂いが強いので苦手かもしれないとそれは買わず。
ざっと身体を洗って、寒いのでさっさと湯船に逃げる]
[集中して進める時は時間を決めて打ち込むが、
仕事部屋の中に一日中篭る事もなくなった。
リビングのソファでテッドとじゃれあいながら
ノートに何か書き込んだり、
色鉛筆やクレヨンも買っては、
テッドに絵を描くのを進めてみたり。
試しにと描いた動物はぐにゃぐにゃしていて
狼のつもりだったのだけど、通じなかったので
才能がないことは十分理解されただろう]
ふうん。
後で、見てみる。
[齧ってうっかり顔をしかめることになるであろう未来、だ。]
みねらる。……みねらるって?
[疑問を口にしながら、
体を洗う。尻尾や耳は毛づくろいも兼ねて
丁寧であった。
泡の風呂は、きっと、間違いなく驚く。]
……寒がりだな
[揶揄と謂うより確認、
テッドもすぐ後を追って湯船の中。狭い中だから、すぐ肌が触れる]
[絵を描くこと。
チアキがなにか、そういうことをやっていたはずだが
自分がやることになるなんて思っても見なかった。
ぐにゃぐにゃの狼を見て、
わらって、それから本を見よう見真似で書いていく。
つたない其れが、段々と形になっていく過程が見られるだろう]
[齧ってすごい顔になるテッドを見て笑う、
それから真似してがぶっとするが
やはりすごい酸っぱいだけだった]
ミネラル、ええと。
酸素とか水以外にメシで補給しなきゃならん
身体を作るのに必要な要素?
後で辞書引こう。
[聞かれると言葉に詰まったが、
丁寧に毛繕いしている姿は見ているのは楽しい]
寒がりだな。
[肯定。
並んで入ると少しお湯が溢れる。
柑橘の良い匂いでいっぱいで、はふと息を吐き出した。
湯の中で肌が触れる、
冷たかったものが温まるまではじっと我慢]
[目に見えてテッドの方が絵が上手かった、
悔しいがどこか嬉しくて。
図鑑や動画であれこれと見せて描かせる。
そのうち絵本の挿絵に使えるのではと
ひっそりと企んでいるが、
まだ本人には話をしていない]
[以来、レモンを食べろと謂われると露骨に避けるようになるのである]
……?
……大事なもの、ってことか
[ざっくりまとめた。
あとは、辞書に任せよう。
毛繕いした尾は機嫌良さそうに揺れる。
肯定には小さく肩をすくめ、
あとは香り高い湯のなか。
浮き沈みする果実を手に、転がして。
それから、冷えた指先にそろりと触れた]
つめたい。
[――絵について。
よもや企みがあるとは知らず、上手く描けるとミナーがどうやら嬉しいらしいと感じると、色々と頑張るようになる。
愛玩動物は、
学習能力は高めなのだ。]
[果汁が目に入るよりはマシ、という話を後ですることになる]
そんなかんじだ。
生き物が生きるには必要なもん。
[バスルームには、狼専用のシャンプーも増えた。
人間の髪のとは、別物らしい。
触り心地は格段に良くなった、ふかふかだ]
もう、温まる。
[冷えた指先に触れる手、
言葉通り湯から熱を受けてじわりと温まる。
痺れるような感覚も消えてから
解凍されたとばかりに絡めて]
[学習能力が高めの優秀な狼は、
日に日にあれこれと吸収して成長速度が早い。
早すぎて、追い抜かれるのではと思うが
その時の為にこっそりと料理の本も
本棚に入れてある]
[――アレが目に入ったらどうなってしまうのだ。
テッドはやはり盛大におそれるようになるのであった。]
――ん、
なんだろ、勉強に、なる
[頷く髪は、狼用のシャンプーで素敵な手触り。自分でも御気に入りだ]
――ん。
[絡む指、愛しそうに絡めて身を寄せた。随分と、素直になったと思う]
![]() | 【見】 死ね死ね団 サミュエル―研究ルーム― (@46) 2013/12/23(Mon) 16時頃 |
![]() | 【見】 死ね死ね団 サミュエル[仕事にかまけて滅多に帰ることのないアパート。 (@50) 2013/12/23(Mon) 16時頃 |
[まさかそこまで怯えるとはつゆ知らず、
ふざけ合わなければそんなものも目に入る事もない]
何気なく食ってるものにも、
いろいろな要素で構成されてるってことだ。
野菜だって地面から水を吸っている
その中にもミネラルが含まれてる。(たぶん)
その野菜を食ってる動物も、動物を食う動物も。
[さらさらでつやつやになった髪、
指を通すとそれだけでも気持ち良い。
健康的な生活をしている証拠でもあるのだろう]
でも、長居したら茹だるからな。
[指は離さない、ぴたりと並ぶ肩。
温まった指で項のナンバーをなぞる。
湯船でいちゃついたらふらふらして後が大変だった。
冷静に考えればわかるだろう、逆上せるのだと]
……色々、絡んでるんだな。
ええと、そういうの――なんて謂うんだっけ、食物……れ……?
[前、聞いた気がする。
首を傾けつつ、撫でられて、眼を細めた。
心地よくて、湯を尾がゆっくりかき混ぜる]
……わかってるよ
[むう、と半目になった。
少し前、うっかりゆだってしまったのである。
項を撫でられて、くすぐったそうにし。
親愛の情をしめすよう、鼻先を首もとに押し付ける]
そうそう、食物連鎖。
いろいろなところで繋がっている。
[入浴剤の話から、こんなところへ飛躍するとは思わず
しかしテッドとの話で色々と思い出すこと
知らなかったことを調べる機会が増えて
好奇心は強く刺激されている]
もうすこしぬるい湯でなら平気かもなー。
それか、プールか。
[どちらにしても、冬は危険だ。
押し付けられた鼻、最初はキスなのかと思ったが
どうやら狼の仕草らしい。
お返しにと額と、洗ったばかりの耳へキスを]
― 現在・シメオンさんの部屋 ―
[シメオンさんがご主人様になってから一週間、ドキドキがいっぱいだった。
初めての夜も朝も昼も、ずっとずっと一緒。大好きな人と一緒。
でも周りは知らない人ばかりで、いつもシメオンさんの後ろにくっついていた気がする。
それでも少しずつ、この幸せに慣れた頃――]
――ろてんぶろ?
[いつものように大好きな手で撫でられて、その心地良さに顔をふにゃふにゃにしていた時、かけられた言葉に首を傾げる。
前に言っていた温泉のことかな。
こくりと頷く。
裸足にスリッパを履いて、手を引かれるまま部屋を出た。]
― 露天風呂 ―
……っ!
[脱げるか
何度見られてもやっぱり恥ずかしくて、シメオンさんの服の裾をきゅと掴んだ。]
ん……シメオン、さん……ッ、
[落とされる口づけが甘くて、溺れてしまう。
少しずつ肌が露わになる感覚に震え、シメオンさんに擦り寄った。
そして小さな耳を震わせながら、大理石の上へと足を踏みだす。]
わ、あ……!
[最初に感じたのは寒さ。
肌を刺すような温度に尻尾が大きく膨らんだ。
けれど白に覆われた景色がとても綺麗で、目を奪われる。]
シメオンさん、綺麗だよ、ほら!
[嬉しそうにはしゃいで、シメオンさんの手を引く。
今にも走り出しそうな程に尻尾が揺れていた。]
メモを貼った。
食物連鎖。
うん。
[覚えるように反芻し、
知識を少しずつ増やしていく。
知的好奇心は、
ミナーと共になら、なお一層わいてくるらしい。
控えめながら尋ねたり、目で訴えたり、して]
メモを貼った。
[手を引かれると苦笑い
___とは見せかけているが頬がたるむのを押さえて引かれるままにちあきの後を追い 湯に入るならば入るつもり]
あー温い。ちあきと入るほうがやっぱり
[暖まるな、と息を吐いて隣をみる
いつもの、 情事のような紅い肌にごくり、と唾を飲み込む。
わりとここでは洒落にならないだろう、と]
[だが我慢できずにそっと
濡れてしまっているだろう尻尾に手を伸ばす]
……温いと風邪ひきそうだな。
プール、は、夏はいるやつ?
[聞きかじりだ]
……ん、
[眼を閉じ、
口づけられた耳がひくりと揺れる。]
――、……
[今度こそ、鼻先ではなくて唇をミナーの首もとに触れさせる。なにも言わないがちらりと上目に見て、――ちょっと、ねだるような。]
[が、はたと気づいて眼を伏せる。
逆上せると、謂ったのに、つい。]
メモを貼った。
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