情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
だいじょうぶ。
君はここにいるよ。…だいじょうぶ。
…──── ほら。
こうしたら平気だろう?
───… マーゴット …
[最後にもう一度、ちいさな彼女の名を呼びかけて。
ここにおいでよ。ここに住んでしまいなよ。
明るく子どもたちが笑って、男が頷いたあの時のよに。
この娘の涙が止まればいいとだけ、今は本当にそれだけ願って、
幼子にするように、柔らかな黒髪をとんとんと優しく撫で続けた*]
[ 掴むことが叶った手。
( ……ルパートさん…! )
詰まった喉が、ことばを遮る。
わたしは 彼が痛みを抱える理由を知らないけれど
家族のように接してくれた彼の手から
どこか なにか 恐れるような そんな違和を掬う。
けれど まだまだただの子供のわたしは
かけられたあたたかい言葉たち
音もなく吸い込まれて、覚束ぬ呼吸を整える。 ]
るぱー と、さん……… ……ありがとう…。
[ 視てくれるひとが居た安堵と。それが
誰も知らぬ街で、まず心許した「おとな」だったことに
わたしは彼の胸中も知らず、
頭を撫でてくれる優しくて大きな手に甘えてしまうんだ。]
[ ……どれくらいそうして貰っただろう。
近づく力ない彼
躰を震わせる。 来ないで欲しいとおもうほどに
声はあるのに触れられない、視てもらえないことが
つらい。
けれど。 それもサイラスが生きていてくれるからだと
そう自分に言い聞かせて ルパートの腕に額を埋める。
声の方へ手を伸ばしてしまったら 多分また
目からしょっぱいものが流れでてしまうだろうから
両手はぎゅっと 触れられるひとの腕を握って。]
ルパートさん。メアリーもきっと泣いているよね。
[ 彼に触れられるということは ………たぶん。
さっきすれ違ったメアリーの”おと”を思い出す。
慰めたいひとを慰められないことは、きっとわたしより
彼のほうがつらいのではないかと。]
なにもできないのに傍に居たって、いいですよね。
[ 遠ざかる、わたしを抱えたせんせいの足音。
もっと早く遠ざかる、大好きなひとの足音。
伝えられないことに慣れないといけないな と
心のなかで薄く自嘲して
わたしはそんな問いを ”父親” たる人へ投げ。]
だから、行ってきます。 …ありがとう。
[ 両手をおなかに添えて、丁寧なお辞儀。
勝手でも、なんでも。
わたしは貰った大きな勇気と決意を足に乗せ、
ほんのすこうし わらうことができた。*]
メモを貼った。
![]() | 【人】 本屋 ベネット―― 本屋 ―― (180) 2015/05/18(Mon) 02時頃 |
メモを貼った。
![]() | 【人】 本屋 ベネット[見つけたページを読み確かめる花言葉は無論ひとつきりでなく。] (182) 2015/05/18(Mon) 02時半頃 |
[ ざららら、と潮騒のように草葉が舞う。]
……やっぱり、出られない か。
[ある程度まで進むと、足が引き戻される。
肉体はないのに痛みを感じるように。]
――見届けろ、という事、なのかね。
[ きな臭い匂いと共に、歩きだす。
アネモネが揺れていた。]
[風に乗って届く声。
盗み聞くつもりはなかったが
いつのまにか墓の近くに来てしまっていたようだ。
少女の咽び泣く声が胸に痛い。]
(君のお母さんもお父さんも、
殺してしまった…な)
[村医者はルパートの無実も何も、知らないから
何がどうなっているのかもまた知らないが。
向けられた刃のような言葉を思い出している。]
「さっき聞こえた、投票の話。
もしそんなものをするんだったら
わたしは先生が死んだらいいと思う。」
……人を呪わば、穴二つってな。
[それが皮肉なのか自嘲なのか、
影自身にもわからなかった。
ただ、もやもやと白く、胸に燻るものに
そっと手を当てて、空を仰ぐ。]
( ……そもそも、どうして…… )
[「裏切り者」の人狼は、人を殺す禁を犯し
その上、同族まで殺してまわっているのだろう。
――投票にて過ちを正せと、最初に言ったのは自分だ。
それが裏切り者たちを刺激することになって
教会に火災を起こさせ、
(あの時はそういえば、呼ばれていた気がするが。
死んだショックからか、上手く思い出せなかった。)
無関係な人々までも巻き込んだ とするなら。]
…………はァ。
馬鹿らしい……。
[……この体では、ヤケ酒も飲めはせんのだ。]
[死んでも尚色々と苛まれる事に
改めて自分の罪の重さを自覚しながら、
疲れ果てたかのように影は、再び森へ。
少し開けた場所に出ると、
幼い頃登った木の根に座り込む。
風に蒲公英の花が揺れる中、
影は、無い瞼を静かに閉じた。*]
メモを貼った。
― 昨日 墓地 ―
[ その場から遠のいてしまったふたつ
わたしは行く先を知るほうへ足を運びます。
ルパートさんが居るということは
族長様やオーレリアもどこかにいるかもしれないと
そんな小さな 期待と言ってしまっていいものか
複雑なものを胸に抱きつつ。
幾つかの声が聞こえたのは墓地のはしっこ
開いた穴と、その中で動かない骸が4つ。
包まれていて触れることはできなかったけれど ]
ルパートさん……。
[ さっき身を預けた彼なのだろうと、声を落とす。
サイラスが促して結果は聞かずに帰ってしまったけれど
”選ばれた”のは彼だったのかと 頭を垂れた。]
[ 先刻感じた 彼の手から拾った違和
ふ、と、何かが過るけれど わたしはそれに蓋をする。]
もうどうしようも、ないのだもの。
[ それが本当だったとて、わたしを撫でてくれた彼の手は
変わらないあたたかさだったのだから。
ひとつ、慈しむように ざらりとした袋を撫で
土が被さるおと達に重ねて うたを唄う。
また会う日まで また会う日まで
神の守りが 貴方のお側にありますように。
そんな、送別のうたは
声の無いラディ
エルの悲壮な遠吠え
……エル、
あなたの名前、喚べなくって…ごめんなさい。
[ ふっさりとした毛並みを抱きしめて。
せめてあの時。 ”彼”が名を教えてくれたとき。
口にしておけばよかったと、後悔ばかりが募る。]
せんせ、ありがとう。
[ わたしをここまで運ぶのも、土をかけることも
たぶん彼
抜けるような空も、見上げる姿
固く握られた拳が、視えた気がした。 ]
[ ばさり、とたなびく外套のおと
いっつも上機嫌なようでいて、その向こうは霞んで
ほんとうのすがたが見えなかった 不思議な彼。
それでもいま、この人が”そう”ならないために
一番頼れるのはこのひとだったから。]
アル、おねがいがあるの。
…………せんせを、護って。
わたしと繋がっていたひとを…まもって。
[ 右手首のさらりとした絹糸に左手を被せ、
この糸が 彼と繋がってしまわぬように。
自警団の彼が一緒に住んでいるのなら心強いと、
小さな願いを言葉に乗せて、翻る足音
― 早朝 火事 ―
[ 赫く燃える教会、わたしの目にすら映るような。
雑多な野次馬たちは、わたしの友達の姿
焼けるおと、パチンと何かが弾けるおと、悲鳴
いまこの村を包んでいる不条理が ここに凝縮されて
擦れ、熱を持って、業火を吹く。 ]
族長様……。オーレリア…。
[ あの2人がころされたばしょ。はじまりのばしょ。
わたしなら、熱も感じず中へ行けたかもしれないのに
両親が出会った村が壊れてゆくさまを”視て”いられずに
鎮火に励むヒトとヒトオオカミとの間をすり抜けて
誰もいない家へと帰る。
昏いままのベッドで
何処かから聞こえた笑い聲
メモを貼った。
メモを貼った。
メモを貼った。
![]() | 【人】 本屋 ベネット―― 本屋 ―― (236) 2015/05/18(Mon) 14時頃 |
メモを貼った。
[腕に縋り来る娘へと視線を落とす
彼女に自分の今の顔はきっと見られてはいないだろう。
情けないような、泣き笑いのようなその表情は]
(救われているのは、───どちらの方か)
[絡めた指先に、抱き寄せた腕の中のぬくもりに。
存在を、ここに在ることを確かめ許して貰った気になっているのは、むしろ、こちらの方かも知れなくて]
ああ。
[サイラスから、生きる大切な者から目を背けて。
搾り出すように湿った声で紡がれる、愛しい娘の名前
こたえた男の声は、罅割れてはいなかったか。
後悔やら悲しみやら罪悪感やら、それでも断ち切れぬ未練やら。
そうしたものを綯い交ぜに、ほつりと短く声が落ちる]
… ああ。
[あの子も、置いていかないでとあんなにこの腕に縋っていたのに]
そうだね、
[この娘は気付いているだろうか。
自分を励ますだろうその言葉、
それがこの愚かな男をも励ましてくれていることに。
犯した罪悪、それを口にするのはやめた。
少なくとも今この時彼女に告げるべきことではない。
言えば自分は楽になろうか、彼女をきっと苦しませて。
そんなことはもう、充分以上にやって来た。
己の為に友を苦しませ、娘を甥を嘆かせた。
この上更に、重ねることに意味があるのか。
…───それともこれも、弱い愚かな男の逃げか]
傍にいて欲しいと、きっと思っているよ。
[君にはつらいことだろうけど。
そう音にせず思うのは、互いに知ることだろうから。
だからと、彼女が与える希望だけを口にして]
君は強いな。強い、いい子だ──…
ああ。行っておいで、マーゴット。
気をつけて行くんだよ。
[自分勝手な感傷を裡に押し込め、目を細め、
かつて、宿から娘と出掛ける彼女に向けたと同じ声を掛ける。
そして淡い花の微笑
![]() | 【人】 本屋 ベネット[疑わしき者の名を記す時間が今日もまた近づいていた。 (245) 2015/05/18(Mon) 17時頃 |
─ 墓場 ─
[聞き覚えのある声
男はは、その声
マーゴットのような強さを持ってのものではなく。
ただ”呼ばれた”のだ。
見えるのは、娘一人の”おそう式”
震える肩はやはりあどけなく、ひどく小さく見えた]
メアリー……
[嗚咽。嘆き。
この娘をもっと見守っていたかった。
ずっと傍にいて守ってやりたかった。
…ああ、これが未練かとぼんやりと思う。
未練が未だに、この身を縛り付けているのかと]
…………、
[いつものように、大丈夫だよと言える声も腕もなく。
風に紛れて寄り添い、娘の肩を抱くようにする。
透明な腕は草も娘もすり抜けていて、気付かれることもないけれど]
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
sol・la
ななころび
下記の場所以外では、人狼議事内キャラチップ
の利用を許諾しておりません。ご了承ください。
議事総合トップ
人狼議事lobby
人狼議事morphe
人狼議事cafe
人狼議事perjury
人狼議事xebec
人狼議事crazy
人狼議事ciel
SoyBean
Sangria
@hello_giji
@7korobi